MY BLOODY VALENTINE / LOVELESS
今回はMY BLOODY VALENTINE(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、以下マイブラ)が1991年に発表したシューゲイザーの金字塔と言われるアルバム“Loveless(ラヴレス)”について書きます。
僕がマイブラの存在を知ったのは某音楽誌の特集で“90年代の歴史的名盤”の1枚にこのアルバムが入っていたのを見て、バンド名の響きがカッコ良かったのと、最初に日本盤が出た時の邦題が『愛なき世界』(←現在は『ラヴレス』に変更されています)となっていたのがやたら心に引っ掛かったからだ。
あと、バンドメンバーの白黒写真が1枚だけ載っていて、それまで聴いてきた他のロックバンドとはまた全然違う雰囲気を放っていたのも印象に残った。
……なんというか、“幸薄そう”というか(苦笑)。
『ラヴレス』を今回書こうと決めたのは、先週の夕方に歩いて本屋へ行ってた時にiPodで『何聴こうかな~』と検索してたら ふとこのアルバムが目に止まって『久しぶりに聴いてみるか』ぐらいの軽い気持ちで再生したんだけど、1曲目“Only Shallow”のイントロを聴いた瞬間から“雷が落ちたような衝撃”を受けてしまったからだ。
大袈裟でなく本当に“雷が落ちた”という表現がピッタリで、いくら日が沈みかけてたからといって この真夏のくそ暑い時期にも関わらず、何度も鳥肌が立ってしまった。
今まで何回聴いたか分からないアルバムのはずなのに……。
このアルバムはホント特殊な作品だと思っていて、僕自身、シューゲイザーというジャンルは大好きだし、それは過去のブログを読まれた人達なら分かって頂けるだろう。
そんな僕でも、この『ラヴレス』は特に敷居が高いアルバムだ。
ボーカルもギターも霧がかったように歪みまくっているので、ほとんど輪郭の無い音は 普段から日本のヒット曲やカラオケ受けするような歌しか聴いてない人達にとっては余計に理解不能な世界だと思う。
正直言って、僕もこのアルバムを聴いていても理解できない時が多い。
だけど、このアルバムとマイブラというバンドはその後の音楽シーンに無限大の可能性を広げたのも事実だ。
今現在、世界中のインディーロックをはじめ、メジャーなバンドでもこの作品から影響を受けている人達が沢山いるのは音を聴いていて分かるし、一時期は死語と化していた“シューゲイザー”という言葉も2007年にマイブラが再結成したのを機に 一気に一般のロックファンに認知されていったと感じている。
ただ、僕もたまにこのアルバムを聴き返すけれど、そのほとんどは『何だかよく分からない』というまま聴き終えてしまう。
それでも、今回のように何度か“雷が落ちたような衝撃”をこのアルバムから受けたことがあって、過去にはレコード屋の高級スピーカーから大音量でいきなり流れ出した瞬間にも“ガツーーーーーンッ!!”とヤラレてしまった。
ボーカルもボソボソと囁いていて不明瞭な歌詞は何を歌っているのかなんて分からない。
アートワークも楽曲同様に輪郭がボヤけまくっている。
『それでもこのアルバムを聴き続けているのは何故なんだろう?』と何度も自問自答したことがあった。
そして、最近になって気付いたのは、人間って“未知のものに対して不安や恐怖を感じて抵抗したくなる気持ち”と“未だ見ぬものに惹かれる気持ち”が共存しているからなんだと感じた。
不安や恐怖を感じても、覗き込んで理解したくなる思いが混在していて、そんな“人間にしか無い感情”を刺激してくれる存在なんだと思う。
それと、僕はこのアルバムをずっと聴いていると 音の向こう側に“愛”を感じる時があるんよね。
それが異性愛なのか人間愛なのか、バンドの中心人物であるケヴィン・シールズの“音楽への異常なまでの執着心”なのかは僕には分からない。
92年にバンドが初来日した際、雑誌のインタビューでケヴィンが面白い一言を言ってたのが印象に残っている。
「本当はアルバムタイトルを“LOVE(愛)”にしようと思ってたんだけど、直前になって“LOVELESS(愛が無い)”に変更したんだ」
それを読んだ時、
『やっぱりこのアルバムには“愛”があるんだ!!』
なんて思ってしまった。
あと、2008年頃にバンドの音源をまとめたCDボックスセットの発売が予定されていて、“初めて歌詞カードと対訳が付く”と書かれていたんだけど、何故か直前で発売中止になってしまったことがある。
歌詞と対訳が付くと知った時は『やっとこの人達が何を歌ってるのかが分かる!!』なんて楽しみに待ってたけど(笑)、今思えば、やっぱり知らないままの方が良かった気がする。分からない方が聴いていて創造力を膨らませてくれるしね。
アートってのは理解されにくいものなんだし、それが魅力なんだよ、多分。
Sometimes
https://youtu.be/1c8Selr9Aec
To Here Knows When(LIVE)
https://youtu.be/3DEnwUAzPG4
Soon
https://youtu.be/ft56il9bGMk
【番外編】“急激に成長した瞬間”の巻
ここ数日、ちょっとした悩み事があった。
まあ、悩みなんて誰にでもあるし、僕も万年もがき苦しんでる人間なので『何を今更』と自分でも思う。
物事が上手くいかない時って精神的にもしんどくなるし、深みにはまるとどんどん“悪い流れ”を引き寄せてくるのは今までの経験上からも分かっているんだけど、『このままいくとマズイ……。どこかで断ち切らなきゃ!!』と思いながらもズルズルいってしまうことが多い。
昨夜から色々考えていてほとんど眠れず、今日も日中ずっと頭が痛くて気持ちが沈みがちだったんだけど、それでも“今、自分がやれること”に真正面からぶつかっていったら、夕方には晴れ晴れとした気分になっていた。
今の僕は どんなに体調が悪くても自分なりにベストを尽くすよう心掛けている。
今、この瞬間ってのは二度と戻らないものだからね。
僕は後悔しまくりの人生を歩んできたから、もうこれ以上同じ過ちを繰り返したくないと思いながら今を生きている。
自分なりに“全力で生きた”という実感をもてたら次に繋がるし、悩んで もがきまくっても正面切ってぶつかっていけば、乗り越えられた先には“大きな成長”が待っている。
もがけば もがいた分だけ、苦しめば苦しんだ分だけ、大きく成長しているのが自分でも分かる。
そんな“急激に成長した瞬間”を久々に感じた1日だった。
人生なんて良いことばかりじゃないんだし、寧ろ悪いことの方が圧倒的に多いだろう。
だけど、それを乗り越えられた時の達成感って他には変えられないものがあると僕は思っている。
……というワケで、今日は帰宅途中にまたiPodで音楽を聴いてたんだけど、何となく ふとPINK FLOYD(ピンク・フロイド)のアルバム“The Division Bell(対)”から聴いてました。
デヴィッド・ギルモア師匠の深みあるボーカルとギター、それに壮大な世界を感じさせてくれるこの流れがたまらんです。
悩み苦しんだ後に聴いたら『そんな小さなことでくよくよしていた自分が馬鹿馬鹿しいや。世界はこんなにデカイのに!』なんて感じながら街や空を眺めていた。
Take It Back
https://youtu.be/ip7gzkG4Bms
Coming Back To Life
https://youtu.be/yjoPWxmOCtc
森脇美貴夫『イギリスのパンク/ニューウェイヴ史』
二日前になるのかな?
