Edward Van Halen 追悼……
一昨日、ヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)のギタリスト、エドワード・ヴァン・ヘイレン(=エディ)が亡くなったというニュースを観た時は、衝撃的過ぎて開いた口が塞がらなかった。
普段の僕はヘヴィーメタルを殆ど聴かないのだが、それでもロックに興味を持ち始めた頃はヴァン・ヘイレンをよく聴いていた。
早弾きって誰が見ても「凄い」というのが分かるし、テクニカルな演奏って並大抵の努力では出来ないのも、楽器を少しでも弾いたことのある人なら誰もが知っているはずだ。
キンクスのカバー“You Really Got Me”のMVを初めて観た時、ロックなんて何も知らなかった僕でもエディの“ライトハンド奏法”に度肝を抜かれたのを憶えている。
16〜17歳の頃は僕もヴァン・ヘイレンを好んでよく聴いていた。
ただ、聴いていたのはデヴィッド・リー・ロスがボーカルを務めていた初期の作品ばかりで、サミー・ヘイガーに交代してからの彼らの音源は全く好きになれなかった。
その後の僕はニュー・オーダーをはじめとするインディーロックへシフトしていったため、たまに思い出しては彼らの楽曲を聴く程度だった。
それでも、ここ何年かで僕はまたヴァン・ヘイレンを好きになっていた。
彼らの代表曲である“Jump”がスティーヴン・スピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』のエンディングテーマに使用されていたり、今でもCMやラジオで流れる度、『ああ、やっぱり良い曲だな』と素直に感じるようになったのが大きいんだと思う。
あのシンセサイザーのイントロが鳴った瞬間に『おお、“Jump”だ!』と分かるし、耳にする度、昔の自分に「しょうもない偏見は捨てて、ちゃんと聴いてみろよ。どう聴いても名曲だろ!!」と言ってやりたくなる。
「産業ロックだからダメ」とか、そんなのはどうでもいい。30年以上経った今もこうして愛されているのは“素晴らしい曲”だと歴史が証明している。
エディの訃報を知ってから久々に彼らの音源を聴いているが、苦手だったサミー・ヘイガー時代の楽曲も、今ではすんなりと耳に馴染んでくるから不思議なものだ。
僕は“ひとつの時代が終わった”という表現が苦手だが、エディに関してはそう思ってしまった。
彼が登場していなかったら80年代以降の音楽史が全く変わっていたはずだ。
エディ、最高のギターと音楽をありがとう!!
You Really Got Me
https://youtu.be/9X6e7uctAww
Jump
https://youtu.be/SwYN7mTi6HM
Why Can't This Be Love
https://youtu.be/STVcNX7anGU
Dreams (LIVE)
https://youtu.be/mTlmm49pKWU
Can't Stop Lovin' You
https://youtu.be/Twi4sZrWhEE
LOVE. Thank You.