シューゲさんのまったり音楽日記

洋楽中心に1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。

“祝!ブログ100回!改めて振り返ってみる”の巻

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(CURVE)


昨年の11月末からブログを始めて、今回ついに100回に到達しました~~っ!!




いえ~~~~~~いっ!!




どんどんひゅーひゅーぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ♪(←しつけぇ~~!!笑)






100回目ということで、今回は自分のブログを振り返ってみようと思います。


印象に残った記事へ個人的に賞を与えます!





では、スタート!







【ブログに一番貢献しているで賞】

The Sundays
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/03/20/232608


各記事の下に“最近の注目記事トップ5”が載っているんだけど、毎回のようにサンデイズの記事が5位内に入っているので間違いなく一番貢献しているで賞!
いつの間にかヤフーなどでも“The Sundays”と検索したら一番に僕の記事が出てくるようになっているので、これはめちゃめちゃ嬉しいです!


(ちなみにサンデイズPart2はこちら)
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/09/20/233619







【注目記事トップ5に何度も登場しているで賞】

The Vines
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/04/09/051032

Bernard Butler
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/04/22/120816


これも魂込めて書いたので超嬉しい!
ただ、思い入れの強すぎるミュージシャンって書きたいことが多過ぎて100分の1も書けてない感じです。なので、別の視点からまた書くかも……?







【残念ながら注目されなかったで賞(泣)】

Rolling Stones
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/10/10/021132

The Who
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/08/15/105345

Faces & Rod Stewart
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/08/28/225159


これらは確かトップ5に一度も入らなかった(泣)。
レジェンド級のバンドって語り尽くされてるからねぇ……。
今更、バンドの歴史なんかを俺が細かく掘り下げなくても他の人達が書いてるの読んだら良いことだし、しょうがないかなとも思います(汗)。







【意外にも注目されてるで賞】

岡本太郎矢吹丈
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/10/10/235520

高田純次
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/09/02/143208


たまには音楽とは全く関係ない話を書くのも楽しいんだけど(←てゆーか、かなり多い?!笑)、僕自身はこういうのも自分の日記として残せて良いと思っているし、読んでくれてる人達も『こういうヤツがブログ書いてるんだな』と分かるだろうから、けっこう気に入ってます。

……ただ、高田純次の直ぐ後に書いたジョン・スクワイアの記事は2時間半もかかったのに(!)、テキトーに書いた高田純次師匠の記事の方が注目されてたのは何だか複雑だったな(汗)。


John Squire
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/09/04/005906


まあ、高田純次シューゲイザーだから良しとしよう!
(テキトーすぎるっつ~~の!!笑)







ブログを始めて来月で1年になるんだけど、始めたタイミングも良かった。

ちょうどスロウダイヴやライドも来日したし、大好きなバンドの記事を書いて記録として残せたし。


Slowdive
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2017/12/12/182012

Ride
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/02/22/063901


他にも、ブログを始めたおかげで今までそんなにライブ会場へ足を運ばなかった僕が“最低でも月1本はライブを観に行く”という目的ができて、そのおかげで沢山の人達と知り合えたし、とんでもなく貴重なライブを観る機会にも巡り会えたから、やっぱり始めて良かったと改めて思っています。





最後に、100回目ということで読者の皆さんへの贈り物(GIFT)を。

……てなワケで、カーヴ(CURVE)のアルバム“GIFT”から、この曲を選びました!




CURVE / Perish
https://youtu.be/pwA-FYliXY8



いつもブログを楽しみにしてくれてる皆さん、ありがとう!


毎日更新できるように頑張ろ(汗)。



次は、1,000回だ!!

(とりあえず200回だっちゅ~~~~の!笑)


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Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)

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先週末、友人のBさんがレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のライブアルバムを貸してくれたので久々聴いている。

70年代のハードロックだけでなく音楽シーンの中心にいた偉大すぎるバンド…………のはずなのに、実は初めて聴いた時はピンとこなかった。



高校生の頃にローリング・ストーンズでロックに目覚めた僕は、当時習っていたピアノ教室の通り道に中古CD屋があったので『ちょっと寄ってみるか』程度に入ったみたら、そこの店長が仙人のような風貌で(笑)、60~70年代のロックシーンをリアルタイムで体験した方だった。

白髪でロン毛、しかもオールバックの店長は昔の香港映画の師匠役にでも出てきそうな出で立ちで、それこそ『酔拳』とかに出演してたんじゃねえのか?!とでもツッコミたくなる人だった(笑)。

そんな店長と何だか気が合い、僕は毎週ピアノレッスンの帰りにそのCD屋に立ち寄ってはいつもCDを購入していた。



高校生だった僕がオールドロックに興味をもっていたのが面白かったのか、店長は60~70年代当時の“激動のロックシーン”がどんなだったのかを教えてくれて、これが僕の“スクール・オブ・ロック”になった。

66年のビートルズ初来日や73年に行われるはずだったローリング・ストーンズ幻の初来日、ウッドストックフェスティバルの話などたくさん聞かせてもらったが、何と言っても当時は“外タレラッシュ”だったので、ライブの思い出話が一番ワクワクしたな。


そして、ライブの思い出話を聞いてる時に「一番良かったライブは何ですか?」と質問したら、一言「レッド・ツェッペリン」と即答で返ってきた。


ツェッペリンの1stアルバムを初めて聴いた時の話をしている店長は「ガツーーーーッンときた!!」と興奮して言われ、そうなると気になってしょうがないのでその日はツェッペリンの1stを購入して帰った。


しかし、帰宅して直ぐにCDを再生してみると、何だかよく分からない……。


その後も2nd~4thまで購入して聴いたけど、自分にはどうにもイマイチのめり込めなかった。

まあ、当時の僕はといえばセックス・ピストルズテレヴィジョンなどのニューヨークパンクにハマってた時期だったので、それもあったのかもしれないが、単純に“聴くスキル”が足りなかっただけなんだろう。



だけど、そんな僕でもツェッペリンのライブ映画『狂熱のライヴ(The Song Remains The Same)』を観た時はものすごく衝撃を受けてしまい、1曲目“Rock And Roll”からジミー・ペイジのギターアクションに魅せられてしまった。

映画のタイトルにもなった“The Song Remains The Same”から“The Rain Song”への流れなんかはもうドラマティックで『カッコイイ!!』と興奮したと同時に『こんな凄いライブを生で体験した人達が羨ましい……』と単純に思ってしまったな。



