シューゲさんのまったり音楽日記

お勧めの音楽やライブ体験記、それに日々の気付きを書き連ねてます。執筆活動の合間にブログを更新しています。1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。コメントはお返事できそうなものだけさせていただくので、宜しくお願いします。

My Favorite SHOEGAZE / DREAM POP ALBUM TOP1〜5

僕の好きなシューゲイザー/ドリームポップのオリジナルアルバム、トップ5をまとめてみた。


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トップ10にしようかと思っていたがそれだと時間がかかり過ぎるため、とりあえず5枚ずつ選んで最終的にはトップ50までやれたらと考えている。





ルールとしては……


・オリジナルスタジオアルバムのみ。
(シングル集やミニアルバム、EPなどは含まない)

・人によっては「シューゲイザーやドリームポップとは違うんじゃないのか?」と思われるアルバムもあるかもしれないが、個人的なランキングなので、悪しからず。





……というワケで、ランキングスタート!














1.RIDE / Nowhere (1990)


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当ブログに何度も書いた通り、このアルバムを初めて聴いた時の衝撃度が一番だったので、栄えある1位となった。LPだと全8曲、90年当時に発売されたCDは全11曲、そして現在流通している再発盤は91年発表の“Today Forever EP”が追加された全15曲となっている。僕が当時聴いた11曲収録のCDをお勧めしたい。アートワークそのままの“波”を全身で浴びているような音。


Dreams Burn Down
https://youtu.be/tsmHP3ce010












2.MY BLOODY VALENTINE / mbv (2013)


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91年発表の前作“LOVELESS”の方が音楽史的に考えると重要なのは分かっているが、個人的に好きなのはこっちだったりする。“LOVELESS”よりも更に先へ行っている世界観がたまらない。


She Found Now
https://youtu.be/ocaTt0ILPWY












3.THE VERVE / A Storm In Heaven (1993)


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最初の1音が鳴り響いた瞬間から薄暗い洞窟の中へ連れて行かれるような、究極のサイケデリックロックのひとつ。初期は空間系の音を多用しているためこのランキングに入れることにした。


Slide Away
https://youtu.be/X45hWP_QKt0












4.AMUSEMENT PARKS ON FIRE / Out Of The Angels (2006)


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2ndアルバム以降のライドはシューゲイザーというフィードバックノイズを捨て去ったが、僕のような“NOWHERE”でノックアウトされた人間は『もしも、ライドがあの音楽スタイルのままで突き進んでいたなら、どんな風になっていただろう?』という妄想を具現化してくれたのがこのバンド。冷たい冬を想起させ、ラストはブリザードの結晶が襲いかかってくる。


Black Out
https://youtu.be/snAEJFEw8Is











5.COCTEAU TWINS / Victoria Land (1986)


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コクトー・ツインズのオリジナルスタジオアルバムは全9枚で、そのどれもが甲乙つけがたいほどに素晴らしいが、1枚選ぶなら今のところこの“Victoria Land”になる。天国というものが存在するなら、こんな所かも……。そんな想像を膨らませてくれる。


Lazy Calm
https://youtu.be/Hg9SBjfmyLk











……こんな感じでまた“トップ6〜10”と、それ以降もやっていこうと思う。



では、次回もお楽しみに♪





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祝!5万アクセス突破!!

今回はまた個人的な話をダラダラ書いているので、興味無い方はスルーすべし!!






少し前の話だが、2月8日早朝に当ブログの総アクセス数が5万を突破しました!



どんどんひゅーひゅーパチパチ〜〜♪



……って、毎回同じ展開やな(笑)。




2017年11月末からブログを開設して、最初の3ヶ月ほどは1日のアクセス数が2〜3件ほどしか無かったのに、今では多いと1日150〜300以上のアクセスがあるので、これも皆様のおかげです。


感謝!!





この2月8日には良い出来事が重なって、前回のブログに書いた通り元ペイル・セインツのイアン・マスターズさんのライヴに行けたのは勿論、その日の昼間にも嬉しいことがあった。




現在、唐津で活躍している堀田みなみさんからプレゼントが届いたのである。


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(猫背矯正、コレ俺も昔やったわぁ〜!笑)


まさか本当にプレゼントを送って頂けるとは思いもしなかったが、メッセージのやり取りがとても丁寧で、それもすごく感動したな。

みなみさん、本当にありがとうございました♪





昨年末には『ろくでなしBLUES』や『ROOKIES』、それに『べしゃり暮らし』の作者である森田まさのり先生のプレゼントに当選したりと、とにかくラッキーが続いているのである(笑)。


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友人Bさんから何度もライヴに誘ってもらったり、Kさんからもプレゼントを頂いたりお話を聞いて頂いたり、相変わらずEさんと月イチで会っては近況報告し合ったり。そして、恩人であるLさんともまた最近よく話しているし、“良い流れ”に自然とうまく乗っかれているのが自分でも分かるね。






そして、昨年の7月下旬からコツコツ続けていたことが2月15日にやっと終わったので、とりあえず一安心。

……で、その翌日から次の目標に向け、既に気持ちを切り換えている。




本当にね、沢山の人達から背中を押してもらっていて、プラスのエネルギーを頂いている。

自分のやっていることで批判されることもあるが、芯さえブレなければ必ず応援してくれる人達がいるし、その人達のためにも頑張ろうって気になるよ。






あと、昨年11月下旬から読み始めた『カラマーゾフの兄弟』もこの2月15日にやっと読破した。


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約2000ページもある大長編で、しかもほとんど改行されていないから読みにくいったらありゃしねぇ。更に、内容が難しいため挫折者が続出するのも納得してしまったよ(汗)。

内容を全て理解できたわけでも無いし表現も古くさくて分かりにくい箇所がいくつもあった。
(ちなみに僕が読んだのは新潮文庫から発行されている原卓也さんの翻訳です)

だけど、やたら惹き込まれるシーンもあったりして、140年も前のロシアで書かれた作品であるにも関わらず、人間って本質的にはいつの時代でも変わらないんじゃないのかな、なんて感じてしまった。


今は『カラマーゾフの兄弟』関連の書籍を読みながら、また次の小説を読み始めている。

日中は忙しいため、夜中2時ぐらいまでとにかく読めるだけ読んでいるが、やっぱ本は良いよね。過去の偉人たちから学んで、考える力を養える。





なかなかブログにまで手が廻らず、以前から考えている企画(シューゲイザー/ドリームポップのベストアルバム)も途中まで下書きしたままにしているが(汗)、とにかく自分に無理の無いペースで続けていこうと思うので、これからも宜しくお願いします♪






というわけで、今夜は“ラッキーマン特集”でいこう♪



……って、5万アクセス突破記念がコレで良いのか?!




