Derek Trucks(デレク・トラックス)
ここ1週間はブルースやジャズを中心に聴いて過ごしている。あと、MEWと。
ローリング・ストーンズやエリック・クラプトンなどにも影響を与えた黒人ブルースミュージシャン達を改めて聴き直してたんだけど、マディ・ウォーターズなんか今聴いた方がハートに響いてくるから逆に新鮮に感じていたりする。
そこから現代のブルースミュージシャン達も聴いていき、いくつか聴き込んだ中でも今回ご紹介するデレク・トラックス・バンド(DEREK TRUCKS BAND)は昔本当によく聴いたので、懐かしさと当時の思い出が甦ってきてしまった。
デレク・トラックスはアメリカのローリング・ストーン誌が選んだ“現代の三大ギタリスト”の1人だ。
僕としてはもっと個性的で素晴らしいギタリストもたくさん知ってるので、“三大ギタリスト”という表現はオマケみたいというか、全く気にしていない。
それでも、古典的なブルースという音楽の魅力を受け継いだ彼のプレイスタイルと演奏力は、60~70年代のブルースロックをよく聴いていた僕たちオールドロックファンをも虜にしてくれるだけの魅力があった。
デレク・トラックスは“スライドの名手”と言われている。
スライドというのは“ボトルネック奏法”と言われているもので、元はビール瓶などを使って指に差し込み演奏していた奏法だ。これを使うと、指で直接弾くのとは全く違う“味のある音”を出すことが出来るようになる。
一見すると簡単そうに弾いてるけど、早弾きとはまた違ってスライド独特の味を出すのが難しかったりする。
現在は、カントリー/ブルースシンガーでギタリストであり彼の奥さんでもあるスーザン・テデスキと“テデスキ・トラックス・バンド”として仲良く活動しているデレク・トラックス。
来月、来日公演があるんだよなぁ……。
こうやって聴いてたら、プロのブルースミュージシャンの演奏をガッツリと堪能したくなってくる。
今、僕の中でブルース熱が再燃しているし、心の声が『行けっ!!』と言っているような気がするのだ(笑)。
行けば、絶対「行って良かった!」となるはずだしね。
うん、行ってみるか。
Down In The Flood
https://youtu.be/dt-_5Nct5HY
This Sky
https://youtu.be/9ZdOZWYNjik
T