シューゲさんのまったり音楽日記

洋楽中心に1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。

CHAPTERHOUSE / WHIRLPOOL (1991)

久々にチャプターハウス(CHAPTERHOUSE)の1st“WHIRLPOOL(ワールプール)”を聴いたので、今更ながらこのアルバムについて書き綴る。



以前、ペイル・セインツの記事で「あのアルバムを探し回ったが、何処にも無かった」と書いたが、あの当時、実はこのチャプターハウスのアルバムも一緒に探していたのである。

そして、両バンドの作品共に何処にも置いてなかったため、僕の中では“アートワークだけは写真で見たことのある、幻のアルバム”という位置付けとなってしまっていた。


このアルバムを実際に聴いたのはだいぶ経ってからで、僕の中でシューゲイザー熱が再燃してからのことだった。


浮遊感のあるサウンド、舌足らずで不明瞭な歌を歌うボーカルスタイルは、シューゲイザーやドリームポップと呼ばれる音楽のイメージをそのまま体現していた。

歪みまくったギターサウンドなのに、爆音で聴くというか、音の洪水を浴びるような感覚で鳴らしてみると、身体が宙に浮かぶ錯覚に陥ることがある。


M1“Breather”やスロウダイヴのレイチェル・ゴスウェルがボーカル参加したM2“Pearl”をはじめ名曲揃いだが、個人的にお気に入りなのがM7“Guilt”で、身体がどこまでも浮かび上がっていくような気持ち良さと、落下していくような、その周りで虫がまとわりついているような気持ち悪さが同居している不思議な楽曲だ。



余談だが、チャプターハウスも過去に一度再結成を果たしており、2010年に来日公演を行い、前座にはドイツのウルリッヒ・シュナウスやアメリカのフリーティング・ジョイスが出演していたそうで、観に行けなかったのが悔やまれる……!!



今でもたまにこのアルバムを聴いてはいるのだが、先日、太陽が燦々と輝く青空の下で再生したら、もう、一発でトリップしてしまった。

上手く言えないが、自分の身体が空や雲と同化した感覚になったというか。



『この作品以上に晴天の日に合うアルバムって無いんじゃないのか?』と思うほどピッタリとハマったね。











Breather
https://youtu.be/5YtB4kxfQPs


Pearl
https://youtu.be/JEIAaWQfxMY


Falling Down
https://youtu.be/Fh_EWqIFpQQ


Guilt
https://youtu.be/1cnYVb0uq1I


Something More
https://youtu.be/ibfvXbMspM0