いや、これでいいのだ!!(バカボ〜〜ン♪)











ラッキーマン (オープニングテーマ)
https://youtu.be/g2eeoC3_Cw0


THE VERVE / Lucky Man
https://youtu.be/MH6TJU0qWoY


HURRICANE #1 / Lucky Man
https://youtu.be/mtT6AHaIopM


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T2/19 21:30-2:00

Ian Masters(ex. PALE SAINTS) & 寺子テラオ live at Mile High Club (2020.02.08)

2020年2月8日(土)、大阪市内にあるバー“Mile High Club”にて、元ペイル・セインツ(Pale Saints)のイアン・マスターズ(Ian Masters)と寺子テラオのユニット“Big Beautiful Bluebottle(=BBBb)”のライヴに行ってきた。

今回のライヴはペイル・セインツが90年に発表した1stアルバム“The Comforts Of Madness(邦題『狂気のやすらぎ』)”の30周年記念イベントだ。


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今回のライヴを知ったのは友人Bさんが教えてくれたのだが、以前にも当ブログ内で書いた通り、『イアン・マスターズさんが大阪に住んでいる』という噂は何年も前から聞いていたのだが、まさか今も在住とは思いもしなかった。

そして、気付いた時には既に予約で定員オーバーになっていたので、ダメ元で関係者のtototo RECORDさんに電話したり、本人達に直接交渉を試みた。

ペイル・セインツが活動していた当時の僕はまだ小さかったので完全に後追い世代なのだが、それでも彼らの音楽が大好きで、その気持ちはリアルタイムで聴いてきたファンにも負けないということを正直に伝えた。

すると、僕のメッセージを読んでくれた寺子テラオさんがお返事を下さり、交渉の末に何とか定員内に入れてもらうことができた。

(寺子テラオさん、イアン・マスターズさん、tototo RECORDさん、関係者の皆さん、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました!)






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Mile High Clubに到着し、1stアルバム30周年記念盤を購入。

……しかし、俺はレコードプレーヤーを持ってないので聴けないのだが(汗)、このアートワークは秀逸なので額に入れて飾ることにした。いつか良いステレオを購入して爆音でこのアルバムを聴いてやろうと心に誓ったのである(笑)。


リアルタイムでペイル・セインツの音楽を聴いてきたファンの人達と話し、「当時聴いてた人でもイアン・マスターズが大阪に居るのを知らない人っていっぱいいるんじゃないのかなー」と言われていた。





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20時になりライヴが始まるのを心待ちにしていると、目の前にイアン・マスターズさんらしき人が……。


思い切って声を掛けてみた。




俺「イアン・マスターズさんですか?」



?「違う。私、ここのスタッフの者です!」




否定されたが、10秒ほど顔を凝視してみる。


イアン・マスターズさんはおろか、ペイル・セインツの写真自体もそれまでに数枚しか見たことが無かったが、目の前に居る人はあの独特の鋭い眼光をしていたので、絶対に間違いないと思った。



一瞬、彼がニヤリと微笑む。




俺「……いや、イアン・マスターズさんでしょ?」



?「…………そうかもしれない…………」




というわけで、めでたく対面を果たしたのである(笑)。



急なお願いを了承して頂いたお礼を述べると、「遅いっ!!」と思い切りツッコんで笑っていた。ホンマ、スミマセンでした……。






そして、20時40分頃にライヴスタート。


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(左がイアン・マスターズ、右が寺子テラオ)



二人がやっていたのは完全に打ち込み系のノイズ音楽で、寺子テラオさんが次々とレコードを換えていき、それに合わせてイアン・マスターズさんが歌声を乗せていた。

ペイル・セインツの1stアルバム30周年記念イベントで、寺子テラオさん曰く「イアンが“Comforts Of Madness”の曲を演るのは最後になるかもしれない」とのことで、とても貴重なライヴだった。

最初から最後までノイズまみれだったがイアンの透き通るような歌声は健在で、“Sight Of You”などのボーカルを披露した瞬間がやはり一番盛り上がった。



ライヴが始まる前からペイル・セインツの思い出が蘇ってきて、感極まっていた。

僕がこのバンドの存在を知った時には、もう何処にも彼らのアルバムは置いて無かった。

それこそ大阪にあるレコード店を片っ端から覗いたし、京都や神戸のお店にも行ったが、何処にも置いておらず、『本当に存在するのか?!』と思い、一度は諦めた。

結局、何年も経ってからネットで購入することができ、あの“猫ジャケ”のイメージそのままの耽美な世界観を初めて耳にした時は、嬉しくてたまらなかった。



ずっと前から『もしもイアン・マスターズに会えたとしたら、聞きたいことがたくさんある』なんて思っていたのだが、この夜、実際に彼と出会って、ライヴを観ているうちに『もう、そんなことはどうでもいいや』と思うようになった。


『バンドが解散して終わりを告げても、彼の人生は続いて、今こうやって生きていること自体が素晴らしいんだ』


イアンさんとは少ししか言葉を交わせなかったが、この日の彼を観ていて、そんな風に感じていた。




BBBbのライヴは1年ぶりで次いつやるかも未定だそうだが、どんな形であれ、僕は“今”のイアン・マスターズさんを応援していきたい。













Ian Masters & Terao Terako (LIVE2020.02.08)
https://youtu.be/88gJvvdgLL8


Sea Of Sound
https://youtu.be/kGJEdrUMOrw


Insubstantial
https://youtu.be/1FGqrH_aAz8


Language Of Flowers
https://youtu.be/9itUJZupxvQ


Sight Of You
https://youtu.be/6MAy1dJ1C9M


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T2/15 18:00-23:00 Finish!


(以前書いたペイル・セインツの記事)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/11/04/235208




MADEON live at ZEPP OSAKA BAYSIDE (2020.01.17)

2020年1月17日(金)、Zepp大阪ベイサイドにて行われたマデオン(MADEON)のライヴ。


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EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)を代表するフランス人のマデオンについては、デビューアルバムが出た当時にBさんがCDを貸してくれたが、そんなこともすっかり忘れていた。

今回はBさんが誘ってくれたおかげでこのライヴへ足を運ぶことになり、普段はほとんどロックばかりを聴いている僕にとっても貴重な体験になると思った。








オープニングアクトのSASUKE(サスケ)が終わり、予定時刻の19時半ちょうどにマデオンことユーゴー・ピエール・ルクレールが登場。


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Spotifyで先日発売されたばかりの2ndアルバムを中心に聴いているうち、かなり好きになっていた。

マデオンの楽曲は全体的に明るかったのも良かったのかもしれない。

BGMとして聴き流すのも良し、ガッツリ聴き込むのも良しという、どんな時でも聴ける音はやはり強い。特にポーター・ロビンソンとの共作“Shelter”は超名曲で、ライヴ会場へ向かっている間、何度もリピートしていた。個人的には数年前、パッション・ピットのアルバムをずっと聴いていた時のような感覚に近いと感じた。


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照明やバックスクリーンによる演出とマデオン自身による歌と演奏、それにダンスの全てが見事に融合していた。

『0.01秒の狂いも無いんじゃないのか?』と思ったほど完璧なライヴパフォーマンスだった。

音源だけでも素晴らしいミュージシャンだと十分に伝わってきたが、実際にライヴを観て、この人がどれだけマルチな才能に溢れているのかが分かった。

『これが2020年の、世界をリードする最新の音なんだ!』と感じた。

最新のテクノロジーと最高のパフォーマンスを観ているうちに、何だか未来の世界へやって来たような気分になってしまった。

それと同時に、『自分が普段聴いている“ロック”という音楽ジャンルは、もう古い時代のものなのか?』、そんな思いに駆られたりもした。

僕は自分が良いと感じたものはジャンルや国に拘らないようにしているが、やっぱり根はロックが好きなので、ギターがあって、ベースがあって、ドラムが大音量で鳴っているのが自分には一番合っていると思っていた。

……が、この夜のマデオンのパフォーマンスを観て、照明やスクリーンを除いた全ての演出をたった一人で行っていたマデオンを観ているうちに、何だか自分一人だけがその場から取り残されていくような気がした。

