Richard Ashcroft / Alone With Everybody(2000)
久しぶりに元ザ・ヴァーヴ(THE VERVE)のボーカリストだったリチャード・アシュクロフト(Richard Ashcroft)の1stソロアルバム“Alone With Everybody”を聴いている。
リチャード・アシュクロフトはソロミュージシャンとしても素晴らしくて、購入した当時ずっと聴いてたほどのお気に入りだ。
というか、ヴァーヴ最大のヒットとなった3rd“Urban Hymns”も元々はリチャードのソロアルバムとして作られる予定だったし、個人的には『アーバン・ヒムス』が好きな人ならリチャードのソロも絶対気に入るはずだと確信している。
それなのに、元バンドマンのソロってバンド時代ほど成功するパターンって最近はあまり無いような気がする。
ホント、もったいない。
1曲目に収録されている“A Song For The Lovers”がヴァーヴ時代(とりわけ『アーバン・ヒムス』の頃)の栄光を再び取り戻そうとしているかのような曲調に聴こえて、一聴しただけだとあまり印象に残らないが、個々の楽曲はかなりクオリティーが高くて、ヴァーヴの歌モノは完全にリチャード主導の元で制作されていたのもこのソロを聴けばハッキリと分かる。
このアルバムに収録されているドリーミーな“You On My Mind In My Sleep”という曲が特にお気に入りで、今でもたまに聴きたくなる名曲だ。
最近は睡眠時間を以前より増やしているけど、夜中に何度も目覚めてあまり熟睡できずにいる。
なんだか頭の中がゴチャゴチャしていて整理できないから、余計に疲れてしまっている。
そんな時にふとこの曲を思い出して、久々に今聴いてるんだけど、“You On My Mind In My Sleep(俺は眠りの中でもおまえを想っている)”という歌詞とメロディーが身に沁みて、ス~~ッと心の中に溶け込んでくるようだった。
生きてたら気分が沈んで塞ぎがちになる時なんていくらでもあるし、誰にでもある。
それでも、『調子の良い時なんてずっと続くわけないし、逆に調子の悪い時もいつかは終わりがやってくる』と最近は思えるようになったから、今夜はこのアルバムを聴いてゆっくり休もうと思う。
You On My Mind In My Sleep
https://youtu.be/pm79HAxVoJs
C'mon People(We're Making It Now)
https://youtu.be/5kjbsQZreVE
On A Beach
https://youtu.be/GBozQQ1fpJQ