それでも、スタジオ盤は相変わらずそんなに好きじゃなかったんだけど(←ツェッペリンファンの皆さん、大目に見てやって下さい 汗)、ずっと聴いてるうちに少しずつ好きな曲が増えていって、好きなアルバムが増えていった。




先週、ツェッペリンのライブ盤を貸してくれたBさんというのは元々ローリング・ストーンズ繋がりで知り合ったんだけど、そんなBさんでも「私もストーンズ好きやけど、ツェッペリンの当時のライブ音源は凄すぎますよ。もう、これがスンゴくて……!!特にジョン・ボーナムのドラムが……」とこれまた興奮して何度も言われてたので、今回こうやって改めて聴き返している。



お借りしたのは


・永遠の詩(狂熱のライヴ)【最強盤】

・伝説のライヴ

BBCライヴ


……の3枚で、こうやってじっくり聴き返していると勢いだけで終わらず卓越した演奏技術でジャムセッションを毎晩繰り広げていたなんてホントとんでもないバンドだと今更ながら思ってしまった。


ノリのいいハードロックで攻める曲も好きだけど、アコースティックの楽曲も本当に良いのがたくさんある。


そんな中でも、やっぱり僕にとってのレッド・ツェッペリンといえば“The Song Remains The Same(永遠の詩)”から“The Rain Song(レイン・ソング)”の流れが今でも一番好きだというのは変わっておらず、この2曲を先ず思い浮かべてしまう。


それは今も昔も変わらない。





The Song Remains The Same
~ The Rain Song(LIVE)
https://youtu.be/lzfPhQ0CU8o


Rock And Roll(LIVE)
https://youtu.be/GMdvirU-RBk


Thank You
https://youtu.be/u1z4vkPWkLQ


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“ジュリーに物申す!!”の巻

昨日から日本列島を騒がせているこの方のニュース。今日の記者会見での発言を見てビックリだわ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181018-00000109-sph-ent


沢田研二はうちの母親が昔好きだったと言ってたので代表曲は聴いたことがあるけど、これはホンマ許せんな……!!



こんなドタキャンは前代未聞で俺も驚いたが、それ以上に今日のジュリーの容姿に驚いてしまった。







カーネル・サンダースそっくり!!』







マヂでそう思ってしまったのである(笑)。






ちなみに昔、『別冊 宝島』という本で“丸ごと1冊ローリング・ストーンズ特集”をやってた本を高校生の頃に古本屋で見つけて愛読してたんだけど、そこに当時のジュリーのインタビュー記事も載っていたのをよく覚えている。

そこには「ミック・ジャガーのサインは我が家の家宝です!」と誇らしげに語っていたジュリーがいて、今とは違って超美形でした。


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(若き日の沢田研二)

ジュリーは65年頃にイギリスに行ってミックと会ったことがあると言っていて、当時ミックの彼女だったマリアンヌ・フェイスフルも一緒に居てたそう。

それってロックファンからしたら超貴重な体験だし、その頃に日本人でローリング・ストーンズを生で観た人って何人いるんだろうと思ったよ。




しかし、今年75歳になったミック・ジャガーはちゃんと節制してスリムな体型をキープしてるのに、この差は一体何なんや……?!(汗)


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(今の沢田研二)


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(今のミック・ジャガー)



きっとジュリーはケンタッキーフライドチキンを喰いすぎたんじゃねえのか?!


そうとしか考えられん!!



このニュースを見て、人には誠意を尽くさなきゃいけないと思ったし、歳とってもスリムでお洒落でいたいと感じたよ。



俺もデブリアンにならないよう、気をつけねば!!

Adorable / Against Perfection(1993)

時々、ふと思い出して聴きたくなる曲がある。

そのひとつがアドラブル(Adorable)の1stアルバムに収録されている“Sunshine Smile”で、タイトル通りこの曲を聴きながら太陽を眺めると霧が晴れたようなスッキリした気分になる。


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僕がこのバンドを知ったのは、彼らが所属していたクリエイションレーベルの2枚組オムニバスアルバムに『サンシャイン・スマイル』が収録されていたのがキッカケだった。


クリエイションレーベルといえば超有名なオアシスがいて、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインがいて、ライドがいて、スロウダイヴがいて、プライマル・スクリームもいて、ソロになったバーナード・バトラーも所属していた“伝説のインディーレーベル”だ。


90年代以降の音楽に興味をもった僕は自分なりに情報を集めては片っ端からCDを購入して聴いていたんだけど、アートワークに惹かれてアルバムを購入する“ジャケ買い”もよくしていて、CDに書かれている僅かな情報を頼りに、関わっているレコード会社にも注目するようになっていった。


そんなことをしているうちに、『おっ!コレ良いな!!』と感じたCDの裏面を見ると、決まって“CREATION RECORDS(クリエイション・レコーズ)”のロゴがあり、『このレーベルのものは信頼できる!』と、“クリエイション=当たり”という法則が僕の中で出来上がっていた。


クリエイションレーベルは2,000年に歴史の幕を閉じたんだけど、最後に所属バンドの代表曲を集めた“International Guardians of Rock'n'Roll 1983 - 1999”というアルバムが出ていたと知り、僕はこのCDを何度も何度もリピートして聴きまくった。


アドラブルは『サンシャイン・スマイル』1曲だけだったけど、どうしてもアルバムを通して聴きたくなり、だいぶ後になってこの“Against Perfection”を購入したら、他の楽曲もかなりの名曲揃いで今でも“隠れた名盤”だと思っている。



“International Guardians~”の解説に「スウェード、ヴァーヴと並ぶ新世代スターバンド」と当時は紹介されてたと書いてあるけど、他の2バンドと違い全然売れてないのはあまりにも残念すぎる。


