シューゲさんのまったり音楽日記

洋楽中心に1記事につき3〜5分程度で読める内容にしているので、気になったミュージシャンがいれば添付してある音源をご視聴頂けたら幸いです。

最近観た音楽系映画の話

どうも、皆さん。


クリスマスも1人寂しい夜を過ごしているシューゲさんです(泣)。


本当は昨夜ブログをアップしたかったんだけど、『なんだコイツ、クリぼっちかよw』と思われるのが嫌だったので、今書いてるという。


俺の身体に流れるサイヤ人の王子ばりの高潔な血がそうさせたんだな、うん。



……ちっ、俺の宗教はロックだぜ!!









……というワケで、最近観た映画をここらでまとめようと思う(笑)。






先ずは12月21日(金)に映画館で観たレディー・ガガ主演の『アリー スター誕生』。

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この日から公開ということで、音楽系の映画なのでどんなんかな~と思い観に行ったんだけど、衛星放送で昔観た『スター誕生』のリメイクやったとは……!!

最近は気になった映画の情報や映像はほとんど見ないようにしているので(ネタバレに近いものも多いしね)、直感に任せるようにしている。ガガ様の映画デビュー作ということもあるので、まあ観ても損は無いだろうと。



内容は、まあアレだね。


ガガが「ガガ~~ッ!!」ときてドガガガガッと迫ってきてガガガSPをバックにガガガガガンッ!と演奏している感じというか。
(最近こんなのばっか!っつ~~か、ガガガSP出てねえし 笑)


超個人的な感想だけど、僕は76年ヴァージョンの『スター誕生』も自分の好みではなかったので、今作も『う~~ん……』な感じでした。ま、人それぞれ好みがあるしね、しゃあねえわ。







次に、TSUTAYAで借りた『ドラッグストア・カウボーイ』。

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89年頃のアメリカ映画で、ヤク中の主人公一味がドラッグストアーを襲撃していくという話。

正確には音楽系の作品では無いけれど、昔からロックンロールとドラッグって切っても切れない関係というか、タイトルで何となく惹かれたので。

僕は「昔は良かった」という言葉が大嫌いなんだけど、80年代の映画って地味だけど余韻が残る作品が多い気がする。観賞後、何十年もずっと心の奥に残っている感じがあるんよね。この作品もそうだった。

ワルの主人公が普通の生活に目覚めていく話で、「普通の生活って退屈に感じることもあるけど、それも悪くない」と言ってたのが特に印象に残った。

この頃は映像がCGでは無いけれど、視覚的に“ドラッグを体験した世界”をイメージしてたのも良かったな。チープな作りでも、アイデアひとつで勝負してる感じが良いよね。

忘れた頃に、また観たくなりそうな作品。







最後は、これもTSUTAYAで借りた『パーティーで女の子に話しかけるには』という、何だかスンゴイ邦題の作品(笑)。

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昨年、ストゥージズのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』を観に行った時に知って、ずっと気になってた作品。

77年のロンドンが舞台でパンク全盛期の話となれば、そりゃ気になる!

ヒロインの女の子が超可愛かったんだけど、『なんか観たことあるな~』と思ってたらエル・ファニングやったんやね。お姉さんのダコタ・ファニングにも負けないぐらい可愛いです。

タイトルでイメージしていたものとは随分違っていて、ファンタジー要素もかなりある作品だった。

『時計じかけのオレンジ』+『ロッキー・ホラー・ショー』+『トレイン・スポッティング』+ジョン・カーペンター監督『スターマン』+ロンドンパンク、という感じ。

この作品もだけど、イギリス映画ってアメリカのハリウッド作品とは違い、あんまり大衆ウケしないような作りのように感じてしまう。独特のジョークや下ネタがあるので完全に好みが分かれるというか。
僕は大好きだけどね。






昔はホントたくさんの映画を観たけど、やっぱ良いもんだね。今でも隠れた名作を発見できたら最高に嬉しくなる。音楽や本にもそれは言えるし、だからこそ興味は尽きないんだろう。


年末年始はたくさん映画を観て、たくさん本を読んで、そして、たくさん音楽を聴いて過ごそうと思う。


明日はまた音楽ネタに戻るので、お楽しみに!





それでは皆さん、また次回お会いしましょう!




サイナラ、サイナラ、サイナラ♪
(……って、淀川長治か!笑)







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(11月10日、映画『ボヘミアン・ラプソディ』にて)


ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

パーティで女の子に話しかけるには [Blu-ray]

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パーティで女の子に話しかけるには [DVD]

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ドラッグストア・カウボーイ ―デジタル・レストア・バージョン― [Blu-ray]

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冬の名曲 Part2

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あ~~、寒みぃ!!

……というワケで、“冬の名曲 Part2”です。


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ここ1週間ほど風邪ひいたりして体調崩しぎみで、そういう時って気分も落ち込んでしまうね。

先週のAcid Mothers Templeのライヴではしゃぎまくってた人間と同一人物とは思えんな~~、と思う今日この頃なのである(笑)。




来年の目標を色々考えてたんだけど、最近また運動をサボり気味だったんで、“身体を鍛える”というのも追加しよう!

