ノマル30周年記念イベント“30th-Miracle”(2019.7.20)
2019年7月20日(土)、大阪市内にあるノマル(Gallery Nomart)の30周年記念イベントへ行ってきた。
ディレクターの林聡(はやし・さとし)さんが1989年に版画工房ノマルエディションを設立し、現在の“ギャラリーノマル”に改名したのは10年前の2009年だったとのこと。
今回はその版画工房ノマルエディションから数えて丁度30周年を迎えたイベントだ。
ノマルの存在を知ったのはアシッド・マザーズ・テンプル(Acid Mothers Temple、以下AMT)の河端一(かわばた・まこと)さん繋がりだった。
2017年の暮れにAMTのホームページを閲覧していた時、ギャラリーノマルという場所でライヴをやると知り、それから今日に至っている。
大阪中之島美術館の菅谷富夫さんと芸術について熱く語り合い、時折笑いを交ぜながらも興味深い話をたくさん聴けて、特に“アートとお金について”の話はとても考えさせられた。
トークが終わり、引き続き.es(ドットエス)のピアニストであるsaraさんのソロライヴへ。
この夜のsaraさんの演奏はシンプルで、だけど鍵盤とペダルだけでも“美”と“狂気”が混在するピアノを披露してくれた。
saraさんの演奏を聴きながらギャラリー内を見渡して思ったが、ここに何度も足を運んでいるうちに、自分の感性が以前にも増して何倍も研ぎ澄まされているように感じた。
それは、きっと林さんやドットエスのsaraさんと橋本孝之さん、ノマルのスタッフや作家さん達、そしてここに来ているお客さん達からいつもたくさん刺激をもらい、芸術だけでなく人生観についてまで深く考えるようになったからだろう。
僕がノマルについて知っているのは、長い歴史の、ほんのごく一部分にしか過ぎない。
だけど、ここで体験してきたことは全てが特別で、それは今もずっと続いている。
オーナーの林さんに
「いつもたくさん学ばせて頂いてます。ここはもう、僕の中で“ホーム(家)”だと思っていますよ」
と、感謝の気持ちをお伝えした。
イベント中は毎日いろんなゲストの方が来られるので、出来る限り足を運び、楽しみながら学ばせて頂こうと思っている。
ノマル、30周年おめでとう!
そして、これからもよろしく!!
T7/31 7:30-19:00