まあ、時代的に見てもちょうどシューゲイザーが衰退してた時期だし、こういう音を出してるアドラブルにとってはタイミングも良くなかったのかな。



アドラブルは“歴史の闇に葬られたバンド”だろうけど、僕にとってはそんなことどうでも良い。


このアルバムからパワーをもらえるし、好きだから今でも無性に聴きたくなる時がある。




良いアルバムなのになぁ……。





Sunshine Smile
https://youtu.be/7NFBBcvF1Cc


A To Fade In
https://youtu.be/RZTdi36oVZ8


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【番外編】“新しいチャレンジ”の巻

今日は大阪市立美術館で開催中のルーヴル美術館展へ行って…………



こようかな~~と思ったけど、近所の古本市場に行ったり焼きたてパン屋に行ったりとゆっくり過ごしていた(苦笑)。

ルーヴル美術館展は来年1月までやってるので、また今度行こうと思っている。



古本市場森田まさのりの漫画『ROOKIES(ルーキーズ)』を読んでたらなんかグッときて、立ち読みしながら泣いてしまったよ……(汗)。昔、読んだ時はそこまで感動しなかったのに、俺も歳とったんかなぁ(←俺は西城秀樹ばりにヤングマンだっちゅ~~の!笑)。


『ルーキーズ』を読みたくなったのは、明日からちょっと実習に行くことになって、それが今までやってきたのとは全く畑違いだから、まあ完全に新人というワケでありまして。

右も左も分からない環境で最初からやれることって限られてるだろうし、世の中甘くないというのも嫌というほど知ってるからね。


だけど、それでも今の僕は『新しいチャレンジを楽しもう!』という気持ちでいる。最初からネガティブな感情に支配されてたら絶対に上手くいかないのも分かってるし。

自分の良い所は“誠意をもってやる”ということだし、それさえ忘れなければ何とかなるんじゃないかなと思っている。

実際、それで人生何とかなってきたし、そんな自分に意地悪してきた連中もいたけど、それ以上に応援してくれる人達がいたし、一生懸命やってたら応援してくれる人がどんどん増えてきたからね。



なんか、“今の俺なら大丈夫!!”という自信がある。


『ここから這い上がってやる!!』といつも自分に言い聞かせてるし、生まれて初めて“自分の意思”で生きているという実感があるからね。



うん、大丈夫!!




……ということで、最近ふとジミー・クリフ(Jimmy Cliff)の“I Can See Clearly Now”を聴いたら今の僕の心境にピッタリの曲だったので貼り付けときます。


カバー曲だけど、ジミー・クリフの明るく暖かい歌と雰囲気が最高に好きだ。

てゆーか初めてPV観たけど、映画『クール・ランニング』の映像が入っていてビックリした!


今の僕の心境にマッチしてるし、ホント良い曲だね。


これを聴いてゆっくり寝て、明日も自分らしく生きるぞ!!





Jimmy Cliff / I Can See Clearly Now
https://youtu.be/MrHxhQPOO2c


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Cocteau Twins(コクトー・ツインズ)

今日は二度寝して、昼過ぎにやっと目覚めた(汗)。


やらなきゃいけないことも沢山あるのに、ここ1ヶ月程は停滞気味で何だか悶々としている日々が続いていた。


まあ、今は身体が「少し休みなさい」と指令を出してるんだと思い、逆に開き直っている。


今年に入ってからは寝食を惜しんで突っ走ってたし、睡眠時間もどんどん減っていってたしね。


こんな状態がずっと続くわけが無いし、今はスローペースで日々の雑事をこなしている。


焦らずに、また少しずつ調子を取り戻していこうと考えている。





……というわけで、今回ご紹介するのは4AD(フォーエーディー)レーベルを代表するバンド、コクトー・ツインズ(Cocteau Twins)だ。


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もう何年も前、ふと『究極の音楽って存在するのかな?』と思い、自分なりにいろんなジャンルの音楽を片っ端から聴いていったことがある。


それまでの僕といえば60~70年代のブルースから影響を受けたロックンロールだったりハードロックだったり、サイケデリックやブルースロックが好きな一方で、90年代から現在に至るまでの音楽(アメリカンオルタナティブロック、シューゲイザーブリットポップマンチェスターシーンなど)も“一通り”聴いてきた…………はずだった。

……が、こと80年代の音楽シーンに関してはすっぽりと抜けていて、知ってるといえばU2ザ・スミス、それにガンズ・アンド・ローゼズなどのハードロック勢の一部ぐらいだった。


『この世の中には星の数ほどの音楽が存在していて、ありとあらゆるジャンルの音楽があるけれど、“究極の音楽”ってどんなものなんだろう?!』という疑問が浮かび上がり、それからは自分の好みでなかったヒップホップやへヴィーメタルも積極的に聴くようになり、また元々好きだったサイケデリックシューゲイザーなどで知らないバンドも片っ端から探して聴いていった。



そんな中で見つけたのが、このコクトー・ツインズだ。



コクトー・ツインズが所属する4ADレーベルには以前書いたラッシュ(LUSH)やペイル・セインツなど僕の好きなバンドが在籍していたけど、彼らに大きく影響を与えた人達だというのを僕はそれまで知らなかった。


このバンドは80年代の初期に結成されて9枚のオリジナルアルバムを出していて、そのどれもが今までに聴いたことが無い神秘的な世界が広がっていた。


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アルバムによっては迷宮をさ迷ったり、天国を感じたり、深い霧に包まれたり……。


そんな“別世界へ連れていってくれる音楽”は30年以上も前のものとは信じられなくて、流行り廃りで時代遅れ扱いされるような音楽とは一線を画している。


今聴いても古さとは全く無縁で、まるで天から降ってきたかのような、時代すら超越した存在。


僕にとってコクトー・ツインズは崇高で、間違いなく“究極の音楽”のひとつだ。





Heaven Or Las Vegas
https://youtu.be/6KnYw4EwYGc


Sea , Swallow Me
https://youtu.be/Sf9jk6qk6TI


Lazy Calm
https://youtu.be/Hg9SBjfmyLk


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【番外編】“岡本太郎と矢吹丈”の巻

最近の出来事や感じたことをだらだらと書き連ねているので、興味の無い方はスルーして下さい。




2018年10月9日(火)、大阪は天王寺あべのハルカス美術館”で開催中の【岡本太郎 太陽の塔展】へ行ってきた。


電車で移動中に岡本太郎著『自分の中に毒を持て』を読み返してたんだけど、久しぶりに読んだらまた言葉のひとつひとつが今の自分にグサグサと深く突き刺さってきた。この本も僕にとってのバイブルだ。

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現地でKさんと待ち合わせ、岡本太郎の世界に思う存分浸った。


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太郎も居たぜっ♪(笑)

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こちらを覗き込んでるタロー(笑)

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美術館を出て、あべのハルカスの16階から見える絶景をしばらく眺めていたんだけど、『俺、こんな大都会に小さい頃から住んでたんだな……!!』と圧倒されてしまった。