昔はねぇ、俺もアーノルド・シュワルツェネッガーやターミネーターT-800型みたいな体格してたんよ。
(……って、同一人物やし!笑)


いやマジな話、昔はブルース・リーとミック・ジャガーを足して割ったような体型になりたくて必死に身体を鍛えたもんです。なので、その頃の体型に戻そう。

体重も60キロまでに抑えられるようにしよ。


早速、今から鍛えてきまっす!!





……と、今回のテーマは“冬の名曲”やった!(汗)


ブルース・リーもミック・ジャガーもアーノルド・シュワルツェネッガーもターミネーターT-800型も関係ねえっ!!(←二人被ってるし!)


やっぱ、MEW(ミュー)の“She Came Home For Christmas”。これは外せないね。

11月に行われた“Frengers完全再現ライヴ”で久々生で聴いたこの曲。やっぱり名曲でしたよ。

メルヘンやファンタジーの世界へ連れてってくれる曲。

う~~ん、来年は“ヨーナスのような声になる”というのも目標にしよ♪
(一生かかってもなれねえっつ~~の!笑)








MEW / She Came Home For Christmas
https://youtu.be/Kw7rwUa5lto


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シー・ケイム・ホーム・フォー・クリスマス

シー・ケイム・ホーム・フォー・クリスマス

Frengers

Frengers

フレンジャーズ(初回)(DVD付)

フレンジャーズ(初回)(DVD付)

Richard Ashcroft / Human Conditions(2002)

今回は、元ザ・ヴァーヴ(The Verve)のボーカル、リチャード・アシュクロフト(Richard Ashcroft)の2ndソロアルバム“Human Conditions”について書いていこうと思う。


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以前、当ブログでリチャードの1stソロ“Alone With Everybody”のことを書いたので、第2弾ということになる。ヴァーヴについても書いてるし、やっぱり僕にとって特別なバンドで、特別なミュージシャンの1人だ。



(前回書いた1st“Alone With Everybody”の記事)
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/09/14/204059



2002年に発売された『ヒューマン・コンディションズ』は巷ではほとんど話題にならなかったけど、当時ホントによく聴いて、間違いなく“隠れた名盤”だと断言できる。それぐらいお気に入りのアルバムだし、内容も最高だ。


ヴァーヴの3rd“Urban Hymns”から続いている歌モノ路線で、1stソロではアップテンポなナンバーも収録されていたが、この『ヒューマン・コンディションズ』ではノリのいいロックナンバーはひとつも無く、全編を通して神々しいほどのストリングスに覆い尽くされている。

“歌モノ+壮大なストリングス”で、一聴しただけだと地味な印象があるだろう。

……が、何度も聴いてるうちに、このアルバムが持つ“神秘的な力”というか、深い精神世界へと連れていってくれる“スピリチュアルなアルバム”だと気付かされるはずだ。

曲名も“God In The Numbers(数字の中にいる神)”や“Paradise(楽園)”、“Nature Is The Law(自然こそが掟)”なんてタイトルが揃っていて、歌詞も内面的なものばかりなので、クサい台詞だけど、聴き込むにつれてリチャード・アシュクロフトが信じている“愛”がそこにはある。





ここ何年もの間はリチャードのソロを聴くなんてほとんど無かったが、昨夜、ふとこのアルバムが無性に聴きたくなった。



アルバムタイトルの『ヒューマン・コンディションズ』は1曲目“Check The Meaning”の歌詞の一部から抜粋したものだ。

“Human Conditions”は直訳すると“人間の条件”という意味で、『今、僕らが生きている中で、社会的な地位や世間の目を気にしなければいけなくなったのは何故なんだろう?』……なんてことを昨夜考えていたら、この“Human Conditions”という言葉を思い出した。



個人的な話になるけど、社会の中で生きていくには“その中でのルール”に従って生きていかなければならないし、それが“常識”だと僕も分かっている。

だけど、誰しも道を踏み外すこともあれば過ちを犯す時もあるし、それが“人間”だと思っている。

自分のやっていることで“世の中的には間違っているとしても、自分の素直な心に従って生きる”というのは大事なんじゃないかな。

もちろん、人を殺めたり、言葉や暴力などで誰かを傷付けたりしてはいけないのは当たり前のことだけど、それ以外なら、たとえ周囲から批判されようとも“心の声に従う”のは大切だと思う。






このアルバムの7曲目“man On A Mission”では、こんなことが歌われている。



“Hey, I heard you'd run away
But where you gonna run?”

(なあ、君が逃げようとしてるっていう話を聞いたよ。
でも どこに逃げるつもりなんだい?)



