シューゲさんのまったり音楽日記

洋楽中心に1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。

【番外編】“風邪ひいてまんねん”の巻

1週間程前から風邪をこじらせてしまった。


夏風邪って生まれて初めてかも……。


夜、部屋に居る時は室温を下げすぎてるわけでもないし、腹を出して寝てるわけでもない。それなのに、ずっとお腹が冷たい。


やるべきことはたくさんあるけど、ここ2日間は早めに寝床に就いている。


だいぶマシになってきたので、またボチボチ頑張ろう。




今夜のBGMはBoyz II Men(ボーイズ・トゥー・メン)を流している。

たまにはこういうしっとり系も良いもんだね。




4 Seasons Of Loneliness
https://youtu.be/fUSOZAgl95A


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“TSUTAYAのレンタル落ちCD”の巻

さっき、近所のTSUTAYAに行ってきた。


ここにはワゴンセールでレンタル落ちCDが“どれでと5枚で500円”で売られているんだけど、これがなかなか掘り出し物がたくさんあって、よくお世話になっている。


今回も色々と掘り出し物があり、その中の1枚に映画音楽で有名なヴァンゲリスのベスト盤があったので即購入した。


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ヴァンゲリスは映画『ブレードランナー』や『炎のランナー』などの作曲者として有名な人で、いつかCDを手元に置いときたいと思ってたのでありがたい!


しかし、帰宅してライナーノーツを見ながらCDを再生していたら、映画のサントラは1曲も収録されていなかったので正直ガッカリしてしまった。


それでも、この人が手掛けた映画音楽しか知らなかった僕にとってはまた新たな発見があり、逆に得した気分になった。


シンセサイザーを打楽器っぽく扱っているというヴァンゲリスのこのベスト盤は“宇宙を感じさせてくれる曲”がたくさん詰まっていた。

エス(←バンド名です!)のジョン・アンダーソンをボーカルに迎えた曲も収録されてるけど、一聴しただけだとインストゥルメンタル(歌無し)の方が印象に残ったな。



ああ……そういや『ブレードランナー』の続編、まだ観てなかったのを思い出した(汗)。



The Motion Of Stars
https://youtu.be/gLehoySCfRc


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FACES & ROD STEWART(フェイセズ&ロッド・スチュワート)

今回は70年代前半に活躍したイギリスのバンド、フェイセズ(FACES)とそのボーカルだったロッド・スチュワート(ROD STEWART)をご紹介。


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先ずは、フェイセズ結成のいきさつから。



60年代に“スモール・フェイセズ”というグループが存在してたんだけど、そのバンドのボーカルであるスティーヴ・マリオットがハンブル・パイというバンドを結成するため脱退し、残されたメンバーの3人は腐ること無くその後も真面目にコツコツと安スタジオで曲作りなど練習を続けていたとのこと。



この頃のイギリスにもうひとつ“ジェフ・ベック・グループ”というバンドが存在していて、その名の通りジェフ・ベックというギタリストが中心となって結成されたグループだ。

そこに当時無名だったボーカルのロッド・スチュワートが抜擢され、ベースには現在ローリング・ストーンズのギタリストとして活躍しているロン・ウッドが参加。

このバンドはアメリカでも物凄く話題になったとのことだが、ギャラの取り分をジェフ・ベックがほとんど持っていくなどして、耐えかねたロッドとロンはアルバム2枚を残して脱退し、ロッド・スチュワートはマーキュリー・レコードとソロ契約する。

ロン・ウッドはというと、音楽仲間のスモール・フェイセズのメンバー3人がいるスタジオへ遊びに行ったのを機に、ギターを持って一緒に練習するようになっていった。

そして、ロッド・スチュワートは親友のロン・ウッドが練習を終えるまでずっとスタジオの外の階段でいつも待っていて、あまりに何度もロッドが来ているもんだから、スモール・フェイセズのメンバーも“ロン・ウッドの友達”ということでロッドをスタジオの中へ入れ、そこから“フェイセズ”というバンドがスタートした。


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フェイセズはワーナー・ブラザーズというロッドのソロとは別のレーベルと契約したんだけど、ロッド・スチュワートと彼が在籍するフェイセズは同時期にデビューして、ライヴではフェイセズ名義でやっていた。


だけど、ロッド・スチュワートのソロはヒットが連発して世界的に有名になっていったのに対して、フェイセズ自体はあまり売れなかった。


次第にライヴの告知も“ロッド・スチュワート&フェイセズ”となっていき、フェイセズは“ロッドのバックバンド扱い”になり、それでメンバーの関係もギクシャクしていきベーシストでバンドリーダーだったロニー・レインが脱退することになる。
(ちなみに後釜で入ったベーシストは山内テツという日本人です。これってホント凄い!!)



ロッド・スチュワートのソロとフェイセズが同時期に活動して、ライヴもフェイセズのメンバーでやっていたということもあり、ロッドのソロ作品も参加メンバーがフェイセズそのままだったりすることもあった。

ライヴで演奏する曲もフェイセズとロッドのソロ作品から選曲していて、つまりこの頃(1969~1974年頃まで)のロッド・スチュワートのソロ作品は“フェイセズの作品”と言ってもいい。





ここで、バンドの仰天エピソードを少しご紹介。




1974年2月にフェイセズは来日していて、その際、マネージャーがメンバーに「はい、お小遣い」と言って200万円ずつ手渡したとのことだ!



当時のレートで200万円。



しかも、全員で合わせて200万円じゃなくて、1人200万円!!