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高層ビルや建物だらけの大都会なのに、なんか、物心ついた頃にベランダから見えた山や空を思い出したな。

ずっと先の方まで続く建物の群れを見て『これ全部が人の手で造られて、光のある所全てに人が居るんだな』とか、いろんなことを思い巡らしていた。





今年に入ってから生活環境が激変して、本当にたくさんの人達と知り合い、それはもう毎日が刺激的で楽しいし、今までの人生で一番充実してるという実感があった。


だけど、この1ヶ月間は急に体調が崩れていき、ほんの少し前までどうしようもなく辛い状態になっていて、それは『自分に無理をし過ぎていたんだろうな』なんて思っていた。


勿論それもあるだろうけど、昨日、ふと景色を眺めていた時に気付いたことがあり、『最近の僕は自分なりに精一杯生きてなかったんだな』と感じた。


何となく中途半端に無難に毎日をこなすようになっていき、中途半端に充実感を味わっていて、でもそれは“一番ヤバイ状態だな”というのも自分の中で薄々感じていたんだけど、どうすればそこから脱出できるのかも分からなくなっていた。


それが、岡本太郎の著書や太陽の塔などの作品に触れて、自分が生まれ育った街を眺めて、Kさんと話しているうちに、自分の問題がハッキリしていった。




岡本太郎の『自分の中に毒を持て』は名言だらけで今読んだらまた新たな発見がたくさんあり、今の僕は『周りがどう思おうが自分の道を貫いてやる!!』と思って生きてるはずなのに、いつの間にか周囲のことを考えすぎて自分を見失っていたんだと気付いた。


周りのことを考えて、『こうすれば皆にとって良いだろう』という気持ちが強くなりすぎていき、本当に自分がやらなければいけないことを最優先に考えなくなっていったんだと思う。


直感で『このままいくとヤバイ』というのも何となく分かってたんだけど、その原因が分からずこの1ヶ月間は苦しんでいて、ハンパな状態がずっと続いていたというか。


ブログを書こうとしてもだんだん『何書いたらいいんだろう?』となって、書きたいことはいくらでもあるのにこの1週間は書けなくなったり。



僕自身、不器用な性格というのは分かってるし、そんなヤツが中途半端に物事をこなしていくと本当にダメになるというのもこれまでの経験で百も承知している。



岡本太郎展で作品を眺めていた時、ふとアニメ『あしたのジョー』のことも思い出して、それは主人公の矢吹丈岡本太郎は同じで“瞬間瞬間を爆発させて生きている”と感じたからだろう。


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僕はこういう生き方に憧れるし、昔は『こう生きたくても自分には無理だもんな……』なんて思ってたけど、今年に入ってからは『今日が人生最期の日だ!!』と思いながら1日1日を生きてきた。

そうしたら、信じられないほどの充実感を味わうようになったし、Kさんをはじめ、そんな僕を応援してくれる人達も現れた。




無茶かもしれない、無謀かもしれない。



だけど、そこには“生きてる実感”がある。



どう思われようが、僕は自分の意思で生きていく。




改めてそう決心した1日だった。





(最後に、『あしたのジョー』の名言などを貼り付けときます)




あしたのジョー 名言
https://youtu.be/yVVZM3rM-dc


おぼたけし / 果てしなき闇の彼方に
https://youtu.be/tl0kL7NixLY


あしたのジョー2 / バラード1
https://youtu.be/KxLFi0EbduI


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The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)

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先週の金曜日だったか、朝から久々にローリング・ストーンズ(Rolling Stones)でも聴こうと思い、移動中に“Monkey Man”という曲をイヤホンで聴いてたら、またストーンズ中毒に陥ってしまった(笑)。


今の僕は海外ロックを8割、たまにジャズやクラシック、それに邦楽が残り2割ぐらいで聴いている。


以前にも書いたけど、物心ついた頃から母親がサイモン&ガーファンクルなどを毎日流していたので洋楽は聴いてたし、普通にテレビで日本のヒット曲や流行りの歌も聴いていた。

そんな僕が本格的にロックを知ったのが16歳になったばかりの頃で、そのキッカケとなったのがローリング・ストーンズだ。


ストーンズの曲をCDで初めて聴いた時、音はスカスカで『うわっ、古くさっ!!』と思ったし、ライブ映像では何だか変なファッションのミック・ジャガーを観て『うわっ、ダッッッサっ!!』なんて感じて、こないだの休日に昔のライブ映像を観たんだけど、やっぱり『ダセぇ格好だな……!!』なんて思いながら観ていた(苦笑)。



それでも、このバンドがいなければエアロスミスガンズ・アンド・ローゼズもいないし、ボン・ジョヴィもオアシスも存在してないだろう。

ロックンロールのダークで不良なイメージは全てストーンズから始まって、僕はその原点となったバンドから本格的に音楽に興味をもったのは何とも不思議な縁を感じてしまう。



……とは言っても、僕は“セックス、ドラッグ&ロックンロール”という謳い文句には抵抗があった。


自分はタバコも吸わないし、酒も飲まない。


もちろん、ドラッグなんてやらないし、そもそも興味が無い。


ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズと言えばドラッグのイメージが一番強烈な人で、バンドの初代リーダーだったブライアン・ジョーンズも含めてデビューから70年代末まではスキャンダル三昧だけど、僕はそこにかっこ良さを見出だせなかった人間だ。


ただ、彼らの音楽をずっと聴いてたら止まらなくなり、ダサいと思ってるはずなのに何故か惹かれるステージ映像を観て『カッコイイ!!』と思ってしまっている自分がいる。

ストーンズのライブを生で観た時、やっぱり最高にかっこ良かった。

スカスカな音をしてるはずなのに、ミック・ジャガーは変なダンスで腰を振り続けて粘っこく歌ってるのに(笑)、それでも彼らがカッコ良く見えてしまう。

彼らが発する“不良”なイメージも、人間ってどこか“ワル”というものに対して本能的に魅力を感じるところがあるんだろうし、そこは間違いなく僕も惹かれていた。




最近は1,990~2,000年代の音楽を中心に聴いてることが多かったけど、たまには自分の“原点”に戻るのも大事だね。


ストーンズビートルズなど60~70年代の音楽を聴き返すと、今のロックやポップミュージックがどうやって生まれたかも分かるし、彼ら以前に活躍していた黒人ブルースミュージシャン達を知ることもできて、『全ては繋がっているんだな』と感じる。


