“祝!30,000アクセス突破!!”の巻
2017年11月末から始めた当ブログ、今日ついに3万アクセスを突破しました~~♪
イ~~~~ヤッホオォ~~~~イッ!!
……というワケで、今回また雑談です(笑)。
チョ~~~~~~どおでもいい話!!
いや、ホンマはね、昨日観た映画『グリーンブック』について書こうと思ってたんですけどね、3万アクセスでしょ。しかも、偶然にも記事を書いた日数が今回で200日目なんですよ。1日で2記事分カウントされてたこともあるんで、記事数は今回で215記事です。
よ~~やっとるよ、ジブン(笑)。
……さて、何を書こうか。
(今回は何も考えずに書き進めております 笑)
とりあえずはアレだね。
『グリーンブック』は観賞後にパンフレットを購入したんで、熟読してから明日にでも書こうかな。
あんまりね、他の方が書いた記事を読んでから自分が書くのは抵抗があるんだけどね。この映画では学ぶべきものが本当にたくさんあったし、僕の記事っていつも抽象的な文章になりがちやからね、もうひとつ上のステップに歩を進める時期に差し掛かったんじゃないかな~、と最近感じていたから丁度良かったんだと思います。
最近思うんだけど、Twitterとかで映画やライヴの感想を書いてる人って凄いね、ホント。
140字以内で感じたことを表現できるってのが単純にスゴイです、ハイ。
何となく、俳句や短歌に近い感じというか、僕にはそう感じる時がある。
僕はこうやってブログを書いてるから、文字数の制限が無く思うように毎回書けているけれど、制限があると“一番伝えたいこと”をひとつだけ選ばなきゃいけないというか。取捨選択するのが難しい。これも慣れというか、ある程度トレーニングしなきゃいけないんだろうな。
ちなみに、今の僕は140字以内でまとめるのは苦手です。もっと修行せねば!!
佐々木圭一さんの著書『伝え方が9割』をもう一回読み返そ。
……え~~と、あとは、何だっけ?
アレだね。
筋トレだね。
最近、筋トレしてたら何だか横幅がゴッツくなってきてしまったのである(汗)。
ブルース・リーのような細マッチョになりたくて筋トレしてるのに、シュワちゃん体型に近付きつつある……(←そこまでいかんけど)。
昔はねぇ、ブルース・リーとミック・ジャガーを足して割ったような体型になりたくて毎日必死に身体を鍛えて、めちゃスリムでムキムキやったんやけどね。
今より10キロぐらい痩せてたし、無駄な脂肪なんてほとんど無かったあの頃の肉体を取り戻したい(泣)。
プロテインがあかんのかな?
昨年末から初めてプロテイン飲んで運動してるんだけど、やっぱ普通に筋トレしてるよりも筋肉付いてるような気がするし。というか、間違いない。
う~~ん、痩せたい!!……で、筋肉つけたい!!
最後に、ブログの話。
相変わらずサンデイズ(The Sundays)が注目記事トップ5に入ってるけど、最近はバーナード・バトラーとジョン・スクワイアも5位内に入ることが増えてきて、これが驚きだね。
つ~~か、バーナード・バトラーもジョン・スクワイアも普通に検索したら、いつの間にか僕の記事が一番トップに出てくるようになってたんで、これはファン冥利に尽きますよ♪
(注:Wikipediaやご本人のHPなどを除いてます)
サンデイズ、バーナード・バトラー、ジョン・スクワイア。この3組は検索したらトップに出てくると思います。
あとはザ・ヴァインズなんかもトップに出たら嬉しいんだけどなぁ~~。
まあ、同じアーティストでも書きたいことはいくらでもあるし、100分の1も書けてないので、また気が向いたら第2弾、第3弾と書こうと考えとりますよ。
こうやってブログを続けていることで少しでも彼らに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいし、アーティスト本人に恩返しできてるならこんなに嬉しいことは無いね。
ここのところ少しブログを書く間隔が空いてるけど、他にも色々とやることがあるので、今はこれが精一杯ってカンジかな。
無理なく続けていこうと思っているので、読んで下さってる皆さんも気を楽にしてお付き合い頂けたらと思います。
……てなワケで、今夜の1曲。
……って、記念すべき回に……う~~ん、鬱っ!!
いや、今回はレディオヘッドのでは無く、ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)というジャズピアニストのカヴァーバージョンで。
これがまた良いんですよ♪
あと、ビートルズの“Blackbird”のカヴァーも。
これも最高♪
Blackbird
https://youtu.be/57XN3yuhsE0
Paranoid Android
https://youtu.be/NZGQp6sWM4s
(4月12日、生駒スカイラインにて撮影)
- アーティスト: Brad Mehldau
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I need you. You need me.
STEREOPHONICS(ステレオフォニックス)
もうだいぶ前のこと。
その頃勤めていた職場が遠かったので、電車通勤時に暇潰し出来るものをと思い、iPodを購入した。
まだスマホなんて世に出ていなくて、片道約2時間もかかる道程で、しかもラッシュアワーで読書なんてできるスペースも無い。
そうなると、限られたスペースでやれる娯楽は“音楽を聴く”という選択肢しか無かった。
まあ、この頃は通勤で往復4時間、仕事も交代勤務で早出残業は当たり前。家に帰ってもゆっくり音楽を聴く暇すら無かったから、今思い出すとこの通勤時間が唯一現実逃避できてたのかもしれない。
そのiPodに入れて当時よく聴いてたのがステレオフォニックス(STEREOPHONICS)だった。
今では、たまに思い出した時に彼らの音楽を聴くぐらいだけど、当時は毎日のように聴いていた。
ボーカルのケリー・ジョーンズがしゃがれ声で歌い上げる楽曲の数々は、とにかく幅が広くて聴きやすい。
(ケリー・ジョーンズ)
ハードロックからスローナンバー、それにポップソングからアダルトな雰囲気の曲まで、全てにおいてクオリティーが高く、どのアルバムも安心して聴けるバンドだった。
あの頃の僕は、仕事や生活のことを考え始めると自暴自棄になっていたため、何も考えずにただ“良い曲”を求めていたのかもしれない。
単純に良い曲を聴いて、少しでも無心になれるようにしたかったのかな、と思う。
ここ数日、ブログを書くため久々に彼らの音楽を聴いて感じるけど、やっぱり今聴いても純粋に『良い曲だなぁ』と感じるし、毎朝聴いてた当時の自分が甦ってくる。
ステレオフォニックスはPVも秀逸で、iPodには彼らの代表曲である“Just Looking”と“Have A Nice Day”を入れて、電車の中の僅かなスペースで観ていた音と映像は今でもよく覚えている。
嫌なことばかりだと思っていた毎日でも、音楽を聴いてる瞬間だけは気持ちが安らいだ。
ラッシュアワーでギュウギュウになりながら聴いてたステレオフォニックス。
『ハヴ・ア・ナイス・デイ』を聴いて、辛い毎日の中でも、ほんの一瞬だけでも前向きに生きようとさせてくれた彼らの楽曲は、僕の中で色褪せることは永遠に無い。
Dakota
https://youtu.be/SzBJQnD7TRM
Just Looking
https://youtu.be/Xy3T8FmyeE8
Have A Nice Day
https://youtu.be/HfZG0TXb78I
Local Boy In The Photograph
https://youtu.be/5kZaW1a_olk
ディケイド・イン・ザ・サン:ザ・ベスト・オブ・ステレオフォニックス
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20 (30) 40
JEFF BECK GROUP(ジェフ・ベック・グループ)
ヤフーニュースを見ていたら、こんな記事を見つけた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190409-00000271-bark-musi
またジェフ・ベックとロッド・スチュワートが共演するとのことだ。
……というワケで、今回はジェフ・ベック・グループ(JEFF BECK GROUP)について僕の個人的な思い出を書き連ねていく。
(ジェフ(左端)とロッド(右端))
高校生の頃、初めて聴いたレッド・ツェッペリンは当時の僕にはどうにも受け入れられなかった。
ツェッペリンに所属していたジミー・ペイジは“三大ギタリスト”と称されていたため、『とりあえず、他の二人も聴いてみるか』ぐらいの軽い気持ちで食指が動いたのを覚えている。
そのうちの1人であるエリック・クラプトンについては“アンプラグド”などで90年代以降も世界的に超メジャーな存在だったのでもちろん耳にはしていた。
……が、残る1人、ジェフ・ベックという人は一体何者ぞ?!