合計1,000万円ものお小遣いを渡したとのことだ。


(これ、当時担当したレコード会社の方が実際に目の前で目撃した光景なので、間違いないです 笑)



メンバーはそのお金を惜しまずに気前よくガンガン使いまくってたそうで、「アレとコレとソレください」と言って着物やら何やら買いまくるもんだから、店員さんも「はいーっ、お客さま!!」と舞い上がってたそうです(笑)。






他にも、ライヴ前に楽屋でメンバー同士がケンカになり、その理由というのが、



「お前の田舎より、俺の田舎の方が優れてる!!」



……という全く意味不明の内容で口論となり、本気で殴りあっていたとのこと(爆)。





そんなフェイセズの音楽はというと、ラフでルーズなロックンロールをやっている一方で、伝統的なアイリッシュ音楽から影響を受けた哀愁ある楽曲もたくさんあり、これがまた良い枯れ具合で心に染みてくるんよね。


当時はハードロック全盛期で超絶技巧のミュージシャンが注目されていたため、フェイセズがやってるのは“昔を懐かしむような音楽”だったので、注目を浴びなかったのかもしれない。


だけど、この頃のフェイセズやロッド・スチュワートから影響を受けたバンドやミュージシャンが後に出てきて、パンクロックや90年代の音楽にも受け継がれている。



ラフでルーズ、だけど、昔を懐かしむ哀愁ある音楽。


フェイセズを聴くと僕は楽しい気分になるし、切なくなってくる。


間違いなく最高のバンドだ。




Sweet Lady Mary(LIVE)
https://youtu.be/BylhJ3qeSlE


Cindy Incidentally
https://youtu.be/QzcYaSAVXp4


Handbags and Gladrags
https://youtu.be/wAGS8UL9b6A


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KEANE / You Don't See Me

今回は隠れた名曲をご紹介。



英国のバンド、キーン(KEANE)の3rdアルバム“PERFECT SYMMETRY(パーフェクト・シンメトリー)”に収録されている“You Don't See Me(ユー・ドント・シー・ミー)”という曲だ。


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キーンは2004年にデビューして、“Everybody's Changing”という曲がヒットし、ここ日本でもMTVやラジオでガンガンかかっていたのを覚えている。


1stは購入したけどそこまでこのバンドにのめり込むことは無かったので、数年後に発売された2ndは今も未聴だったりする。

そんな僕がアルバム1枚飛ばしてこの3rdを購入したのは、単にその頃住んでいた近所のCD屋で発売したてのこのアルバムが1,000円という特価で売られていたためだ。

ケチくさい話だけど、もしこれが1,500円とかだったら購入を見送ってたと思う。


そして、何となく購入した『パーフェクト・シンメトリー』は通勤中に車の中で聴くのにちょうど良いかなぐらいの軽い気持ちで買ったんだけど、これが僕にとっては大切な1枚となった。


再生すると80年代風の軽いポップソングで幕を開けるこのアルバムは一聴しただけだとあまり印象に残らないけど、何度かリピートするうちに個々の楽曲(とりわけ4曲目以降)にかなり粒揃いの名曲が散りばめられていることに気が付いて、BGMとして良い感じだな~、なんて思いながらずっと聴いていた。


それが、夜0時を過ぎ、会社を出てひとり車を走らせていた時に6曲目の『ユー・ドント・シー・ミー』が流れ出した瞬間、完全に心を奪われてしまったのだ。


当時の僕は会社の人達とどうしてもソリが合わなくて、無理して笑顔を作って自分を誤魔化していた。

1日で自分だけの時間というのは移動中の車の中だけで、そんな時に聴いたこの曲は“疲れきった魂が浄化されているような気持ち”になった。

それからはしばらくの間ずっとこのアルバムを聴き続け、特に『ユー・ドント・シー・ミー』は何度も何度もリピートした。



キーンはキーボードを全面に出した楽曲がウリのバンドで、もちろんこの曲も鍵盤楽器の魅力を余す所無く伝えてくれている、まさに“隠れた名曲”だ。


なぜ隠れた名曲かというと、キーンのベストアルバムが発売されていたのを以前知ったんだけど、そこには『ユー・ドント・シー・ミー』が収録されていなかったからだ。

アルバムを聴くと良い曲がホントたくさんあるバンドなのは分かるけど、僕には『ユー・ドント・シー・ミー』が入ってないのが理解できなかった。

この曲を聴くと、今でも当時の自分を思い出して、夜道を車で走っていたのを懐かしく感じる時がある。




You Don't See Me
https://youtu.be/8sC_g-fWEpQ


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TAHITI 80 / PUZZLE(2000)

今回はフランスのタヒチ80(タヒチ・エイティー)が2000年に発表した良質なフレンチポップアルバム“PUZZLE(パズル)”のご紹介。


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(1st“PUZZLE”)


タヒチ80って今もやってるのかな?

ボーカルのグザヴィエ・ボワイエがソロで来日ってニュースは少し前に読んだけど、ぶっちゃけ僕の知ってるタヒチ80というバンドはこの1stアルバムだけだったりする。


僕がこのアルバムをどうやって知ったのかはもう忘れちゃったけど(多分、廃刊になった音楽誌『クロスビート』で紹介されてたのがキッカケだった)、アルバムジャケットがすごくお洒落に見えて、『欲しい!』と思ってCD屋を探し回ったのを覚えている。

この1stアルバムは初回盤がプラケースじゃなくデジパック仕様だったし、それが欲しくて手当たり次第に探しまくったな。


収録されている“Heartbeat(ハートビート)”という曲は日本でもヒットしてテレビやラジオでもガンガンかかっていて、暑い夏にピッタリな爽やかな曲で今でも大好きだったりする。

ただ、このアルバムってヒットした『ハートビート』だけでなく、個々の楽曲もポップ感満載で聴いていて心地好くなるんよね。


ホント、捨て曲が無い名盤。


ベタ誉めしてるけど、これ以降のタヒチ80は何故か全く追っていないのが自分でも謎だ(汗)。


もう少しでクソ暑い夏も終わるけど、この1stと『ハートビート』を聴けば『ああ、やっぱり夏も良いもんだなぁ』と思わせてくれる、そんな素晴らしいアルバムなのだ。




Heartbeat
https://youtu.be/K3SezDMPpVM


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マコ・サカモトさんへ……

バーナード・バトラー(Bernard Butler)の親友で、彼と数々のプロジェクトでずっと一緒にやり続けていた日本人ドラマー、マコ・サカモトさんがお亡くなりになった。


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(写真は全て“バーナード心の友の会”のshizukaさんが提供してくれたものです。今回、ブログへの転載を快諾して下さり、ありがとうございました!)