そんなローリング・ストーンズから音楽が好きになった僕は幸運だったんだろうな、きっと。





Monkey Man
https://youtu.be/4HLDPEWaHi0


Dead Flowers(LIVE)
https://youtu.be/4oPInSfh6H4


Gimme Shelter(TV LIVE)
https://youtu.be/97F72qFJ01Y


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【過去のライブ日記】Hurricane#1(2016年11月3日)

ライド(RIDE)解散後にギタリストのアンディ・ベルが結成したハリケーン#1(Hurricane#1 = ハリケーン・ナンバーワン)。


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結成当時は約2年間(97~99年)という短期間での活動で、2枚のアルバムを残してあっさり解散したバンドだったけど、2015年に“アンディ・ベル抜き”で再結成した。というか、ボーカルのアレックス・ロウ以外はメンバーを一新してるので、知った時は『なんだかなぁ~~』と思ったが、その後バンドは2枚のニューアルバムを発表し、2016年11月に来日公演を行った。

まあ、アレックス・ロウの声量あるロックな歌声はずっと大好きだし、このバンドのアルバムってムラはあるけど隠れた名曲もたくさんあり今でもたまに聴き返すほどだ。

そして、何と言ってもチケット代が外タレで3,900円と破格だったので行くことに決めた。他のバンドも見習ってほしいもんだよ、まったく!!




当日は開場2時間前に梅田のライブハウスZeela(ジーラ)に到着し、『ひょっとしたらアレックス・ロウに会えるんじゃないかな……』なんて淡い期待を抱いて建物内をうろうろしていたら、本当にアレックスがマネージャーらしき人と出てきたのですぐさま声をかけ、興奮した僕は



“You're greatest No.1 Rock Vocalist !!!!!”



と大声で言ってしまった(笑)。



アレックスも驚いてたけどものすごく喜んでくれて一緒に写真を撮ってもらったりと、力強い歌声とは対照的に穏やかで優しい感じの人だった。


アレックスが去った後、ジーラのスタッフ8人ぐらいが一斉に僕に拍手を送ってくれ、「こんなにハリケーン#1が好きな人がいて嬉しいです!!」と言ってくれ、ライブ前に何だか大盛り上がりだった(笑)。




アレックス・ロウはガン治療を受けていたとのことで、でかい日の丸の旗が置かれ【アレックスに応援メッセージを】と書かれていたので、みんな真剣に書き込んでいたのも印象に残った出来事だ。




ライブがスタートし、再結成後の楽曲を中心にプレイしていった。


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再結成後のアルバムは未聴だったけど、ビートルズからの流れを受け継いでいるのは分かったし、ノリのいい曲よりも、歌をじっくり聴かせる曲が多いような気がした。


アレックスのボーカルはスタジオ音源と変わらず格好良く、ロッド・スチュワートとオアシスのリアム・ギャラガーを足して割ったような味のあるしゃがれ声は、きっとロックをやるために生まれてきた声なんだろうなと思った。


個人的に一番聴きたかったデビューアルバムの冒頭を飾った“Just Another Illusion”もやってくれたし、このバンド唯一のヒット曲“Step Into My World”もライブ用にアレンジして観客と大合唱したりと終始アットホームな雰囲気で良かった。


アンコールにスローな名曲“Only The Strongest Will Survive”を演奏し、「一番強い者だけが生き残る」という歌詞はその頃の僕に深く突き刺さったな。





最近、昼休憩中にふとハリケーン#1の曲を聴いたら2年前のライブを思い出して『月日が流れるのはホントに早いもんだな……』なんて物思いにふけっていた。


毎日色々あるけど、このバンドのアップテンポな曲を聴いてたらテンション上がってくるし、スローナンバーは心に染み込んできて、『もうひと頑張りしよう!』という気にさせてくれる。



アレックス、良い思い出のライブをありがとう!





Only The Strongest Will Survive
https://youtu.be/erFLyVnsYyg


Step Into My World
https://youtu.be/JuFe6DfXrnA


Rising Sign
https://youtu.be/rE5MvOW4Mzk


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Amusement Parks On Fire(アミューズメント・パークス・オン・ファイア)

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シューゲイザーというジャンルに特別思い入れがあり、その中でもライド(RIDE)の1st“NOWHERE”を初めて聴いた時、音楽だけでなく物の見方も変わってしまったぐらい“価値観”を根底から覆された。

そんな初期ライドに魅了された僕は『この頃のライドみたいな疾走感や蒼さ、それにメロディーセンスをもったバンドって他にいないのかな?』と思い、見つけたのがこのアミューズメント・パークス・オン・ファイア(AMUSEMENT PARKS ON FIRE)だ。


元々はマイケル・フィーリックという人が1人でやっていて、1stアルバム制作後に他のメンバーを集めてバンド形態になったとのことで、そう聞くと「グルーヴが無い」とか思う人もいるかもしれないが、楽曲を聴くとそんなのどうでも良くなるほどクオリティーが高い。

僕みたいな“轟音・美メロ・甘い声好き”にはたまらない音楽をやっている。



2006年の2nd“OUT OF THE ANGELS”は特にお気に入りの1枚で、初期ライド以上の疾走感がある本作はいろんなシューゲイザーアルバムを聴いてきた中でもトップ3に入るかもしれないほどの名盤で、今までに何回聴いたか分からないぐらいだ。

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マイケル・フィーリックの歌声もライドのマーク・ガードナーそっくりで、“よりアグレッシブに襲いかかってくる感じ”がたまらない。



2010年に3rd“ROAD EYES”を発表してから音沙汰が無かったようで、『この人達も自然消滅してしまったのかなぁ……?!勿体無いな』なんて思っていたら、いつの間にか復活してヨーロッパツアーに出て、最近になってニューシングルも発表していたので嬉しかった。

……が、中心人物であるマイケル・フィーリックさんの容姿がかな~~りポッチャリしていて、まるで別人のようで、見た目も今のマーク・ガードナーに近付いているような(汗)。

そこまで似なくてもいいのに……(泣)。




最近は物事が上手くいかなかったりとかなり落ち込んでいたけど、こういう時は音楽を聴く時もゴチャゴチャ考えずに『ただ、音の洪水に身を任せたい』なんて思い、このアミューズメント・パークス・オン・ファイアの曲を昼間に聴いてたら“音の波”と一緒に悩みも洗い流されていくようでスカッとしたよ。