てなわけで、彼が60年代当時に活動していたその名も“ジェフ・ベック・グループ”を聴いてみたら、何だか渋い……。
というか、このバンドは“第1期”と“第2期”に分けられていて、ジェフ以外のメンバーは全員違っていた。
僕が最初に聴いたのは“第2期ジェフ・ベック・グループ”で、アダルトな雰囲気というのか、その頃の僕には何回聴いても好きになれなかった。
その話を店長にしたら、「ロッド・スチュワートとやってる方を聴いてみぃ。アレは良いよ」とのことで、“第1期ジェフ・ベック・グループ”が残したアルバム“TRUTH”と“BECK-OLA”が1セットになったCDを購入した。
そしたら、これは一発目からもう“目から鱗(うろこ)”という言葉がピッタリくるほど強烈だった。
ロッド・スチュワートはそれまでもソロのベスト盤などで聴いていたが、正直あんまりピンとこなかった。
それが、このバンドでのロッドはのびのびとロックンロールしていて、彼のしゃがれたハスキーボイスとジェフの譜面では表せないようなフレーズの応酬に、目が飛び出しそうなくらい唖然としてしまったのを覚えている。
それと、このバンドには現在ローリング・ストーンズのギタリストとして活動しているロン・ウッドもベーシストとして在籍していて、彼の弾くベースラインもまるで歌っているかのようで好きだった。
ピアニストにはニッキー・ホプキンス(最高のピアニスト!)もいて“Girl From Mill Valley”という素晴らしいピアノ曲も残しているし、順調に活動していたら70年代ロックの歴史も大きく変わっていたほど影響を与えていたバンドになっていたと思っている。
まあ、バンド活動を上手くやれなかったのも実力なんだろうし、「たられば」をいくら言ってもしょうがない。
……が、これだけの名盤を遺されてたら、やっぱり想像してしまうんだよなぁ。
ただ、今回のニュースを読んでから久しぶりにジェフ・ベック・グループをまともに聴いてるけど、当時聴いてた頃のような新鮮さを感じることはもう無くなってしまい、少しばかり物足りなく感じているのが正直な感想だ。
(もちろん、名盤であることには間違いない!!)
僕はずっとレッド・ツェッペリンよりもこの第1期ジェフ・ベック・グループの方が好きだったけれど、今ではすっかり立場が逆転してしまったような気がする。
まあ、そうは言ってもジェフ・ベックとロッド・スチュワートの久々の共演は60年代ロックが好きな人なら誰しも興味があるし、これは大事件だと思っているので楽しみにしているという、結局のところは僕もただの“いちロックファン”の1人ということなんだろう(笑)。
Morning Dew
https://youtu.be/yK86g9HONDA
Jailhouse Rock
https://youtu.be/htdRuoInb6M
Girl From Mill Valley
https://youtu.be/iMpYv_UV2lw
Shapes Of Things(VIDEO)
https://youtu.be/dFyc_WXWNtw
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“新しい世界に足を踏み入れた頃の話”の巻
…………長げぇ~~~~タイトルだな(笑)。
というワケで、また最近感じたことを書き残していこうと思う。
ダラダラ書くので、お暇な時にでもご覧頂けたら嬉しいです。僕って人間がまた少し分かると思うので。
2019年4月6日(土)、またギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて行われた大西伸明氏の個展へ行き、そこで色々感じたことを少し書きたいと思う。
この日はオープニングパーティーということで、大西氏のトークイベントが行われた。
僕は先入観を与えられてからアーティストの作品を見るのが好きじゃないので、実際にこの目で見るまではアーティストに関わる情報を出来るだけシャットアウトして展覧会へ行くようにしている。
今回、大西氏のトークイベントは特に印象に残った。
具体的に何が印象に残ったのかは自分でもよく分かってないんだけど、話している内容がご自身の作品であるにも関わらず「これは、ひょっとしたらこういう気持ちだったのかも……」なんて、作品を作り上げた時の状況を語っていて、何となく“トランス状態”や“ゾーン”と言われる状態に近い感覚でやっていたんじゃないかと感じた。
ノマルに通い始めてそんな風に感じたのは今までに何度もあったはずなんだけど、そんな自分に気付かず、昨夜になって初めて実感したというか。
“無意識に近い感覚”というのかな、ここに作品を展示されている方の多くにそれを感じる瞬間がある。
(もちろん、全ての作品がそういうわけでは無いけど)
最近、気付いたことがある。
僕がここでライヴを観ている時って自分でも不思議なくらいに言葉や文章が溢れ出てくるんだけど、帰宅してから“感じた時の、その瞬間”を出来る限り正確に書き残したいと思いながらスマホやPCに文章を打っている時、宙にフワフワと浮かんでいる文字や言葉を“掴むような感覚”でやっている、ということ。
本当に自分でも不思議なんだけど、“無意識に近い感覚”でやっている。そんな感じ。
ただ、なかなかピッタリくる文章が掴めずにいることもしばしばあるから、これが厄介だったりするんだけどね。
そうやって僕のライヴ記事ってのは完成させられていく。
だけど、音楽なら書けるのに、昨夜のようなアートに関しては、今の僕は書けないんじゃないかと感じた。
無理にでも書こうと思えば書けるんだろうけれど、なんか、ライヴを観た時のような自然な形にはならないような気がした。少なくとも現時点では。
ハッキリ言って、僕は評論家でも何でも無い。ただ、好きなものを好きなだけ書いている。それだけだ。
何故かというと、“評論家”と呼ばれる人が以前の僕はあまり好きでは無かったからだ。
