The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)
先週の金曜日だったか、朝から久々にローリング・ストーンズ(Rolling Stones)でも聴こうと思い、移動中に“Monkey Man”という曲をイヤホンで聴いてたら、またストーンズ中毒に陥ってしまった(笑)。
今の僕は海外ロックを8割、たまにジャズやクラシック、それに邦楽が残り2割ぐらいで聴いている。
以前にも書いたけど、物心ついた頃から母親がサイモン&ガーファンクルなどを毎日流していたので洋楽は聴いてたし、普通にテレビで日本のヒット曲や流行りの歌も聴いていた。
そんな僕が本格的にロックを知ったのが16歳になったばかりの頃で、そのキッカケとなったのがローリング・ストーンズだ。
ストーンズの曲をCDで初めて聴いた時、音はスカスカで『うわっ、古くさっ!!』と思ったし、ライブ映像では何だか変なファッションのミック・ジャガーを観て『うわっ、ダッッッサっ!!』なんて感じて、こないだの休日に昔のライブ映像を観たんだけど、やっぱり『ダセぇ格好だな……!!』なんて思いながら観ていた(苦笑)。
それでも、このバンドがいなければエアロスミスもガンズ・アンド・ローゼズもいないし、ボン・ジョヴィもオアシスも存在してないだろう。
ロックンロールのダークで不良なイメージは全てストーンズから始まって、僕はその原点となったバンドから本格的に音楽に興味をもったのは何とも不思議な縁を感じてしまう。
……とは言っても、僕は“セックス、ドラッグ&ロックンロール”という謳い文句には抵抗があった。
自分はタバコも吸わないし、酒も飲まない。
もちろん、ドラッグなんてやらないし、そもそも興味が無い。
ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズと言えばドラッグのイメージが一番強烈な人で、バンドの初代リーダーだったブライアン・ジョーンズも含めてデビューから70年代末まではスキャンダル三昧だけど、僕はそこにかっこ良さを見出だせなかった人間だ。
ただ、彼らの音楽をずっと聴いてたら止まらなくなり、ダサいと思ってるはずなのに何故か惹かれるステージ映像を観て『カッコイイ!!』と思ってしまっている自分がいる。
ストーンズのライブを生で観た時、やっぱり最高にかっこ良かった。
スカスカな音をしてるはずなのに、ミック・ジャガーは変なダンスで腰を振り続けて粘っこく歌ってるのに(笑)、それでも彼らがカッコ良く見えてしまう。
彼らが発する“不良”なイメージも、人間ってどこか“ワル”というものに対して本能的に魅力を感じるところがあるんだろうし、そこは間違いなく僕も惹かれていた。
最近は1,990~2,000年代の音楽を中心に聴いてることが多かったけど、たまには自分の“原点”に戻るのも大事だね。
ストーンズやビートルズなど60~70年代の音楽を聴き返すと、今のロックやポップミュージックがどうやって生まれたかも分かるし、彼ら以前に活躍していた黒人ブルースミュージシャン達を知ることもできて、『全ては繋がっているんだな』と感じる。
そんなローリング・ストーンズから音楽が好きになった僕は幸運だったんだろうな、きっと。
Monkey Man
https://youtu.be/4HLDPEWaHi0
Dead Flowers(LIVE)
https://youtu.be/4oPInSfh6H4
Gimme Shelter(TV LIVE)
https://youtu.be/97F72qFJ01Y