Amusement Parks On Fire(アミューズメント・パークス・オン・ファイア)
シューゲイザーというジャンルに特別思い入れがあり、その中でもライド(RIDE)の1st“NOWHERE”を初めて聴いた時、音楽だけでなく物の見方も変わってしまったぐらい“価値観”を根底から覆された。
そんな初期ライドに魅了された僕は『この頃のライドみたいな疾走感や蒼さ、それにメロディーセンスをもったバンドって他にいないのかな?』と思い、見つけたのがこのアミューズメント・パークス・オン・ファイア(AMUSEMENT PARKS ON FIRE)だ。
元々はマイケル・フィーリックという人が1人でやっていて、1stアルバム制作後に他のメンバーを集めてバンド形態になったとのことで、そう聞くと「グルーヴが無い」とか思う人もいるかもしれないが、楽曲を聴くとそんなのどうでも良くなるほどクオリティーが高い。
僕みたいな“轟音・美メロ・甘い声好き”にはたまらない音楽をやっている。
2006年の2nd“OUT OF THE ANGELS”は特にお気に入りの1枚で、初期ライド以上の疾走感がある本作はいろんなシューゲイザーアルバムを聴いてきた中でもトップ3に入るかもしれないほどの名盤で、今までに何回聴いたか分からないぐらいだ。
マイケル・フィーリックの歌声もライドのマーク・ガードナーそっくりで、“よりアグレッシブに襲いかかってくる感じ”がたまらない。
2010年に3rd“ROAD EYES”を発表してから音沙汰が無かったようで、『この人達も自然消滅してしまったのかなぁ……?!勿体無いな』なんて思っていたら、いつの間にか復活してヨーロッパツアーに出て、最近になってニューシングルも発表していたので嬉しかった。
……が、中心人物であるマイケル・フィーリックさんの容姿がかな~~りポッチャリしていて、まるで別人のようで、見た目も今のマーク・ガードナーに近付いているような(汗)。
そこまで似なくてもいいのに……(泣)。
最近は物事が上手くいかなかったりとかなり落ち込んでいたけど、こういう時は音楽を聴く時もゴチャゴチャ考えずに『ただ、音の洪水に身を任せたい』なんて思い、このアミューズメント・パークス・オン・ファイアの曲を昼間に聴いてたら“音の波”と一緒に悩みも洗い流されていくようでスカッとしたよ。
シューゲイザーが好きで、ライドが好きな人は絶対にお勧めのバンドだ。
So Naturally
https://youtu.be/sIud9_n-TR4
Blackout
https://youtu.be/snAEJFEw8Is
In Flight
https://youtu.be/_4mkJDz84Cs