もちろん、本当に素晴らしい記事を書いている人達もたくさんいるし、映画評論家の町山智浩さんや、以前にも書いた森脇美貴夫さんをはじめとする音楽評論家たちからの影響は絶大だったりする。
特に、町山智浩さんには僕なんかがどんなに背伸びしても敵わないほど造詣深い方で、あれだけの膨大な知識を分かりやすく人に伝えることが出来るのは天才だと思っている。
話が逸れてしまったけど、つまり、今の僕は絵画などの芸術作品に対してあまり知識も無い、とこのイベントで痛感させられてしまった。
一般の人よりは芸術分野について知っている。……が、専門的な知識は皆無という、非常に宙ぶらりんな状態だなと思わされてしまった。
しかし、だからこそ何の先入観も無く純粋に作品を楽しめているところがあるとも感じている。
高校生の頃、初めて海外ロックに興味を持った時の感覚を思い出させてくれて、未知のものに触れていくような、重い扉をゆっくり開けてくと無数の光が差し込んでくるような、そんな感じ。
最近、音楽だけでなく、何に対しても興味を持てるようにならないと、と改めて思うようになっている。
“学ぶ”っていうのは楽しいし、興味があるからこそいろんなものを吸収できるだろうしね。
もっともっと成長できると自分を信じているよ、うん。
……ということで、今夜の1曲。
またU2の曲で、“Sweetest Thing”。
この曲を聴いてる時、ロックに出合った頃のことをふと思い出したので。
今は色々と知識も身に付いてウンチク語ったりして(笑)、それはそれで楽しいんだけど、何も知らなかった頃のドキドキ感というか、あの瞬間の気持ちってのはこれから先もずっと忘れちゃいかんね。
Sweetest Thing
https://youtu.be/5WybiA263bw
U2 / THE BEST OF 1980 - 1990
ベストアルバムというのは文字通り“ベストな選曲”で構成されているものがほとんどだけど、「あまり好きじゃない」と言う人も多いような気がする。
録音した時期や場所、それにアーティストのテンションがバラバラで、しかもプロデューサーなどの裏方も違っているんだから、そんなものをひとつにまとめる方が無理なのかもしれない。
僕もベスト盤というのは普段ほとんど聴くことが無いし、どっちかというとオリジナルアルバム派だ。
昔から洋楽ロックに慣れ親しんでいる人達からするとこれは当たり前だろうし、アルバム1枚を最初から最後まで通して聴くことでアーティストの“その瞬間”を感じることが出来る、と思っている。
そんな中でも例外はあって、とりあえずベスト盤を入門編として聴き、そこからアーティストの魅力を知りファンになれる素晴らしい構成のベストアルバムも存在する。
僕がお勧めするベストアルバムのひとつが、今回ご紹介するU2(ユー・ツー)の“THE BEST OF 1980-1990”だ。これはもう“良いとこどり”で、ハッキリ言って無駄が無い。
僕は、昔からU2を聴いていた。
……が、それはただ“聴いていた”だけで、ほとんど何も考えずに聴いていただけだった。
何故、ちゃんと聴かなかったのか、理由がある。
18歳の頃にストーン・ローゼズと出合った僕は、ボーカルのイアン・ブラウンが“U2批判”をしていたからだ。
U2のメンバー……特にボーカルのボノを偽善者のように語っていた記事を読んだ僕は真に受けてしまい、明らかに良い曲を作っている彼らの音楽を長い間、真剣に聴こうとすらしなかったのだ。
それでも、こうやってずっとロックを中心に音楽と触れ合ってきて、どう考えてもU2が凄いバンドだというのが分かる。
あの頃は自分の考えに芯が無くて周りの意見に思い切り振り回されていたが、今の僕はニュートラルな状態で物事を判断する力が備わってきたおかげで、余計にU2がやってきたことの偉大さが分かり、今ではちゃんと聴いてこなかったのを物凄く後悔している……。
こんな僕が軽々しい気持ちでU2の音楽を語るなんて恐れ多い。
だけど、彼らの素晴らしさのひとつに、“やっていることが分からなくても、楽曲の良さは伝わる”というのがあると思っている。
ギタリストであるジ・エッジの耳馴染みの良いアルペジオとボノの力強いハスキーボイスを中心とした曲構成は、誰が聴いても「凄い!」と思わせる力があるはずだ。
数日前から久々にU2を聴いているけど、朝日を浴びながら聴く“I Still Haven't Found What I'm Looking For(邦題『終わりなき旅』)”は太陽や自然のエネルギーを全身で浴びているようで、まるで光合成でもしているかのように気持ちが高ぶってくる。
彼らのことをもっとたくさん学んでからもう一度書きたいと思っているし、僕が今一番観たいバンドがU2で、彼らを知ることで世の中の大きな流れを知ることができるんじゃないかと感じている。
まだまだ学ばなきゃね。
観たいと思っていた矢先に、ちょうどタイミング良く友人Bさんが「U2、来日するみたいですよ」との情報を下さったので、今までスルーしてきた分を埋め合わせるためにも、次の来日公演は絶対に観に行かなければ!!
I Still Haven't Found What I'm Looking For
https://youtu.be/e3-5YC_oHjE
I Will Follow
https://youtu.be/g2BqLlVHlWA
Sunday Bloody Sunday(LIVE AID1985)
https://youtu.be/SCKcULlEydo
- アーティスト: U2
- 出版社/メーカー: POLYDOR
- 発売日: 2005/12/20
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“人にやさしく”の巻
今回は、久々に全く関係ない話。
たまには息抜きというか、こういうのも必要やね。
というわけで、興味の無い方はスルーすべし!
