CYNDI LAUPER / The Goonies 'r' Good Enough
昨夜、ギャラリーノマルへ向かってる時に『そういや朝から何も食べてなかったな』と、近所にある焼きたてパン屋に寄ったら、店内のBGMでひと昔前の映画主題歌が流れていたのでしばらく聴きいっていた。
ゴーストバスターズとかも流れていた中で、突然『グーニーズ』の主題歌だった“The Goonies 'r' Good Enough”が流れだし、シンディ・ローパーの歌声が店内に響き渡った。
小さい頃に観た映画『グーニーズ』は子供心をくすぐる冒険活劇で観ていてホント楽しかったし、監督のリチャード・ドナーをはじめ、製作に関わったスピルバーグっていつまでも子供の気持ちを忘れない人なんだろうな。
先日観たスピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー1』を観賞した時、改めてそう感じた。
『グーニーズ』など子供が活躍する作品って大人になった今観るとどうしてもガキっぽく見えてしまって色々と理屈こねて映画にツッコミ入れたりするようになってしまっている自分がいるけど、純粋に楽しめた子供の頃の気持ちが無くなっているのは寂しいもんがあるね。
僕は2007年のサマーソニックでシンディ・ローパーのライブを観たんだけど、この『グーニーズ』の主題歌はやらないだろうなと思っていた。
何故かというと、シンディ・ローパー自身この曲をあまり気に入ってないという記事を昔読んだことがあって、大ヒットしたのにベスト盤にも収録されてないのを覚えていたからだ。
それが、ライブの3曲目でいきなりこの曲のイントロが流れ出したので正直驚いてしまったが、会場内に居たシンディのファンらしき人達も驚いていて、“Time After Time”など短い時間でヒット曲ばかりやった中で間違いなく一番盛り上がった瞬間だった。
何だかんだ言って僕も『グーニーズ』という映画は思い出に残る作品だし、80年代のポコポコしたチープな音がするこの曲が今でも大好きなんだな、とパンを頬張りながら聴きいっていた。
あと、シンディ・ローパーさんは大の親日家で、御忍びでよく1人で来日しては新幹線に乗って缶ビール片手におつまみを食べながら日本の景色を眺めるのが好きとのことだ。
僕が観たライブ後、会場の外に出たらいきなりシンディ・ローパーが乗ったバンが横切ったので皆と一緒に追いかけて、僕は1人で最後の最後までしつこく追い掛けてたら(笑)、助手席に座っていたシンディがくるりと振り返り、僕に優しく微笑んで手を振ってくれたのは今でも思い出に残っている。
シンディ・ローパーといえば映画『グーニーズ』の主題歌と、あの時の彼女の微笑みを思い出してしまうのだ。
The Goonies 'r' Good Enough
https://youtu.be/hM5cj8OZZhk