前回のブログの最後に「今夜中にまたブログを更新するかも……」なんて書いておきながら、既に数日が過ぎてしまった。
『更新されるかな?』と待って下さっていた皆さん、本当に申し訳なかったです!(汗)
……というワケで、今回ご紹介するのは森脇美貴夫さんが書いた『イギリスのパンク/ニューウェイヴ史』という本についてです。
先日、ジョン・ライドン率いるパブリック・イメージ・リミテッド(P.i.L.)のチケットを購入してからずっとこの本について書きたかった。
というのは、僕が P.i.L. を知ったのも高校の図書室に置いてあったこの本がキッカケだったので、ライヴに行くと決めた時にふとこの本のことを思い出し、久々に読みたくなってAmazonで買ったんですよ。
届いた品は中古本で発行年を見ると1991年なのに、全く色褪せや汚れも無く新品同様で感激しちゃいました。
僕は16歳になったばかりの頃から海外ロックに夢中になったんだけど、1970年代後半に誕生した“パンクロック”は勿論リアルタイムでは無く完全に後追いで聴いてます。
とりあえず、先に“パンクロック”についての簡単な説明から。
1970年代って高度な演奏技術を擁したハードロックやクラシックの影響を受けたプログレッシブロックが全盛を極めていてロックミュージックそのものが巨大化してしまい、何万人も収容するスタジアムでライヴをやるようになってた時代だったとのこと。
だけど、「元々、ロックって3つのコードでやれるようなシンプルなモノだったし、もっと近い存在だったろ!!」と反旗を翻(ひるがえ)した人達がいて、それが“パンク”という音楽の誕生に繋がった。
パンクは“ロックの原点に戻る”という他にも、破れたシャツや今では当たり前になっているダメージジーンズ、それに耳たぶや鼻に安全ピンを付けたり、モヒカンなどの奇抜なヘアースタイルなど、その後のファッションにも多大な影響を与えている。
そして、このパンクという音楽で一番重要なのが“アティテュード(姿勢)”で、権力者などの“強い者に立ち向かう姿勢”だと僕は感じている。
僕自身、パンクロックという音楽は勿論 大好きなんだけど、やっぱりその“姿勢”がカッコイイと思っているし、自分の人生観にも物凄く影響を受けた。
そんなパンクロックという音楽のカッコ良さを僕に教えてくれたのが この森脇美貴夫さんの著書で、久々に読み返してみると、『僕はこの人の文章からものすごい影響を受けていたんだなぁ……』と感じてしまった。
もうだいぶ前に読んだ本だったので、今回、再び手にするまでどんな内容だったのか細かなところまで覚えてなかったけれど、この人が書いた文章って楽器の技術的なことはほとんど……というか全く書いてないんよね。
時代の“空気感”だったり、アメリカやイギリスなどその土地の“匂い”だったり、誕生したばかりのパンクバンド達の“生々しい熱気”だったり、とにかく文章を読んでるだけでその時代や国へタイムスリップさせてくれるような“不思議な力”があった。
何より「俺もこの本を読んでくれているキミと同じで、音楽を愛する“いちファン”の1人なんだぜ」と言ってくれているような、着飾った、気取った文章じゃないのが本当に好きだった。
音楽レビューとか読んでいても、たまに評論家気取りの人がいたりして、『これ、本心で書いてないな』というのが文章を読んで分かる時があるんよね。
仕事だからか他人に誉められたいためか分からないけど、“嘘の文章”を書いてる人が正直言って僕は苦手だし、全部じゃないけど、たまに読んでいてそういうのをやってるヤツって分かるんだよ。
そんなのは読む価値なんて無いと僕は思っているし、自分自身が音楽に救われたので「好きな音楽に対して失礼だから、絶対に嘘は書かない!」と心に決めている。
そういうのも含めて森脇さんが書かれたこの本から高校生だった僕は学んでいたんだ、と今になって思う。
この本にはP.i.L.の他にも沢山のバンドを教えてもらった。
セックス・ピストルズのベーシストで「あいつはビートルズが好きだった」という理由でバンドを脱退させられたグレン・マトロックが結成したリッチ・キッズやX・レイ・スペックス、スージー&ザ・バンシーズ、ジャパン、それに この本が出た当時にはまだ日本盤が出てなかったワイヤーなど、本当に沢山のバンド達を森脇さん独自の視点から語られていて、リアルタイムで聴けなかった僕にも“疑似体験”させてくれた。
僕自身、今こうやってインターネットを通して音楽記事を書かせて頂いて、毎日いろんな人達が読んでくれていると思うとやっぱり嬉しいし励みになっている。自分が好きで書いてるんだけど、読んでくれている人は“貴重な人生の時間を使って僕の記事を読んでくれている”と思うと、やっぱり“それ以上のものを書かなきゃ!!”といつも感じながら魂込めて書いてます。
ホント、たった1曲がその後の人生を変えてくれたりもするし、たったひとつの文章がその橋渡しになるのも僕は知ってるからね。
そんなことも含めて森脇美貴夫さんが僕に教えてくれたんだと思っている。
THE DAMNED / New Rose
https://youtu.be/TUxFQ5QBiYk
SIOUXSIE & THE BANSHEES / Christine
https://youtu.be/Rtt_0OKzRek
RICH KIDS / Rich Kids
https://youtu.be/PIfFUDt4Grw
『コイツ、うっぜ!!』という時に聴きたい曲
今日はちょっとした揉め事があった。
詳細は書けないけど、放っときゃいいのに どうにも我慢ならなかったので、自分に正直になって つい口を出してしまった。
以前の自分ならそこで無理して良い顔をしていたところが、今は“嫌われてもべつにいいや”というスタンスでいてるので、他人にどう思われようが全く気にならない。
