シューゲさんのまったり音楽日記

洋楽中心に1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。

NEW ORDER / TECHNIQUE (1989)

今回はニュー・オーダー(NEW ORDER)が1989年に発表したアルバム“TECHNIQUE(テクニーク)”について。



僕が初めて聴いたニュー・オーダーのアルバムがこの『テクニーク』だった。


ストーン・ローゼズをきっかけに90年代ロックに興味を持ち始めたが、その少し前からイギリスで活躍していたバンドということでニュー・オーダーを知ったんだと思う。


個人的な意見だが、ストーン・ローゼズに対するレビューで散見されていた“ロックとダンスの融合”という表現は、僕の中ではしっくりこなかった。

まだ洋楽ロックを聴き始めて間もない頃だったというのもあるのかもしれないが、『ロックって元々“踊れる音楽”だったんじゃないの?』なんて当時は感じていた。

ただ、音楽ジャンルが細分化されすぎたために、そのような表現が用いられたのが今では分かる。

それでもストーン・ローゼズの1stに“ダンス”という表現は今でもやっぱり違和感を覚えてしまうのが正直なところで、多分それは、80年代末の本国イギリスでしか分からない感覚なのかもしれない。


そんな僕が“ロックとダンスの融合”という表現がピッタリ当て嵌まると感じたのが、ニュー・オーダーの『テクニーク』というアルバムだった。

“インディーダンス”と呼ばれる独特の冷めた雰囲気だったり、だからといって決して興醒めすることはなく、表面的には明るいメロディーに包まれており、それでいてリズムも弾けているため、クラブでビージーズやマドンナなどの音楽と一緒に流れていても不自然ではない感じというか。


実際、マイケル・J・フォックスが主演した映画『再会の街(原題“Bright lights, big city”)』では、主人公達が夜な夜な通っているニューヨークのディスコで彼らの楽曲が流れていたシーンがあったが、全く違和感が無かった。



“ロックとダンスの融合”という表現にいまいちピンとこなかった人は是非、ニュー・オーダーの『テクニーク』を一聴してほしい。

やけに明るいはずなのに冷めた感覚も混在しているメロディーと楽曲は、相反するようで、だけどそれがやたらとクセになる。

そして、彼らのビートに自然と身体が揺れるだろう。









Fine Time
https://youtu.be/_BmIqF-yC2E


All The Way
https://youtu.be/8Eu8sKgeBN8


Love Less
https://youtu.be/Gf5PHXI3k9U


Run
https://youtu.be/nyaNMoam9KY


Mr Disco
https://youtu.be/X_QbBGo1PNQ



Very thanks.