先週、ちょっとしたことがあった。
いや、全然“ちょっとしたこと”では無いんだけど。
まあ、アレだな。
有無を言わさず、いきなり暴言を吐かれたという。
俺が“言いやすい性格”なのか、そんなことはどうでもいい。
こっちに否があるなら言われてもしょうがないし納得するところだけど、その時は全然そんなんじゃ無かったからね。
しかも、理由が“観たライヴを僕が絶賛した”のを聞いて、それに対してボロッカスに言ってきたとなれば、そりゃ~~アンタあかんでしょ!とこっちもなるワケだよ。
かな~~りボロクソに言われてムカッときたが、そこで言い返してもしゃーないので、「まあ、人それぞれ価値観は違いますからねぇ」とやんわりと返したのだが、そこから更に輪をかけて言われまくった。
正直、ここでは書けないほど、そうとう酷い言葉を浴びせ続けられた。
自分が最高のライヴだったと思っても、他人からすると良くなかったとか、それはあって良いし、いろんな価値観があるからこそ面白いと僕は思っているんだけどね。
許容範囲の狭い人間ってのはあかんわ、ホンマに。
もっと器のデカイ人間に自分もなりたいし、平気な顔で罵声を浴びせ続けたその人は、僕の中で『無いわ……!!』と思ってしまった。
ええ大人やったら、少しは他人の気持ちを考えたれよ、と思う。
『言われる側がどんな気持ちになるか』なんてことを全く考えようともせず、自分の価値観だけを押し付けるなんて傲慢で、ちょっとおかしい。
その日の出来事などがあり、最近また人との接し方や付き合い方を考え直す良いキッカケとなった。
僕も欠点だらけの人間だし、自分で気付かない部分なんていくらでもあるだろうし、それが“人間”ってモンだからしょうがないと思っている。
それでも、『これだけはあかんやろ』という基準はもちろんあるし、それは皆それぞれあるため、“他人との考えとの間にズレが生じた時”に口論になったりケンカしたりイライラする原因になるのも分かる。
ただ、『これだけはあかん』というのも、最近はだいぶ寛容になってきたと思っている。
まあ、それだけ昔と比べて許容範囲が広くなってきてるんだろう。
自分と考えが違うからといってその人の全てを批判するなんてバカげてるし、アホらしい。
……というか、全く以てバカでアホな考えだ(笑)。
最近、思うことがある。
不器用でも何でも良いし、俺も不器用な性格だから誤解されたことなんて今までいくらでもあった。
だけど、根底に“人を思いやる気持ち”さえあれば、きっと分かってくれる人がいる、ということ。
それって、クサイ台詞だけど“愛”ってやつだね。
異性愛とかそんなんじゃなくて、“人類愛”。
これが無い人は、少なくとも俺とは絶対に合わん。
……つ~~か、合わせる気も無えし(笑)。
最近、また改めて“人にやさしくする”という気持ちで毎日を生きている。
べつに俺は聖者でも何でも無いけど、まあ、人間として当たり前のことだと思っているから、そんな自分の本能に従っていこうと思う。
俺も大変な時、たくさんの人に支えられてきたし、今も支えられているし。
自分もそういう人間になりたいと思う。
……つ~~ワケで、今夜の1曲はコレしか無えだろ!
ザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)の『人にやさしく』。
う~~ん……気が狂いそう!!(笑)
人にやさしく(LIVE)
https://youtu.be/1AB1vpo1y-Q
Mick Taylor(ミック・テイラー)
今回は元ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)のギタリスト、ミック・テイラー(Mick Taylor)について。
……といっても、ミック・テイラーがストーンズに在籍していたのって69~74年までなので、今となっては“元”と付けるのもどうかと思うが、間違いなくキャリアのハイライトがこの5年間に集約されているんだから、しょうがない。
ロックに目覚めたキッカケがストーンズで、僕が最初に好きになったボーカリストはミック・ジャガーだ。そして、最初に好きになったギタリストはキース・リチャーズで、理由は佇まいやギターを弾くアクションが単純にカッコ良かったからだ。
そんな僕が、ライヴパフォーマンスなどの視覚が無い音源だけの世界で初めて“ロックギタリストの偉大さ”を感じさせてくれたのがこのミック・テイラーだった。
74年のアルバム“It's Only Rock'n Roll”に収録されていた“Time Waits For No One”を初めて聴いた時、そのあまりに流麗な“泣きのギターソロ”は僕の心を鷲掴みにし、ロックバンドにギタリストというのがどれほど重要な存在なのかを教えられた1曲だった。
そして、作曲者が“ジャガー/リチャード”となっていたこの曲を聴いて、直感的に『絶対にこの人(ミック・テイラー)が作った曲だ!!』と分かってしまった。
その後、彼が在籍していた頃に発表されたアルバムを聴いていると、間違いなくテイラー主導の元で作られた楽曲がいくつも存在しているのが感じられたのだった。
まだ、ロックのことなんて全く何も知らなかった高校生の僕が分かるぐらいなんだから、ミック・テイラーというギタリストがどれだけ優れているのかが余計に伝わってきたような気がした。
後になって知ったのは、「キースがドラッグ漬けになってレコーディングをサボリがちになっていったため、ミック・ジャガーがテイラーを頼りにしていた」ということ。
そうやって作曲面でも大きく貢献していたにも関わらず、作曲クレジットは相変わらず“ジャガー/リチャード”のまま。
しかも、ストーンズ在籍中の彼は週給制だったという……。
そりゃ~~やってられなくなる。
ミック・テイラーは74年末にストーンズを脱退し、元クリームのベーシスト、ジャック・ブルースとも一緒にやったりしたが、それは音源を残すことが無かった。
長いキャリアのわりにほとんど音源を出していないテイラーだけど、79年に発表したソロアルバム、その名もズバリ“Mick Taylor”はストーンズ黄金期を支えた彼の真骨頂を発揮した“隠れ名盤”で、今でもお気に入りの1枚だったりする。
このままの勢いでどんどんソロアルバムを発表してツアーもやりまくっていたら、ひょっとしたらエリック・クラプトン並みに人気が出てた人なんじゃないかな……なんて思うこともある。
そして、もし74年にストーンズを脱退せずそのまま残っていたら、どんな名曲を生み出して、どんなに素晴らしいギターソロをもっとたくさん聴かせてくれていたんだろう…………なんて、今でも想像することがある。
その後のライヴでも、『ミック・テイラーが居ればあの名曲やこの名曲もステージでやってくれてたんじゃないかな……』なんてことを妄想させてくれる、唯一のギタリストだ。
Time Waits For No One
https://youtu.be/vC0Qt1lvLq8
Shine A Light
https://youtu.be/the7gV99YRI
Love In Vain(LIVE1972)
https://youtu.be/ryRDcE2sB2A
Tumbling Dice(Studio LIVE)
https://youtu.be/tB4uaGYTPnw
Leather Jacket
https://youtu.be/YGnkAHXO87k
Nomart Spring Live “immersion #2” Part②(2019.03.28)
2019年3月28日(木)、大阪市にあるギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて行われたライヴイベント“immersion #2”。
前回に引き続き、ラストに登場したジョン・クラウスバウアー(John Krausbauer)+鈴木花織のデュオ“Estatic Music Band”について書き残していく。