大体、どう考えても間違えてるということを指摘しただけだし、全く後悔も無い。逆に、言わなかった方が後悔してただろう。
無理せずにそうしていると、自然と周りには“良い人達”が集まるようになったし、やっぱり前向きに、自分に正直に生きるべきだと日々感じている。
……で、つい先程もちょっとしたことがあった。
大阪環状線の電車に乗って座席に着いた時、後ろに居たじいさんが電話しだして大声でわめき散らし始めたのだ。
周りに居た人達も気分が悪くなり、どんよりした空気が流れてるのもお構いなしで、じいさんは喋り続けた。
誰からも相手にされないのかなんて そんなの俺の知ったこっちゃ無いけど、何だか“かまってちゃんオーラ”が凄まじかったな。
せっかく読書しようと思ったのにじいさんの声がデカ過ぎて集中できないので、iPodで音楽を聴くことにした。
『こういう時はどの曲が良いかな……』と思い、見つけたのがTHE VINESの“Get Out(出ていけ)”で、席を離れて曲を聴きながら ひたすら電話で怒鳴り続けているじいさんをヒューマンウォッチングしてたら何だか可笑しくなってしまった(笑)。
あ~~スッキリした♪(笑)
ホントは全く別のことを書くつもりだったけど、こういう話も“まったり音楽日記”ということで(笑)。
ひょっとしたら、今夜中にまたブログをアップするかも……?
Get Out
https://youtu.be/uKjIZez6KNY
“さらばCDコンポ”の巻
昨日、CDコンポが壊れた。
もう何年も使ってたので、今年に入ってから『もうそろそろヤバいかも……』なんてずっと思ってたんだけど、ついにこの日がやって来てしまったという感じだ。
予備のCDデッキを持っているので久々に出して使っている。こっちは4,000円の安物だけど、“音楽を聴ける”のがホントありがたいなと改めて思ったよ。しばらくはこれを使うつもりです。
新しいCDコンポを買うのは先の話になりそうだな。
毎日、大活躍してくれたコンポに対し「今まで僕を支えてくれてありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいだ。
ちなみに、最後に再生できた曲はTHE UNDERTONESの“TEENAGE KICKS”だった。
最近、ヘヴィロテしてたパンクの名曲が有終の美を飾ってくれた。
長い間、ホントお疲れ様でした!
ありがとう!!
Teenage Kicks
https://youtu.be/PinCg7IGqHg
祝!ブログ50回と“めくるめくアートの世界”の巻
昨年末から当ブログを立ち上げ、今回で50回目となりました!
“自分のライヴ体験やお勧め音楽をひたすら書き連ねていこう!”ということで始めたんですが、最近はイベント会場へ行くと「ブログ、読ませていただきましたよ!」と言ってくださる方々もいて本当に嬉しいです!
今まではほとんど好きな音楽の話を書いてただけですが、これからは【番外編】として もう少し間口を広げ“音楽とは関係無い話”もたま~に書こうと考えてます。
僕のお勧め音楽を書きつつも、自分が目指してるのは“読んだ人が幸せな気持ちになれるブログ”だし、嫌な出来事があっても 1日の最後に僕のブログを読むことでハッピーな気分で眠れるようになっていただけたら…………なんてことをいつも思いながら記事を更新しておりますよ。
そこからいろんなバンドやミュージシャンを知ってもらえたら更に嬉しいこと この上 無し!です(笑)。
こんな感じでこれからも続けていくので、皆様、引き続き宜しくお願い致します。
……というワケで、昨日(2018年7月7日)は また大阪市内にあるGallery Nomart(ギャラリーノマル)にて台湾人作家のCHANG Teng-Yuanさん(以下、チャンさん)のオープニングイベントに行ってきました!
ギャラリーノマルの存在は昨年末に知って何度も足を運んでいるけど、今回のイベントは作品も来場されている人達も いつも以上に華やかでした!
先ず最初にチャンさん(写真右側の男性)が自身のペインティング作品“オウムマンシリーズ”の解説をされていました。
「世界滅亡から数千年後、遠方の銀河に住む生物学者である“オウムマン”は地球に到着し、滅びた地球上の生物や現象を高度な育成技術を用いて再創造しようと試みる……」というテーマで描かれていて、巨大なキャンバスを細部まで緻密に、色鮮やかにポップに描かれており、奥が深い作品なのにどれも親しみやすさを感じたな。
オープニングイベントということで、ギャラリーノマルの専属アーティストである .es(ドットエス)がチャンさんの映像作品とコラボしてのライヴもあったんだけど、これがまた物凄かった。
ドットエスのライヴは今年に入って何度か観てるのに、今回はまた全然違って 完全に音と映像がシンクロしていた。
映像も何度かループして、一度目は視界に飛び込んできたものをただ観てただけだったけど、二度目、三度目と観ていくうちに“オウムマン”を通してチャンさんが僕らに何かのメッセージを伝えようとしているんだと感じた。
僕はチャンさんの作品を見たのは今回が二回目で全く予備知識も無かったけれど、そのおかげで何の先入観も無しに作品や映像に触れられたのは かえって良かったんじゃないかな。
演奏終了後にはパーティーがあり、二次会にもお邪魔させていただき、出演者や他のお客さん達とアートや音楽だけでなく台湾、オーストラリアの話などを聞かせてもらい、今までの人生では考えられない眩い世界に足を踏み入れたようだった。
いろんな人種の人達がそこには居て、お互いをリスペクトし合っていた。
何だか、一気に世界が広がっていく感じがしたな。
ところで、台湾から来られていた女性の方々が「女優かモデルさんですか?!」と言いたくなるぐらい綺麗でビックリだった!!
