Richard Reed Parry (ARCADE FIRE) instore live(2019.11.27)
2019年11月27日(水)、大阪は四ツ橋駅近くにあるフレークレコード(FLAKE RECORDS)にてリチャード・リード・パリー(Richard Reed Parry)のインストアライブへ行ってきた。
アーケード・ファイア(ARCADE FIRE)のメンバーであるリチャードのソロライヴ大阪公演が中止になってしまったとのことだが、律儀に大阪へやって来てくれてレコード店で無料のライヴを急遽開催してくれた。
19時過ぎにフリークレコードへ到着すると、早速廊下でアコースティックギターを弾いてるリチャードさんを発見(笑)。
写真を撮らせて頂き、2005年のサマソニでアーケード・ファイアのステージを観たと伝えると、彼もその時のことを覚えていてくれた。
その後、友人Bさんと合流し、20時になり店内でライヴがスタート。
お客さんは僕を含めて80〜100人は入っていたと思う。
リチャード・リード・パリー1人で弾き語りをやるのかと思いきや、何と来日したバンドメンバー全員を引き連れていて、狭い店内に6人の演奏者がバンドサウンドを響かせてくれたのは嬉しい誤算だった。
来日メンバーの1人にチボ・マットの本田ゆかさんが居て、MCで曲解説を日本語でしてくれたのも親切で、より一つ一つの楽曲を理解しやすくしていたのがありがたい。
数日前からSpotifyでリチャードのソロ作品を聴いて予想はしていたが、やはりというか、バンドマンのソロ作品って内省(ないせい)的なものが多く、彼のアルバムも例に漏れずそうだった。
最初は地味な印象を受けたが、聴き込むうちに「これって、ひょっとして物凄く良いかも……」と思うようになり、この夜のステージで楽曲を生で聴いて確信した。
スロウダイヴのメンバーが90年代に結成したモハーヴィ3にも通じる楽曲ばかりでアンビエントな音が響き渡り、これが身体中に染みてくる。
(アンビエント=環境音楽という意味)
サマソニで昔観たアーケード・ファイアのステージはとにかく華やかで、大所帯のメンバーが一曲終える毎に楽器をチェンジしていたのが今でも脳裏に焼き付いているほどだ。
だけど、何故だか分からないが、僕は彼らにのめり込むことは無かった。
なので、5年ほど前にフジロックでアーケード・ファイアが大トリを務めることになったと聞いた時は「アーケード・ファイアって、あのアーケード・ファイアか?!」と彼らがそこまで人気バンドになっていたことに正直驚きを隠せなかった。
しかし、この夜のライヴは本当に素晴らしくて、アーケード・ファイアには申し訳ないが、現時点ではリチャードさんのソロの方が好きになってしまったよ。
アーケード・ファイアのステージも今観たらまた違うかもしれないが、やっぱり生でミュージシャンやバンドを観ると印象ってガラリと変わるもんだな、なんて思った。
こうやってわざわざ大阪へ来てくれ、素晴らしいステージを披露してくれたリチャードさん。
お世辞抜きで最高のライヴだったし、無料で開催してくれたのが申し訳ない気持ちになってしまった(汗)。
嫌な顔ひとつせず終始穏やかな表情をして、メンバー全員が楽しそうに演奏している姿を観て、彼らのプロ根性みたいなものがひしひしと伝わってきた。
購入したソロアルバムにサインしてもらい、一緒に写真を撮った後、ついでにお勧めのお好み焼き屋を紹介させてもらった(笑)。
う〜〜む……、一気にファンになってしまったよ。
リチャードさん、今度はちゃんとお金を払って必ずライヴに行きます!!
(注:下に貼り付けている“Lost In The Waves”という曲の映像が360°で見渡せるVRになっているので是非ご覧あれ。どの曲も染みる……)
Lost In The Waves (360° LIVE)
https://youtu.be/gAd02MifCEM
Finally Home
https://youtu.be/KkiJKgwA7zc
Long Way Back
https://youtu.be/NsJufb6BBPs
Explorations 1
https://youtu.be/_H_r2eveW9k
Song Of Wood
https://youtu.be/PgJnf5gc86c