だけど、新しい時代の音をこうして生で聴ける喜びも感じていたし、いろんな思いを巡らせながらも、ライヴ中は若いオーディエンスと共に熱狂していたので、べつに悲観的になっているわけでは無かった。


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2020年の一発目にマデオンのライヴを観られたのは本当に良かったし、これからの世界の音楽シーンがどうなっていくのか、その鱗片を観たような気がした。














Shelter
https://youtu.be/HQnC1UHBvWA


Dream Dream Dream
https://youtu.be/qQWAicHiVhk


No Fear No More
https://youtu.be/D_EnyikMsEU


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T2/9 15:00-1:00

MY BLOODY VALENTINE / mbv (2013)

昨年末の記事に「2010年代のベストアルバムが思い浮かばなかった」と書いたが、実は、あのとき頭に浮かんだアルバムが2枚あった。

今回は、そのうちの1枚であるマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(MY BLOODY VALENTINE)の“mbv”を紹介する。


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ちなみにもう1枚はスロウダイヴのアルバムだ。ということはつまり、どちらも90年代初頭(正確に言うとマイブラは80年代の中頃から)に活躍したバンドなので、懐古主義なのかと自問自答したものだが、それでも、改めて2010年代に発表された新譜を思い返してみると、やはりこの2枚が個人的には突出していたように思う。

2013年の2月に突如リリースされたこの“mbv”は驚きをもって迎えられたし、前作が1991年発表のアルバム“LOVELESS”で、その後バンドは自然消滅してしまったため、新曲が聴けるなんて想像すらしていなかった。


再発された『ラヴレス』のライナーノーツなどを読むと、『バンドは95年頃にアルバム2枚分のデモテープを作っていた』と書き記されていたが、結局はそれも幻想に過ぎず、僕達リスナーは『ラヴレス』を聴いては『このまま活動を続けていたら、このバンドは一体どんな音を創っていたのだろう?』という妄想すら、とっくの昔にしなくなっていた。

2007年にバンドが再結成した時ですら、彼らの新曲なんて期待することも無く、『再結成したのは嬉しいが、どうせ他のバンド勢と同じで金さえ集まれば良いんだろうな』なんて皮肉に思ったし、何より、あれから相当な年月が過ぎ去ったおかげで、歳を取ったメンバー……特に、バンドの中心人物であるケヴィン・シールズのインスピレーションや創造力にもう期待なんてできないと僕は感じていた。

ケヴィン自身も長いバンド休止期間中にはプライマル・スクリームのサポートメンバーとして活躍したりと色々やってはいたが、主戦場であるはずのマイブラでその才能を発揮するようなことも無く、作曲も映画『ロスト・イン・トランスレーション』に数曲提供しただけだったりと、何だか宝の持ち腐れにしか見えなかった。


ひょっとしたら、この人は『ラヴレス』で燃え尽きてしまったんじゃないのか?……いつしか僕は、彼のことをそんな風に思うようになっていた。


しかし、やはり僕にとってこのバンドは特別な存在であるのは変わらず、22年という途方もない歳月を越えて発表された“mbv”には興奮を隠せなかったし、音源を聴いてみると、良い意味で僕達の知っているマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの姿がそこにあった。

長期間のブランクも全く感じさせず、『ラヴレス』の続きというか、“更に先の世界”がそこには存在していた。


このアルバムを聴いた当時は不眠症に悩まされていて、何週間もまともに眠れなかったこともあり、そんな時にヘッドホンを着けて爆音で音楽の世界に浸っている間だけが僕にとって唯一の救いだった。

そんな個人的な思い出もあり、一番トリップできたアルバムのひとつがこの“mbv”で、アートワークに描かれている“地球とは全く別の世界”に入り込むような体験をその時にしている。




そして今、改めてこのアルバムを聴き返してみる。


世間的にはどうしても前作“LOVELESS”との比較は避けられないだろうし、バンドってそういうものだと僕も思っている。

だが、発表されてから7年が経ち、僕が感じるのは『たとえこのアルバムがマイブラ名義でなくとも、絶対に好きになっていたはずだ』ということだ。

そして、きっと特別な1枚になっていたと確信している。




マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのやっている音楽って世間には理解されにくいものだと感じているし、だからこそ芸術的な人々の感性を刺激してくれるんだろう。


LOVELESS”にしても“mbv”にしても、このバンドの生み出す音楽に対して感じるのは“時代も何もかもを超越している”ということで、これからどんなに世の中が変化しても、ずっと魅了してくれる存在であり続けると僕は思っている。














she found now
https://youtu.be/ocaTt0ILPWY


is this and yes
https://youtu.be/8gH6UOatmAM


new you
https://youtu.be/VpoOjoiYcWY


nothing is
https://youtu.be/HHlVpADx_jk


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LOVE

尾崎豊について語る。

2020年1月4日(土)、TOHOシネマズ梅田にて2週間限定上映の映画『尾崎豊を探して』を兄と鑑賞した。


楽曲が途切れ途切れになる編集が何とも言えない出来だったので、今回は映画の感想ではなく、尾崎豊の音楽を聴いてきた僕の個人的な思い出を書き綴ろうと思う。




僕が尾崎の曲を初めて聴いたのは15歳の頃で、確かラジオのあるDJが『十七歳の地図』を紹介して興味を持ったと記憶している。


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同じ頃、入学した高校の図書室に尾崎豊のお兄さんである尾崎康さんが書かれた『弟 尾崎豊の愛と死と』という本を見つけ、楽曲を聴いたのが先か、この本を読んだのが先かすらハッキリ覚えていない。

ただ、1stアルバムである『十七歳の地図』を聴いた時の印象は今でもよく覚えている。

先ず、歌詞カードを見た瞬間からその膨大な文字数に強烈なインパクトを受け、ラップでもないのにこれだけの量の歌詞を詰め込んでいるのが衝撃的だった。

アルバムを再生してみると1曲目『街の風景』が流れ、それまでイメージしていた“ロックシンガー、尾崎豊”とはかけ離れた歌謡曲調の楽曲に、僕は拍子抜けしてしまった。

だが、アルバムを通して何度か聴いているうちに、徐々にその世界観に引き込まれていった。

15歳という反抗期真っ只中だったのもあり(笑)、尾崎にのめり込んだ他の人達と同じように僕もハマっていき、全アルバムを聴き込み、あの長ったらしい歌詞も当時はほぼ全て暗記していた(今はほとんど忘れてます……汗)。

尾崎豊に関する本も、見つけては全て読んでいた。



しかし、聴き初めて1年が経とうとした頃に、僕は尾崎の曲を聴くのを止めた。

それは、アルバム『誕生』収録の『LOVE WAY』を聴いていた時のことだった。

この曲を聴いている時、“生きていく上での矛盾”を感じてしまい、それは『尾崎豊という人がこんなに苦しい思いをしながら生きていた』と知った瞬間で、彼の心の中を覗き込んだような体験をしてしまい、それ以来怖くなり聴けなくなったのだ。


尾崎豊の楽曲を聴かなくなって1ヶ月も経たないうちにローリング・ストーンズにのめり込み、それから海外ロックを聴くようになっていったが、僕の中でこの時の体験は偶然ではなく、きっと尾崎やブルーハーツの楽曲を聴いていたことで“洋楽を聴く土台”が出来上がっていたんだと思っている。