“台湾女性は綺麗な人が多い”なんてよく聞くけど…………う~~む、いつか台湾へ行ってみたくなっちまったぜぃっ!!(笑)
二次会でサックスの橋本さんと音楽やアート、それに人生観の話をして、最後はビートルズ話で盛り上がったので、今回、添付する楽曲はビートルズに決定だな。
やっぱり“All You Need Is Love(愛こそはすべて)”なんだよ、うん♪
Eight Days A Week
https://youtu.be/kle2xHhRHg4
A Day In The Life
https://youtu.be/usNsCeOV4GM
All You Need Is Love
https://youtu.be/dsxtImDVMig
THE KINKS(ザ・キンクス)
いや~、W杯ロシア大会盛り上がってますね!
日本時間だと深夜の試合も多くて、夜中起きてると腹が減って ついつい夜食に手を出してしまう……。
だってさ、サッカー観てたらさ、実況解説者がさ、何度もさ、
「メッシ!!メッシ!!」
って連呼するもんだからさ、深夜にカップ麺(晩メッシ!)を食ってしまうのさ!
身をもってサブリミナル効果を体験しているのである!!(笑)
……というワケで(←どーゆーワケや?!笑)、先週、ネットで音楽ニュースを見てたら「キンクス、再結成」という記事を見つけたので、今回ちょろっと書きたいと思います。
キンクスは1964年にイギリスでデビューしたバンドで、メインソングライターでボーカル&ギターのレイ・デイヴィス(兄)と ギター&バッキングボーカルのデイヴ・デイヴィス(弟)の“デイヴィス兄弟”を中心に結成して、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーと並んで“英国4大バンド”なんて紹介されている。
このデイヴィス兄弟はめちゃくちゃ仲が悪いのも有名で、来日時のインタビューでも「リハーサルで大喧嘩になった」と本人達の口からお互いを罵り合ってたぐらいだから相当なんだろう。
なので、今回の再結成は『観てみたいけど、絶対に実現しないだろうな』と思っていたので、余計にビックリだった。
……とはいっても、60年代から何十年も活躍してきたバンドってオリジナルアルバムの枚数が何十枚もあるので、よほどそのバンドを好きでない限りベスト盤とオリジナルは数枚しか集めないし、キンクスも例に漏れずそんな感じだったりする。
(初めて買ったキンクスのベスト盤。60年代に所属していたパイレコード時代の音源をまとめたもの)
それでも、このベスト盤を初めて聴いた時はものすごく感動して、ロックを代表するナンバー“You Really Got Me”、女性への情熱的なラヴソングかと思って聴いてたら 最後にとんでもないオチが待っているという“Lola”、それにメロディアスな名曲“Waterloo Sunset”など、ホント素晴らしい楽曲が散りばめられていた。
ただ、何十年もずっと続いてきたバンドって後々になると才能も枯渇してきて、“無難な作品しか作らない”という印象があるし、実際にそういうミュージシャンって沢山いてるから、後期の作品なんてあまり聴きたいとも思わなかったりすることが多い。そう思ってる人達ってけっこういてるんじゃないかな。
だけど、何年か前に友人のBさんが突然 キンクスのアルバムを貸してくれて、それが現時点で最後のオリジナルアルバムとなっている“Phobia(フォビア)”だった。
Bさんが「このアルバムは歌詞を見ながら聴いてみて下さい。特に“Hatred(ヘイトレッド)”という曲がお勧めなので」と言っていたので、その日、帰宅して直ぐに聴いてみた。
すると、60年代初頭にデビューしたバンドとは思えないほどフレッシュな音が響いてきて、それも無理に若作りしていなく自然な形でやっていたのに驚いてしまった。
音全体が もう90年代にデビューしたイギリスのバンドのようにエネルギッシュで、特にデイヴ・デイヴィスのギターは『何気にスーパーギタリストなんじゃないの、この人?!』と思わされた。
そして、Bさんが言われていた『ヘイトレッド』(←日本語で“憎悪”という意味)を歌詞を見ながら聴いてみると、
“俺とお前は共存できないという運命”
“俺たちは憎しみ合うことに同意した”
“俺たちは死ぬまで憎しみ合うのだろうから”
“憎しみ それは
唯一 俺たちを結びつけるもの”
……なんて歌詞をレイ・デイヴィスは書き、それを弟のデイヴと一緒に歌っていたのだ。
同じバンドに在籍している実の弟に対してこんな歌詞を書くのもどうかと思ってしまうのに、更にノリノリで息ピッタリにデュエットまでさせてしまうというセンスに脱帽してしまった。
イギリスのロックミュージシャンって独特な“毒”のある人が多いけれど、ここまで自分たちの仲の悪さをブラックユーモアにしてエンターテイメントにしてしまうレイ・デイヴィスのセンスってのは やっぱり普通じゃないし、だからこそ天才なんだろうな、なんて感じてしまった。
ビートルズはとっくの昔に解散してしまったけど、ポール・マッカートニーのソロ公演でビートルズ楽曲を堪能できた。
そして、ストーンズもフーもライヴを観てる。
“英国4大バンド”の最後のひとつであるキンクスの来日公演、絶対に実現してほしい!!