以前にバーナード・バトラーとの思い出を書いたけど、彼の後ろにはいつもマコさんがいてたから、僕はバーナードを通してマコさんのドラムをずっと聴き続けていたことになる。


Bernard Butler(バーナード・バトラー) http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/04/22/120816

(バーナードの記事です)





僕はマコさんを一度だけ生で観たことがある。

それは、もちろんバーナードと一緒にステージに立った時だ。

だから、バーナードを生で観たのも、今のところその一回きりだ。

その一回というのが、2005年のサマーソニック大阪でTHE TEARS(ザ・ティアーズ)というバンドで出演した時だ。



当日、ティアーズの出番ギリギリで運良く最前列(しかも、バーナードの目の前!)に陣取ることができた僕は、念願のバーナード・バトラーのギタープレイとライヴパフォーマンスの一挙手一投足を見逃さないよう、かじりつくように彼を観ていた。

そんな中でも、やっぱり同じ日本人で活躍されているドラマーのマコさんもチラチラ観ていたのは懐かしい思い出だ。


ティアーズは90年代を代表するイギリスのバンド、スウェード(SUEDE)結成時のオリジナルメンバーだったギタリストのバーナード・バトラーとボーカルのブレット・アンダーソンの二人が仲直りして再び組んだと話題になり、ドラマーとしてこのマコさんが抜擢されたんだから、ホント凄いことだった。





バーナードが98年にソロデビューした際、日本編集盤CDのライナーノーツに書かれていた一言がマコさんの人間性をよく表している。



「マコのことは絶対に書いておいてね。凄くいいドラマーだし、それ以上にいい人だから」



と、バーナードが念を押していたほどの人物で、そのたった一言でマコさんの人間性バーナードからの絶対的な信頼が伝わってきた。




以前、バーナードファンのshizukaさん達にマコさんについて「ネットで検索しても情報が得られないんですけど、どんな人なんですか?」と質問したけど、詳しい話は分からなかった。


その時、いつか実際にマコさんに会って、『どういう経緯でイギリスに渡り、バーナードとずっと一緒にやるようになったんですか?』と彼の口から聞けたらなぁ……なんてことをふと考えてたんだけど、それも叶わなくなってしまった。



今夜はずっとバーナードと一緒にやっていた音源ばかり聴いてます。


マコさん、ご冥福をお祈りします……。




McAlmont & Butler / You Do(LIVE)
https://youtu.be/fO6jJWbWOvI


The Tears / Lovers
https://youtu.be/-YBFlHbx7Gs


Bernard Butler / Stay(LIVE)
https://youtu.be/sHs0Gfrb5jQ

【番外編】“ナゾの隣人……?!”の巻

今回は、ホントど~~でもいい話でございます。




去年の暮れだったか今年初めだったか忘れちゃったけど、隣に引っ越してきた人がとても気になる。



現在、僕は一人住まい用のワンルームマンションで生活していて、部屋は一番隅っこなので、お隣さんは左側しか居ない。


そのお隣さんとは顔を合わせたことが無いのでどんな方なのか分からないが、なかなか強烈なインパクトの持ち主だというのは壁越しに伝わってくる。




何故かって?





それは、ずっと笑い声が聞こえてくるからなのだ!!



冗談抜きで、ホントずっと笑い声が聞こえてくるんよね。





「ヒャッハッ!!」




「ヒャッヒャヒャヒャッ!!」




「イヒャ~~~~ヒャッヒャッヒャッ!!」




……って、こんな感じの笑い声がしょっちゅう聞こえてくる。




あまりにデカイ声でずっと笑い続けるもんだから、一時期、本気で心配したほどだ。





『ひょっとして、笑いダケでも食ったんじゃねぇの?!』


と思った時期もあったが、最近は『いや、多分それは違うな』と思うようになった。
(理由は特に無いです 笑)




まあ、ずっと悪口とか言ってるよりは良いに決まってるし、悪態とかついてばかりだと周りの人達にもマイナスの影響を与えるっていうからね。


ずっと笑ってるのは健康にもよろしゾ♪(笑)





それにしても、よく笑う……。



一体、その笑いの原因は何なのかがヒジョーに気になる!!





つ~~か、お隣さんがアシュラマンでなくてホント良かったよ!


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(『キン肉マン』のアシュラマンです!)




「カ~~~~~~ッカッカッカッ!!」



なんて笑い方されたらさ、余計気になって眠れなくなるじゃんかよォッ?!



てゆーか、冷静に考えて悪魔超人がワンルームマンションに住んでるなんてフツーありえねぇし!!