(“immersion #2” Part①はこちら)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2019/03/29/Nomart_Spring_Live_%E2%80%9Cimmersion_%232%E2%80%9D_Part%E2%91%A0%282019_03_28%29?_ga=2.66643950.1947094162.1523076954-1379661237.1511483358
いきなり余談になるが、この日ノマルへ着いたら、会場外でジョン氏と鈴木氏の二人はアイスを食べていたので不意を突かれてしまった(笑)。
……いや、この夜はまだ肌寒かったんですけど。
なんてツッコミは無しにして、寒い日に食べるアイスもまた格別やからね。分かるよ、うん♪(笑)
そんなジョンさん達の、ちょうど一年ぶりのライヴ。
今回はコントラバス奏者の堀哲朗(Flagio)という方と、もう一人“Sandersonia”という名で活動されている女性バイオリン奏者をゲストに迎えた、計4名での演奏だ。
始まって数秒で涙腺が弛んでしまった。
昨年、ジョン氏と鈴木氏が奏でるドローンミュージックを初体験した時から、『もう一度観たい!!』と強く願っていて、それがついに実現したんだから、感慨もひとしおだ。
2組目に登場したデュオ“Sarry”も呪術的なパフォーマンスを披露していて、それはEstatic Music Bandにも通じるものがある。
ただ、Sarryは儀式のようだったが、Estatic Music Bandは電気を通して“精霊を呼び覚ましている”ような感覚だ。
去年のライヴとは単純に演奏している人数が違うのもあるが、それともうひとつ、今回は二人の“声”を全く使わずにいたのも意外だった。
爆発するようなノイズ。
暴力的なようでいて、尊(たっと)い。
ロック的な表現で言うなら、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの“You Made Me Realize”での間奏部分が流れ続けている状態が延々と続く。
ただ、ひたすら“音”だけが空間を支配する。
そんな中で、時折かすかに和音が聴こえてくる。
ほんのわずかな、かすかなメロディーが、ノイズの中から、向こうから聴こえてきては、消えてゆく。
Estatic Music Bandの演奏を聴いているうち、何だか、彼らは音を通して神と交信でもしているかのように感じてしまった。
ずっと鳴り響くノイズなのに、崇高で、何かが宿っているようだった。
……計3組のライヴが終わり、また真っ白なノマルに戻ってきた。
後で知ったけど、周りが民家のために音を上げすぎてはいけないと言われていたとのことだ。
正直、途中から『もっと爆音で聴きたい……!!』という欲求がどんどん強くなっていき、身も心も音に呑まれたくなったほどだった。
それは、ジョン・クラウスバウアーさんと鈴木花織さんのホームであるカリフォルニアの会場で、いつかまた聴かせてもらえたらと願っている。
その日を楽しみに、僕はこれからの日々を過ごしていくよ。
(2018年のライヴレビュー)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/04/01/211059?_ga=2.74114770.1947094162.1523076954-1379661237.1511483358
Nomart Spring Live “immersion #2” Part①(2019.03.28)
2019年3月28日(木)、大阪市にあるギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて行われたライヴイベント“immersion #2”。
今回のフライヤーを初めて見た時から、ずっとこの日を楽しみにしていた。
それは、ちょうど1年前の2018年3月28日に、ここノマルで行われたライヴに出演されたジョン・クラウスバウアー(John Krausbauer)+鈴木花織の二人が放つドローンミュージックに魅了されてしまったからだ。
(2018年のライヴレビュー)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/04/01/211059?_ga=2.74114770.1947094162.1523076954-1379661237.1511483358
ジョン氏と鈴木氏の“Estatic Music Band”をはじめとする三つのデュオが出演した今回のライヴについて書き残していく。
定刻の20時になり、ノマルオーナーの林聡さんが今夜のライヴについて軽く説明をされていたが、出演順を逆に言われており、舞台裏から.es(ドットエス)saraさんの
「林さ~~ん!順番が逆です~~!!」
という声が響いてきた(笑)。
……なんか、林さんの言い間違いをsaraさんがそっとツッコむというのも毎回観ているような気がするのだが?!
それも“阿吽の呼吸”みたいに息ピッタリなのである(笑)。
ということで、先ずはそのsaraさん(ピアノ)とチェロ奏者のkiyoさんという女性二人のデュオからライヴがスタートした。
普段、ドットエスでコンビを組んでいる橋本孝之さんが放つサックスやハーモニカなどの音は荒々しく吼える演奏に対し、kiyoさんのチェロは静謐(せいひつ)で、極端なほど印象が違う。
攻撃的な橋本さんの音とパフォーマンスを毎回観ていた分、チェロという楽器を使い、冷たい空気が迫ってくる感覚は、大袈裟でなく180度違っているようにみえた。
saraさん独特のピアノ演奏も、kiyoさんの音と共鳴するように、今夜は静かに会場内を包んでゆく。
すると、kiyoさんはいきなりチョッパーベースばりに親指で弦を跳ねる。
ここから、クラシック音楽をルーツにする二人が、“完全即興”という未知の世界へと僕らを連れていく。
ピアノの調律弦を爪弾いたのが合図のように、そこから少しずつ空間がねじ曲がっていく。
会場内を静寂の音で包み込む。
次に登場したのは、普段は“秘部痺れ(ヒブシビレ)”というバンドでベーシストとして活動している821(ハニィ)さんとFuji-Yukiさんのデュオ“Sarry”。
ライヴというよりも“儀式”と呼んだ方がしっくりくる。そんなステージを披露していた。
真っ黒な衣装に身を包んだ、呪術的なパフォーマンス。
ハニィさんの低音とFuji-Yukiさんの高音は、まるで悪魔払いの儀式のようにも見えた。
(目を瞑って、ずっと音に耳を傾けていたジョン・クラウスバウアーさん)
SEX PISTOLS(セックス・ピストルズ)
昨年観たパブリック・イメージ・リミテッド(=P.I.L.)のライヴ後から『書こう、書こう』と思いながらも、何度もボツにしてしまったセックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)。
P.I.L.で初めて観たヴォーカルのジョン・ライドンはデビュー当時の面影が全く残っていなくて、まるで別人のようだった。
そんなジョン・ライドンさんがセックス・ピストルズとして世に出てきた時の名前が“ジョニー・ロットン”で、僕としては今でもこの呼び名でのイメージが強い人だったりする。
今回、ピストルズのことを書こうと決めたのは、ちょっとした理由がある。
先日観た.es(ドットエス)のライヴの二次会で、サックス担当の橋本孝之さんが「究極のロックアルバムって何かなと考えた時、セックス・ピストルズの“NEVER MIND THE BOLLOCKS(邦題『勝手にしやがれ‼』)”だと思う」と言われていたからだ。
橋本さんのように前衛音楽をやっている方からNo.1ロックアルバムにこのタイトルが出てきたのは少し意外だったが、そういえば以前に「パンクやニューウェーヴなんかも本当は大好きなんですよ」と言われていたので、なるほどとも思ってしまった。
そして、もう一人、僕の友人であり恩人である“Lさん”もピストルズが唯一残したこのオリジナルスタジオアルバムが「史上最高のロックアルバムだ」と言われており、それは彼が取ったアンケートでも証明されていたのだ。
「この通り、歴史が証明している!」と言っていた。
“セックス・ピストルズの何が偉大だったか?”