Waterloo Sunset
https://youtu.be/N_MqfF0WBsU
Lola
https://youtu.be/LemG0cvc4oU
Hatred(LIVE)
https://youtu.be/ZHF4Lpdr-iY
何となく……
時々、ふと昔のことを思い出すことがある。
誰にでもそんな時があるだろうけど、日中過ごしていると いきなりフラッシュバックすることがあるんよね。
僕にとって、今日という日が そうさせたんだと思う。
いろんな思い出が交錯して、周りは平和な1日のはずなのに、僕の頭の中では なかなか大変な1日だった。
先週の地震後に緊急避難用の衣類や食料をまとめて鞄に用意したんだけど、そんな時でも『やっぱり音楽を聴きたい!!』と思い、ずっと使っていなかったiPodを久々出してきた。
それを機に、最近は外出中でもiPodやスマホで音楽を聴くようになった。
基本的に僕は外に出ると街中で流れている音を楽しんでいるんだけど、たまにはイヤフォンをして外で好きな音楽を聴くのも良いもんだね。
ホント、久しぶり。
今日の昼間、少しでも気を沈めたくて、何となくiPodに入れてたThe Verveの3rd“URBAN HYMNS(アーバン・ヒムス)”から数曲聴いていた。
このアルバムをまともに聴いたのもホント久しぶりだったけど、シングルカットされてない曲の方が好きだったりする。
なんか、久々にス~~ッと染み込んできたなぁ……。
Velvet Morning
https://youtu.be/CTL55R6iw2A
One Day
https://youtu.be/rMmIi7psuzM
Red House Painters(レッド・ハウス・ペインターズ)
今週に入ってから色々とやることがあって、夜中も出来る限り起きている。
まあ、何年も前から不眠症気味なので起きてるのにあまり抵抗が無かったりするんだけど、“起きなきゃいけない”という時に限って眠たくなってくるんよね。
W杯も観てるけど、優先順位は“今、自分がやれること”なので、やるべきことがひとまず終わるまでは遊びも自粛するつもり。
飴と鞭!!
……てなワケで、今回 紹介するのはRed House Painters(レッド・ハウス・ペインターズ)というバンドだ。
音楽好きで普段からCDやレコードを店頭で購入されている人なら分かるだろうけど、“ジャケット買い”というものがある。
名前も何も知らないミュージシャンやバンドのレコードジャケットを店頭で偶然見つけて、何か惹かれる感覚。
僕が生まれて初めてジャケ買いしたのが このレッド・ハウス・ペインターズの“OCEAN BEACH(オーシャン・ビーチ)”というアルバムだった。
この風車のジャケットをレコード屋で見た瞬間、たった1枚の写真が“中に入ってる音”を表現しきっているように見えたのだ。
何かに導かれるようにこのアルバムを購入し聴いてみると、アートワークそのままのアコースティック主体の“枯れたような、それでいて遠い昔を懐かしむような音楽”が聴こえてきた。
物心ついた頃からサイモン&ガーファンクルを家で聴いてたので、こういう音には余計に懐かしさを感じたのかもしれない。
そして、驚いたのが このレッド・ハウス・ペインターズは他のアルバムでサイモン&ガーファンクルの“I Am A Rock”をカバーしていると知り、それまで音楽をダウンロードなんてしたことが無かったのに、今までに僕が唯一アップルミュージックで購入したのがこのバンドのアルバムだったりする。
昔、電車通勤中にこのアルバムをヘヴィロテしてた時期があって、ラッシュアワー時に毎朝ギュウギュウになりながらも“一息つける瞬間”を僕に与えてくれてたな……。
こういう枯れた音楽も良いもんですよ♪
Cabezon
https://youtu.be/_DV4oJGLB9U
Over My Head
https://youtu.be/mvwaE96vVus
I Am A Rock
https://youtu.be/0qtlccEWrXI
“暑い……!!”の巻
ブログを読んでくれている皆さん、こんばんは。
朝に読んでも こんばんは。
昼に読んでも こんばんは!
夜に読んでも こんばんは!!
シューゲです♪
……いや~、ブログ書くの楽しいし息抜きにもなるし文章力を鍛えるのにも良いから大好きなんですけどね。いつも真面目くさって書くのもなんだし、たまには何も考えず、気楽に書かせてもらいます。
それにしても、毎日暑いですね……(汗)。
こういう時は暑苦しいロックよりも清涼飲料水的な清々しいポップソングの方が良いと思い、minipop(ミニポップ)というドリームポップバンドの音源を今回貼り付けてるので、良かったら聴いて下さい。
マイナス3℃ぐらい涼しくなるかもよ♪(笑)
ところで、先週の土曜日だったか、夕方に近所の公園でけっこうな人だかりができていたので『また地震があったのかな?!』なんて思い、近くに居た女性に聞いてみたら、
「ポケモンGOです」
との返事が返ってきました。
……つ~~か、紛らわしいんだよ!
ピカチュウの野郎がぁっ!!
(注:ピカチュウに罪はありません 笑)
しかし、ホント毎日暑い……(汗)。
あっついぜ~~~~!!
あつくて死ぬぜ~~~~!!
皆さんもこまめに水分補給して下さい♪
(笑)
Ask Me A Question
https://youtu.be/rKoQ2WYS6os
Someone To Love
https://youtu.be/02-wURRgOMw
“音楽の祭日2018と .es(ドットエス)Live”の巻
大阪市城東区で“音楽の祭日2018”というイベントが6月17日~23日まで行われていた。
僕も1日だけ客として参加させて頂き、先週の木曜日(2018年6月21日)はGallery Nomart(ギャラリー・ノマル)でアイルランドの民族音楽とドットエスのsaraさんの演奏を観てきました。
先ずは、アイルランド伝統音楽をご夫婦でされているPooka(プーカ)から。
アイルランドの民族楽器を色々と紹介しながら演奏されてたんだけど、その中でも“バグパイプ”という楽器は1人でいくつもの音を生み出していたのがとても印象に残った(写真上の男性が弾いてる楽器です)。
続いて、ギャラリーノマル専属アーティストのsara(サラ)さんが登場して、演奏前に軽く“前衛音楽とはどういうものなのか?”という説明を分かりやすくされていたので、初めての人達でもあまり抵抗なく聴けたんじゃないかな。
演奏終了後に「先にPookaさんの演奏を聴いたせいか、途中、メロディーを奏でたりしていた」と言われていて、“不穏な旋律の隙間にほんの一瞬だけ現れた美しい音”というギャップは saraさんのピアノを何度か聴いた中でも今までには無かったので新鮮だった。
……そして、昨日(2018年6月23日)はこのギャラリーノマルで行われていた稲垣元則氏の展覧会最終イベントで saraさんと橋本孝之さんのユニット“.es(ドットエス)”のライヴを観てきました!