いや、マジな話、笑い声が聞こえてる時に『ここで俺様の一発ギャグをかましたら、笑いすぎて酸欠死するんちゃうか?!』なんてことを時々、真剣に考えておりますです、ハイ♪(笑)





THE ROLLING STONES / Neighbours
https://youtu.be/omGDmvNWLVw


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ギャラリーノマル30周年プレ企画“COMPLEX”

2018年8月18日(土)、大阪市内にあるGallery Nomart(ギャラリーノマル)の30周年プレ企画“COMPLEX”のオープニングイベントに参加してきた。


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元々、オーナーの林さんがアメリカで体験した前衛芸術の世界に魅了され、「日本でもやろう!」と決め、自らギャラリーを立ち上げたとのこと。そして、来年で30周年になるギャラリーノマルのプレ企画として、今回は6名の専属アーティストの作品が展示されることになった。


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(オーナーの林さん(右から2番目)とアーティストの方々)





各アーティストの紹介が終わり、ノマル専属ミュージシャンの .es(ドットエス)のライヴが始まった。


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(.esの橋本孝之さんとsaraさん)


ドットエスの完全即興の世界では、お客さんの息づかいや会場の雰囲気、それに場内に展示されているアート作品と共鳴しているのが分かる。
実際、僕達が発した物音に反応して、ピアノとサックスの音が急に方向転換しだした、というのを何度も目撃している。




終演後、saraさんに「他のミュージシャンとライヴでセッションされることは無いんですか?」と質問したら、


「即興でも“阿吽(あうん)の呼吸”が出来る人と出来ない人がいてるので、合う人とだったらします」


と言われていた。




来月、9月21日にノマルで予定されているイギリスの即興ギタリスト、ジョン・ラッセルとは5年前にもセッションしたとのことで、また実現するならこれも楽しみだ。





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(保山を探せ!笑)


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会場内は賑やかで、皆さん、アーティストの方々と作品について語り合っていました。




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(砂糖を使った作品など面白い発想が魅力の作家、田中朝子さん)



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(オーナーの林さん、ドットエスの橋本さんとsaraさん)




二次会も参加させて頂き、作家やミュージシャン、それにアート好きの方々から貴重なお話を聞けて学ぶことが沢山あったし、とても勉強になった。


僕自身、もっと知識を身に付けなければと痛感し、良い意味で「ここに居る人達に負けないよう、頑張ろう!!」と刺激をもらった。



今の僕は「今日、人生が終わっても、絶対に後悔しない生き方をする!」と一瞬一瞬を自分なりに精一杯生きているし、そうすることで今回のような面白い出会いをたくさんしている。


今までの自分はただの傍観者でしかなかった“アートの世界”で活躍をされている人達とこうして関わることができているなんて、以前の僕では考えられないことだ。


ホント、人生ってどうなるか分からないな、と最近つくづく感じている。


これからも『これをやれば面白そう!』という直感を頼りに、そこで活躍されている人達にも負けないような生き方を自分もしていきたい。

涼しくなるかもしれない映画を3作ご紹介

このクソ暑すぎる夏をどう過ごすか……。


それは、やはり“怖~~い映画を観る!!”


これに尽きるね、うん!






というワケで、今回はお勧めの“怖い映画”を3作品ご紹介します。
(音楽は全く関係ありません 笑)

映画も大好きであります!














1、『遊星からの物体X』

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1982年公開のジョン・カーペンター監督作品。この年、スピルバーグ監督の『E.T.』が世界的大ヒットを記録したのもあって、この映画は影に追いやられてしまい、“知る人ぞ知る作品”だったそうです。
しかし、その後テレビ放送などクチコミで人気が出て、個人的にジョン・カーペンター作品の中で一番好きだったりします。
まあ、この人の映画ってビミョーなのも多いんですが(笑)、独特のノリや世界観がハマる人はハマるんよね。














2、『ミスト』

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スティーブン・キング原作のホラー映画。ですが、近所のTSUTAYAではサスペンスコーナーに置いてありました。どう観てもホラー映画なのに、何故?!
ミストって“霧”って意味で、この作品もそのまんまです。
ある日、主人公の住んでる街が霧で覆われるという話。怖いです、マジで。
内容書きたいけど…………う~~ん、内緒!!












3、『ミザリー』

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こちらもスティーブン・キング原作の映画。
雪山で自動車事故を起こした有名作家の主人公を助けてくれたのが元看護婦さんで、怪我が治るまで看病してくれるという、とても心温まる話。
………………では全然無い!!(笑)
この映画は深夜テレビで何度も放送されてるから観た人も多いでしょうが、まだ観てない人は観るべし!観るべし!!観るべし!!!
痛い!!
怖い!!










細かな内容は全く書いてませんが、「怖くて面白い映画を観たい!!」という人は騙されたと思って一度ご覧頂けたらと思います。

その際、他の人のレビューはもちろん、パッケージの裏側も見ない方がいいです。先入観無しで観るのが良いですよ。





……つ~~か、『南極とか行くならかき氷機を持っていけば何とかならんのかなぁ~?!』なんてバカなことを未だに本気で考えてしまう今日この頃であります。各種シロップは必需品やね!

宇治金時も要るよな、やっぱ!!

【過去のLIVE日記】THE WHO(2004年7月25日)

今回は英国を代表するロックバンド、ザ・フー(THE WHO)の初来日公演について書きます。

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1965年にデビューして、82年に一度目の解散。その後、何度も再結成と解散を繰り返し今に至ってますが、日本でライヴをやったのはこの時が初めてで、2008年に単独来日はしたけれど、正真正銘の初来日公演はこの2004年の“ロックオデッセイ”というフェスでのことです。

ネットで調べてもこの時のライヴレビューって書かれている人がいてないようだったし、僕が“生き証人”として当時どんなことがあったか事実を書くべきだと思ってます。




場所は横浜スタジアム大阪ドーム(現・京セラドーム大阪)で二日間に渡って開催されたこのイベント。
最大の注目は、なんと言っても“ザ・フー初来日”で、開場前のグッズ売り場でもそれがハッキリ分かるぐらいだった。

もう、お客さんの8割はフーのグッズに群がっていて、もちろん僕もその中の1人だった。





このフェスの最大の特徴は、フジロックサマソニと違って“屋内でのフェス”だということ。

当時は「ドームなんかでフェスなんかやるなよ!!」なんて意見がチラホラ出てたけど、僕は「良いやん、べつに」と思ってました。

なんせ、座席があるから、長時間のフェスでも指定席でお目当てのアーティストが出る時以外は立って応援するも良し、座って応援するも良し。

フードコーナーも会場内にあるからいつでも並ばずに直ぐ買えたし、屋内なので日に焼けることもない。それに、なんと言ってもクーラーが効いて涼しい!!