“And when you hear this space
Just crawl and never run”

(この宇宙の音が聞こえるなら
這うように進むだけでいい 逃げることはない)




この歌詞をはじめ、アルバムを通して聴いていると、何だか今の自分に向かって語りかけているような気がした。


最近、ずっと張り詰めたような状態が続いていたので、『少しずつでも前進していけたら、それで良いんじゃないか』と今は考え直すようにしている。


少し気を楽にした方が、物事って良い方向に進むだろうし。




道を踏み外しても、また踏み直せばいい。



そうやって思い悩みながら、成長していってるはずだ。




『ヒューマン・コンディションズ』を聴きながら、リチャード自身も同じように人生でつまづき、思い悩みながらも、優しく語りかけてくれている。



今回、改めて聴き直して、そんな風に彼の歌声が聴こえてきた。








Science Of Silence
https://youtu.be/TyBYYs1eyDI


Paradise
https://youtu.be/m0f8JzUL08U


Check The Meaning
https://youtu.be/09IlKuLPNRs


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HUMAN CONDITIONS

HUMAN CONDITIONS

Keith Richards(キース・リチャーズ)

今朝、ノートに今日の日付を書いて気が付いたが、キース・リチャーズ(Keith Richards)の誕生日やん!

……つ~~ワケで、今夜はキースについて思いつくままに書いていこう。


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(1972年頃のキース。カッチョエエ!!)


ローリング・ストーンズ(rolling stones)のギタリスト&ソングライターのキース・リチャーズは1943年12月18日生まれの、今日で75歳(!!)。

ボーカルのミック・ジャガーとは幼なじみで、18歳の頃に再会し、その時ミックが持っていたアメリカの黒人ブルースミュージシャンのレコードを見て一緒にバンドを始めるようになった。

当時、黒人ブルースミュージシャンが海外はおろか、アメリカ国内でもろくに紹介されることは無いほどの人種差別を受けていたので、そんなマニアックな音楽を聴いているイギリスの若者同士というのも珍しかったそうだ。

意気投合した二人はブライアン・ジョーンズと出会い、ストーンズを結成。

ブライアンが「ブルースをやりたい」という思いで作ったバンドだが、次第に自作曲を作るようになっていったジャガー&リチャーズの二人が中心となる。





……と、ブライアン・ジョーンズの話も近々書こうと思っているので、ストーンズの歴史を今知りたい方はウィキペディアなど他で検索して下さい。
(テキトーか!笑)





そんなこんなで1962年の暮れに結成されたストーンズも、既に56年(!)が経過し、一度も解散しないまま現在も続いている"生涯現役バンド”だ。

つい先日、来年またアメリカツアーが発表されたばかりだし、本当にとんでもない。

そんなキース・リチャーズさんの現在のお姿がこちら。


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……う~~ん、おじいちゃん(汗)。

若い頃から酒とドラッグに溺れていて、特に”ドラッグ=キース・リチャーズ”と言われるぐらいのジャンキーだった彼が今も生きていること自体が信じられん!!



そんな彼も、最新のニュースで「もう、1年ほど前からほとんど酒を飲まなくなった」と語っている。

つ~~か、それまでずっと飲み続けていたというのも恐ろしすぎる……!!




僕は90年代以降のUKロックも大好きだけど、いろんなバンドを聴いてるとストーンズやビートルズが音の向こうからチラチラと“見える”瞬間がある。


日本ではストーンズっていまいち表に出にくい存在で、なかなか評価されにくいイメージだけど、ロックバンドをやってる人達からすればやっぱり超偉大な連中なので、「ロックが好きだけど、ストーンズはまだちゃんと聴いたことが無い」という人は、是非とも聴いてほしい。

それも、一度や二度聴いただけでは渋すぎて分からないので(苦笑)、何度も何度も繰り返し聴くのをお勧めする。

いつの間にか“ストーンズ・マジック”にかかる瞬間が必ず訪れるはずだ。

そして、一度彼らの良さに気付くと、どんどん深みにハマっていく。

深みにハマればハマるほど、ロックンロールバンドの原点はローリング・ストーンズだと理解できるだろう。

“ロックンロール”というダーティーなイメージは全てストーンズから始まり、キース・リチャーズが持つ影響力の物凄さが分かると思う。


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……ということで、ストーンズやキースの音源や動画で良いのが無いかなとずっと調べてたんだけど、「これっ!」っていうのがなかなか見つからん!!(汗)

とりあえず貼り付けとこ。

また良い動画を見つけたら換えるかも。



てなワケで……誕生日おめでとう、キース!








Let's Spend The Night Together(LIVE2006)
https://youtu.be/9YADLsz367Q


Coming Down Again
https://youtu.be/UG7WIrHtLUQ


Start Me Up(LIVE1995)
https://youtu.be/pelv_XjUtQE


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レット・イット・ブリード

レット・イット・ブリード

Exile on Main Street: 2010 Remaster

IT'S A BEAUTIFUL DAY(イッツ・ア・ビューティフル・デイ)

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一目見ただけでそのアートワークが忘れられないという“ナイスジャケ”が世の中には無数にあるけれど、このイッツ・ア・ビューティフル・デイ(It's A Beautiful Day)はその代表格だろう。