僕は最前列の中央に座ってたんだけど、すぐ斜め後ろにド派手で奇抜なファッションをされた方が座られたのを見て、
「モダンチョキチョキズの方ですよね?!」
と思わず聞いてしまった(笑)。
記念に1枚、パシャリッ♪
う~~む…………撮られ慣れてる!!(笑)
この方は保山ひャン(ほざん・ひゃん)さんといって、今は女優業もされている濱田マリさんと組んでいたモダンチョキチョキズのメンバーで、ライヴが始まるまでの少しの間、一緒に濱田マリさんやタモリの話をしてました(笑)。
そして、定刻の19時半になり、ドットエスのライヴが始まった。
ジャズやブルースでも即興演奏って存在するけど、それらはコード進行なんかの“音楽理論”にちゃんと乗っかった上でやっているので、いろんな音楽をずっと聴き続けていると ある程度のパターンが分かってしまい、それが物足りなく感じてしまうことがあったりする。
そんな時にこのドットエスがやっているような“アヴァンギャルド・ミュージック(前衛音楽)”というのを自分は欲したくなるんよね。
“何のルールにも縛られない音”というのはメロディアスでも無いし下手するとただの雑音にもなりかねない。実際、聴く人によってはそう感じてしまう方も沢山いてるだろう。
だけど、僕がこの音楽に魅力を感じるのは、多分、“原始的なものがそこにあるから”だと思っている。
今の音楽があるのは人類の長い長い歴史の中で音符や音階を発見した人達がいて、綺麗なメロディーやコードなど少しずつルールが形作られてきたけれど、元々、音楽って“川の水が流れる音”だったり“風に揺れる草木の音”だったり“雨が降り注ぐ音”だったり“生命の息吹き”など、全て“自然から生まれたもの”だったはずだ。
橋本さんのサックス演奏で時折“ライオンのような猛獣の慟哭(どうこく)”に聴こえる瞬間があったりして、それって五線譜では絶対に表現できないものだろうし、“原始レベルで内に響いてくるもの”なんだと感じた。
ライヴ終了後、オーナーの林さん達を交えてトークイベントがあり、その後、二次会にも参加させて頂きました。
芸術の世界で活躍されているプロの方々やディープなファンの人達の話はとても貴重な体験で物凄く刺激になりました!
最近、つくづく思うんだけど、“好き”を追求していけば、必ず同じような感性の人に出会う運命になっているんだと感じている。
今回、ライヴを観たドットエスやプーカが結成して活動されているのも運命的なものだと話を聞いて思ったし、趣味だけでなく、人との繋がりにも感じる時がある。
“いろんなことがあっても腐らずにいれば、絶対に良い人達と巡り会う”と僕は信じているし、この数日間の出来事もきっと そうだったはずだ。
オトデイロヲツクル(LIVE)
https://youtu.be/kJvVFy-X92o
改めて当ブログの説明など……
一昨日(6月18日)の朝に大阪北部を中心に発生した地震、皆さん大丈夫でしたか?
阪神大震災の時と同じ大きさの揺れを感じたので、その日の晩に緊急避難用の食料品などを買い出しに行きましたが、店内はいつもと違う異様な雰囲気だったのがやけに印象に残ってしまいました……。
安否確認のメッセージを送ってくれた人達もいて、改めてありがとうございました!
まだ余震が続くかもしれないので、皆 不安な日々を過ごしていると思います。
『こんな時にブログを更新するなんて非常識かな……』なんてずっと考えていたのですが、僕のブログを読んで少しでも元気になってくれる人達がいるのならと、今回、書くことに決めました。
……ということで、作年末からブログを始めて早半年以上が経ちました!
最初はアクセス数が全然伸びなくてほとんど誰の目にも止まらなかった存在でしたが、ここ1~2ヶ月で1日辺り約50~100件のアクセス数を記録するようになり、それだけの人達がブログを読んでくれていると思うと嬉しいし励みになります!
僕がブログをやろうと決めたキッカケは、『自分の好きなバンドや音楽を1人でも多くの人に知ってもらいたい!!』という思いから始めました。
一番最初の記事にも書いた通り、僕は“音楽に何度も何度も救われた人間”なので、世間一般にはあまり知られていない素晴らしいバンドやミュージシャンが沢山いて、そんな優れた音楽が歴史の影に埋もれてしまうというのはあまりに勿体無いという気持ちが常にあります。
僕を救ってくれたミュージシャン達に自分なりに恩返ししたいという思いがずっとあったので、このブログを通して僕なりの視点でいろんなバンドの魅力を伝え、興味をもった人が添付している音源を聴いて気に入ってくれたら最高だな、なんて思いながら続けています。
本当は毎日書いても20年はネタが尽きないのですが(笑)、色々とやることがあるので週2~3記事をアップするぐらいが丁度良いかな~という感じで無理せずマイペースで更新していこうと考えておりますよ。
こんな感じでこれからもやっていくので、皆さん引き続き宜しくお願い致します。
……あと、ブログを読まれていて気付いた方もいるかもしれませんが、実は記事をアップした後に文章や単語がおかしいと感じたらその都度 編集しているのですよ(笑)。
音源も後で追加している記事もあるので、ここで再度紹介しておきます。
①THIS MORTAL COIL / Song To The Siren
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/06/09/235726
“Alice”を追加収録。
映画の世界観がより分かりやすい映像と音源を追加したので、興味のある方は是非ご覧下さい。幻想的な映像は一見の価値あり!
②【過去のLIVE日記】MARK GARDENER(RIDE)(2003年秋) http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/05/20/155610
“Drive Blind”と“Like A Daydream”を追加。
③RIDE Live at Namba Hatch http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/02/22/063901
“Twisterella”と“Vapour Trail”を追加。
④SLOWDIVE Live at 心斎橋BIG CAT http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2017/12/12/182012
“She Calls”を追加。
⑤The Sundays(ザ・サンデイズ) http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/03/20/232608
“Can't Be Sure(LIVE)”を追加。
この曲の音源がいつの間にか再生できなくなっていたのでライブヴァージョンに変更して添付しています。
ブログの下に“アクセス数の多い記事トップ5”が載っていて、“THE SUNDAYS(ザ・サンデイズ)”の記事がずっと5位内に入っているのが自分でもビックリなんだけど、もしかすると貼り付けた音源を気に入ってくれた人達がリピートして聴いてくれてるのかな……と思っています。なので、今回もサンデイズの音源を新たに3曲貼り付けておきます。どれも名曲ですよ♪
Love
https://youtu.be/-KW9jwDpBr4
Summertime
https://youtu.be/NFhuO9vy0vA
Cry(LIVE)
https://youtu.be/yHbTD0fzVqU
“OASISとサディスティック・ミカ・バンド”の巻
6月14日にW杯ロシア大会が開幕したので、初戦からガッツリ観てしまっている。
昨夜行われたスペイン対ポルトガルは「これ、決勝戦か?!」と言いたくなるほど白熱した試合だったので、これから1ヶ月は寝不足になるだろうな。
ところで、4月から久々に筋トレを始めて、今のところほぼ毎日続けておりますよ。最初は腹筋60回だけやってたけど、少しずつ回数を増やしていって、多い時は110回までやれるようになりました。
あと、腕立て伏せも50回やっていて、腕回りや肩幅も大きくなってるのがシャツを着た時に分かるようになったりして、自分でもビックリしている。
調子が乗らない時は「とりあえず10回だけでもやろう」と決めています。
少しでも良いから、とにかく“続ける”というのが大事だな~と思って頑張っておりますよ。
目指せ、クリスティアーノ・ロナウド!!
