シューゲさんのまったり音楽日記

洋楽中心に1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。コメントはお返事できそうなものだけさせていただくので、宜しくお願いします。

Charlie Watts (チャーリー・ワッツ)

2021年8月24日に逝去したローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES)のドラマー、チャーリー・ワッツ


f:id:shoegazer1990:20210825094631j:plain


https://news.yahoo.co.jp/articles/8f3d6f7cfc421fa339d08bd2d884ebca52373786
(『チャーリー・ワッツ死去』の記事)

https://news.yahoo.co.jp/articles/da0193291b18ddd3cea5cddb21f9142bc4c5f2c9
(『チャーリー・ワッツ、最後のパフォーマンス』記事)


ミュージシャンの訃報で一番泣いた……。



バンドがデビューする直前にメンバーから説得されて加入を決意したというチャーリー・ワッツ

彼が逝去してからデビュー直後の60年代前半の楽曲を中心にストーンズを聴いていたが、今改めて聴いても、ドラムが安定しているおかげで他のメンバーが自由に演奏できているのがよく分かる。


当ブログで何度も書いている通り、ストーンズは僕がロックを聴くきっかけを与えてくれたバンドだ。

ミック・ジャガーキース・リチャーズブライアン・ジョーンズというイカれた連中の中で、唯一『普通の人がいる……』と思わせてくれたチャーリー。

フロントの3人とベースのビル・ワイマンはグルーピーに手を出しまくっていたにも関わらず、チャーリーはファンの女の娘に手を出さなかったことでも有名で、ロックンロールの狂気の世界で平静を保っていた彼は全然ロックっぽく見えなかった。

ちなみにチャーリー自身はジャズ畑出身で、普段ロックは全く聴かないそうだ。しかし、かなりロックな一面もあったりする。

写真撮影時はスーツでビシッとキメて写ることが多かった彼は英国紳士……というよりも僕には普通のサラリーマンっぽく見え、『ロックバンドの一員なのに、何で彼はこんなに普通の格好しているんだろう?』なんて違和感が最初はあったものだ。

しかし、そんな風に感じていた僕もストーンズの写真や映像を観る度に段々と彼の立ち位置というかそのキャラクターや佇まいが好きになり、気が付いたら『このクセのある連中をまとめてくれる人』という、一見するとアンバランスなようで、実は絵的にもバランスを取ってくれていると感じるようになっていった。

サウンド的にも派手さは無いがルーズなストーンズの音に彼のタイトなビートが合わさるおかげで独特なグルーヴを生み出しているのも聴いていくうちに感じるようになったし、ずっとストーンズを聴き続けている僕みたいなファンからすれば、チャーリーのいないストーンズなんて考えられない。


余談だが、僕がギターをやっていた時に他の音楽好きな連中と遊びでバンドじみたことをする機会があり、その時に彼らの“Start Me Up”をやることになったのだが、ドラムを担当した人がCDを聴きながら「リズムの入り方が独特すぎて分かれへん」と何度も首を捻り、スタジオに入る直前までイントロを繰り返し聴いていたのを見て、『あ、チャーリーってやっぱり凄いんや!』と感じたものだ。


生まれて初めて観たロックコンサートが98年に大阪ドームで行われたストーンズの『ブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアー』で、ミック・ジャガーの超人的なパフォーマンスに度肝を抜かれたが、楽器隊ではキース・リチャーズロン・ウッドのギターよりも、実はチャーリーのドラムに衝撃を受けてしまったのも良い思い出だ。

涼しい顔で軽くドラムを叩いているように見えて、腹の底まで響いてくる感じ。

今思えば、あの時にボーカルやギター以外の楽器の重要性を初めて知ったかもしれない。


スタジオでノッてきたミックが勢い余ってシンバルを蹴飛ばした時、ミックの胸ぐらを掴んで「俺のドラムには手を出すな!」と言ったという。

80年代にバンドが空中分解していた頃、電話でミックに「ヘイ!俺のバンドのドラマーかい?こっちに来てくれよ!」と言われた際は、時間を掛けていつものようにスーツに着替え、ネクタイを締めて出ていき、ミック・ジャガーと対面して一発ブン殴ったという。そして、あのミックに「お前は俺のバンドのクソッタレシンガーだ!」と言い放った。


口数が少なく、冷静で、だけど芯があり、信念を持ってドラムと向き合っている。


そんなチャーリー・ワッツが大好きだった。


チャーリー、安らかな眠りにつかれるよう、お祈り致します。










Charlie Watts Quintet (LIVE 1996)
https://youtu.be/yJlw5jUZ_FI


All Down The Line (One Camera Shot)
https://youtu.be/MiswNgUYD4M


Midnight Rambler (LIVE 1972)
https://youtu.be/NHZeBKfoNEc


Memory Motel
https://youtu.be/MdpeyQkOK6g


f:id:shoegazer1990:20210828223746j:plain