以前からこのアルバムの存在が気になっていて、先日やっと手に入れることができた。

なんせ、このアルバムはプレミアもので、再発しても直ぐに廃盤になってしまう。市場では高値で取引されている品なので、なかなか入手できなかったのだ。


青空の下、崖の上に立つ少女が優しい風に吹かれている1枚の絵。

1曲目“White Bird”で流れる男女のツインボーカルとアコースティックな雰囲気は、まさに絵の中の少女そのもの。

全体的に“ソフトロック”と言われる音楽だけど、ちょっとクセのある楽曲群はほどよいサイケデリアに支配されている。


“激動の時代”と言われた60年代の終わりに生まれた、清涼飲料水のようなアルバムだ。








White Bird
https://youtu.be/XUNgQ03D2qA


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【番外編】“とある休日の過ごし方”の巻

今回は、この二日間の過ごし方についてダラダラと書いております。


興味の無い方は毎度のごとくスルーすべし!(笑)









昨日から劇場公開された『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』を観にいこうか、どうしようかな~、なんて悩んでいたので、前作である『復活のF』をもう一度観てから決めよう!
……というワケで、昨夜、TSUTAYAが閉店する前に駆け込んで借りてきた。


深夜に一人で『復活のF』を観ていたらテンションが上がってしまい、『やっぱ新作も映画館で観よう!!』となったのである。










……そして、今日。










午前中は布団を干したり、部屋の隅々まで掃除して(←わりと綺麗好きであります 笑)、家の用事を全て終わらせたのが12時半。

今から徒歩30分のところにある映画館へ行けば、13時50分の上映に間に合う!!









よし!

行こうっ!!









そうやってたどり着いた映画館は初めての所で、昔からあるような小じんまりとした映画館だった。


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もう何年もTOHOシネマズとかイオンシネマとか大きな映画館ばかりで観ていて、デカい会場も好きなんだけど、こういう小じんまりとした所も昔ながらの雰囲気があって僕は大好きだったりする。



そんな場所で物心ついた頃から知っているドラゴンボールの新作映画を観られるなんて……













なんだかオラわくわくすっゾ♪(笑)












館内は、とにかく子供が多いっ!!


小学生率、高けぇ……っ!!


親子連れや小学生の友達同士で観に来てる人達が大半だった。


……と思ったら、若いカップルが居たり、中年の方が居たり、それに外国人のファンもちらほら居たりして、漫画原作が終わってから四半世紀近く経過している作品とは思えないほどの熱狂ぶりだった。













全王様もオッタマゲだぜっ!!(笑)












今回の映画、さすが作者である鳥山明先生が脚本を書いてるだけあり、ストーリーの骨組みもしっかりしていた。
(まあ、ほとんどバトルの連続だったけど 笑)











とにかくもう、学校や家には、帰りたくない~~♪












……いや、違う!!



『15の夜』は関係ねぇっ!!(笑)












とにかくもう、バトルシーンが凄すぎて、それだけで満・満・満足、一本満足!!
(……って、草なぎ剛か!笑)










笑えるシーンもかなりあったりして、これは鳥山明先生のセンスやね、ホンマ。




会場内は大爆笑!



俺も小学生たちと一緒に大爆笑!!(笑)




こうやって小さい頃から読んでいた『ドラゴンボール』を今、大人になってから改めて観ていて感じるものがたくさんあった。

大人になるにつれて、どうしても理屈っぽくなったりしていくけど、何も考えず画面に釘付けになって、ただ純粋に作品を楽しむのってホント大事だね。


なんだか、童心に返れたよ。






ほんの2日前に、仮面ライダーシリーズについて熱く語っていたオジサンがいたし(笑)、“子供心を忘れない”というのかな。それってやっぱ大事やね。

スティーヴン・スピルバーグ監督なんかも、いつまでも子供心があるから『E.T.』のような親子揃って楽しめる名作映画を世に出しているし。





僕自身、毎日いろんな事でもがいているけど、つまづきながらも前進して『とにかく、1日1日を精一杯楽しもう!!』と思えるようになった。



午前中に部屋の掃除を済ませてスッキリして、午後から観たい映画を観に行く。



たくさん笑って、興奮して帰ってくる。



帰ってきたら、ゆっくり休む。





うん、良い1日だった!








限界突破×サバイバー
https://youtu.be/S7QsHpLU1Sw


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THE VINES / In Miracle Land(2018)

オーストラリアのバンド、ザ・ヴァインズ(The Vines)が通算7枚目のニューアルバム“In Miracle Land”を発表した。

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6月末には既に配信されていたが、盤で手元に置いておきたい僕はCDで発売されるまでずっと待ち続けていて、昨日やっと入手できたというわけだ。

盤で持っておきたい理由は色々あって、ラックに飾ったり、ジャケットを手に持って眺めながら曲を聴き、その世界に浸ったり……。
それに、歌詞が付いてるものもあるし、プロデューサーやエンジニア、サポートミュージシャンを知ることができたり、レコーディング時期や録音した場所が記されていると、より想像力を膨らませて楽しめるからだ。

そのために、半年も待ち続けてやっと手に入れた。






そんなヴァインズの新譜『イン・ミラクル・ランド』はどうだったか?



