シューゲさんのまったり音楽日記

I'm “Shoege san”. I'm music bloger. 個人的にお勧めの音楽やライブ体験記、それに日常の面白そうな出来事をひたすら書き連ねてます。コメントを頂いたら、お返事できそうなものだけさせていただくので、宜しくお願いします。

“母とベンチャーズ”の巻

2019年8月18日(日)、大阪は森ノ宮ピロティホールザ・ベンチャーズ(THE VENTURES)のライヴへ行ってきた。


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今年で結成60年を迎えたというベンチャーズ



今回行ったのは、母がベンチャーズ好きだったからだ。

僕は物心ついた頃からサイモン&ガーファンクルカーペンターズビートルズなどの楽曲を聴いて育ってきた。

母が家事をこなしながら毎日それらの音楽を流していたので、自然と耳に入ってきたものだった。


僕の音楽体験はここから始まり、高校生でローリング・ストーンズを聴きロックに目覚め、現在に至っている。

僕がローリング・ストーンズを毎日夢中になって聴いてるといつの間にか母もファンになってしまい(笑)、一緒にストーンズのライヴへ行ったのは良い思い出だ。


音楽を人生の支えにし、今も好きでいられるのも、全て母のおかげだと思っている。





そんな母がいつだったか、僕にこんな話をしてくれた。



「お母さんが17歳の頃に姉の家へ半年ほど居候してた時期があってね。その家にあったベンチャーズのレコードを初めて聴いた時、雷が落ちたような衝撃が走ったのよ」、と。



う~~む……血は争えないのである(笑)。




その話を聞いてから、『いつか、母をベンチャーズのライヴに連れていってあげよう』と考えていたのだが、それから長い間離れて暮らすようになり、お互いそれぞれの生活もあり、実現できずにいたのだが、ついに今日、その願いをやっと叶えることができたのだ。



チケットを購入し母に見せた時、母は大喜びしてくれた。


実をいうとサマソニに行くかベンチャーズに行くかかな~~り悩んだのだが(汗)、母も歳をとり、元気なうちに観に行かないと絶対に後悔すると思ったので、サマソニ(特にチャーチズ!)を諦め、ベンチャーズを選んだのであった。

(ローレン・メイベリーさんはまた観よう……汗)







……というわけで前フリが長くなってしまったが、初の森ノ宮ピロティホール


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到着すると、ご年配の方々が猛暑の中、開場待ちをしていた。




1,000席ちょっとあるチケットは既に完売。


僕たちは後ろから2番目の席だったが、それでもステージは見えやすい。



開演予定時刻の午後3時半ちょうどにメンバーが登場し、ライヴスタート。



いきなり『ウォーク・ドント・ラン』から始まり、会場に集まったファンは大盛り上がり!


ベンチャーズといえば日本で初めて“エレキギターブーム”を巻き起こした人達というのは話で聞いていたが、後で調べてみると、ビートルズが来日した前年の65年にそれは起こったとのことだ。

ベンチャーズの楽曲をこうして生で聴いていると、日本の歌謡曲やポップスに多大な影響を与えたのがよく分かる。

曲によってはビーチ・ボーイズばりのサーフロックも展開していたりと、彼らの“テケテケサウンド”と呼ばれる音楽性もけっこう幅広いものなんだと感じた。


ステージ後方にはアメリカの広大な大地をロードムービー風に流すなど、演出も心憎い。

演奏面ではスタジオ盤で聴いていた時よりもドラムの手数が多く、想像していた以上にかなりヘヴィーな音を出していたが、叩きまくりながらも楽曲の良さを崩さずに全体のバランスをしっかり保っていたのは流石だ。

バンドの演奏も、照明や映像の演出も、寸分の狂いも無い。これぞプロだ、と思わされた。





途中、一旦ステージの幕が下り、「第一部、終了です」とのアナウンスが会場内に鳴り響く。


二部構成というのも知らなかったので、何だかお得な気分になった(笑)。



15分の休憩時間にトイレへ行くと、長蛇の列が!(汗)

しかし、スタッフも慣れているようで、トイレの中でも空いた所へ次々にお客さんを誘導しており、全く無駄が無かったのである(笑)。





第二部はバンドロゴをバックに演奏を始めたので、まるで『エドサリヴァン・ショー』など60年代のテレビ番組のようなシンプルな舞台構成だったのがノスタルジーを感じさせてくれた。

『ダイアモンド・ヘッド』やアニマルズの『朝日のあたる家』など代表曲を演奏してくれて、会場内から歓声が鳴り止まなかった。


『朝日のあたる家』は僕がギター教室に通っていた時の先生が「この曲で基本的なコードを覚えるといいよ」と言ってくれた楽曲で、ステージを観ながら毎日練習していた日々を思い出していた。





終盤にはメンバーが客席へやって来て間近で演奏したりと、ファンサービスも素晴らしかった。

アンコールでは数人のファンがステージへ行き、メンバーへプレゼントを手渡ししていたのも印象的だった。

メンバーとファンとのやり取りを観ていて、とても温かい気持ちになり、母も「ほっこりするね」と言っていた。


ベンチャーズがなぜ日本に愛されるのかがよく分かる瞬間だった。

毎年のように日本ツアーを行っているバンドメンバー達もファンを大切にし、ファンの人達もベンチャーズというバンドを愛して、お互い心の底から楽しんでいる、相思相愛の関係なんだと感じた。






アンコールを含め、2時間のライヴが終了。


会場には70~80歳代と思われる人達が9割近くを占めていて、ベンチャーズは彼らの“青春時代”の音楽だったんだろう。


帰りに母は何度も「今日はありがとうね!」と言ってくれ、僕も「こっちこそ、いつもありがとうね。またいろんな所へ行こう」と言い、帰路に着いた。




歳をとるにつれて人への感謝の気持ちが強くなり、今の自分がいるのは周りの人達が支えてくれているおかげだと、日々感じている。


最近になり、『人って、一人では幸せになれないんじゃないかな』と思うようになり、自分だけでなく、周りの人達と一緒に幸せになっていくのが“本当の幸せ”だと考えるようになった。


今日のように、少しずつでもお世話になってきた人達へ、僕なりに恩返ししていけたらと思っている。









Walk Don't Run
https://youtu.be/owq7hgzna3E


Diamond Head
https://youtu.be/GnJswrBEVww


The House Of The Rising Sun
https://youtu.be/o11UmyX_hUo


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