たった1枚のアルバムとアティチュード(=態度、姿勢)で、それまであったロックの価値観をブチ壊し、新たに創造してくれたのは、リアルタイムで体験できなかった僕にも伝わってくる。
まだ洋楽なんてろくに知らなかった中学生の頃、ブルーハーツを毎日聴き狂っていた僕が“彼らの元ネタ”という感じで紹介されて知ったセックス・ピストルズ。
名前からして嫌悪感を抱いてしまったが(汗)、とにかく何故だかワクワクしながらCDを再生したのを覚えている。
M1“Holidays In The Sun”の行進する足音から始まったこのアルバム。
冒頭から34秒でジョニー・ロットンが彼独特の巻き舌で
“I don't wanna holiday in the sun~……ニャッ!!”
と発した瞬間、反射的に指が停止ボタンを押したのは忘れられない……(汗)。
『…………これが音楽かよっ……!!』
……と、全身で拒絶反応を起こしてしまったセックス・ピストルズ。
そんな僕が、高校生になって本格的に洋楽を聴くようになり、NHKで放送していたロックヒストリー番組で当時のライヴ映像が流れ出した瞬間にブッ飛んでしまったんだから、もう、時代も何もかも超越している存在だと感じてしまった。
彼らのファッションひとつとっても、今見ても全然古さを感じないし、サウンドは荒々しいけどシンプルなスリーコードのロックンロールナンバーで、政府や王室批判など過激な歌詞なのに、曲調はポップという。
やっぱり、間違いなく“究極のロックアルバム”だ。
完璧なアルバムで、彼らの存在は“あの時代”に絶対必要としていたものだったんだろう。
Anarchy In The UK(LIVE)
https://youtu.be/94DNV6oM8HU
God Save The Queen
https://youtu.be/02D2T3wGCYg
Holidays In The Sun
https://youtu.be/2Ah1JM9mf60
Bodies(LIVE)
https://youtu.be/glgDZN3p1wM
Belsen Was A Gas(LIVE)
https://youtu.be/D2yPZ5OZ4Ik
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GALAXIE 500 / On Fire(1989)
先週は体調を崩しがちだったのもあり、部屋に居る時はマーキュリー・レヴをはじめとする“トリップミュージック”ばかり聴いて過ごしていた。
“トリップミュージック”って表現はその時に何となく浮かんできたんだけど、非現実なものだったり、白昼夢的なサウンドを聴いてるうちに、そんな風に感じたからだ。
今回ご紹介するギャラクシー500(GALAXIE 500)の2ndアルバム“On Fire”も先週ずっとループして聴いた1枚で、ちょうど不安定な僕の心情にピッタリ合っていた。
正直言って、僕はこのバンドに関してはあまり詳しくない。
友人Lさんに紹介され、彼がプレゼントしてくれたCD-Rでこのアルバムを聴いてたぐらいだ。
先週、ぐで~~っと横になってる時に久々聴き返してみたらだんだんと好きになってきて、Spotifyで他のアルバムも検索して聴いていった。……が、Lさんが紹介してくれたこの『オン・ファイヤー』がやはり一番お気に入りになり、何度も何度もリピートし、今日も聴いている。
余談だけど、こういうバンドの呼び名って、みんな数字を日本語読みしてるのかな?
紹介してくれたLさんは「ギャラクシーごひゃく」と言われていたけど、海外バンドを日本語読みするのが何だか気持ち悪いので、僕は「ギャラクシー・ファイヴ・ハンドレッド」と呼ぶようにしている。
……ま、どっちでもいいか(笑)。
紹介してもらった当時は「音数も少なくて、物静かなサウンドだなぁ……」ぐらいの印象しか残らなかったんだけど、ぐったりと横になりながら聴いてたら、ス~~ッと身体の芯まで染み込んでくるようで、これがとても心地好かった。
やっぱり、音楽って聴く人それぞれの生まれ育った環境や生まれもった性格だけでなく、その時の精神状態や、積み重ねてきた人生経験なんかにも物凄く左右されるもんなんだなぁ、なんてことを『オン・ファイヤー』を聴きながら感じた。
聴いてると、何だか懐かしさを感じさせてくれる。
疲れた心と身体に染みる音。
うん、癒されるね。
Blue Thunder
https://youtu.be/lc3kxjy2GNk
Strange
https://youtu.be/CO29Pz2Hw5w
Is'nt It A Pity
https://youtu.be/kGuT5IT2bBg
Strange(LIVE)
https://youtu.be/mkgfrOt_Gj0
.es(ドットエス) “Gather - Gift” Closing LIVE(2019.03.16)
ギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて開催していた展覧会“Gather - Gift”。
最終日にあたる2019年3月16日(土)に行われたクロージングライヴ。
ノマル専属アーティスト“.es(ドットエス)”がラストを締め括った。
ドットエスは橋本孝之(サックス、ハーモニカ、ギターetc.)とsara(ピアノ、カホンetc.)の二人組で、“コンテンポラリー・ミュージック・ユニット”と紹介されている。
“コンテンポラリー”は、“今日的な”や“現代の”という意味になる。
ドットエスの演奏は何度も観ているが、これが僕にはどうにもずっと引っ掛かっていて、謎だった。
そんな“謎の二人組(?)”や前衛芸術家たちの作品に刺激を受けている僕にとって、ノマルという場所は、いつの間にか“創造の源”のような場所となっていた。
定刻の19時半。
スタッフから短い解説が終わり、ライヴが始まった。
いきなりジミ・ヘンドリックスばりのフィードバックノイズが会場全体に轟きだした。
スケールを弾くわけでも無く、かといってコードを掻き鳴らすわけでも無い。
目を“カッ!”と見開くようなギターを炸裂させたかと思えば、すぐさまアンプの電源をオフにする。
ギブソンの生音が時計を刻むように“カチッ、カチッ……”とかすかに聴こえてくる。
そして、再び雷鳴のようなエレクトリックノイズ。
ピアノの鍵盤だけでなく、調律弦を爪弾くというsaraさん独自の音が、隙間を縫い合わせていく。
時には、鍵盤の裏側を打楽器にして指先で叩く。
そこには、五線譜では描かれることの無い、ただの“ノイズ”が存在していた。
橋本氏はギターからサックスにチェンジし、最後はハーモニカへと繋げていく。
どの楽器を使っても“橋本節”は変わらない。
saraさんはピアノの鍵盤を荒々しく叩く。
中盤から後半にかけては、まるでニューヨークパンクの雄であるテレヴィジョンのトム・ヴァーレイン並みの“痙攣ギター”ならぬ“痙攣ピアノ”とでも言えばいいのか、音楽というものを根底から破壊していくようだった。
真っ白な会場内を縦横無尽に駆け巡る音の塊から、ほんの一瞬だけ感じられる、メロディーの“漏れ”。
“ジミヘンばりのフィードバックノイズ”、“トム・ヴァーレイン並みの痙攣ピアノ”なんて、自分が今まで聴いてきた音楽知識から掘り起こされたように感じたが、結局のところは“.esの音”で、それは他の何者でも無い。
何のルールも無い、何の縛りも無い、彼ら二人だけが鳴り響かせられる音。
ただ、それだけだ。
……ライヴ終了後。
ドットエスのお二人と、今回の展覧会に作品を展示された三作家(稲垣元則、田中朝子、今村源)、それにノマルオーナーである林聡氏のトークイベントが行われ、今回のテーマ“漏れ”についてそれぞれが感じたままに話された。
そして、ちょっとしたサプライズがあった。
オーナーの林さんから、この夜集まったお客を代表して、僕に今回の展覧会の感想を指名してくれたのだ!