ぶっちゃけて言うと、「何も変わってない」。この一言に尽きる(笑)。

大体、ヴァインズってバンド自体がやってることはずっとシンプルな楽曲ばかりだったので、今さら何か変化を求めるようなことは僕らリスナーも期待していないのかもしれない。

オージーバンドって昔からAC/DCだったり、ジェットだったり、ウルフマザーだったり、“キャリアを積んでもあまり変化の無い人達”が多いイメージが僕の中にある。

実際、ヴァインズの4th“MELODIA(メロディア)”が発売された時、音楽誌で「金太郎飴」と揶揄されていて、それは良くも悪くも“変わらない”という意味で使われていたのを覚えている。

デビューからやってることがあまり変わらなくてもずっと良いアルバムを出し続けている人達がいてるけど、ヴァインズを2ndから聴き続けている僕のようなリスナーからすると「刺激が足りない」というのが正直な感想だ。

盤で購入するまでの間、YouTubeやスポティファイでもたまに聴いてはいたけど、どうにも物足りないのだ。

単純に楽曲のクオリティーが低いのか、それともただ単にマンネリ化しすぎているのか……?

答えは、『そのどっちもなんじゃないか?』と思ったりしている。

5thアルバム辺りからそれは続いており、5thではエレクトロニカ寄りのアレンジをしたり、6thではダブルアルバム(←“2枚組アルバム”という意味)を発表したりと色々と試みているが、肝心の中身には何の変化も無い。

それは良くも悪くもヴァインズというバンドの限界というか、新譜が出ると分かっても心の底から“新しい楽曲群”を楽しみに待ってるワケでは無く、クレイグ・ニコルズ(ボーカル&ギター)が今も変わらず音楽を続けているという“安否確認”をしているような感覚に近いものだと思っている(苦笑)。



もし、彼らの曲を聴いたことの無い人がこの『イン・ミラクル・ランド』を聴いて、ヴァインズのファンになるんだろうか?過去に発売されたアルバムも集めたくなるのだろうか?ライヴに行ってみたいと思わせてくれるのだろうか?

……残念ながら、僕にはそこまでの魅力が感じられなかった。
(しかも、CD自体も冒頭に書いたような“詳細”が何も記載されていなかった 泣)




それでも、毎回シンプルで音楽性も変わり無いとは言いつつも、どのアルバムも聴き込めば“良い曲”がちょこちょこあったりするのも事実だ。

今回のアルバムはホントあっさりしてるけど、ちゃんと聴き込めば良い意味で『ああ、ヴァインズだなぁ……』という楽曲が存在しているので、このバンドが好きな人は買って損は無いと思う。

相変わらずのクレイグ君がそこに居るのがきっと分かるはずだ(笑)。




ちなみに、60年代のコンピレーションアルバムに“NUGGETS(ナゲッツ)”というタイトルのレコードがあり、そこには無名のガレージサイケバンドの名曲が集められている名盤が存在する。


ヴァインズのシンプルなガレージサイケ感って『ナゲッツ』に収録されていても全然違和感が無いと僕は思っていて、それは今回の『イン・ミラクル・ランド』の楽曲にも感じている。

……ということは、やっぱり楽曲自体は良いんだろう。何だかんだ言って、クレイグは作曲センスがある人だと思っているし。


もう少し聴き込めば好きになるのかなぁ……?







Annie Jane
https://youtu.be/DIML6iLQL0Q


In Miracle Land
https://youtu.be/s7oRyMRfLbI


Slide Away
https://youtu.be/qlTvLdgs0HE


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IN MIRACLE LAND (IMPORT)

IN MIRACLE LAND (IMPORT)


(前回のThe Vinesの記事)
http://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/04/09/051032

「楽しんでる?」

最近、ふと感じたことをまとめようと思う。




先週の土曜日にギャラリーノマル(Gallery Nomart)で行われたライヴ。

今年初めにここでライヴを観て、それからはライヴやイベントがある度に参加させて頂いている。

そこではミュージシャンや作家さんと直にお話ができるだけでなく、アート好きのお客さん達との交流もあり、いつも刺激をもらって『俺も頑張ろう!』という気持ちにさせてくれる。




ただ、先週行われたライヴに関しては、正直言って“楽しめなかった”のが本音だ。


ライヴ中も、終わってからブログにまとめている間もそんな風に思いもしなかったが、後になって『あの時の俺って、楽しんでたのかな……?』と疑問に感じてしまった。



そして、自分なりに考えて分かったのが『ブログに書かなきゃ!』という気持ちが強くなりすぎていた、ということ。



“楽しめなかった”というより、“楽しまなかった”という方が正しい表現かな。




前回書いた内容に嘘は無く、自分が感じたことを正直に書いている。


僕はノマルという場所が好きだし、そこで何度もスペシャルな体験をしているのは事実だ。


自分が体験した出来事を『1人でも多くの人に知ってもらいたい』という気持ちがあるから、こうやってブログに書き残している。


それはノマルだけでなく、MEWやライドなどを観た時も変わらない。


間違いなく100年後もそれらのバンドを好きになる人が必ずいると僕は確信しているので、こうやって自分がブログに書き残すことで、読んだ人が少しでも疑似体験できればと思っている。