当時、ボロクソ言ってたロックファンって多かったけど、今のクソ暑すぎるフェスなんか下手したら死ぬよ、マジで。プロモーションとかもう少し練ってまたやれば上手いことやれるんじゃないかなと僕は思います。





ちなみに、この日の出演順は……


①ラブ・サイケデリコ

②ジョシュ・トッド(ex.バックチェリー)

ミシェル・ブランチ

ウルフルズ

ポール・ウェラー

ザ・フー

エアロスミス


……でした。





ザ・フーが登場したのは午後6時ぐらいだったかな。

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1曲目は代表曲の“My generation”……かと思ってたら“I Can't Explain”だった。

ほとんどのお客さんはフー目当てだったから、ライヴはこの日一番の大盛り上がり。


ボーカルのロジャー・ダルトリーは若い頃と変わらず声の伸びも良いし、マイクをブーメランのようにブンブンと振り回す独特のライヴパフォーマンスも健在だった。

この人の声、めちゃくちゃ好きです。



オリジナルメンバーは四人だけど、そのうちの二人は既に他界しているので、ボーカルのロジャーとギタリストで中心人物のピート・タウンゼンドの二人+サポートメンバー三人という構成だった。

他界したオリジナルメンバーの二人、ベースのジョン・エントウィッスルは個人的にNo.1ロックベーシストだと今でも思っているし、ドラムのキース・ムーンも最強のロックドラマーかつキャラ的にも最強だと思っている(笑)。

その二人が居ないのは残念だけど、それでも生でフーを観られるというのが嬉しかったし、サポートメンバーはお世辞抜きで物凄かったです。

ベースにピノ・パラディーノ、ドラムにビートルズリンゴ・スターの息子であるザック・スターキーを擁してたんだけど、特にザック・スターキーのドラムは地響きのようにズシンズシンと響き渡って、完全にロジャーとピートのお株を奪ってた。



ピート・タウンゼンドはというと、赤いストラトキャスターを終始使っていて、なんだかしつこいぐらいにギターソロを披露していたのを覚えている。

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正直なところ『ちょっとしつこすぎるな……』と思いました。

ギター破壊パフォーマンスも横浜ではやったみたいだけど、ここ大阪ではやらなかった。



セットリストもベストな選曲だったし、聴きたい曲は全部聴けたから満足だった。特に一番好きな“Baba O'Riley”が聴けた時は最高だったな。

……が、大トリでの出演じゃなかったから、アンコール無しできっちり90分で終わったのが残念だった。

客席からもずっと「アンコール!!」の声が鳴り止まなかったけど、そのままトリのエアロスミスが登場してきて、フー目当てのお客さん達はガッカリしてたのを覚えている。



実際、そこで観た光景は異様だった。


エアロスミスの演奏中、1人、2人と次々に帰るお客さんが続出していたのだ。


このイベントの主催者であるウドー音楽事務所もフーよりエアロスミスの方が日本で知名度もあるしドームツアーをやるぐらい売れてるから大トリに抜擢したんだろうけど、冒頭に書いた通り、このフェス最大のウリは“ザ・フー初来日”だったので、これを楽しみにやってきたファンがほとんどだったのは誰の目にも明らかだった。


そのおかげで広い大阪ドーム内で空席が目立ち、ホント、二万人ぐらいしか入ってなかったんじゃないかな。

もし、フーをトリにしてフルセットでやれてたら、もっとお客さんが入ったはずだと僕は思ってるし、そう言ってる人達は他にも沢山いた。


個人的には駅から近くて立地条件も良く、安心して楽しめる良いフェスだったと思っている。

モッシュ&ダイヴとかに巻き込まれることも無く、じっくり音楽と向き合ってライヴパフォーマンスを楽しめるイベントだったし、僕としてはまたやってほしいフェスだ。




Baba O'Riley
https://youtu.be/gY5rztWa1TM


My Generation(LIVE)
https://youtu.be/qjN5uHRIcjM


Who Are You
https://youtu.be/v_3ks7-OjGc


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【番外編】“これからのブログの目標など……”の巻

皆さん、真夜中にこんばんは。レオナルド・ディカプリオです。……いや違う!シューゲさんです!(笑)

この連休中はほとんどずっと読書してました。
……が、なかなか進まん!!
1日4冊を目標にしてるけど、遅読家やからなぁ~。1日2冊でも読めたら万々歳な感じですよ。



それはそうと、最近、“時間の使い方”について改めて考え直しています。

はっきり言って、僕は不器用な性格なので、あれやこれやといろんなことに手を出せないんよね。

勉強もできて、運動もして、更に楽器とか趣味もやれる人っていてるじゃないですか。僕はそういうタイプとは真逆です。ひとつのことしか集中できないタイプ。

ひとつのブログ記事を書くだけで毎回約1時間半かかっていて、書き終わってからも誤字・脱字などを何十回も直したりしてるから、1記事に相当な時間を費やしてドッと疲れるんよね。


変に“完璧主義”というか。


周りの人達にこのことを言うと「そこまでする必要は無い」と言われるし、確かにその通りなんだろうけれど、そこまでこだわり続けたおかげで“自分のスタイル”というのが確立されたのも分かってるので、それも絶対に必要な経験だったと僕は思っている。