シューゲイザーが好きで、ライドが好きな人は絶対にお勧めのバンドだ。





So Naturally
https://youtu.be/sIud9_n-TR4


Blackout
https://youtu.be/snAEJFEw8Is


In Flight
https://youtu.be/_4mkJDz84Cs


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“命を削る”の巻

今回はまた当ブログについてなどダラダラ書いてるので、興味の無い方はスルーして下さい。




先日、久々に映画『あの頃ペニー・レインと』を観た。


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70年代前半のロックシーンを描いたこの作品、もう既に何度も観てるけど、それでもまた観てしまう。

『やっぱこの映画好きやわ~!』と再確認し、今回観てまた色々と感じるものがあった。

この映画ってロックファン以外の人が観たらどう感じるんだろ?特にロックが好きじゃなくても心に響くものは必ずある作品だと思うんだけどな。





……と、ここからが本題。



今年に入ってからアンダーグラウンドシーンで活躍されているミュージシャンやアーティストの方々に直接お話を聞く機会が何度もあって、そんな時に自分で意識しているわけじゃないけどインタビューっぽくなってしまっていることに最近気が付いた。

僕としてはライブを観たり絵画などの作品を見て自分なりに感じるものがたくさんあって、『ひょっとして、これってこんな風にやってるのかな?』とか『この時ってどんなことを考えてるんだろう?』なんて考え始めたら頭の中がモヤモヤしてくるので、そうなると直接ご本人に聞いて確認するしかなくなるから質問してるというか。

アングラ(←アンダーグラウンドの略)シーンでご活躍されている人達って一般大衆には理解されにくいことをやってるから近付きにくい存在だと感じる方もいるかもしれないが、実際の彼らはとてもフレンドリーな方が多くてファンとも気さくに話してくれる。

おかげで自分が気になったことを質問したら皆さんものすごく丁寧に答えて下さるので、本当にありがたい。疑問に感じてたこともスッキリするしね。



なんか、先日のジョン・ラッセルのライブに行った時にふと感じたことがあって、毎回のようにけっこう自分がズバズバと質問していることに気が付いて(←もちろん、相手をリスペクトしてやってます)、『自分では普通に質問してるつもりが、何だかインタビューみたいになってるな』と思ってしまった。


……で、思い出したのが、冒頭に書いた『あの頃ペニー・レインと』で、この映画の主人公に僕は少なからず影響を受けているんだと感じてしまい、無性にまた観たくなったという。


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主人公の名前はウィリアム・ミラーとなってるけど、この映画自体が音楽ライターだったキャメロン・クロウ監督の自伝的作品だから、つまり僕はキャメロン・クロウから影響を受けていることになるんだな。



そんな僕だけど、昔から評論家ってのが基本的に好きじゃない。

それは、ミュージシャンやアーティストが時間を掛けて命を削って作った作品をたった数分で判断して簡単にけなす人がいると腹が立つからだ。

どんなに下手でも、人前で演奏したり発表してる時点で尊敬に値すると僕は思っている。

実際、弾き語りで1人で演奏することなんかは心臓が口から飛び出すんじゃないかというぐらいバクバクするし。

もちろん、何でも称賛すれば良いというのでは無いし厳しい意見も絶対に必要だけど、何よりも先ずは相手をリスペクトする気持ちが大切だと思っている。

『自分の好みじゃないからダメだ!!』なんて考えで否定するのはただの傲慢で頭でっかちな嫌なヤツだし。

『自分には良さが分からないけど、この人達のおかげで救われている人もいてるんだ』と思うようにしているので、僕はブログでは絶対に悪口は書かないと決めている。アーティストのファンの方が読んで不快になるような文章は書きたくないからね。




ところで、8月中旬に“毎日、ブログを更新していく”とこの1ヶ月ほど頑張ってみたけど、毎回30分かけて毎日更新しても“それなりの内容”にしかならないと分かってしまった。

文章だけなら今までも30~40分ほどで書けてたけど、それだけでなく画像や音源を選んで貼り付ける時間が各20~30分はかかるので、やっぱりちゃんとした記事を書くには僕の場合、最低でも1時間半前後かかるもんだと実感した。

ただ毎日更新するだけじゃ何の意味も無いし、ちゃんと内容が伴ってないといけないし。




アーティストが命を削って生み出したものに対して、自分は何をやれるか?

そう考えた時に僕がやれることといえば、今やってるブログで“自分も命を削って人に伝える”ということだと思っている。


そこがブレたらダメだね。



(注:「評論家ってのが基本的に好きじゃない」と書いたけど、例外も沢山いてます。尊敬する評論家もいっぱいいてるので、悪しからず)


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John Russell + Stale Liavik Solberg & .es LIVE at Gallery Nomart

2018年9月21日(金)、大阪市内のギャラリーノマル(Gallery Nomart)にてジョン・ラッセル+ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグと .es(ドットエス)のライブに行ってきた。


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ジョン・ラッセルさんは“英国アンダーグラウンド界のレジェンド”と言われている方で、僕は今回のライブ告知で初めて知った。

1960年代から活躍されているとのことで、その頃といえばイギリスでは空前のブルースブームだったはずだ。そんな大昔から前衛音楽をやっているミュージシャンがいたというのに驚き、今回のライブを楽しみに待っていた。




会場に着くと、入り口前の椅子に腰掛けていたのはジョン氏と共に来日したノルウェーの打楽器奏者ストーレさんが。


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お茶目だぜっ!!(笑)

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場内に入るとドットエスの橋本孝之さんとジョン氏が話していたので挨拶し、一緒にパシャリッ♪

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……てゆーか、俺の髪の毛モワモワじゃねぇか!!(笑)
ボチボチ切らなきゃな……。


ジョン氏にいくつか質問をすると、どこの国か分からない発音の言葉で返事をされていた。

この後、ライブ中のMCでも独特な発音で話されていて全く聞き取れなかったけど、イギリス生まれだから喋っていたのはやはり英語だったとのこと。

ものすごく訛りが強いのかな……?




