シューゲさんのまったり音楽日記

お勧めの音楽やライブ体験記、それに日々の気付きを書き連ねてます。執筆活動の合間にブログを更新しています。1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。コメントはお返事できそうなものだけさせていただくので、宜しくお願いします。

Ian Masters(ex. PALE SAINTS) & 寺子テラオ live at Mile High Club (2020.02.08)

2020年2月8日(土)、大阪市内にあるバー“Mile High Club”にて、元ペイル・セインツ(Pale Saints)のイアン・マスターズ(Ian Masters)と寺子テラオのユニット“Big Beautiful Bluebottle(=BBBb)”のライヴに行ってきた。

今回のライヴはペイル・セインツが90年に発表した1stアルバム“The Comforts Of Madness(邦題『狂気のやすらぎ』)”の30周年記念イベントだ。


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今回のライヴを知ったのは友人Bさんが教えてくれたのだが、以前にも当ブログ内で書いた通り、『イアン・マスターズさんが大阪に住んでいる』という噂は何年も前から聞いていたのだが、まさか今も在住とは思いもしなかった。

そして、気付いた時には既に予約で定員オーバーになっていたので、ダメ元で関係者のtototo RECORDさんに電話したり、本人達に直接交渉を試みた。

ペイル・セインツが活動していた当時の僕はまだ小さかったので完全に後追い世代なのだが、それでも彼らの音楽が大好きで、その気持ちはリアルタイムで聴いてきたファンにも負けないということを正直に伝えた。

すると、僕のメッセージを読んでくれた寺子テラオさんがお返事を下さり、交渉の末に何とか定員内に入れてもらうことができた。

(寺子テラオさん、イアン・マスターズさん、tototo RECORDさん、関係者の皆さん、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました!)






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Mile High Clubに到着し、1stアルバム30周年記念盤を購入。

……しかし、俺はレコードプレーヤーを持ってないので聴けないのだが(汗)、このアートワークは秀逸なので額に入れて飾ることにした。いつか良いステレオを購入して爆音でこのアルバムを聴いてやろうと心に誓ったのである(笑)。


リアルタイムでペイル・セインツの音楽を聴いてきたファンの人達と話し、「当時聴いてた人でもイアン・マスターズが大阪に居るのを知らない人っていっぱいいるんじゃないのかなー」と言われていた。





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20時になりライヴが始まるのを心待ちにしていると、目の前にイアン・マスターズさんらしき人が……。


思い切って声を掛けてみた。




俺「イアン・マスターズさんですか?」



?「違う。私、ここのスタッフの者です!」




否定されたが、10秒ほど顔を凝視してみる。


イアン・マスターズさんはおろか、ペイル・セインツの写真自体もそれまでに数枚しか見たことが無かったが、目の前に居る人はあの独特の鋭い眼光をしていたので、絶対に間違いないと思った。



一瞬、彼がニヤリと微笑む。




俺「……いや、イアン・マスターズさんでしょ?」



?「…………そうかもしれない…………」




というわけで、めでたく対面を果たしたのである(笑)。



急なお願いを了承して頂いたお礼を述べると、「遅いっ!!」と思い切りツッコんで笑っていた。ホンマ、スミマセンでした……。






そして、20時40分頃にライヴスタート。


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(左がイアン・マスターズ、右が寺子テラオ)



二人がやっていたのは完全に打ち込み系のノイズ音楽で、寺子テラオさんが次々とレコードを換えていき、それに合わせてイアン・マスターズさんが歌声を乗せていた。

ペイル・セインツの1stアルバム30周年記念イベントで、寺子テラオさん曰く「イアンが“Comforts Of Madness”の曲を演るのは最後になるかもしれない」とのことで、とても貴重なライヴだった。

最初から最後までノイズまみれだったがイアンの透き通るような歌声は健在で、“Sight Of You”などのボーカルを披露した瞬間がやはり一番盛り上がった。



ライヴが始まる前からペイル・セインツの思い出が蘇ってきて、感極まっていた。

僕がこのバンドの存在を知った時には、もう何処にも彼らのアルバムは置いて無かった。

それこそ大阪にあるレコード店を片っ端から覗いたし、京都や神戸のお店にも行ったが、何処にも置いておらず、『本当に存在するのか?!』と思い、一度は諦めた。

結局、何年も経ってからネットで購入することができ、あの“猫ジャケ”のイメージそのままの耽美な世界観を初めて耳にした時は、嬉しくてたまらなかった。



ずっと前から『もしもイアン・マスターズに会えたとしたら、聞きたいことがたくさんある』なんて思っていたのだが、この夜、実際に彼と出会って、ライヴを観ているうちに『もう、そんなことはどうでもいいや』と思うようになった。


『バンドが解散して終わりを告げても、彼の人生は続いて、今こうやって生きていること自体が素晴らしいんだ』


イアンさんとは少ししか言葉を交わせなかったが、この日の彼を観ていて、そんな風に感じていた。




BBBbのライヴは1年ぶりで次いつやるかも未定だそうだが、どんな形であれ、僕は“今”のイアン・マスターズさんを応援していきたい。













Ian Masters & Terao Terako (LIVE2020.02.08)
https://youtu.be/88gJvvdgLL8


Sea Of Sound
https://youtu.be/kGJEdrUMOrw


Insubstantial
https://youtu.be/1FGqrH_aAz8


Language Of Flowers
https://youtu.be/9itUJZupxvQ


Sight Of You
https://youtu.be/6MAy1dJ1C9M


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T2/15 18:00-23:00 Finish!


(以前書いたペイル・セインツの記事)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/11/04/235208