シューゲさんのまったり音楽日記

I'm “Shoege san”. I'm music bloger. 個人的にお勧めの音楽やライブ体験記、それに日常の面白そうな出来事をひたすら書き連ねてます。コメントを頂いたら、お返事できそうなものだけさせていただくので、宜しくお願いします。

Richard Ashcroft / Human Conditions(2002)

今回は、元ザ・ヴァーヴ(The Verve)のボーカル、リチャード・アシュクロフト(Richard Ashcroft)の2ndソロアルバム“Human Conditions”について書いていこうと思う。


f:id:shoegazer1990:20181220204759j:plain


以前、当ブログでリチャードの1stソロ“Alone With Everybody”のことを書いたので、第2弾ということになる。ヴァーヴについても書いてるし、やっぱり僕にとって特別なバンドで、特別なミュージシャンの1人だ。



(前回書いた1st“Alone With Everybody”の記事)
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/09/14/204059



2002年に発売された『ヒューマン・コンディションズ』は巷ではほとんど話題にならなかったけど、当時ホントによく聴いて、間違いなく“隠れた名盤”だと断言できる。それぐらいお気に入りのアルバムだし、内容も最高だ。


ヴァーヴの3rd“Urban Hymns”から続いている歌モノ路線で、1stソロではアップテンポなナンバーも収録されていたが、この『ヒューマン・コンディションズ』ではノリのいいロックナンバーはひとつも無く、全編を通して神々しいほどのストリングスに覆い尽くされている。

“歌モノ+壮大なストリングス”で、一聴しただけだと地味な印象があるだろう。

……が、何度も聴いてるうちに、このアルバムが持つ“神秘的な力”というか、深い精神世界へと連れていってくれる“スピリチュアルなアルバム”だと気付かされるはずだ。

曲名も“God In The Numbers(数字の中にいる神)”や“Paradise(楽園)”、“Nature Is The Law(自然こそが掟)”なんてタイトルが揃っていて、歌詞も内面的なものばかりなので、クサい台詞だけど、聴き込むにつれてリチャード・アシュクロフトが信じている“愛”がそこにはある。





ここ何年もの間はリチャードのソロを聴くなんてほとんど無かったが、昨夜、ふとこのアルバムが無性に聴きたくなった。



アルバムタイトルの『ヒューマン・コンディションズ』は1曲目“Check The Meaning”の歌詞の一部から抜粋したものだ。

“Human Conditions”は直訳すると“人間の条件”という意味で、『今、僕らが生きている中で、社会的な地位や世間の目を気にしなければいけなくなったのは何故なんだろう?』……なんてことを昨夜考えていたら、この“Human Conditions”という言葉を思い出した。



個人的な話になるけど、社会の中で生きていくには“その中でのルール”に従って生きていかなければならないし、それが“常識”だと僕も分かっている。

だけど、誰しも道を踏み外すこともあれば過ちを犯す時もあるし、それが“人間”だと思っている。

自分のやっていることで“世の中的には間違っているとしても、自分の素直な心に従って生きる”というのは大事なんじゃないかな。

もちろん、人を殺めたり、言葉や暴力などで誰かを傷付けたりしてはいけないのは当たり前のことだけど、それ以外なら、たとえ周囲から批判されようとも“心の声に従う”のは大切だと思う。






このアルバムの7曲目“man On A Mission”では、こんなことが歌われている。



“Hey, I heard you'd run away
But where you gonna run?”

(なあ、君が逃げようとしてるっていう話を聞いたよ。
でも どこに逃げるつもりなんだい?)



“And when you hear this space
Just crawl and never run”

(この宇宙の音が聞こえるなら
這うように進むだけでいい 逃げることはない)




この歌詞をはじめ、アルバムを通して聴いていると、何だか今の自分に向かって語りかけているような気がした。


最近、ずっと張り詰めたような状態が続いていたので、『少しずつでも前進していけたら、それで良いんじゃないか』と今は考え直すようにしている。


少し気を楽にした方が、物事って良い方向に進むだろうし。




道を踏み外しても、また踏み直せばいい。



そうやって思い悩みながら、成長していってるはずだ。




『ヒューマン・コンディションズ』を聴きながら、リチャード自身も同じように人生でつまづき、思い悩みながらも、優しく語りかけてくれている。



今回、改めて聴き直して、そんな風に彼の歌声が聴こえてきた。








Science Of Silence
https://youtu.be/TyBYYs1eyDI


Paradise
https://youtu.be/m0f8JzUL08U


Check The Meaning
https://youtu.be/09IlKuLPNRs


f:id:shoegazer1990:20181220204852j:plain


HUMAN CONDITIONS

HUMAN CONDITIONS