“OASISとサディスティック・ミカ・バンド”の巻
6月14日にW杯ロシア大会が開幕したので、初戦からガッツリ観てしまっている。
昨夜行われたスペイン対ポルトガルは「これ、決勝戦か?!」と言いたくなるほど白熱した試合だったので、これから1ヶ月は寝不足になるだろうな。
ところで、4月から久々に筋トレを始めて、今のところほぼ毎日続けておりますよ。最初は腹筋60回だけやってたけど、少しずつ回数を増やしていって、多い時は110回までやれるようになりました。
あと、腕立て伏せも50回やっていて、腕回りや肩幅も大きくなってるのがシャツを着た時に分かるようになったりして、自分でもビックリしている。
調子が乗らない時は「とりあえず10回だけでもやろう」と決めています。
少しでも良いから、とにかく“続ける”というのが大事だな~と思って頑張っておりますよ。
目指せ、クリスティアーノ・ロナウド!!
(注:クリロナは多い時で1日6,000回の腹筋運動をやっているとのこと 笑)
とりあえず、ブラジル、アルゼンチン、スペイン、ドイツ、それにフランスあたりの試合は全部観るつもり。
……というワケで、色々書きたいことはあるのですが、今回は自分が昔アマチュアバンドをやっていた頃の話を書いていこうと思います。つい先日、一緒にバンドをやってた友達(ドラマー)と会って、なんか色々思い出しちゃったので。
だらだらと書き連ねるので、興味のある方だけ読んで頂けたらと思います。
僕はバンドを始めたのが他の人達よりも遅くて、それまでは一人でギターをいじって基本的なコードを覚えたりして、通っていたギター教室で知り合ったパンク好きの人達と「一度、一緒に音合わせしてみましょうよ!」と言われて、何をやるかという話になった時に「オアシスの『ドント・ルック・バック・イン・アンガー』をやりたい!」と彼らは言ってきた。
その頃、オアシスといえば僕は1stしか聴いてなかったので、その曲が収録されている2nd『モーニング・グローリー』を購入し、リズムギターを任されたので、1週間 練習してコード進行を覚えてスタジオで他の皆と音合わせしたんだけど、もうこの時の身体の震えというか、感動というか、全身から沸き上がってくるゾクゾク感は今でも忘れられないな。
自分のリズムギターに、リードギター、ベース、ドラムと音が合わさった瞬間ってのは、たった一人で部屋に籠って練習していた時では得られなかった喜びがそこにはあったし、『これが音楽の持つマジックか!!』なんて驚きがあって、ずっと鳥肌が立ちっぱなしだった。
他にも何曲かやったけど、その人達とはちゃんとしたバンド結成をするには至らなかった。
そして、その少し後に先日再会した京都の友人に僕からお誘いして一緒にバンドをはじめて、大阪は堺市のイベントなどにたまに出演させてもらったんだけど、『バンドって難しいな……』なんて色々悩みを抱えてしまっていたのもまた事実だったり。
はじめは自分の好きなローリング・ストーンズやセックス・ピストルズなどの曲をさせてもらってたけれど、「イベント出演のオーディションに応募しよう」という話になった時に「ストーンズとかはイベントに来るような一般の人達にはウケが悪いから、みんなが知ってる曲にしよう」と言われて、ジュディ&マリーの曲をカバーしてテープを送ったら一発で合格したので、それからは“一般の人達にウケる曲”をやることになった。
その頃はベースがいなかったけど、ライヴの直前に急遽入ってくれた人がいて、初のイベント終了後からはその人が作ってくれたオリジナル楽曲と“一般に親しまれている曲”のカバーをやるようになっていった。
……しかし、オリジナル楽曲はともかくとして、“ウケ狙いの曲”というのは自分の中で物凄く葛藤があって、正直に言うと、やっていて“楽しい”よりも“苦しい”の方が圧倒的に大きかった。
家で練習していても、好きでも無い曲に合わせて何度も何度も繰り返して練習するというのは苦行以外の何物でもなかった。もう、音源に合わせて5回も練習したら飽きてしまい、それ以降はひたすら苦痛を伴ってしまっていた。
『俺は音楽が好きなはずなのに、何でこんなに苦しいんやろ?!』なんてずっと思っていたので練習に身が入るはずもなく、“何となくやってる感”が物凄く大きかった。
そういう話を他のメンバーにも正直に打ち明けたんだけど、「自分一人でやってるんじゃないんやし、知ってる曲をやる方が観てる人も楽しいやろ!ストーンズとかやってもしょうがないやろ!!」と言われてしまい、“自分のやりたいこと”と“他のメンバーがやりたいこと”、それに“お客さんが楽しみたいこと”が違うと思って、『自分が折れるしかない』となんだか諦めモードになってしまい、それからは本音を押し殺して無理して続けてたな。
僕にとって初めてのバンドだったし、他のメンバーも上手いのに僕に合わせてくれてたので『申し訳ない』という気持ちもあった。
だけど、今ならハッキリと分かる。
“自分が本当にやりたいこと”を追求すべきだった。
無理して嫌々やりたくない曲を練習する時間というのは本当に勿体ないし、集中しないし何よりも楽しくないので、結果的に全然上手くならない。それなら1人で地道に自分の好きな曲を練習する方が確実に上達するし、いろんなプロミュージシャンを見てきた今だから分かるんだけど、マニアックな音楽が好きでもずっと追求していれば、必ず同じような趣味をもった人達と繋がれるようになってるんよね。
まあ、終わってしまったことはしょうがないし、バンドやってた頃っていろんな人と繋がったり、スタジオ入った後やライヴ後に皆とメシ食いに行ったり遊びに行ったりして楽しいこともいっぱいあったから、それなりに充実もしてたんだと思います。
そんな僕がバンドやってた頃に数少ない“楽しかった曲”のひとつにサディスティック・ミカ・バンドの『タイムマシンにおねがい』がある。この曲は
ストレートなロックンロールだったし、リフも弾いていて気持ち良かったし楽しくやれたな。
もう一度、ちゃんとギターをやりたいと思ってはいるけれど、今はどうしてもやらなければいけないことがあるので、目の前の目標を最優先に日々を過ごしています。
OASIS / Don't Look Back In Anger
https://youtu.be/r8OipmKFDeM
サディスティック・ミカ・バンド / タイムマシンにおねがい(LIVE)
https://youtu.be/d0uZRFBIwAc