僕自身も森脇美貴夫さんをはじめとするライターの記事を読んだおかげで、リアルタイムで体験できなかったバンドのライヴを“疑似体験”させてもらったので、僕も未来のリスナーに伝えていきたい。






だけど、そんな気持ちが強くなりすぎたのか、先週のライヴを観に行った時、初めて“楽しんでる”という実感が湧かなかった。



何だか、強迫観念に囚われている感じ。



べつに誰からも「ブログに書いて!」なんて言われてないし、僕が勝手にやっていることだ。




ただ、この時の記事にトータルで5時間以上も費やしてしまい、ライヴが終わってから、ずっとブログをまとめることだけに集中していた。


帰宅してから2時間でノートに下書きをまとめ、翌朝はスーパーのレジに並んで待っている間もひたすらライヴ写真の整理をしていた。


それからスマホに本文を書き始める。



書き終わった後はヘトヘトになり、どこかに出掛けたいと思っても余力が無くなり、部屋の掃除をしないと・・・なんて思っても、それすら出来なくなるほどに精魂尽き果てている。



一回アップした後も、何度も何度も読み返しては何十回も修正しているので、変に完璧主義で、我ながら病的なところがある。





昔、僕は某SNSに自分の好きな音楽の話をひたすら書き綴っていた。


その時から現在に至るまで、このスタイルはずっと変わってない。


周りの人たちは皆「そこまでする必要はないやろう!」と呆れていたが、そこまでしたからこそ今の“自分のスタイル”が確立されたと言い切れるし、自分の思ったことがちゃんと読み手に伝わらないなんて、絶対に嫌だ。





しかし、さすがにこんなやり方ではこれから先続かないと感じたし、散歩したり筋トレしたり、本を読んだり、友達に会ったりと、ブログや音楽とは関係無いこともやってリフレッシュして、外から刺激をもらわないと良い文章なんて書けなくなると実感している。


もっと効率の良いやり方を考えないとね。




今はほぼ毎日のようにブログを更新していて、それはいつも書いてるように”楽しみにしてくれてる人たちがいるから”というのがモチベーションになっているのは間違いない。



だけど、先ずは何よりも”自分が楽しむこと”が一番大事なんじゃないかな、と前回の記事を書いてから気付いた。



そう考えたら、先週のライヴに関してはものすごく勿体無いことをしてしまったと後悔している。



その瞬間を楽しんで、そこで得たものを素直に書き残す。


そうすれば、自然と良い記事が書けるはずだ。



純粋に音楽を楽しめなくなったら終わりだよ。





今回、”楽しむことができなかった”というのも、後々になって振り返ってみたら、『この経験も自分に必要な出来事だった』と思えるようになる、と僕は信じている。


もがき苦しみながらも一歩一歩着実に前進しているのが分かるから、腐らずに、これからも僕は書き続けるよ。







……そんなワケで、今夜の1曲。


スティーヴィー・ワンダーの“My Cherie Amour”。


高校生の頃に買ったCD『モータウン・ヒッツ』に収録されてたのを聴いて、今でも大好きな曲。



やっぱ、純粋に音楽を楽しんでる時が一番幸せだね。


人生、楽しんだヤツの勝ちだよ(笑)。







Stevie Wonder / My Cherie Amour
https://youtu.be/6DvUfdSAjfc


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Gallery Nomart LIVE(Florian Walter, Atsushi Yamaji, .es)

2018年12月8日(土)、大阪市内にあるギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて、名和晃平(ナワ・コウヘイ)氏の個展“Element - Black”最終日イベントに行ってきた。


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今回のライヴは、ドイツで活躍するサックス&クラリネット奏者のフローリアン・ヴァルター(Florian Walter)、クラシックや現代音楽だけでなく『龍が如く』などのテレビゲームの作曲も手掛ける山路敦司、それにノマル専属アーティストの .es(ドットエス)という3組が出演した。






1組目は、橋本孝之(サックス&ハーモニカ)とsara(ピアノ)のユニット、 .es が登場。

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ドットエスのお二人をはじめ、この日集まった観客のほとんども黒をメインとしたファッションに身を包んでいたためか、真っ白な空間にある名和氏の作品と溶け込んでいるかのようだった。

白黒のコントラストは、まるで60年代にでもタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。


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今回はsaraさんの鈴の音色に合わせて、サックスを吹き始める橋本氏。

何だか分からないが、ライヴを観る度にサックスの“凄み”が増しているように感じる。

そして、激しいながらも緩急をつけたピアノ伴奏でsaraさんが全体をコントロールしているかのような、絶妙のバランス感覚がたまらない。

ピアノもサックスもハーモニカも『やれることは何だってやる』というスタンスで、それまで認識していた楽器とは違う、“全く別の、音が鳴る物体”に見えてしまう。






2番目に登場したのは、現代音楽家の山路敦司氏。


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ノートPCを操り“静かなノイズ”を繰り出す。

左右のスピーカーから流れる音を確認し、真っ白な空間で流れるノイズを聴いてるうちにスタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』にでも入り込んだかのような“未来の世界”を感じた。