だけど、今はもうそんな時期を越えて、次のステップに進むべきだと感じ始めている。


「絶対に手は抜かない」というのは僕の信条ではありますが、今まで200%の力を出してやってたものを100%に落とすぐらいの余裕が無いと、長い目で見ると続かなくなると最近つくづく感じております。

これ、ブログを書くだけでなく、何にでも言えます。

おかげで頭に浮かんではいたけど、形として残せなかったボツネタも大量にあります(汗)。


……というワケで、当面の目標は“出来る限り、毎日ブログアップ”です。

内容が薄っぺらくならずに、もっとコンパクトに20~30分で仕上げられるようにするのが理想。

それに伴ってブログの書き方が変わっていくだろうけど、変化を恐れたら何も出来なくなるからね。とにかく、頑張ります!



あと、規則正しい生活も心掛けます。ついこないだまでは“起きられるだけ起きて、やれるだけやる”という感じで色々やってたけど、長期的に見たらこれも続かないだろうな、と思うし。

夜更かしして頑張るなら、早起きして頑張る方が脳がスッキリして効率良くやれると最近よく分かったので、明日からは“早寝早起き”を習慣づけよう。



だらだらと書き連ねましたが、明日は久々に“過去のライヴ日記”を書くので、また楽しみにしていて下さい。



あ~~、明日はジョン・カーペンター監督の『パラダイム』でも観よ!!


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NIRVANA(ニルヴァーナ)

今回はニルヴァーナ(NIRVANA)について書いていきます。


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ニルヴァーナは90年代のアメリカを代表するバンドで、彼らが91年にゲフィンレコードから発表した2nd“NEVERMIND(ネヴァーマインド)”は今までに何千万枚も売れたモンスターアルバムです。


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(2nd“NEVERMIND”)


ロックに興味を持ち始めた頃、偶然テレビで彼らの代表曲“Smells Like Teen Spirit”が流れ出したのを聴いた時に『うわっ、カッコいいな!!』と思い、直ぐにこの『ネヴァーマインド』を購入しました。

……が、正直言って1曲目の『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』以外はほとんど どの曲も一緒に聴こえ、『何だか単調なアルバムやな……』なんて当時は感じておりました。



その後、バンドが発表した他の2枚のオリジナルスタジオアルバムを聴いたんだけど、そっちの方が僕は気に入って、特に中心人物のカート・コバーン(94年に自殺)の遺作となった“IN UTERO(イン・ユーテロ)”にはどんどんのめり込んでいきました。


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(3rd“IN UTERO”)

……が、これもずっと聴き続けていると、カート・コバーンの“陰鬱すぎる世界観”は10代の僕には重くのしかかってきて耐えられなくなり、ニルヴァーナのアルバムを一旦手離してしまいました。



何年もニルヴァーナをまともに聴くことは無かったけど、その間に彼らから影響を受けたザ・ヴァインズやマイ・ヴィトリオールといった次世代のバンドは好きで聴いていて、そこから『もう一度、ニルヴァーナを聴いてみよう』となり、今に至っております。


それでも、相変わらず『ネヴァーマインド』はそんなに好きになれず、ニルヴァーナを聴く時はもっぱら『イン・ユーテロ』やアコースティックライヴ音源を収録した『MTVアンプラグド』などを中心に聴いていたので、今では“好きなバンドのひとつ”ではあるけれど、自分は熱狂的なファンというワケでは全く無いんだろうな。



……と、ファンに対して失礼な記事を書いてしまってるようだけど、1週間前にiPodで『ネヴァーマインド』を久々に聴いたら、何だか止まらなくなってしまった。

iPodに収録していたニルヴァーナのアルバムが『ネヴァーマインド』だけだったのも良かった。だって、他のアルバムも入れてたらそっちを優先して聴いてただろうから。


そんなワケで、この1週間は移動中ほとんどずっと『ネヴァーマインド』ばかり爆音で聴いてたんだけど、このアルバムの良さって“聴きやすい”ところなんだと改めて感じた。

これってプロデューサーを務めたブッチ・ヴィグが“狙って作った音”なんだというのは他のアルバムと聴き比べていても分かるというか。

カートをはじめ、バンドはこのコマーシャリズムな音に不満だったと言われているけれど、“一般大衆にも聴きやすい音”にしたおかげで爆発的に売れたし、それまでアンダーグラウンドの世界で活動していた沢山のバンドが陽の目を見るキッカケになった事実もあるので、やっぱり“音楽史を塗り替えたアルバム”なんだと再認識しました。


『イン・ユーテロ』や1st“BLEACH(ブリーチ)”だと、スーパーで買い物しながら気軽に聴ける音楽じゃないし、そう考えた時にこの『ネヴァーマインド』ってものすごく大きな存在だと思わされましたよ。




Smells Like Teen Spirit(LIVE)
https://youtu.be/0TbtMFOtiBc


Aneurysm(LIVE)
https://youtu.be/PvwqSMRtoSI


All Apologies(LIVE)
https://youtu.be/aWmkuH1k7uA


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21世紀の個人的お勧めシューゲイザーバンドをいくつかご紹介

どうも皆さん、こんばんは。劇団ネイマール所属のシューゲです!

劇団ネイマールではエースストライカー級の大活躍をしております。

ちなみに劇団ネイマールがどこにあるのか知らないけどさ♪(笑)



……って、W杯ロシア大会が終わってもう3週間近く経つのに、今更で申し訳ない!

