シューゲさんのまったり音楽日記

洋楽中心に1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。

NIRVANA(ニルヴァーナ)

今回はニルヴァーナ(NIRVANA)について書いていきます。


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ニルヴァーナは90年代のアメリカを代表するバンドで、彼らが91年にゲフィンレコードから発表した2nd“NEVERMIND(ネヴァーマインド)”は今までに何千万枚も売れたモンスターアルバムです。


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(2nd“NEVERMIND”)


ロックに興味を持ち始めた頃、偶然テレビで彼らの代表曲“Smells Like Teen Spirit”が流れ出したのを聴いた時に『うわっ、カッコいいな!!』と思い、直ぐにこの『ネヴァーマインド』を購入しました。

……が、正直言って1曲目の『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』以外はほとんど どの曲も一緒に聴こえ、『何だか単調なアルバムやな……』なんて当時は感じておりました。



その後、バンドが発表した他の2枚のオリジナルスタジオアルバムを聴いたんだけど、そっちの方が僕は気に入って、特に中心人物のカート・コバーン(94年に自殺)の遺作となった“IN UTERO(イン・ユーテロ)”にはどんどんのめり込んでいきました。


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(3rd“IN UTERO”)

……が、これもずっと聴き続けていると、カート・コバーンの“陰鬱すぎる世界観”は10代の僕には重くのしかかってきて耐えられなくなり、ニルヴァーナのアルバムを一旦手離してしまいました。



何年もニルヴァーナをまともに聴くことは無かったけど、その間に彼らから影響を受けたザ・ヴァインズやマイ・ヴィトリオールといった次世代のバンドは好きで聴いていて、そこから『もう一度、ニルヴァーナを聴いてみよう』となり、今に至っております。


それでも、相変わらず『ネヴァーマインド』はそんなに好きになれず、ニルヴァーナを聴く時はもっぱら『イン・ユーテロ』やアコースティックライヴ音源を収録した『MTVアンプラグド』などを中心に聴いていたので、今では“好きなバンドのひとつ”ではあるけれど、自分は熱狂的なファンというワケでは全く無いんだろうな。



……と、ファンに対して失礼な記事を書いてしまってるようだけど、1週間前にiPodで『ネヴァーマインド』を久々に聴いたら、何だか止まらなくなってしまった。

iPodに収録していたニルヴァーナのアルバムが『ネヴァーマインド』だけだったのも良かった。だって、他のアルバムも入れてたらそっちを優先して聴いてただろうから。


そんなワケで、この1週間は移動中ほとんどずっと『ネヴァーマインド』ばかり爆音で聴いてたんだけど、このアルバムの良さって“聴きやすい”ところなんだと改めて感じた。

これってプロデューサーを務めたブッチ・ヴィグが“狙って作った音”なんだというのは他のアルバムと聴き比べていても分かるというか。

カートをはじめ、バンドはこのコマーシャリズムな音に不満だったと言われているけれど、“一般大衆にも聴きやすい音”にしたおかげで爆発的に売れたし、それまでアンダーグラウンドの世界で活動していた沢山のバンドが陽の目を見るキッカケになった事実もあるので、やっぱり“音楽史を塗り替えたアルバム”なんだと再認識しました。


『イン・ユーテロ』や1st“BLEACH(ブリーチ)”だと、スーパーで買い物しながら気軽に聴ける音楽じゃないし、そう考えた時にこの『ネヴァーマインド』ってものすごく大きな存在だと思わされましたよ。




Smells Like Teen Spirit(LIVE)
https://youtu.be/0TbtMFOtiBc


Aneurysm(LIVE)
https://youtu.be/PvwqSMRtoSI


All Apologies(LIVE)
https://youtu.be/aWmkuH1k7uA


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