『LOVE WAY』の洗礼を受けて以来(?)、ほとんど尾崎の曲をまともに聴くことは無くなったが、それから何年も経ったある日、ひょんなキッカケでまた彼の曲を聴くことになる。

大人になってから聴いた尾崎の楽曲は、十代の頃に聴いていた時とはまた全然違って聴こえ、だけど当時の孤独や葛藤を思い出させてくれた。

そして、『今も僕は、違った形の孤独や葛藤を抱え込んで生きている』と感じた。





更に、この頃に何故か兄が尾崎にハマってしまったのである。




十代の頃、俺が一人で尾崎の曲を毎日聴いていた時、兄が放った一言が今も忘れられない。




兄「俺、尾崎キライやわ〜〜!!」



俺「(ムッとしながら)何で?」



兄「バイク盗んだんやろ?」




……と、こんなことを言ってた兄が30歳を過ぎてから急にどハマリしていたのは正直驚きを隠せなかったが(笑)、You Tubeで尾崎の映像を観て、一発で好きになったという話だった。
(今の兄は「俺にとって尾崎は神やな!」と言ってます 笑)




それからしばらくの間、僕は尾崎の曲を昔のように聴いた。

とっくの昔に売ってしまった全アルバムを買い直し、それだけでなく、ライヴアルバムやDVDも片っ端から買い揃えた。


16で彼の曲を聴かなくなり、その後はほとんど洋楽ばかりを何年も聴いていた僕が、海外ロックを通った後に再び尾崎を聴いて感じたのは、やはり彼は“天才”だということだった。

尾崎が多大な影響を受けたブルース・スプリングスティーンなどもその頃には聴いていたので、尾崎を批判する人達の言ってることも僕は理解できた。

それでも、彼の生み出した歌詞や魂には嘘が無いし、だからこそ聴く者を魅了したんだろう。



その頃、また昔のように尾崎関連の書籍を何冊も、何十冊も読み漁った。

本人が書いたもの、親しい人達が書いたもの、目についたものは全て読んだ。

そうすることで彼に対する評価が随分と変わっていき、人間臭くて不完全な尾崎が神格化されているのは個人的に違和感を覚えたりもした。


“ミュージシャンとしては最高の人”というのが尾崎に対する僕の正直な感想だ。




今はまた尾崎の楽曲を聴くことはほとんど無くなったが、人生を重ねていく中で、またいつか昔のように彼の曲を聴く時が来るのかもしれない。














Forget-Me-Not (LIVE1987)
https://youtu.be/-c94l25NX_s


街路樹 (LIVE1988)
https://youtu.be/ZMHTKtShbO0


LOVE WAY (LIVE1991)
https://youtu.be/f6sj3nBw2LE


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T1/16 21:30-2:00

2010年代ベストアルバム……?!

皆さん、ご無沙汰しています。シューゲさんです。


なかなかブログ更新できていないですが、ちゃんと生きてます(笑)。

何かと忙しくてねぇ……やらなきゃいけないこともあるので、時間があればそっちを最優先にしています。

ブログは気の赴くままにボチボチ更新していこうと
思っているので、気長にお付き合い下さい。






……と、堅っ苦しい挨拶は終わり!



今日で2019年が終わるだけでなく、2010年代が終わるのか……なんてことばかり考えていた。


ネットを見たら、皆さん“2019年の年間ベストアルバム”とか“2010年代ベストアルバム”とか載せられていて、僕も自分なりに考えてみた。

……が、今年だけでなく、この10年間のベストアルバムすらも思い浮かばなかったのである(汗)。


いや、2010年代も色々と聴いてきたよ、俺も。だけど、“歴史的名盤”というぐらいのアルバムが出ていたかと考えた時に、1枚も頭に浮かんでこなかった。

「昔は良かった」という表現が僕は嫌いで、「大事なのは今」と思っているのだが、そんな僕でも冷静に思い返してもパッと出てこない。


ただ単に、僕が最近の音楽をあまり聴いてないから知らないだけなのか? そんなことも考えたりしたが、けっこう普通に聴いてたと思う。

友人に最近のお勧めアルバムやミュージシャンを教えてもらい、気になって聴いたりしてるし。


それでも、60〜70年代……いや、80〜90年代も“歴史的名盤”と呼べるものが沢山あったのに、2010年代は『このアルバムやミュージシャンが世の中を変えるんじゃないのか?!』と思わせてくれるものが無かった気がする。


昔と違い、今はネットをはじめとしていろんなメディアがあり、娯楽で溢れ返っているからなのかもしれない。


だけど、今の世の中の方が昔以上に混沌としているとも感じているし、何というか、風穴を空けてくれるぐらいのインパクトを持ったミュージシャンやアルバムが出てきてほしいと願ったりしてしまう。


悲観的に聞こえるかもしれないが、次の10年でまた強烈なバンドが出てくるんじゃないかな〜、と期待もしていたりする。



個人的には以前に紹介したスネイル・メイルはもっとメディアに取り上げられてほしいが、何で注目されないんだろうと不思議でしょうがない。

あと、ベアバッドゥービーも来年辺りにブレイクしてもおかしくないと思っているが、こればかりは分からんからなぁ。

個人的に最高だと思うミュージシャンでも、世間の評価は違っていたりするし、運を引き寄せるかどうかもあるからね。


う〜〜ん、ブレイクしてほしい!!






……ということで、もう2019年も終わりに近付いてきた。


僕自身はこの1年は本当に良い年で、特にこの12月が滋味だったけど一番良かった。

色々あったけど、昔の自分なら切り抜けられなかった悩みも、今の僕なら無事にやり過ごせるようになっているし、日々の努力を実感できたのが良かったな。




大掃除とCDラックの整理もできたし(笑)、2020年代は思いっ切り飛躍する予感がしているので、僕は次の10年が非常に楽しみだ。


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……では、今日の曲。




2000年代の楽曲だけど、AIRIEL(アリエル)の“In Your Room”。


あと、再始動したAMUSEMENT PARKS ON FIREが2018年に発表したシングルから2曲。やっぱりシューゲイザーも入れときたいので(笑)。

“Infernal Flame(地獄の炎)”という曲名は何だか演技が悪い気がしないでもないが(汗)、カッコイイので貼り付けとこ♪





ああ、激動の2010年代が終わるのか……。


2020年も最高の1年にしよう!









AIRIEL / In Your Room
https://youtu.be/eBcwRJK3Ux8


AMUSEMENT PARKS ON FIRE / All The New Ends
https://youtu.be/uTmhMzoRWv4


AMUSEMENT PARKS ON FIRE / Infernal Flame
https://youtu.be/h7qBAR-zcB8


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ピンク・フロイド『光〜PERFECT LIVE!』絶響上映(2019.11.25)

2019年11月25日(月)、大阪にあるZepp難波でピンク・フロイド(PINK FLOYD)のライヴ絶響上映に行ってきた。


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『光〜PERFECT LIVE!』という邦題が付けられたこの映像は1988年頃のワールドツアーを記録したもので、観るのは初めてだった。

バンドの脳であるロジャー・ウォーターズ脱退後、残された3人で再出発してからのツアーで、この時に最後の来日をしているという。



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会場内の年齢層は…………高けぇぇぇっ!!