いやね、前々からネイマールの大袈裟な痛がり方には辟易していたんですが、W杯での彼はホント痛々しかったね。


つ~~か、あの調子だと首を骨折してもオーバーリアクションするんやろな~、なんてテレビを観ていて思いましたよ。
(普通に悶絶するっつ~~~~~~の!!爆)






……ということで、ここからが本題(笑)。




今回は急遽“21世紀の個人的お勧めシューゲイザーバンド”を少しだけ紹介しようと思います。


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(SPC ECO)


なぜ今回このネタにしたのかというと、昨日、要らないレコードや本を処分するため大阪は梅田にあるディスクユニオンへ行ったんですよ。


そしたら、新しく入ったらしい女性スタッフの方の名札を見たら“初めて買ったアルバムはマイブラ”と書かれていたのかな。そんなの見たら「俺に話し掛けてくれ!」と言ってるようなもんだったので(←絶対に違うと思います 笑)、条件反射的に声かけちゃってね。

その店員さんは髪の毛をピンク色に染めていて、それがまたとても似合ってたし、ラッシュ(LUSH)のボーカルだったミキ・ベレーニ(以下、ミキちゃん)に雰囲気が似ていたので、勝手に“ディスクユニオンのミキちゃん”と心の中で命名しました(笑)。


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(LUSHのボーカル、ミキ・ベレーニ)


マイブラの話を少ししたけどお仕事の邪魔をしちゃいかんと思い、自分のブログの宣伝だけして(←この辺は実にちゃっかりしてます 笑)、査定が終わるまでの約2時間は店内を物色してました。


そして、査定が終わってから掘り出し物のCDをそのミキちゃんのレジに持って行ったんですけどね、自分もシューゲイザー大好きだし、せっかくなのでやっぱりもう少し話してみようと思い、「マイブラ以外にどんなのが好きなんですか?」と質問してみたら、




「ラッシュとか、ライドとか…………」




……って、『ドンピシャぢゃねえぇ~~~~かよ、オイッ!!』という感じでこっちもテンション上がってしまい質問攻めにしてしまった(苦笑)。




俺「カーヴ知ってます?」



ミキちゃん「知ってます」




俺「SPC ECO(スペース・エコ)知ってます?」



ミキちゃん「知ってます(笑)」
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俺「おおっ、知ってるの?!ヤング・ヘリティックス知ってます?!」




ミキちゃん「知ってます(笑)」
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俺「おおぉ~~!!知ってるんやあぁ~~?!じゃあ、エコー・レイクは?!」



ミキちゃん「知ってます(笑)」
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……って、よく考えたら俺の質問に対してミキちゃんは「知ってます」の一言だけだった気がするけど(笑)、表情がだんだん柔らいでいってるのを見てたら嘘ついてないのが分かるし余計に嬉しかったですよ。


というか、ここに挙げたスペース・エコ、ヤング・ヘリティックス、それにエコー・レイクは21世紀以降のシューゲバンドでも特にお気に入りのアルバムを出してる人達なんだけど、全然知られてないのが悲しすぎです(泣)。ホント、良いバンドいっぱいいてるのになぁ……。

今回はこの3バンドの音源を貼り付けようと思います。




その後、ミキちゃんの友人がやってるというシューゲイザーバンド“揺らぎ”のことを教えてもらい、大阪でもたまにライヴをやってるとのことで、また機会があれば行ってみようと考えております。

日本でも黎明期からひっそりと“ジャパニーズシューゲイザー”なるバンドがいくつも登場してるぐらいだし、そう考えたらもう30年近くの歴史が日本にもあって、いつの間にかロックファンに浸透してるんやな~と何だか感慨深かったです。


※「ミキちゃん」は仮名です。名札の“マイブラ”に反応して名前を確認するの忘れてました……(汗)。





ECHO LAKE / Buried At Sea
https://youtu.be/i-nSRoemLD0


SPC ECO / For All Time
https://youtu.be/hPtyDjQEyCc


YOUNG HERETICS / Dark Prince
https://youtu.be/pdQBrU2ox8w

【番外編】“アートde元気ネットワークひょうご”の巻

昨日(2018年7月29日)、大阪は梅田のNu茶屋町などで“アートde元気ネットワークひょうご”というイベントがあり、梅田ロフト3階でアーティスト稲垣元則(イナガキ・モトノリ)先生の絵画教室が開催されたので参加してきました!

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稲垣先生の作品は“無意識の状態で作品を創る”というもので、これがなかなか奥が深かったです。



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今回の教室には以前に知り合った「イビサ島へ行きパーティー三昧の日々を楽しんだ」と言われてたのが強烈に印象に残った通称“イビさん”(←勝手にこう命名させて頂きました 笑)とそのお友達“キキさん”も参加されていて、なんだかセカンド・サマー・オブ・ラヴな1日でした(←分からない方はスルーして下さい 笑)。




稲垣先生はもうずっと昔から“コピー用紙に感じたまま描く”というのをされていて、これが実際にやってみるとチョー楽しい♪

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墨汁を使って小筆で無意識に模様を描いて重ねてます。



これは“木の枝を使って何も考えずに描く”というテーマでやってます。

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“無意識”というのが思っている以上に難しくて、『線を描こう』とか、やっぱり考えてしまってる自分がいてることに気付いてしまう……。

だけど、進んでいくにつれて“感覚が研ぎ澄まされていく感じ”になっていくのが分かって、後になればなるほど直感でやっていってたな。



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稲垣先生が僕の絵を見て、



「絵を習ってたんですか?」



と言ってくれたのがちょっと嬉しかったぜ!