……いや、何となく当てられそうな予感がしたんですけど(汗)。
この時は本当に不思議だったんだけど、なんか、テレパシーのようなものを感じてしまって、『俺が言わなきゃ!』という気持ちが林さんやノマルに通じてしまったのかもしれない。
最初は『何も無い……』と呆気にとられたこの真っ白い空間が、何度も足を運ぶことによって、自分の創造力を刺激された話を素直にぶつけてみた。
ドットエスの演奏も『よく分からない』から始まって『でも、何かがある』と感じて、今に至っている。
それでも、正直なところ、今でも“よく分からない”ままだったりする。
今回、展示された田中朝子さんの“たくさんの角砂糖を正方形にしたもの”も、最初見た時は信じられない思いだった。
稲垣元則氏の木々の写真や映像も、ただそこに存在しているものを映し出していた。
今村源氏の“空洞の回転する部屋”も、何だか分からない。
だけど、今回展示された三作家の作品はバラバラなはずなのに、不思議と統一感があるのも印象的だった。
各作品やこの日の演奏には“漏れ”があって、その隙間を観た人それぞれの創造力で埋めていき、完成させる。
今回の展覧会初日、初めて入った時の、あのワクワク感を僕は忘れない。
冒頭に書いたドットエスの“コンテンポラリー・ミュージック”については、今回も謎のままだった。
ただ、展示されている作家の作品を観て、ドットエスをはじめとするミュージシャンたちのライヴをたくさん観てきて感じるものがある。
ここに居ると、今が2019年なのかどうかも分からなくなることがあって、1950年代にでもタイムスリップしたかのような錯覚に陥る時がある。
ここが日本でなくて、ヨーロッパのどこかの国やニューヨークにでも居てるような感覚に襲われることもある。
“コンテンポラリー” = “今日的な”、“現代の”とはかけ離れているかもしれないけれど、彼らは“今、この瞬間にしか生み出せないもの”を創造しているように感じた。
MERCURY REV(マーキュリー・レヴ)
アメリカを代表するサイケデリックバンド、マーキュリー・レヴ(MERCURY REV)。
初めてこのバンドの名前を知ったのは中古レコード屋でアルバムを見つけた時だったと記憶しているが、実際に聴いたのはそれから何年も経ってからだった。
バンド名がカッコイイのって印象に残るからね、ずっと心の隅に引っ掛かっていたんだろう。
僕がマーキュリー・レヴを初めて聴いたのは4thアルバム“Deserter's Songs”で、それも何となしに買ったのを覚えている。
後で知ったけど、このアルバムと次作の5th“All Is Dream”がバンドの代表作と言われているらしい。
もちろん、この2枚は僕も気に入ってるし、ドリームポップな音作りと世界観は大好きなので、『マーキュリー・レヴって、こんなドリーミーなバンドなんだな~』という印象だった。
……しかし、このバンドの初期は別のボーカリストが在籍していて、デビュー当時はかなり“ヤバイ音”を出していたのを後で知ることになる。
デビューから2ndアルバムまでヴォーカルを担当していたデヴィッド・ベイカーの狂人的な歌い方と、トチ狂ったようで、実は細部にまでアレンジを練り尽くした音楽性は、大衆ウケはしないが一部の熱心な音楽ファンを虜にするだけの魅力を兼ね備えていた。
(上から1st“Yerself Is Steam”、2nd“Boces”)
2ndアルバムの後にデヴィッド・ベイカーは脱退、代わりにギターを務めていたジョナサン・ドナヒューがヴォーカルを担当することになる。
ジョナサンの歌い方が甘い天使のような囁き声だったからだろう、徐々にバンドの音もジョナサンの声に呼応するかのように変革していったように感じた。
そして、“ポップで聴きやすい音楽”になったおかげで、一部のマニアにしかウケなかったこのバンドは大成功を収めるようになった。
マーキュリー・レヴの歴史を知った時、以前書いたピンク・フロイドにも通じるものがあると僕は感じた。
ピンク・フロイドもデビュー当時はシド・バレットというボーカリストがいてマニアックな音楽をやっていたが、彼が抜けてからモンスターバンドへと成長していったし。
ただ、マーキュリー・レヴの初期アルバムを聴いてると、確実にいろんなバンドへ影響を与えたのも分かる。
特に、初期のザ・ヴァーヴなんかは思いっきり影響を受けてるはずだと確信している。
マーキュリー・レヴは今でも素晴らしい音楽を作り続けている人達だけど、もしもパラレルワールドなんてのが存在するなら、デヴィッド・ベイカーが在籍したままのバンドの姿というのも見てみたい気がする。
この路線が好きな人って絶対いてるはずだし、こういう音楽をライヴで聴いたらたまらんだろうしね(笑)。
「あまりに音がデカすぎる!!」という理由でライヴを中断されたこともあったと言われているし、そんなステージを生で観られた人達が羨ましい……。
一度で良いから、こんなにヤバくて、カッコイイ音を全身で浴びてみたい。
当時の音を聴いてるだけでも、そう思わせてくれる魅力に溢れている。
Something For Joey
https://youtu.be/8h2VvMgwIF4
Sweet Oddysee Of A Cancer Cell T' Th' Center Of Yer Heart(LIVE)
https://youtu.be/a7enLH81t9Y
Very Sleepy Rivers(LIVE)
https://youtu.be/UL6xI9pRqAk
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お疲れ気味です……。
5日ぶりのブログです。
中4日も空いたのっていつ以来や?!
