PALE SAINTS(ペイル・セインツ)
90年代に活躍したオリジナルシューゲイザーバンド、ペイル・セインツ(Pale Saints)を最近よく聴いている。
再び聴いてるのは理由があるんだけど、それはまた後ほど。
……ということで、ペイル・セインツについての簡単な紹介から。
ペイル・セインツは89年に4AD(フォー・エー・ディー)レーベルからデビューし、翌90年に1stアルバム“The Comforts Of Madness(邦題:狂気のやすらぎ)”を発表。
(1st『狂気のやすらぎ』)
当時はボーカル&ベース担当のイアン・マスターズ
を中心とした3人組だった。
(イアン・マスターズ)
1stアルバム発表後、ラッシュ(LUSH)結成当初のボーカリストだったメリエル・バーハムが加入し、2ndアルバム“In Ribbons”では男女のツインボーカルを披露している。
(2nd『イン・リボンズ』)
しかし、その後バンドの中心人物だったイアン・マスターズが脱退し、残ったメンバーで3rd“Snow Buildings”を発表するも、そのまま解散したとのこと。
(3rd『スノー・ビルディングス』)
90年代当時に活躍していたシューゲイザーバンドの多くは再結成し、元気な姿をファンに見せてくれている。
しかも、当時は正当な評価を受けられなかった彼らを観たことが無い、または世代が違うためにライヴを観たくても観られなかった僕らのようなファンにとっては本当に喜ばしいことだ。
だけど、そんな中でもこのペイル・セインツは未だに再結成を果たしていない。
“シューゲイザーの名盤ランキング”で必ずと言っていいほど彼らのアルバムが上位に入ってくるのに。
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインやライド、スロウダイヴなどは再結成後も定期的に活動しているおかげでメンバーの近況も分かるが、再結成していないこのペイル・セインツのメンバー(=イアン・マスターズ)は現在どうしているか?そんな疑問が浮かび上がり、自分なりに調べたことがあった。
そしたら、イアン・マスターズはペイル・セインツ脱退後にいくつかバンドを組んで活動した後、この日本に住んでいるということが分かった。
しかも、僕が小さい頃からずっと住んでいるこの大阪だというのだ。
何だか信じられない話だが、最近になってまた調べてみると、今も大阪に住んでいるようで、そうなると一度会ってみたいという衝動に駆られてしまった。
どうやらあちこちのライブハウスに出演しているようで、しかも日本に滞在して随分経っているので日本語もペラペラらしい。
当時のロッキング・オンでのインタビューでも日本をとても気に入ってるように感じたし、日本限定アルバムの最後に童謡の『サクラ・サクラ』を収録していて、しかもそのインタビュー中に初めて日本の童謡だと知ったという。
この頃からきっとご縁があったんだろうな。
Sight Of You
https://youtu.be/_9yEbIlbock
Blue Flower
https://youtu.be/hazYYBSdTeI
A Thousand Stars Burst Open
https://youtu.be/L9vOko4Yii8
(2020年2月8日に行われたイアン・マスターズのライヴ記事)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2020/02/09/Ian_Masters%28ex__PALE_SAINTS%29_%26_%E5%AF%BA%E5%AD%90%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%AA_live_at_Mile_High_Club_%282020_2_8%29