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開演時間が近づくにつれどんどん人が入ってきて、ギャラリー内はあっという間に満席になってしまった。





定刻の8時を少し過ぎ、ライブスタート。

ノマル専属アーティストのドットエスが登場。

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今回は稲垣元則氏の映像とコラボして、いくつもの静止画と動画が激しく入れ替わる中を演奏していった。

ドットエスのお二人、橋本孝之さん(ハーモニカ&サックス)とsaraさん(ピアノ)の演奏も完全即興でリハーサル無しの本番一発勝負。

そして、このテの音楽には理論も何も存在しない。

その場の流れでやるため演奏がバラバラに聴こえそうだけど、これが“バラバラになりそうでならない”という絶妙な感覚が面白い。

しかし、そんな中でも“カチッとハマる瞬間”が何度もあり、そこにたどり着くまでの緊張感が魅力で、たどり着いた時の高揚感は“演奏している本人達にも予測不可能な世界”というのが既存の音楽では絶対に味わえないものなんだと感じた。

ドットエスのお二人の演奏とスクリーンに映し出される稲垣氏の映像が全てハマった時なんかは、その場に居る人にしか分からない感覚なのかもしれない。





ドットエスの演奏が終わり、次はジョン・ラッセルとストーレ・リアヴィーク・ソルベルグの演奏がスタート。


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僕自身は楽器を演奏する人といえばギタリストが特に好きでギターの音自体ももちろん大好きなんだけど、このジョン氏のギタープレイはジャズやブルースのようなコードもコード進行も何も無い。

とにかく、爪弾く、掻きむしる。

ギターのボディが掻きむしりすぎてここまで剥がれているのを見たのも初めてだった。

ストーレ氏もドラムスティックを立てて引っ掻いたりとやりたい放題なはずなのに、そこには“音楽”が存在しているという。

音楽というより、“音の集合体”に近い感じかもしれない。



この日の夜はかなり涼しくなっていたのに、それでもドットエスの演奏が始まってからジョン氏達を含めてライブが終わるまで“静かな熱気”が会場を支配していて、異様に熱かった。

ライブ中は演奏している音しか聴こえず、誰も物音を立てず、騒がしい音楽のはずなのに静かで、ひんやりしているはずなのに熱い。





ジョン氏とストーレ氏の演奏が終わり、ドットエスのお二人が呼ばれ、最後にセッションが始まった。


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以前にsaraさんが「即興の世界でも“あ・うんの呼吸”が合う人と合わない人がいてるので、合う人となら一緒にやりたいと思います」と言われていた通り、ジョン氏のギターとストーレ氏の打楽器ともギリギリのところで繋がっているような感覚があった。



4つの音がハマる瞬間がある。



そして、またバラバラになる。



崩れていきそうで、持ちこたえて、再生する。




理論や理屈なんかじゃとても説明が出来ない音だけど、言葉にすると、そんな感じ。





なかなか世間一般には理解されないし理解できない音楽だけど、ここに集まった人達を見渡すと本当にいろんな方がいる。


皆、普段の日常では体験できないものを求めてやってきている。


僕自身、昔から周囲の人達に「変わってるよな」とよく言われてきて、それは良い意味でも悪い意味でも言われ続けてきた。


だけど、ここに集まった人達を見渡すと本当に様々で、『なんだ……人ってみんな変わってるんだよ、やっぱ』という安心感があって、変わってるからこそ面白い出会いがたくさんあるんだろう。



ドットエスのお二人も、ジョン・ラッセルもストーレも、ギャラリーノマルも、この日集まった人達も、皆変わってる。それって最高じゃないか!


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The Sundays(ザ・サンデイズ) part2

2017年11月末からブログを始めて早10ヶ月が経ち、いろんなバンドやミュージシャンとの思い出を書き連ねてきた。

そんな中で、当ブログ内での“最近の【注目の記事】トップ5”が紹介されていて、3月20日に書いたザ・サンデイズ(The Sundays)の記事が5位内にずっと残っているのは僕自身、正直言ってビックリしている。


(以前書いたサンデイズの記事です)

http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/03/20/232608



そんなワケで、今回は“The Sundays(ザ・サンデイズ) part2”と題して、もう一度彼らのことを書こうと思う。


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今回また書こうと決めたのは、さっきCDラックを眺めてた時にまたサンデイズのアルバムが目に止まり、何となく『YouTubeで当時の彼らの映像でも観ようかな』と思って検索してみたら、だいぶ前に削除されていた数々のPVがHD画質で復活していたからだ。

サンデイズって印象的なPVばかりで何度も何度も観てたから、削除された時は本当にショックだった。

そんな映像をさっき久々に観ていたら、なんかもう自然と涙が出てきたよ。



……というわけで、今回はPVをたくさん載せています(笑)。


前回の記事を読んでバンドに興味をもった方も、今回初めて知った方も、せっかくなので1曲でも彼らの音楽を聴いて、映像を観てやってほしいです。「こんなに素晴らしいバンドが存在していたんだ!」と分かる人にはきっと分かるはずなので。


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(シングルレコードのジャケット)




僕がサンデイズを初めて知ったのは、今は無きクロスビート誌だ。

たまたま彼らの記事を見つけたのがキッカケで、たった1枚の写真と1ページだけのインタビューに「新作が出る度に髪形変えるなんてお断りよ」と大きく書かれていたのがやけに印象に残ったのが最初の出会いだ。


それから何年もの歳月が流れ、ふとサンデイズのことを思い出した時にタイミング良く彼らのCDを見つけ、それからずっと大好きなバンドで今でもよく聴き返しているほどお気に入りだ。


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バンドは97年に少しだけツアーに出て、その後、自然消滅したらしい。


今現在、彼らがどうしているのかも知らないけど、ほんの数年前に海外の飛行機内にある冊子に彼らの最新インタビューが載ってたという情報をくれた方がいた。

ボーカルのハリエットとギターのデヴィッド夫妻(←現在も夫婦なのかは分からないけど)がインタビューに応じてたらしい。

どんなことが書かれていたのか詳細は分からないが、それでも今も元気に生きてると知っただけでも嬉しかったね。



サンデイズは93年頃に“アルバム5枚分の契約をレコード会社と交わした”と音楽誌に書かれていた。……が、その後、実際に発表したのは97年の3rd“Static & Silence”のみで、『ひょっとしたら、残り4枚のアルバムがいつか出るんじゃないかな……?!』なんて淡い期待を抱いてる自分がいる。




サンデイズが大好きで、でもこの先のアルバムを聴きたくても既に存在していなくて、“サンデイズっぽい音を出してるバンド”を自分なりに色々調べては聴いてきたんだけど、やっぱり本家とは程遠いものばかりだった。