う~~ん、前回で200回に到達して失速したのか……?
いやいや、そんなことはありません。
日曜日から疲れ気味で、部屋に居る時はずっと横になってます。
やりたいことはいくらでもあるんだけどねぇ……。
こういう時は無理せずに、ゆっくり身体を休ませとこうと思いますよ。
横になりながらも音楽はちゃっかり聴いてるのでネタは色々あるんですが、また大量にボツにしてしまいそう……(汗)。
調子が戻れば明日にでもまた普通に音楽記事をアップしようと考えているので、全世界80億人の【まったり日記】読者の皆さん、楽しみにしていて下さい!
(注:2019年3月の時点で世界人口は80億人もいません 笑)
今日は火曜日か……。
この三日間はひたすらサイケデリックばっか聴いてたので、次回はそれについて書こうと思います。
また超お勧めのヤバイやつなので、お楽しみに(笑)。
今夜の1曲はレッド・ハウス・ペインターズを聴いて、しっとりと夜をお過ごし下さい。
更新できてない時でも当ブログをチェックしてくれている皆さんに感謝!
それでは、また次回お会いしましょう♪
RED HOUSE PAINTERS / Cruiser
https://youtu.be/OgZdeLQXHyo
“ブログ200回目はTHE INNOSENCE MISSION”の巻
今回で当ブログも200回目となりました!
よ~~続いてるわ、ホンマに(笑)。
またチョ~~ダラダラと思い付くままに今回は書いていくので、興味無い方は毎度のごとくスルー!(笑)
去年の夏頃から1週間に4~5記事はアップしてたのかな?多い時は20日間ぐらい連続で毎日アップしてたもんな~。
こうやってブログを書いてて思うけど、毎日続けるのってホント大変だね(汗)。
好きでやってるけど、『ああ~~、今日は書くのダリぃなぁ……』なんて思うこともしばしば。
たまに休む日もあるけど、そういう時はゆっくり身体を休めたり、友達と会ったり、時間の許す限り本を読みまくったりしております。
最近も、夜中4時半ぐらいまでずっと本を読み続けることが多くて、部屋の電気がついたまま眠ってたり。
日中も眠くなることがあるんだけど、なんかねぇ……こういうのってスイッチ入るとしばらく続くんですよ。
今は「やれるだけやってみよう」、という感じです。
ブログの話だと、まあ、アレだね。
最近はアクセス数がかな~~り減ってきておりますです、ハイ(泣)。
毎日更新してると“読む側”も必ず“飽き”がくるのも分かるしね、これは避けられないんだと思う。
3月3日だったかな、初めて1日のアクセス数が200件を超えて『やったーーっ!!』と思ってたんだけど、そこからは1日50件ぐらいに減ってしまった(汗)。
今で約1年4ヶ月ブログ運営して色々と分かったことがあって、“60年代や70年代のレジェンドバンドを今更オレが書いてもほとんど読まれない”という……(泣)。
ストーンズネタとか書いても【注目記事トップ5】に全然入らんし(泣)。
それに、最近で言うとメレディス・モンクとか、ああいうのを取り上げても一般の音楽ファンには完全にスルーされてしまう。
グレイトフル・デッドとメレディス・モンクを2日続けて書いて、自分でも『アクセス数、激減するやろなぁ……』と思ってたら、見事に予想的中してるし!(汗)
しかし、それでも俺は我が道を貫くのだ!!(笑)
先月もリンゴ・デススターとアシッド・マザーズ・テンプルを観に行ったけど、ぶっちゃけて言うとチャーチズやティーンエイジ・ファンクラブを観てブログ書いた方が一般のロックファンにはウケが良いやろな、というのも分かってるんだけどねぇ……。
ま、結局は自分の観たい方を選んだわけだし、後悔はしてない。ライヴも最高だったしね。
何てったって、自分のブログなんだから、自分の思うがままに書くべきだろう。
正直言ってチャーチズは観たかったけど、なんと今年のサマソニで早々に再来日すると知り、今度こそは観ようと思っている。
大阪ではレッチリが金曜日って、観るの厳しいかな(汗)。
チャーチズとウィーザー目当てでサマソニ行こうかな~と考えております。
それと、僕は自分のブログを人に教える時も、推しが足りないんだろうな。
初対面の人にブログのことを教えることもあるけど、「もし良かったら見てやって下さい」程度にしか言わないし。
ずかずかと言ってくる人もいるけど、俺はああいうのが嫌だし。
『読みたい人だけ読んでくれたら良いや』と思ってるし、楽しんで読んでくれるのが一番だからね。
……とは言いつつも、やはりアクセス数はモチベーションになっていたりするので、ホンマ自分でもややこしい奴っちゃなぁ~~、と思ったりするのである(笑)。
このブログの存在を知ってる人もまだまだ少ないだろうし、先ずは知ってもらうことなんだろうね。
それも、これからの課題だな。
こうやってブログを続けていて、今のところコレで副収入を得ているわけではないです。
……が、ブログをやっていて良かったな~と思うことは本当に多々ある。
プロのミュージシャンや作家さんとも知り合えたし、僕がブログを書くことで、彼らに貢献できてるという自負もある。
今までは全くの別世界の人達だと思っていたアーティストの方々とも繋がるようになれたし、僕自身も胸を張って彼らと接することもできている。
良い刺激を与えてくれる人達のことを、僕は本当にリスペクトしている。
ただ、その一方で『俺も負けてねえぜっ!!』なんて心の中で思っていたりする(笑)。
それも、このブログを続けているおかげで自信が付いたから、やっぱりライフワークとしてこれからも続けていくべきだね、うん。
そして、何よりも毎回楽しみにしてくれているそこのアナタ!!(笑)
アクセス数が1つでも増えているのを見るたびに『ああ、俺のブログを読んでくれてる人がいるんだ!』と、これが最高に嬉しいのですよ。
ネットを通じてブログ外でコメントをくれる人達もたまにいて、寝耳にウォーターな展開でルー大柴に代わって本当に感謝しています!
(だからルー大柴は関係ねえっつ~~の!笑)
……というワケで、ホンマに思いのまま書き綴ったけど(汗)、皆さん、これからも宜しくお願い致します。
今夜はイノセンス・ミッション(The Innosence Mission)のカバー曲を聴きながらお休み下さい。
布団に入って聴いたら癒されますよ、うん♪
Over The Rainbow
https://youtu.be/x_0inYOAxAo
What A Wonderful World
https://youtu.be/w62QtRPf64M
Prelude In A
https://youtu.be/AyWeAH6bcY4
SOS