そして、“静かなノイズ”がいきなりピタッと停止し、今度は“耳障りなノイズ”が会場全体に響き渡る。


耳をつんざくようなノイズ。


僕はノイズミュージックも多少は聴いてるが、山路氏が生み出すノイズはひたすら“狂暴”だった。

ただ、ずっと聴いてるうちに、そこからリズムが生まれ、身体が反応しだす。

居心地が悪いようで、実は心地良いという不思議な体験だった。






ラストはドイツからやってきたフローリアン・ヴァルター氏。


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かなり年季の入ったサックスを使用していて、“2つの音を同時に出す”という離れ業を披露していた。

低音で凄みのある短音を鳴らしてる間も、高音はコロコロと転がるように走り続けている。

『どうやってるんだろう?』とずっと“?”が付きっぱなしだった。

あれだけの離れ業をやるには肺活量もそうとう必要だと思う。

ドットエスの橋本氏もフローリアン・ヴァルター氏も、僕たちが普段 目にするサックスという楽器とは違うように見えてしまう。

演奏終盤には、天井を突き破る勢いで激しく吹き鳴らし続けていた。







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ライヴ後、出演者とオーナーの林聡氏(写真右)が作品を前に集まって撮影し、今回のイベントは無事に終了した。




昨年末にこのギャラリーノマルの存在を知り、音楽とアートという分野で何度も刺激的な体験をさせてもらっている。


オーナーの林さんが若い頃、前衛芸術の世界に魅せられて始めたというこのギャラリーは、日本が世界に誇れるものだと僕は感じている。


ここに集まった人々が、実際にどんな体験をしたのか?


これから先、そう思う人達が必ず現れるはずだ。


“生き証人”として、これからも僕は書き残していく。




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John Lennonの名曲たち

毎年、12月8日になると思い出す。


ザ・ビートルズ(THE BEATLES)のリーダーだったジョン・レノン(John Lennon)の命日だ。


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もし、今も彼が生きていたら、どうなっていたんだろう?


ビートルズは再結成していたのかな?


そうなると、音楽史は全く違うものになっていたはずだ。


ソロアーティストとしても、名曲を生み出し続けていただろう。





ドキュメンタリー映画『イマジン』には、ジョンのプライベートやレコーディング風景が記録されている。


ある日、ビートルズの熱狂的なファンが何日も前から家の外で彼を覗いていて、我慢できなくなった彼が直接話しに行く場面がある。


そのファンが「あの曲の歌詞の意味は?」などの細かな質問に対して、苛立ちながらも相手を“1人の人”として彼は接していた。


「これで分かっただろ?僕はただの男だ」と言い、その後「腹は減ってないか?」とジョンは彼を自宅に招き入れ、そのファンと一緒に食事をしていた。





ジョンはまだまだ生きたかったはずだし、先日書いたジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスのように自ら命を絶ったわけでも無い。




僕も、今は毎日笑って過ごせるようになっていて、それは周りの人達のおかげだと思っている。


だけど、今でも過去の出来事が夢に出てきたり、ふとした時にどうしようもない思いに駆られることが、ずっと続いている。



ここ何日もの間は特にそうなっている。




それでも、生きなきゃと思っている自分がいる。



このままで終われるわけが無いし、終わるつもりも無い。



ゆっくりでも、少しずつでも良いから、過去の自分に振り回されず、生きていけるようになりたい。





今は何も考えず、ジョンの名曲たちに耳を傾けていようと思う。








Dear Prudence
https://youtu.be/wQA59IkCF5I


Nowhere Man
https://youtu.be/8scSwaKbE64


In My Life
https://youtu.be/ZqpysaAo4BQ


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JOY DIVISION(ジョイ・ディヴィジョン)

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ずっと前から気になっていた映画『コントロール』を観た。

この作品は23歳の若さで亡くなったジョイ・ディヴィジョン(JOY DIVISION)のボーカル、イアン・カーティスの伝記映画で、彼の妻が書いた原作を元に映像化したものだ。


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(イアン・カーティス)



僕がジョイ・ディヴィジョンを聴いたのは18歳頃だったと記憶している。

先日書いたハッピー・マンデーズストーン・ローゼズが中心となった“マンチェスターブーム”から80~90年代の英国ロックを探求し始めた頃に、ニュー・オーダーを聴いたのがそもそものキッカケだった。

ニュー・オーダーイアン・カーティスが自殺しこの世を去った後、残されたメンバーで結成したバンドで、インディーダンスという音楽の心地好さを僕に教えてくれた人達だ。

そうなると、自然と前身バンドであるジョイ・ディヴィジョンの存在が気になるのは当然で、中古レコード屋で見つけた彼らの1stアルバム“UNKNOWN PLEASURES”を迷わずに購入した時のことは今でもハッキリと覚えている。


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しかし、このアルバムはニュー・オーダーのダンスミュージックを気に入って聴いていた僕の予想を大きく裏切り、粗削りな“パンク”だったのだ。