(注:クリロナは多い時で1日6,000回の腹筋運動をやっているとのこと 笑)
とりあえず、ブラジル、アルゼンチン、スペイン、ドイツ、それにフランスあたりの試合は全部観るつもり。
……というワケで、色々書きたいことはあるのですが、今回は自分が昔アマチュアバンドをやっていた頃の話を書いていこうと思います。つい先日、一緒にバンドをやってた友達(ドラマー)と会って、なんか色々思い出しちゃったので。
だらだらと書き連ねるので、興味のある方だけ読んで頂けたらと思います。
僕はバンドを始めたのが他の人達よりも遅くて、それまでは一人でギターをいじって基本的なコードを覚えたりして、通っていたギター教室で知り合ったパンク好きの人達と「一度、一緒に音合わせしてみましょうよ!」と言われて、何をやるかという話になった時に「オアシスの『ドント・ルック・バック・イン・アンガー』をやりたい!」と彼らは言ってきた。
その頃、オアシスといえば僕は1stしか聴いてなかったので、その曲が収録されている2nd『モーニング・グローリー』を購入し、リズムギターを任されたので、1週間 練習してコード進行を覚えてスタジオで他の皆と音合わせしたんだけど、もうこの時の身体の震えというか、感動というか、全身から沸き上がってくるゾクゾク感は今でも忘れられないな。
自分のリズムギターに、リードギター、ベース、ドラムと音が合わさった瞬間ってのは、たった一人で部屋に籠って練習していた時では得られなかった喜びがそこにはあったし、『これが音楽の持つマジックか!!』なんて驚きがあって、ずっと鳥肌が立ちっぱなしだった。
他にも何曲かやったけど、その人達とはちゃんとしたバンド結成をするには至らなかった。
そして、その少し後に先日再会した京都の友人に僕からお誘いして一緒にバンドをはじめて、大阪は堺市のイベントなどにたまに出演させてもらったんだけど、『バンドって難しいな……』なんて色々悩みを抱えてしまっていたのもまた事実だったり。
はじめは自分の好きなローリング・ストーンズやセックス・ピストルズなどの曲をさせてもらってたけれど、「イベント出演のオーディションに応募しよう」という話になった時に「ストーンズとかはイベントに来るような一般の人達にはウケが悪いから、みんなが知ってる曲にしよう」と言われて、ジュディ&マリーの曲をカバーしてテープを送ったら一発で合格したので、それからは“一般の人達にウケる曲”をやることになった。
その頃はベースがいなかったけど、ライヴの直前に急遽入ってくれた人がいて、初のイベント終了後からはその人が作ってくれたオリジナル楽曲と“一般に親しまれている曲”のカバーをやるようになっていった。
……しかし、オリジナル楽曲はともかくとして、“ウケ狙いの曲”というのは自分の中で物凄く葛藤があって、正直に言うと、やっていて“楽しい”よりも“苦しい”の方が圧倒的に大きかった。
家で練習していても、好きでも無い曲に合わせて何度も何度も繰り返して練習するというのは苦行以外の何物でもなかった。もう、音源に合わせて5回も練習したら飽きてしまい、それ以降はひたすら苦痛を伴ってしまっていた。
『俺は音楽が好きなはずなのに、何でこんなに苦しいんやろ?!』なんてずっと思っていたので練習に身が入るはずもなく、“何となくやってる感”が物凄く大きかった。
そういう話を他のメンバーにも正直に打ち明けたんだけど、「自分一人でやってるんじゃないんやし、知ってる曲をやる方が観てる人も楽しいやろ!ストーンズとかやってもしょうがないやろ!!」と言われてしまい、“自分のやりたいこと”と“他のメンバーがやりたいこと”、それに“お客さんが楽しみたいこと”が違うと思って、『自分が折れるしかない』となんだか諦めモードになってしまい、それからは本音を押し殺して無理して続けてたな。
僕にとって初めてのバンドだったし、他のメンバーも上手いのに僕に合わせてくれてたので『申し訳ない』という気持ちもあった。
だけど、今ならハッキリと分かる。
“自分が本当にやりたいこと”を追求すべきだった。
無理して嫌々やりたくない曲を練習する時間というのは本当に勿体ないし、集中しないし何よりも楽しくないので、結果的に全然上手くならない。それなら1人で地道に自分の好きな曲を練習する方が確実に上達するし、いろんなプロミュージシャンを見てきた今だから分かるんだけど、マニアックな音楽が好きでもずっと追求していれば、必ず同じような趣味をもった人達と繋がれるようになってるんよね。
まあ、終わってしまったことはしょうがないし、バンドやってた頃っていろんな人と繋がったり、スタジオ入った後やライヴ後に皆とメシ食いに行ったり遊びに行ったりして楽しいこともいっぱいあったから、それなりに充実もしてたんだと思います。
そんな僕がバンドやってた頃に数少ない“楽しかった曲”のひとつにサディスティック・ミカ・バンドの『タイムマシンにおねがい』がある。この曲は
ストレートなロックンロールだったし、リフも弾いていて気持ち良かったし楽しくやれたな。
もう一度、ちゃんとギターをやりたいと思ってはいるけれど、今はどうしてもやらなければいけないことがあるので、目の前の目標を最優先に日々を過ごしています。
OASIS / Don't Look Back In Anger
https://youtu.be/r8OipmKFDeM
サディスティック・ミカ・バンド / タイムマシンにおねがい(LIVE)
https://youtu.be/d0uZRFBIwAc
THIS MORTAL COIL / Song To The Siren
今日(2018年6月9日)、久々に車に乗りました。
快晴で絶好のドライブ日和だったし、助手席に乗って景色を眺めながらお喋りして、ホントこういうの久しぶりだったな。
ふとしたキッカケで昼間に出掛ける約束をして、なんだか不思議な1日だった。
