“伽奈泥庵(カナディアン)、最期の日”の巻
2018年3月26日(月)、Acid Mothers Templeの河端一(かわばた・まこと)さんのツイートを見ると、大阪の谷町という所にある“伽奈泥庵(カナディアン)”というお店がこの日に閉店するので、河端さんもゲスト参加されるとのことで、夕方から時間も空いてたし勢いで行ってきました。
電車で移動中にスマホでお店のことを調べてみたら、この伽奈泥庵は1966年に別の場所で最初にオープンし、1980年に現在の所へ移転し、38年間も続いてたということだ。
そんな歴史あるお店の幕が下りる日にその存在を知り、最期を見届けることで何か感じるものがあるんじゃないかと思った。
お店の名前と違って店内はアジアンテイスト満載で、ライヴ用のステージもあり、天井がサーカス小屋のテントの様な作りで独特な雰囲気があった。
イベントスケジュールはこんな感じ。
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店内に流れる音楽はDJの方が流されていて、これがまたかっこ良かった。
DJにレコードを見せていただいたらCAN(カン)とかを流していたとのこと。
イベントが始まってからもセッティング中はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1stをひたすら流してくれてたのもナイスだった。
そして、出演者が代わる代わるステージに立ち、ラストを彩ってくれた。
スマホで写真を撮りまくっていたら途中でバッテリーが切れてしまったので、河端さんのステージは演奏に集中させてもらいました。
あと、思い出波止場というバンドの中心人物である山本精一さんもゲスト参加されていて、名前はしってたけど実際に観たのは初めてで、これがまた即興演奏が凄すぎだった。最初のワンフレーズを聴いただけでタダ者ではないのが分かったし、また普通にライヴハウスで観てみたいと思わされた。
どんどん人が押し寄せて来て、最終的に200人ぐらい詰めかけてたんじゃないかな。
あと、“ちんどん屋”を生まれて初めて観られたのも感動した!
イベントの最後はジョン・レノンの『イマジン』を観客も一緒になって歌って終わり、目を真っ赤にして涙をながしている人もいれば笑顔でいる人もいたり……。
僕はこの日初めてこのお店の存在を知って勢いで参加させて頂いたけど、一瞬だけ『俺、ここに参加して良かったのかなぁ……?』と思ってしまった。だけど、この伽奈泥庵の長い歴史の一部に参加できたことは光栄だと思ったし、出演者やお客さん達を見ていてアットホームな雰囲気に包まれていたのでこっちもウルッときてしまった。
河端さんも忙しそうにされていたので声を掛けずにお店を出たけど、なんだか河端さん繋がりでいろんな体験をさせてもらって有り難いです。
伽奈泥庵、ありがとうございました!
そして、お疲れ様でした!!
Velvet Underground / Sunday Morning
https://youtu.be/Xhbyj8pqUao