……と、大御所バンドのライヴやイベントの度に毎回同じリアクションをとってしまうのである(笑)。


この絶響上映でフロイド関連のイベントが多いのを見る度に、日本でもこのバンドって熱狂的なファンが沢山いるのだなと思ってしまう。






ライヴは“Shine On You Crazy Diamond”からスタート。



ステージでは左にギター&ボーカルのデヴィッド・ギルモア、中央にドラムのニック・メイスン、そして右にキーボード&コーラスのリチャード・ライトが一列に並んでいる。

ロジャー・ウォーターズとのゴタゴタで当時はサポートメンバー扱いされていたリチャード・ライトもちゃんと正規のメンバーとして加わっているのが嬉しかった。

リチャード・ライトは物凄く老け込んでいるように見える。苦労してたんだろうな……。



94〜95年のワールドツアーでも使用されていた巨大円形スクリーンが既に使われていたのは驚きだったが、曲のイメージ映像もいくつか使い回していたのは更に衝撃的だった。

87年発表のアルバム『鬱(うつ)』の楽曲を中心に演ってたようだが、やはり代表曲を演奏する度に会場は盛り上がってしまう。映像の中のお客さん達も、そして僕達も一曲終わる毎に拍手喝采だった。


このツアーからサポートメンバーの人数が大幅に増えたとのことで、観ているとこれも主に90年代のツアーメンバーと基本的には変わらないようだ。

デヴィッド・ギルモアの左側に居る女性コーラス隊が華やかで、特に一番右に居たショートカットの人がやたらセクシーというか、目が釘付けになってしまった。この人、調べてみたらレイチェル・フューリーという名前らしい。
(記事下に貼付してある映像でご確認下さい)



ロジャー・ウォーターズが脱退してからのフロイドは“デヴィッド・ギルモア・バンド”という感じがする。

それにしても、初期リーダーだったシド・バレット以外のメンバーは見た目も華やかでは無いしパッとしない人達なのに、これだけデカいスタジアムを埋め尽くすだけの力があるのに圧倒されてしまう。

映像を観ていて感じたのは、自分達でピンク・フロイドという名のモンスターを創り上げてしまったんじゃないかと思ってしまったし、きっとそうなんだろう。


映像越しでもスタジアムの熱狂が伝わってくる。



僕自身も個人的に最高だと思えるライヴをいくつか観てきたが、一回のライヴで何万人ものファンを熱狂させることのできるバンドやミュージシャンはほんの一握りしかいないんだと感じているし、何より時代を超えて人々に愛され続ける楽曲の偉大さというのを今回見せつけられた気がした。





ピンク・フロイド、もう再結成は無いかもしれないが、もし実現したら日本に来てほしいと節に願う。












The Great Gig In The Sky (LIVE1988)
https://youtu.be/2-DvI9Ljeg4


On The Turning Away
〜 Wish You Were Here (LIVE1988)
https://youtu.be/FwbjNovSWAs


Comfortably Numb (LIVE1988)
https://youtu.be/4mQbe_DZKNs


Run Like Hell (LIVE1988)
https://youtu.be/B-Bes7ZAif0


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Please take care.

“祝!ブログ2周年!!”の巻

遅れましたが、11月29日で当ブログも遂に2周年を迎えることができました!


どんどんひゅーひゅーパチパチ〜〜♪


よ〜〜〜〜〜〜続いとるわ、ホンマに(笑)。



またダラダラと思いつくままに書いていこう。


……と、こんなん多いな最近(汗)。

メインの音楽ネタで書きたい話はあるので、それはまた次回ということで♪




ああ……もうU2が来日してるのか。


観に行く人達が羨ましいぜっ!!


俺は憂鬱(ユウウツー)だぜ……。

(このオヤジギャグを最近連発していたりする)




それにしても、毎日ホンマに色々あるわ(汗)。

トラブルを求めてないのに、何故こんなにいろんな災難が降りかかるんやって感じ。

多分……というか、きっとそういう星の下に生まれたのであろう。

まあ、おかげで沢山の経験を積めているので良しとしよう!



毎年、秋から冬にかけて調子を崩しがちになるんだよなぁ。

ただ、余計なストレスや悩みを抱えないように努力してるから、スローペースながらも少しずつ前進していってるのが自分でも分かる。

今は周囲の雑音に心を掻き乱されないよう自分自身をコントロールしているので、おかげで平穏な日々を過ごせている。

僕自身も毎日成長していってるのを実感してるし、周りの人達からも「よく頑張ってるね!」と言われることが多くなった。

やっぱ、頑張ってたらちゃんと皆見てくれてるんやな……と思う今日この頃なのである(笑)。

何だかんだいっても、全体的に見れば良い感じに物事が進んでるし。

嫌なことも最近ほとんど無くなったし、それも日頃からお世話になってる人達のおかげだね。


先日のEさんのライヴでエネルギーを貰えたし、最近お疲れ気味のEさんに今度は俺がパワーを分け与えたいと思っている。

いつもたくさんお世話になってるからね、愚痴でも何でも思う存分吐き出してもらって、美味いもん喰いに行って元気になってもらおう、うん!


今年からの目標に“お世話になった人達へ恩返しをしていく”というのを掲げて、少しずつでも実現していってるのは良いことだ。





……というわけで、今回はビート・ハプニング(BEAT
HAPPENING)にしよう。


最近、通勤時によく聴いている。


今はサマーでなくウィンターだけど、細かいことは気にしない(笑)。


朝日と共に聴くビート・ハプニングは心を落ち着かせてくれるね。



こんな調子でこれからもボチボチ更新していくので、気長にお付き合い下さい♪










Indian Summer
https://youtu.be/Eaw-zW7RVus


Godsend
https://youtu.be/D0wDo3pQ7MQ


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LOVE

6×9=54才の地図 Silver Wings (2019.12.01)

2019年12月1日(日)、京都は祇園四条にあるシルバーウイングスにて、ドラマーEさんの所属するバンド“Chuck's(チャックス)”を観に行ってきた。


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移動中の電車内では『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー著)を読んで過ごしていた。年末年始休暇には読み終えたいが、なかなか進まず……。多分、読破するのに半年ぐらいかかりそう(汗)。





出演は5組。


セッティングもテンポ良く進行していった。





1.着火ーず

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2.渡辺駿介

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3.Gore Gole

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4.Custom

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5.Chuck's

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トリでチャック・ベリーをこよなく愛するチャックさん率いるチャックスの登場!(……って、ややこしい!!笑)


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チャックさんの盛り上げ方が上手く、選挙の曲などで会場を大いに笑わせてくれ、ロックンロールな楽曲を連発しては僕たち聴衆を楽しい気分にさせてくれた。




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Eさんのドラムを久々に聴いて『あぁ……Eさんのドラムだ!!』と感じ、それは上手く説明できないけど、Eさんの手癖というか、ずっと一緒にやって聴いてきた彼の刻むビートそのもので、懐かしさがこみ上げてきた。



22歳の頃に出会って○年……。気付けば長い付き合いで、一番辛い時期を支えてくれた恩人の1人と今もこうして一緒の時間を共有できるなんて、本当に感謝の気持ちしかないね。

Eさんを含め、何でも話し合えるKさん、ストーンズ繋がりで10年以上の親交があるBさん、久しぶりに話してもいつもと変わらず冗談を言い合えるLさん、それに母親の5人が今の自分を形成しているんだと改めて思った。

色々あったけど良い人達に支えられているし、疎遠になった人達に対しても、今まで出会った皆のおかげで毎日を生きてるって実感がある。


Eさんのステージを観ながらそんなことを考えていた。





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ラストは出演者全員がステージに上がりベン・E・キングの“Stand By Me”を大合唱しフィナーレを迎えた。



楽しいイベントでエネルギーを貰えたよ。


2019年も残り一ヶ月を切ったし、良い形で2020年代に突入していこう!