部屋に戻ってからはゆっくり身体を休めて、さっきまで映画『ラブリーボーン』をこれまた久しぶりに観てましたよ。
この映画、僕にとって特別な作品なんだけど、観るのにちょっとした覚悟がいるんよね。
内容は割合しますが、色々と考えさせられる映画で、たまに観たくなる時があって、でも、なかなか観る決心がつかない映画というか。
だけど、今日はなんだかどうしても観たい気分になってしまった。
久々に観て感じたんだけど、大切な人を想う時にこの映画を思い出すのかもしれないな。
大切な人にはいつも笑顔でいてほしいし、幸せになってほしいからね。
劇中、コクトー・ツインズが“ディス・モータル・コイル”名義で演奏したこの曲を聴いた時のことは忘れられないな。
間違いなく僕にとって“究極の音楽”のひとつです。
Song To The Siren
https://youtu.be/rouyQp6aKk4
(LIVE Version)
https://youtu.be/SuwfsS5-iM8
Alice
https://youtu.be/Sy2o6dzE9w8
LUSH(ラッシュ)
今回はドリームポップ/シューゲイザーバンドのラッシュ(Lush)と僕の個人的な思い出を書き連ねていきます。
ラッシュについて書く前に、いつも僕がブログ内で“シューゲイザー”という言葉を使っているのを見て『シューゲイザーって何?!』と思われる方もいるだろうから、簡単に説明しときます。
シューゲイザーは1990年前後にイギリスで誕生した音楽ジャンルのひとつで、ギターの音色を変えるエフェクターを無数に足元に置いてるため 演奏者はずっと俯いてるようにしているので“靴(シュー)を見つめる(ゲイズ)人”という意味で“シューゲイザー”という造語が生まれたとのこと。
それと、このジャンルに共通しているのが“耳をつんざく轟音”と“甘美なメロディー”という一見アンバランスに思えるけど、聴いてると超気持ち良くて別の世界へトリップできる魅力をもった音楽性だったりする。
代表的なバンドはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインで、彼らに続くのがライド、スロウダイヴ、チャプターハウス、ペイル・セインツ、それにラッシュだったりする。他にもいろんなバンドがいてるけど、また別の機会に書こうと思います。
90年代初頭に“シューゲイザーブーム”というのがほんの一時期だけあったらしいけど、色々あってブームは短命に終わったとのこと。だけど、それから一部の熱狂的なファン達によってクチコミやネットを通し長い年月を経て、今ではすっかり“音楽ジャンルのひとつ”として成り立っている。
僕が80年代以降のロックを聴き始めたのもだいぶ後になってからで、リアルタイムで90年代のオリジナルシューゲイザーを聴いてたわけではない。……にも関わらず、初めて聴いた時は『これって新しい音楽なんじゃないの?!』と感じたのを今でも鮮明に覚えている。実際、そう感じた人って他にもいてたんだろう。そんな熱狂的なファン達が『こんなに凄い音楽が知られてないなんて有り得ない!!』となるのは当然のことだと思った。
僕はマイブラやライドからシューゲイザーにのめり込んで、そのまま他のバンドのCDも手当たり次第に探して聴きまくっていった。
その中のひとつにラッシュがあったんだけど、当時は『ああ、これも良いな~』ぐらいにしか思わなかった。
しかし、このシューゲイザーという音楽は厄介な側面もあって、幽玄で夢見心地なサウンドをずっと聴き続けていると普段から何をやっていても頭から離れなくなり、日常生活に支障を来すようになってしまったのだ!(←あくまで個人的な感想なので悪しからず)
『これはヤバイ……!!』と本気で思った僕は“シューゲイザー”を封印し、ラッシュをはじめとするほとんどのアルバムを売り払ってしまった。
そんな経緯があるにも関わらず、なぜ今またシューゲイザーを聴くようになったか?
再び聴くキッカケになったのは、“YouTubeの存在”だった。
数年前、僕はどうしようもなく辛い日々を過ごしていて、その頃の自分にできるのは“音楽を聴くこと”だけだった。
音楽を聴いてる間だけは痛みや苦しみから解放されるので、どんどん音楽に依存していった。
そんな時、YouTubeで偶然見つけた映像を観ていて、『なんか聴いたことある音楽だなぁ……』と思っていたら、それがラッシュだった。
『ああ!ラッシュか!!こういう人達だったんだなぁ……』なんて思いながら初めて彼女達の演奏している姿を観たんだけど、代表曲の“Sweetness And Light”を聴いた瞬間に目が釘付けになってしまい、そこから彼女達の他の楽曲も片っ端から聴いていった。
そして、不思議なことに、ラッシュの曲をいくつか聴いてるうちに自然と涙が溢れてきてしまったのだ。
ホント、心が浄化されるような感じ。
間違いなくラッシュも僕を救ってくれた。
そこから自分の中で封印していた“シューゲイザー”を再び聴くようになり、ラッシュや他のバンドのアルバムを買い直しただけでなく、21世紀以降にデビューした 彼らから影響を受けたバンドも沢山知るようになった。
90年代初頭に誕生したラッシュをはじめとするこのジャンルの音楽を僕は“冷凍保存された音”だと思っている。
今聴いても新鮮だし、古さとは全く無縁の音楽に聴こえてくる。
Sweetness And Light(LIVE)
https://youtu.be/wQ6-rDez2Xo
Lit Up(LIVE)
https://youtu.be/U2qbMP4YSu0
Superblast!
https://youtu.be/_uU5DU7P83E
……と、いつもなら“3曲まで”と決めてるんですが、今回だけもう1曲。
僕の大切な人が好きになってくれた曲です。
500(Shake Baby Shake)
https://youtu.be/ODdZ4QhnXJI