……ただ、そんな僕でも、1枚だけハッとさせられたアルバムがある。

日本の女性ミュージシャン、BONNIE PINK(ボニーピンク)のアルバム“Thinking Out Loud”だ。

ネットで調べてたらBONNIE PINKがサンデイズのカバーを1曲やってると書かれていて、「昔からサンデイズは大好きで……」と発言してたので、気になって聴いてみたら、もうこれが『The Sundaysの新作か?!』というぐらい似ていた。

だけど、それはパクリなどでは無く、心の底からサンデイズというバンドをリスペクトして、自分なりに解釈し表現していた。

このアルバムを全編英語詩で歌ったら「サンデイズの新作です」と聴かされても信じてしまいそう。そんなアルバムだ。





僕はサンデイズが活動していた当時なんてその存在すらも知らなかったし、そんな自分が彼らについて語っていいのかな?……なんてふと考える時がある。


それでも、リアルタイムで聴けなくても、こんなに僕を魅了し続けてくれる。


このバンドをはじめ、歴史の闇に葬られるにはあまりに惜しい音楽がたくさんあるのを僕は知ってるので、1人でも多くの人にその存在を知ってほしいと思いながらブログを書き続けている。


僕の記事を読んでバンドに興味をもち、音源を聴いた人がハッピーな気分になってくれたら最高だね。


それが“僕を救ってくれたミュージシャン達への恩返しになるはずだ”と信じている。








Goodbye
https://youtu.be/TUSvp8CGIm4


Summertime
https://youtu.be/Z778slDEsds


Here's Where The Story End
https://youtu.be/FHsip5xOenQ


Can't Be Sure
https://youtu.be/yARVs1ZNLjU


Cry
https://youtu.be/-QJZYlElJsw


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VAN HELEN / 1984(1984)

先日、スピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー1』を観た。


この映画は80年代~90年代初頭のサブカルチャーがたくさん登場して、日本のアニメやゲーム作品のキャラクターも出てきたのでそれなりに楽しめたな。

そして、劇中に使用されていた音楽はもちろん80年代のヒット曲で構成されていて、こうやって改めて聴くと良い曲がいっぱいあるね。


そんな『レディ・プレイヤー1』の冒頭で流れたのがヴァン・ヘイレン(VAN HELEN)の代表曲“Jump”だった。


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今でこそシューゲイザーが好きとかドリームポップが好きとか、それこそジャンルレスにいろんな音楽を聴いてるが、僕が洋楽に興味を持ち始めた当時、実はヴァン・ヘイレンをよく聴いていた。


ヴァン・ヘイレンはボーカルが途中で入れ替わっているんだけど、僕が好きだったのは初代ボーカリストのデヴィッド・リー・ロス時代(←今また復帰してるのか)で、この頃の楽曲は今聴いても大好きだったりする。


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PV(プロモーションビデオ)もおバカな作りで笑えるものが多いし、特に『ジャンプ』が収録されているアルバム“1984”なんか『そりゃ売れるわな……』と納得してしまう。


へヴィーメタルを否定する人って多いし、僕も一時期は否定していた1人だったんだけど、早弾きなどのバリテクはやっぱりどう考えても凄いし、それを認めないのはいかんだろ、とある日気付いてしまった。

メタルをやってる人って皆で酒を飲んでる時でもギターを離さずにずっと指を動かし続けてる人なんか当たり前のようにいてるし、そういう努力をバカにするのってどうよ?と見ていて猛烈に反省してしまった。

そんなの並大抵のことじゃないよ、ホント。



いろんな時代の音楽を聴いて、ロックやポップスをはじめいろんなジャンルの音楽を聴いてからまたヴァン・ヘイレンを聴くとその凄さや偉大さが分かったというか。


この『1984』もたまに無性に聴きたくなる、そんなアルバムだったりする。




Jump
https://youtu.be/SwYN7mTi6HM


Hot For Teacher
https://youtu.be/6M4_Ommfvv0


Panama
https://youtu.be/fuKDBPw8wQA


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Richard Ashcroft / Alone With Everybody(2000)

久しぶりに元ザ・ヴァーヴ(THE VERVE)のボーカリストだったリチャード・アシュクロフト(Richard Ashcroft)の1stソロアルバム“Alone With Everybody”を聴いている。


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リチャード・アシュクロフトはソロミュージシャンとしても素晴らしくて、購入した当時ずっと聴いてたほどのお気に入りだ。

というか、ヴァーヴ最大のヒットとなった3rd“Urban Hymns”も元々はリチャードのソロアルバムとして作られる予定だったし、個人的には『アーバン・ヒムス』が好きな人ならリチャードのソロも絶対気に入るはずだと確信している。

それなのに、元バンドマンのソロってバンド時代ほど成功するパターンって最近はあまり無いような気がする。

ホント、もったいない。

1曲目に収録されている“A Song For The Lovers”がヴァーヴ時代(とりわけ『アーバン・ヒムス』の頃)の栄光を再び取り戻そうとしているかのような曲調に聴こえて、一聴しただけだとあまり印象に残らないが、個々の楽曲はかなりクオリティーが高くて、ヴァーヴの歌モノは完全にリチャード主導の元で制作されていたのもこのソロを聴けばハッキリと分かる。



このアルバムに収録されているドリーミーな“You On My Mind In My Sleep”という曲が特にお気に入りで、今でもたまに聴きたくなる名曲だ。

最近は睡眠時間を以前より増やしているけど、夜中に何度も目覚めてあまり熟睡できずにいる。

なんだか頭の中がゴチャゴチャしていて整理できないから、余計に疲れてしまっている。

そんな時にふとこの曲を思い出して、久々に今聴いてるんだけど、“You On My Mind In My Sleep(俺は眠りの中でもおまえを想っている)”という歌詞とメロディーが身に沁みて、ス~~ッと心の中に溶け込んでくるようだった。


生きてたら気分が沈んで塞ぎがちになる時なんていくらでもあるし、誰にでもある。

それでも、『調子の良い時なんてずっと続くわけないし、逆に調子の悪い時もいつかは終わりがやってくる』と最近は思えるようになったから、今夜はこのアルバムを聴いてゆっくり休もうと思う。




You On My Mind In My Sleep
https://youtu.be/pm79HAxVoJs


C'mon People(We're Making It Now)
https://youtu.be/5kjbsQZreVE


On A Beach
https://youtu.be/GBozQQ1fpJQ


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