……というわけで、今回はチャック・ベリーの代表曲“Johnny B. Goode(ジョニー・B. グッド)”を。


映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でのマイケル・J・フォックスの演奏も付けておこう。

マーティの演奏を電話越しで聴いたチャックが曲をパクるのが最高やね!










Chuck Berry / Johnny B. Goode
https://youtu.be/aKCt8ssC7cs


Johnny B. Goode (BACK TO THE FUTURE Version)
https://youtu.be/T_WSXXPQYeY


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Richard Reed Parry (ARCADE FIRE) instore live(2019.11.27)

2019年11月27日(水)、大阪は四ツ橋駅近くにあるフレークレコード(FLAKE RECORDS)にてリチャード・リード・パリー(Richard Reed Parry)のインストアライブへ行ってきた。


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アーケード・ファイア(ARCADE FIRE)のメンバーであるリチャードのソロライヴ大阪公演が中止になってしまったとのことだが、律儀に大阪へやって来てくれてレコード店で無料のライヴを急遽開催してくれた。




19時過ぎにフリークレコードへ到着すると、早速廊下でアコースティックギターを弾いてるリチャードさんを発見(笑)。


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写真を撮らせて頂き、2005年のサマソニでアーケード・ファイアのステージを観たと伝えると、彼もその時のことを覚えていてくれた。




その後、友人Bさんと合流し、20時になり店内でライヴがスタート。


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お客さんは僕を含めて80〜100人は入っていたと思う。

リチャード・リード・パリー1人で弾き語りをやるのかと思いきや、何と来日したバンドメンバー全員を引き連れていて、狭い店内に6人の演奏者がバンドサウンドを響かせてくれたのは嬉しい誤算だった。

来日メンバーの1人にチボ・マットの本田ゆかさんが居て、MCで曲解説を日本語でしてくれたのも親切で、より一つ一つの楽曲を理解しやすくしていたのがありがたい。


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数日前からSpotifyでリチャードのソロ作品を聴いて予想はしていたが、やはりというか、バンドマンのソロ作品って内省(ないせい)的なものが多く、彼のアルバムも例に漏れずそうだった。

最初は地味な印象を受けたが、聴き込むうちに「これって、ひょっとして物凄く良いかも……」と思うようになり、この夜のステージで楽曲を生で聴いて確信した。

スロウダイヴのメンバーが90年代に結成したモハーヴィ3にも通じる楽曲ばかりでアンビエントな音が響き渡り、これが身体中に染みてくる。
(アンビエント環境音楽という意味)



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サマソニで昔観たアーケード・ファイアのステージはとにかく華やかで、大所帯のメンバーが一曲終える毎に楽器をチェンジしていたのが今でも脳裏に焼き付いているほどだ。

だけど、何故だか分からないが、僕は彼らにのめり込むことは無かった。

なので、5年ほど前にフジロックでアーケード・ファイアが大トリを務めることになったと聞いた時は「アーケード・ファイアって、あのアーケード・ファイアか?!」と彼らがそこまで人気バンドになっていたことに正直驚きを隠せなかった。



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しかし、この夜のライヴは本当に素晴らしくて、アーケード・ファイアには申し訳ないが、現時点ではリチャードさんのソロの方が好きになってしまったよ。

アーケード・ファイアのステージも今観たらまた違うかもしれないが、やっぱり生でミュージシャンやバンドを観ると印象ってガラリと変わるもんだな、なんて思った。







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こうやってわざわざ大阪へ来てくれ、素晴らしいステージを披露してくれたリチャードさん。

お世辞抜きで最高のライヴだったし、無料で開催してくれたのが申し訳ない気持ちになってしまった(汗)。

嫌な顔ひとつせず終始穏やかな表情をして、メンバー全員が楽しそうに演奏している姿を観て、彼らのプロ根性みたいなものがひしひしと伝わってきた。





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購入したソロアルバムにサインしてもらい、一緒に写真を撮った後、ついでにお勧めのお好み焼き屋を紹介させてもらった(笑)。




う〜〜む……、一気にファンになってしまったよ。




リチャードさん、今度はちゃんとお金を払って必ずライヴに行きます!!





(注:下に貼り付けている“Lost In The Waves”という曲の映像が360°で見渡せるVRになっているので是非ご覧あれ。どの曲も染みる……)














Lost In The Waves (360° LIVE)
https://youtu.be/gAd02MifCEM


Finally Home
https://youtu.be/KkiJKgwA7zc


Long Way Back
https://youtu.be/NsJufb6BBPs


Explorations 1
https://youtu.be/_H_r2eveW9k


Song Of Wood
https://youtu.be/PgJnf5gc86c


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映画『セッション』

前回からの続きで、今回は映画『セッション』の話。

ドラマーである友人Eさんと一緒に観てからのレビュー。
(注:ネタバレ含む)








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マイルズ・テラー演じる主人公ニーマンと、J.K.シモンズ演じる音楽教師フレッチャー。


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フレッチャーは自分の理想とする“音”を追求するため……というか、それ以外は『NO‼』を突き付ける完璧主義で、頭に思い描いている演奏とちょっとでも違っていればクソ扱いするような超スパルタ教師。



冒頭で、フレッチャーの質問に答えずドラムを叩くニーマン。それに対してフレッチャーが「お前はゼンマイ式のサルか」と嫌味を言う。

この短いやり取りだけで二人の性格や人間性を上手く表現している。



フレッチャーの台詞の9割以上は罵声やパワハラ発言ばかりで、正直、観ていて胸糞悪くなってくる。

フレッチャーを演じたJ.K.シモンズは何かが乗り移っているようで、まるで悪魔にでも魂を売り渡したかのように見える。


ジャズではないが、この作品を観ていて感じたのは、“伝説のブルースマン”と呼ばれるロバート・ジョンソンも“悪魔に魂を売り渡した男”なんて言われていて、ひょっとしたら彼もこんな風に人間的な心も何もかもを何処かに捨て去り、全てをブルースに捧げたんじゃないかと思ってしまった。




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J.K.シモンズの怪演ばかりが注目されがちな作品だが、マイルズ・テラー演じる主人公のニーマンも全く引けを取らない。この人、実際にドラムを叩いている。それも、物凄い迫力で。

ドラム演奏中に何度も手から血が流れるが、それも演出ではなく、マイルズ・テラー本人の血だという。解説を観たら、皮膚がめくれて絆創膏を貼っているシーンも本当にやっているとのこと。


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この映画を観て役者として彼が凄いと感じるのは、物語が進行していくにつれて表情がどんどん変化していくところ。

柔らかい温厚な青年といった顔立ちだったのが、フレッチャーのイジメや体罰に近い指導で精神的苦痛を味わううちに、徐々に“人間らしさ”が失われていくかのようになっていく。

それでも「偉大な音楽家になる!!」という一心だけで喰らい付き、『コイツ(=フレッチャー)に付いていけば、ヤツの求めているものに応えることができれば、偉大な音楽家になれる!!』と信じ、生活の全てをドラムに捧げていく。



