STEREOPHONICS(ステレオフォニックス)
もうだいぶ前のこと。
その頃勤めていた職場が遠かったので、電車通勤時に暇潰し出来るものをと思い、iPodを購入した。
まだスマホなんて世に出ていなくて、片道約2時間もかかる道程で、しかもラッシュアワーで読書なんてできるスペースも無い。
そうなると、限られたスペースでやれる娯楽は“音楽を聴く”という選択肢しか無かった。
まあ、この頃は通勤で往復4時間、仕事も交代勤務で早出残業は当たり前。家に帰ってもゆっくり音楽を聴く暇すら無かったから、今思い出すとこの通勤時間が唯一現実逃避できてたのかもしれない。
そのiPodに入れて当時よく聴いてたのがステレオフォニックス(STEREOPHONICS)だった。
今では、たまに思い出した時に彼らの音楽を聴くぐらいだけど、当時は毎日のように聴いていた。
ボーカルのケリー・ジョーンズがしゃがれ声で歌い上げる楽曲の数々は、とにかく幅が広くて聴きやすい。
(ケリー・ジョーンズ)
ハードロックからスローナンバー、それにポップソングからアダルトな雰囲気の曲まで、全てにおいてクオリティーが高く、どのアルバムも安心して聴けるバンドだった。
あの頃の僕は、仕事や生活のことを考え始めると自暴自棄になっていたため、何も考えずにただ“良い曲”を求めていたのかもしれない。
単純に良い曲を聴いて、少しでも無心になれるようにしたかったのかな、と思う。
ここ数日、ブログを書くため久々に彼らの音楽を聴いて感じるけど、やっぱり今聴いても純粋に『良い曲だなぁ』と感じるし、毎朝聴いてた当時の自分が甦ってくる。
ステレオフォニックスはPVも秀逸で、iPodには彼らの代表曲である“Just Looking”と“Have A Nice Day”を入れて、電車の中の僅かなスペースで観ていた音と映像は今でもよく覚えている。
嫌なことばかりだと思っていた毎日でも、音楽を聴いてる瞬間だけは気持ちが安らいだ。
ラッシュアワーでギュウギュウになりながら聴いてたステレオフォニックス。
『ハヴ・ア・ナイス・デイ』を聴いて、辛い毎日の中でも、ほんの一瞬だけでも前向きに生きようとさせてくれた彼らの楽曲は、僕の中で色褪せることは永遠に無い。
Dakota
https://youtu.be/SzBJQnD7TRM
Just Looking
https://youtu.be/Xy3T8FmyeE8
Have A Nice Day
https://youtu.be/HfZG0TXb78I
Local Boy In The Photograph
https://youtu.be/5kZaW1a_olk
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