冬の名曲 Part1
毎年、冬になるとどこもかしこもクリスマスソングが流れていて、マライア・キャリーだったり、ワム!(Wham!)だったり、山下達郎などが流れているけど、僕にとってのクリスマスソングといえばローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES)の“Winter”だ。
ストーンズといえば“ロックンロールバンド”というダーティーなイメージを作り上げた人達で、代表曲のほとんどはライヴで盛り上がるものばかりなので、それしか聴いたことが無い人も多いだろう。
……が、世界的に人気のあるバンドやミュージシャンって有名な曲ばかりでなく、“隠れた名曲”がたくさん存在しているおかげでコアなファンがいるんじゃないかな、と僕は思っている。
ストーンズにもそんな“隠れた名曲”が山ほどあって、1973年発表のアルバム“GOATS HEAD SOUP(邦題『山羊の頭のスープ』)”に収録されているのが『ウィンター』だ。
このアルバムにはストーンズ最大のヒットバラードである“Angie(悲しみのアンジー)”が収録されていて、世間では“『アンジー』が入っているアルバム”ぐらいの認識しかされていないが、個人的には『アンジー』よりも断然『ウィンター』の方が好きだったりする。
こういう所がひねくれ精神の持ち主なんだろうな(笑)。
ストーンズ黄金期を支えたギタリスト、ミック・テイラーの流麗なギターソロと壮大なストリングス、それにミック・ジャガーの哀愁漂う歌声が“冷たい冬”を想起させてくれる。
僕にとっての“冬の定番ソング”はこの『ウィンター』だ。
THE ROLLING STONES / Winter
https://youtu.be/cpUuU07_iMc