せっかく可愛い彼女ができたのに、「ドラムを練習する時間を奪われるから、もう会わないようにしよう」と一方的な理由で別れ話を持ち出し、彼女にキレられて別れる(←しかも、自分から声掛けたはずなのに!)。


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だけど、ニーマンの彼女になったニコルへ大学に入った理由を訊くと「受かったから」と、人生に何の目的も無く生きている人と彼とでは、考え方がまるで違っている。

彼女と一緒に平凡な人生を歩むか、全てを断ち切ってでも偉大なドラマーになるのか。


人間って一瞬一瞬が選択の繰り返しで、小さなことひとつでも“これをやるか、やらないかでその後の人生に少なからず影響を及ぼすもの”だが、その中でも大きな岐路ってのが必ずあって、そこで周りの感情に流されるか流されないかで自分の運命が全く別な方向へ変わっていくし、それは僕自身も経験している。

だからこそニーマンが選んだ道ってのは共感できるものがあるし、本当に我儘(わがまま)で自分勝手な人間だけど、それでも周りに左右されない意志ってのは持ってなきゃいけない、と映画を観ていて僕は感じた。




しかし、この作品を観て毎回『この人達、楽しいのかな?』と疑問に感じてしまう。

フレッチャーはニーマンに「演奏を楽しめ」と声を掛けるが、楽しむ要素がまるで無い。


登場人物も限られていて、主人公の父親や恋人も出てくるが、ひたすらドラマーと指揮者の二人だけのバトルが終始繰り広げられる。

アクション映画でもないのに全編に渡って空気が張り詰めていて、狂気の世界に足を踏み入れている。



フレッチャーの罵声が飛び交い、台詞らしい台詞ってあまり無いが、この映画は“行間”を大切にしていて、それは主人公ニーマンが時折見せるニヤリとした表情だったり、言葉以外で語っている。

ライバルのドラマーにフレッチャーがダメ出しすると『あっ、コイツ失敗した!やったぜ!!』とか、そういう感情の変化がとても分かりやすい。

そして、そんな醜い、嫌らしい部分が、逆に“人間らしい”気がしてくる。



それと、フレッチャーはニーマンの才能に最初会った時から気付いていて、彼には特別厳しく指導していたのだろう。

フレッチャーは音楽院の指揮者として独裁的なやり方で指導しているが、コンクールで優勝したりと、ちゃんと結果を残している。

俺はこういう人間のやり方や人格は大嫌いだし絶対に合わないが(苦笑)、それでも、彼に付いていくことで“一流”になれると信じている生徒達がいる。

そして、その中でも“超一流”になれる可能性を秘めたのがニーマンで、彼を狂人にさせてでも、自らの手で育て上げようと思ったに違いない。



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しかし、自分の思ったようにいかないと悟ったフレッチャーは彼を立ち直れないようにしてやろうと画策し(ホント、クズ!!)、ニーマンはドン底に叩き落される。……が、開き直ったニーマンがステージをめちゃくちゃにしてやろうという勢いで始めた演奏は“何か”が憑依していくようで、それはフレッチャーが思い描いていた姿そのものになっていく。



勝手に演奏を始めたニーマンに対し諦め顔でいたフレッチャーが、少しずつ彼のドラムに引き込まれていき、手で口元の汗を拭い、ジャケットを脱ぎ、指揮も何もかも忘れて自分も一緒に叩いてるかのように熱くなる。



ラストでニーマンが


「どうだ、あんたが望む通りの完璧な演奏をしてやったぜっ!!」


と、勝ち誇ったようにニヤリと笑う。



自分の理想としていた演奏をする“超一流”を自らの手で育て上げることができたフレッチャー。







僕が観たのは4回目だけど、今回も魅入ってしまった。

映画を観ている間、僕もEさんも一言も発さなかった。


スタッフロールが終わってから「凄いでしょ?」と訊くと「…………凄いな」と圧倒されて、映画の感想を言い合った。



Eさんの周りでプロになったミュージシャンの話をしてくれ、「自分の後からもどんどん凄い人達が出てくるから、物凄い危機感を持ってやってるって言ってた」と、強迫観念じみたものがあるとのことで、“楽しい”だけではプロとしてやっていけないんだと感じ、それは音楽だけに限らず、どんな分野でもそうなんだろう。




今回また『セッション』を鑑賞して、観る度に何かを感じているのが自分でも分かる。


きっとそれは、今の自分自身に問う“答え”がここにあるからなんだと思っている。










Caravan (Part1)
https://youtu.be/ZZY-Ytrw2co


Caravan
https://youtu.be/TS-G4UQTfUo


『セッション』予告
https://youtu.be/65P_HY_3aF0


J.K.シモンズ インタビュー
https://youtu.be/yec5Ima5eHY


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T11/25 22:30-2:00

“ドラマーEさんと映画『セッション』を自宅鑑賞”のつもりが……

昨日、友人Eさんと休みを合わせて映画『セッション』を自宅鑑賞した。


今回はこの音楽映画の話と、ドラムについての話。




……を書こうとしたのだが、ものすごく長文になってしまうので、今回はドラムの話だけに変更(汗)。


映画の感想はそれ一点に集中して書いた方が良いしね。いろんなテーマをダラダラ書いてたら文章が散漫になって、読み手が疲れるだけだし。






つ〜〜ワケで、今回はちょっと一息。


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楽〜〜に読んでやって下さい。









Eさんとは昔ずっと一緒にバンドをやっていて、僕はギターを弾いて、彼はドラムを担当していた。

今思い返しても、『俺なんかとよく一緒にやってくれてたな』と思ったりするのだが、そこは彼の人柄のおかげでやれてたし、いろんなことがあったけれど、バンドをやる楽しさや難しさ、大変さを彼と共有できたのは、僕の中で貴重な財産となっている。



ここ数年、ジャズを聴く機会が増えてきて、最近はロックを聴きながらもまたジャズを聴く日々が続いている。


『何でジャズを聴くようになってったのかな?』と自問してみたら、多分、昔と違って自分自身の“音楽の聴き方”が変わってきたのだと思う。

“音楽を聴く幅を広げたい”というのも理由にあるのだが、十代の頃はボーカルやギター、それにピアノなどの高音域の楽器にばかり耳が行ってしまっていたのが、長い間ずっと音楽を聴いてるうちに、徐々にベースやドラムの低音域に神経を集中させて聴くようになっていったのが自分でも分かる。

そのため、一つ一つの楽器がより主張し合っているジャズというジャンルは“音の粒”を掻き分けるのに最適だと感じている。


21世紀に入ってからはPCひとつで簡単に作曲も演奏も出来てしまっているが、やはり僕は、ボーカル、ギター、ベース、それにドラムという、人間がその瞬間瞬間で創り上げていく“生身の音”が好きなんだろう。

その方が、より原始的な刺激を味わえるからなのかもしれない。




Eさんとドラムの魅力について話を聞いていると、ドラマーならではの面白い話を沢山教えてくれる。



Eさん曰く、


「ドラムはメロディーが無いからな。結局はメロディーが大事やから、それを前面に押し出してあげなあかんねん。自己主張し過ぎて前に出てばかりいるドラムはバランスを考えてないからあかんと思う」


とのこと。



普段は寡黙なEさんだが、口にする言葉はいつも要点を押さえていて、音楽の話だけでなく、どんな内容の話でも考えさせられることが多い。





そんなEさんに是非一度観てほしかった映画『セッション』の話は、また次回……。



やはり、一回でまとめるには無理があるな。










Whiplash
https://youtu.be/HJrTYOyXHA0


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Still Continues.


























