シューゲさんのまったり音楽日記

I'm “Shoege san”. I'm music bloger. 個人的にお勧めの音楽やライブ体験記、それに日常の面白そうな出来事をひたすら書き連ねてます。コメントを頂いたら、お返事できそうなものだけさせていただくので、宜しくお願いします。

秘部痺れ live at 戦国大統領(2019.06.07)

サイケデリックミュージックに興味のある方は是非ご一読下さい。





2019年6月7日(金)、大阪市内にあるライブハウス“戦国大統領”にて行われた秘部痺れ(ヒブシビレ)とPresidents(プレジデンツ)のライヴに行ってきた。


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秘部痺れは関西を中心に活動しているバンドで、今回は2ndフルアルバム発売記念ライヴという名目で開催された。

つい先日までUKツアーを行っていたという彼らの存在を僕が知ったのはAcid Mothers Temple河端一(かわばた・まこと)さん繋がりだ。河端さんのライヴで秘部痺れのベーシストである821(ハニィ)さんを知り、今回やっと観ることができたというわけだ。

そして、この夜のライヴでは、昨年1月にギャラリーノマルで観た河端さんとコンビを組んでいたliquidbiupil(リキッドビウピル)さんの演出を再び観られるのも楽しみだった。








定刻の20時丁度にPresidentsのライヴが始まった。


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ドラム、ベース、ギター、それにパーカッションの4人編成のインストバンド(ラスト2曲でもう一人ギタリストが参加)。

2,000年代に活躍したニューヨークのポストロックバンド、ラプチャー(最近、再結成した?)のようなカホンが入ったり、かと思えば、ギターはサンタナばりのラテンロックやフュージョン寄りのジェフ・ベック、それにジミ・ヘンドリックスばりのダイナミックさもゴチャ混ぜにしたようなサウンドを思う存分披露していた。

とにかくメンバー全員の“気持ち良い”という感情がそのまま聴衆にも伝わってくる演奏が魅力的だったな。


この時点でかなり満足してしまうと同時に、『何でこんな凄いバンドが人知れず存在してるんや?!』と不思議でしょうがなかった……。






Presidentsのライヴ後、リキッドビウピルさんに挨拶すると、ノマルで一度しか会ってなかった僕のことを覚えてくれていたので超感激してしまったのである(笑)。

あの時のライヴがどれだけ素晴らしかったかを熱く語り、「もう一度あの演出を観たいと思ってました!」と正直に自分の気持ちを伝えた。

リキッドビウピルさんが言うには「前回の演出は“アメリカ式”でしたが、今回は“ヨーロッパ式”なんですよ」とのことで、演出に使用する機材からして全く違う物を使われていた。60年代のピンク・フロイドなどが使ってた演出機材と同じものらしい。







そして、束の間の休憩の後、秘部痺れが登場。





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最初の一発目から、超絶爆音!!(笑)


とにかく、音圧が激しすぎて皮膚にビリビリと“当たる”という表現がピッタリくる。それほどまでにデカイ音の塊が身体にぶつかってくる。


秘部痺れはギター、ベース、ドラムの三人編成なので、先ほど観たPresidentsよりも単純に楽器の数が少ない分、音数が物足りなくなるのではと思っていた。

……が、それどころか、逆に音がブ厚すぎて、ドラムなんかはマシンガンでも乱射しているかの如く、音に全く“隙間”が無い。


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リキッドビウピルさんによる“ヨーロッパ的演出”も絶妙で、まるで音に合わせて調合したカクテルみたいだ。

炭酸水のように泡が弾け飛ぶその様は“サイケデリックシャワー”とでもいうような色彩を放ち続ける。




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感覚が麻痺してくるほどの超音量を耳にしていると、音が重た過ぎるほど重たいのに、身体がどんどん浮遊していくような錯覚に襲われていく。

この状態は、Acid Mothers Temple以来に味わう感覚だ。



この爆音ライヴを観ながら『日常生活で耳が痛くなるような騒音ではこんな感覚にならないのは、何故なんだろう?』と、そんな疑問が頭に浮かんだ。

そして、僕が感じたのは『どんなに大きな音を出していても、そこにはちゃんと音階があって、リズムがあって、時折メロディーが挟まっているからなんじゃないか』ということだ。

どんなに大きな音を出しても、そこにはちゃんと“音楽”が存在している。



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急遽アンコールをやることになったのか、レッド・ツェッペリンの“Communication Breakdown”をこれまた爆音で演奏していた(笑)。

ツェッペリンの楽曲なのに、何故かディープ・パープルのライヴアルバム“LIVE IN JAPAN”にでも収録されていそうな音だった。








ライヴ後はずっと耳鳴りが治まらず、こんなのは久しぶりだった。



日本のアンダーグラウンドシーンは本当に面白いバンドが沢山いるし、僕らが住んでいる街の地下で今夜も鳴り響いている。



そこには、メジャーで活躍しているバンドには無い魅力を持つミュージシャンやアーティストが活躍していて、これからも僕たちに刺激的な体験をさせてくれるはずだ。








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T6/13 16:00-22:00