そうです、小学生の頃に絵画コンクールで何度も賞を獲ったことがあります。




『あっ、やっぱ分かるんや~!』



と思ったし、プロの作家さんに誉められたのには自分でも驚きやったね。


『ちゃんと絵を続けておけば良かったかな~』とたまに思う時が今でもあります……。




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11月に兵庫県のどこだったかでこの日に描いた僕の作品も展示されるとのことで、時間を空けてからだとまた違って見えるだろうし、行ってこようと思います。
(何処に展示されるんだったか忘れてしまいました……汗)。





……というワケで、今日の1曲は何にしようかと思いましたが、なんか久々にGuns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)のライヴ盤を聴きたくなったので、今流しながらブログ書いてますよ。

昨日の出来事だったので『イエスタデイズ』という曲で今夜はお別れです(笑)。



さあ、今から明け方まで起きて頑張るか……。




Guns N' Roses / Yesterdays
https://youtu.be/NDOPlpH6NZM


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THE STOOGES(ザ・ストゥージズ)

皆さん、こんばんは。最近、夜中もほとんどずっと起きて色々やっているシューゲさんです。


いや~、主に読書などですが、読み始めたら止められない止まらない!かっぱえびせん食べながら頑張っておりますよ。
(……って、冗談のつもりで書いたはずなのに、さっきホントにかっぱえびせん食ってたし!笑)

他にもやることがあって、『今やらなきゃ一生後悔する!!』と自分にハッパをかけています。

おかげで日中眠たいけど、『人生懸けられるものがあるって何だか素晴らしいじゃないか!』……と思っています。






……というワケで、今回はTHE STOOGES(ザ・ストゥージズ)についてチョロッと書いていきます。


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(3rd“RAW POWER”)

以前にも書いた通り、70年代後半に“パンクロック”というのがアメリカのニューヨークやイギリスはロンドンを中心に一大ムーヴメントになったんだけど、ザ・ストゥージズはパンクのプロトタイプ(“原型”という意味)として60年代末にアメリカでデビューしたバンドです。

同時期にMC5(エムシーファイブ)というバンドもいて、その2バンドが「パンクを創った」とも言われているとのことで、ストゥージズの楽曲は後のパンクバンド達にもたくさんカバーされているぐらい人気がある。



今回、ストゥージズのことを書こうと決めたのは、つい先日、バンド初のドキュメンタリー映画『ギミーデンジャー』をレンタルで観たからだ。

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この映画、実は去年9月末に映画館へ観に行ったんだけど、開始30分ぐらいで強烈な睡魔に襲われて途中から爆睡してたので、内容を全く覚えてないんよね。目が覚めたらスタッフロールが流れる直前だったし……(泣)。



……で、今回改めてちゃんと映画を観て、その後に彼らのアルバムを聴き返し、所有している本にボーカルのイギー・ポップが当時を振り返った独占インタビュー記事があったので読んでいました。


僕がストゥージズを聴いたのってだいぶ後になってからで、それこそ70年代に登場したセックス・ピストルズラモーンズなどのパンクバンドを一通り聴いてからだったんだけど、それでもこのバンドは物凄いインパクトがあった。

ピストルズのボーカルだったジョン・ライドンの自伝『スティル・ア・パンク』にストゥージズの2nd“FUN HOUSE(ファン・ハウス)”のことが書かれていて興味をもち、聴いてみたら なんかもうテンション高過ぎて『血管ブチ切れるんじゃないの?!』というぐらいの“ヤバい空気”が充満しているアルバムだった。

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(2nd“FUN HOUSE”)

実際、インタビュー記事を読んでたらイギー・ポップ本人が「気がついたらメンバー全員がひどいヤク中になっていた。もう24時間ずっとヤクのことばっかり考えてたよ」と語っていて、バッドトリップしている状態がそのまま音に表現されていたんだろう。


ドキュメンタリー映画には当時の貴重なライヴ映像も残っていて、終始ハイテンションで勢いのあるパフォーマンスを楽しめるので、気になった方は一見の価値ありですよ。

あと、今ではこういった激しいライヴで演者も観客も当たり前のようにやっている“ダイヴ”という行為も一番初めにやったのがこのイギー・ポップさんらしいです。




……あ、ちなみに俺はドラッグはもちろんのこと、酒も煙草もやりませんよ。

べつに真面目ぶってるつもりなんて全く無いけど、酒飲むと悪酔いして自分をコントロール出来なくなってしまうので止めました(苦笑)。

そして、酒を飲んで気分が良くなると普段は吸わない煙草もやりたくなり悪循環に陥っちゃうので、『これはもう飲まない方が良いな』とキッパリ止めたという。

酒に“呑まれる”タイプってのが一番厄介やからねぇ……。
(というか、アルコール入ってなくても「酔ってるの?!」とよく言われるヤツなので。笑)



ローリング・ストーンズキース・リチャーズをはじめ昔のロックミュージシャンがドラッグをやりまくって伝説になったりしてたけど、自分はそういうのに全く憧れなかったです。

自分がロックに格好いいと感じていたのはヘアースタイルやファッションを含む雰囲気、それに“自分に正直に生きる”という姿勢なので。そこには酒や煙草はもちろん、ドラッグは入ってないんよね。

そして、何よりも“音楽が良いかどうか”だね、やっぱり。ミュージシャンなのに音楽がダメだったら何も伝わるものが無いよ。

ドラッグやって他人に迷惑かけるのも嫌だし、そんなことで捕まったら大好きな音楽も聴けなくなるし。



……と、ここまで書いて ふと気付いたけど、ストゥージズというバンドを全否定してるし!!(笑)


いや、自分は“音楽”だけで完全にトリップできるし、その方が健全なので。


そんなワケで、これからもハイテンションになりたい時、僕はストゥージズを聴くのです。




Search And Destroy
https://youtu.be/0vnwSVTOnqQ


Down On The Street
https://youtu.be/85RSPV9Q-3s


I Wanna Be Your Dog
https://youtu.be/vwmU343eBu0


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