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フレッチャ
「一回で記事をまとめられなかった?悔しいか?」



ニーマン
「いいえ」



フレッチャ
「悔しくないのか?!」



ニーマン
「…………悔しいです!!」



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(次回へ続く)




映画『セッション』
https://youtu.be/w2_SAE4Rk4E



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11/23 23:30-1:00

“ヘアースタイルを変えた”の巻

今回は、髪型の話。


興味無い方はスルーすべし!









中学一年生の頃、親父にムリヤリ坊主にされて以来○年……超久々にショートカットにしたのである。


理由は特に無く、何となくというか、気分を変えたかっただけというか。

毎年、夏になるたび『ああ〜〜、坊主にしてえな』なんて思ったりしていたのだが、結局、いつも思うだけで実際にはやらず終いだった。



ガキの頃、うちの親父が口癖のように「子どもは坊主にせえっ!!」とムリヤリ自分の価値観を押し付け、何度か床屋へ連れて行かれて丸坊主にさせられた過去がある。

その反動でかは分からないが、僕は小学校の高学年頃から髪が長かった。

床屋へ髪を切りに行くのが面倒くさいというのもあったのだが、今思い返せば、無意識的に親父に反抗していたのかもしれない。


高校生の頃になるとあまり髪型のことで言われなくなったと記憶しているが(というか、そもそもその頃には親父と絡んだ記憶がほとんど無い)、そんな少年時代を過ごしたおかげでショートカットに対しものすごく抵抗感が芽生えたのかもしれない。

なので、僕の場合はべつにロックミュージシャンに憧れたから髪の毛を長くしたとかそんなんでは全くなく、ただ親父への反骨精神で伸ばしていたような気がする。




そんな僕が憧れたヘアースタイルがある。


ミュージシャンでいうと、当ブログでも何度か紹介しているザ・ヴァインズのボーカル、クレイグ・ニコルズの髪型だ。



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こんな風にしたくて美容院のお兄さんにお願いしたことがあるのだが……




お兄さん曰く、



「骨格が違うから難しいかも……」



とのこと。




……って、何やそれええぇぇぇ〜〜〜〜っ!!(泣)




まあ、一応やってくれて、腕のいいお兄さんだったのでそれなりに雰囲気が似た感じになったかもしれないが、やはりクレイグ君にはなれず、どう頑張っても自分自身でしかなかったという(苦笑)。


いや、でも実際にクレイグ君の写真を人に見せたら僕に似てると言ってくれる方がチラホラいたんだよ、本当に。





なんかね、二十歳の頃から美容院へ通っているけど、自分の好みとするヘアースタイルって決まっていて、結局は毎回同じようになっていた感じがするな。

大体のパターンって決まってくるのかもしれない。



しかし、一番最初にパーマをあてた時は加減が分からず『アフロ田中』みたいになってしまったのは良い思い出だわさ(笑)。


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(こんな感じ)



爆発してたもんなぁ……。






てなワケで、今回ショートカットにしたら、自分でも予想外に良い感じになった。



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(帽子被ってますが、こんな感じ)



髪の毛が短くなると帽子も活躍できるし良いかも、なんて思っている。


いろんな人から「どうしたん?何かあったんか?」とか、「失恋でもしたんか?!」とか、色々聞かれているが、まあ、あながちハズレでも無いかも……なんてね。

(……って、それならもっと前にしてるし!!)



また少しずつ伸ばしていくだろうけど、今は新しい自分に出会えたような発見があるので、この髪型で過ごすのを楽しもう。








……つ〜〜ことで、今回はザ・ヴァインズの曲でいこう。


5thアルバム“FUTURE PRIMITIVE”より、スローナンバーの“Goodbye”。


アルバムは正直ビミョ〜〜なのだが(汗)、この曲は好きなんだよな。



クレイグ、また痩せてカッコイイ髪型に戻ってほしいぜっ!!










THE VINES / Goodbye
https://youtu.be/X1Edg2wOnJg


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T11/21 22:00-2:00

Buddy Guy / LIVE AT LEGENDS (2012)

先日観たライドの大阪公演終了後、ある人から「ブログ書かれてるんですね」と話しかけられ、「“シューゲさん”という名前だったら、やっぱり90年代以降の音楽を聴いてるんですか?」と質問された。

確かに当ブログ内でも90年代以降の音楽を紹介していることが多い気もするが、「古いのも含めて色々聴いてます」と答えた。


巷で知れ渡っているロックやポップミュージックってビートルズ以降……つまり60年代以降の音楽が主流になっているけど、僕はそれ以前の音楽も聴いている。

“それ以前”というのはビートルズローリング・ストーンズなどに影響を与えた黒人音楽で、今でも思い出しては聴くことがある。

僕はストーンズからロックを聴き始めたので、彼らのルーツになっている黒人ブルースは高校生の頃から一応は聴いていた。


……が、彼らが敬愛するマディ・ウォーターズロバート・ジョンソンといったミュージシャンの奏でる音楽というのは、当時の僕にはあまりにも敷居が高過ぎて、何度聴いても良さが分からなかった。

今では普通に聴いてはいるが、特別好きとまではいかず、言うなれば“現存する音楽のルーツを知るため”という目的で聴いてる部分が大きいんだと思う。



それでも、ルーツミュージックを聴いてきて自分なりに感じるものがあって、そんな中でもお気に入りのミュージシャンやアルバムも存在している。


その中の1枚が今回ご紹介するバディ・ガイ(Buddy Guy)のライヴアルバム“LIVE AT LEGENDS”だ。


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正確に言うとバディ・ガイのデビューは67年になるが、1938年生まれの彼は50年代から活躍していたとのことで、この“LIVE AT LEGENDS”は2012年に発表されたもの。


このアルバムの最大の特長は、古い黒人ブルースマン達に共通する“取っ付きにくさ”が無いことだ。

ジミ・ヘンドリックスやクリーム時代のエリック・クラプトン、現代でいうならジョン・メイヤーなどの“エレキギター弾きまくりブルース”が好きな人は絶対に気に入るはずだ。

実際、このライヴ盤でもジミヘンやクリームの楽曲をカバーしているし、気難しい印象を与えがちなブルースの世界に入りやすくしてくれているような印象を受ける。


バディ・ガイの演奏は歌いながら同時にギターソロも絡ませるスタイルで、とにかくひたすら聴きやすくしている。

聴きやすい音楽って軽くてすぐに飽きるものが多いが、このアルバムは彼独特の味があり、全編に渡ってノリが良く、時には哀愁を帯びたサウンドが広がっている。



あと、映像を観ると、水玉模様のシャツを着たりギターも水玉模様だったりと、この人はすごくオシャレに気を遣っているのも分かるし、何より楽しそうに見えるのが良いね。


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バディ・ガイのような“生ける伝説”は、今あるロックミュージックがどうやって誕生したのかを知る良いキッカケになるだろうし、僕の中でこのアルバムは教科書的な存在のひとつとなっている。











Best Damn Fool (LIVE)
https://youtu.be/K6KmQz2WvTA


Skin Deep (2018)
https://youtu.be/OtU9xCbVY6I


Voodoo Chile / Sunshine Of Your Love (LIVE)
https://youtu.be/asarJ1M1JI4


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