CORNERSHOP (コーナーショップ)
コーナーショップを知ったのは世界的大ヒットを飛ばした“Brimful Of Asha(『ブリムフル・オブ・アーシャ』と読む)”をラジオで聴いた時だった。
(3rd“When I Was Born For The 7th Time”)
ビートルズをはじめ、世界中でインド音楽や文化に傾倒しているバンドは数しれないが、このコーナーショップに限っては他と一線を画していると僕は思っている。
殆どのバンドは基盤となる“ロックミュージック”や“ポップミュージック”がある上でインド音楽を取り込んでいるのに対し、コーナーショップは逆に“インド音楽”が下地にあり、そこからロックやらハウスやらダンスミュージックを取り入れているため、聴いていて純粋にインドしている感じというか。
(いや、“純粋”ではないと思うけど 笑)
それもそのはずで、メンバーにはインド系イギリス人のティジンダー・シンという人が中心となっており、そんじょそこらの“インドっぽさ”とは明らかに違っている。
先述した“Brimful Of Asha”が収録されている3rdアルバム“When I Was Born For The 7th Time”しか知らない人もいるかもしれないが、他のアルバムも素晴らしかったりする。
個人的にお気に入りなのが2002年に発表された4th“Handcream For A Generation”で、このアルバム収録の“Spectral Mornings”には元オアシスのノエル・ギャラガーが参加しており、自由奔放なギターソロを披露している。
(4th“Handcream For A Generation”)
これが14分以上もの長尺曲であるにも関わらず、ストレスなく最後まで聴けちゃうのだ。
この曲を聴いて『ノエル・ギャラガーってやっぱ良いギタリストだな〜』と思ったし、そして、全体的にスペイシーなサウンドながらも相変わらずインドしてるという(笑)。
因みに3rdで大ブレイクする前の94年か95年頃に彼らは来日しており、ライヴ中は客席に向かってメンバーがカレー粉をぶちまけたりナンを投げつけたりとハチャメチャなステージだったそうだ(笑)。
想像するだけで滅茶苦茶だが、グッドミュージックを掻き鳴らしながら身体の芯までインドに浸るステージなんて、絶対楽しいんじゃないかな。
そんな彼らの武勇伝を知ると『一度、ライヴに行ってみてえな〜』と思わせてくれるバンドで、今もマイペースで活動を続けているようだし、コロナ収束後に是非ともまた来日してくれたらと願っている。
(帰りはカレー臭くなりそうだけど……笑)
Brimful Of Asha (Norman Cook Remix)
https://youtu.be/5LBnMRWeV-E
Brimful Of Asha
https://youtu.be/E4SMH-gxri4
Sleep On The Left Side
https://youtu.be/CqxGzawZPqQ
Good To Be On The Road Back Home Again
https://youtu.be/REzVxf_e2Vs
Spectral Mornings (feat. Noel Gallagher)
https://youtu.be/ZoceBpniPw8
You Always Said My Language Would Get Me Into Trouble
https://youtu.be/suU3OwJ8nUQ