そして、何よりもイアン・カーティスの歌声は狂人的で、陰鬱さが蔓延するその音世界には全く“救い”が感じられず、歌詞も分からないのに『これにハマってしまうとヤバいことになる……!!』という拒絶反応が起きてしまい、直ぐにアルバムを手離してしまった。




そんな過去の出来事があったのに、今再びジョイ・ディヴィジョンを聴いてるんだから、自分の中で冷静にイアン・カーティスという人間を観られるだけの余裕が出来るようになったんだと感じている。



映画『コントロール』で語られているイアン・カーティスは、僕が初めてジョイ・ディヴィジョンを聴いて感じた通りの人物だった。


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登場する人々も、街も、物語も、そしてイアン・カーティス自身も陰があり、幸せな場面でも哀しみに満ちている。


ナレーションは一切無く、登場人物が発する言葉と感情のみで語られた作品。


それでも、全編モノクロームで撮られたこの作品は、排他的であるにも関わらず、全てが美しいのだ。



彼の生涯は、ずっとこの映画のような世界だったんだろうな。








Discorder
https://youtu.be/9ryJB-FF_Jg


Isolation
https://youtu.be/SyZoOSrldR4


Love Will Tear Us Apart
https://youtu.be/zuuObGsB0No


Transmission
https://youtu.be/6dBt3mJtgJc


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「よく眠れるかい?」

どうにもお疲れ気味なので、今日はゆっくり休みます。

ブログ書くのは楽しいんだけど、書いた後はドッと疲れてしまうので、ここらで英気を養おうと思います。






僕のブログを楽しみにしてくれてる人達へ。



皆さんのおかげで僕も楽しくブログを書けています。

楽しみに待ってくれてる人達がいるから頑張れてると日々実感しております。

また皆さんの1日がハッピーになるような記事を書けるよう頑張るので、これからも宜しくお願い致します。



明日になれば、またいつものように書くかもしれないし、ちょっと今は何も考えずにいよう。

こういう日も大事だね。







寒くなると心身共に体調を崩しやすくなるので、皆さんも無理せず、しんどい時は自分の身体を労ってあげて下さい。



「俺、今日も1日よく頑張った!!」



……と、自分を誉める癖を身に付けております(笑)。



ポジティブな自己暗示。


是非、お試しあれ。







THE STONE ROSES / How Do You Sleep
https://youtu.be/7PeHTEJrW_8


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HAPPY MONDAYS(ハッピー・マンデーズ)

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昨夜、映画『24アワー・パーティ・ピープル』を観賞した。

舞台となっているイギリスはマンチェスターのクラブ“ハシエンダ”で、パンクロックに触発されて「自分たちの手で新しいことをやろう!!」と立ち上がった人達の話だ。

イアン・カーティス率いるジョイ・ディヴィジョンから始まり、彼の死後に結成されたニュー・オーダー、それに今回ご紹介するハッピー・マンデーズ(HAPPY MONDAYS)がその歴史に大きく関わっていた。


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80年代以降のロックといえばテレビ受けするボン・ジョヴィやMr.ビッグ、それにガンズ・アンド・ローゼズなどしか知らなかった高校生の僕が、本格的に聴くようになったのはストーン・ローゼズブラック・クロウズのおかげだというのは、以前にもブログに書いた通りだ。

それまで大衆受けする所謂(いわゆる)“産業ロック”がテレビやラジオなどを通してよく耳にしていた頃、ストーン・ローゼズを聴いた瞬間は忘れられない。

素朴で、だけど花びらが咲くようなキラキラしたサウンドには『ああ、こういうロックもあるんだな……』と感じ、それからは大手レコード会社より小さなインディーレーベルのバンドを積極的に探すようになった。


そして、ストーン・ローゼズがアルバムデビューした89年前後から、彼らの故郷であるマンチェスター出身のバンド勢が盛り上がっていたのを知る。

それが“マンチェスターブーム”と言われるもので、“マッドチェスター(mad=狂った)”なんて呼び名もあり、90年代初頭まで続いたとのこと。


ストーン・ローゼズを好きになった僕は、片っ端からこの時代のアルバムを見つけては聴いていき、その中の1枚にハッピー・マンデーズの“PILLS 'N' THRILLS AND BELLYACHES”があったのだ。

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ローゼズやマンデーズをはじめ、シャーラタンズジーザス・ジョーンズなども聴いていった。

……が、最初は大衆受けする音楽とは一味違ったマッドチェスターの音が新鮮に感じて良かったんだけど、そのうち何だか飽きてしまい、ほとんどのアルバムを売っぱらってしまったのだ(苦笑)。

その中にはハッピー・マンデーズのアルバムも入っていて、正直なところ、ボーカルのショーン・ライダーの声もそんなに好きじゃなかったし(汗)、自分にはずっと聴き続けられるタイプの曲調ではなかったのが理由だ。

彼らの写真を見ても野暮ったいし(ボロクソやなぁ……汗)、「マンチェスターブームの主役はローゼズとハピマン」なんて当時の記事によく書かれていたけれど、ストーン・ローゼズの連中は見た目もカッコ良かったし、アイドル的な魅力も備わっていたんだと思っている。


見た目ってホント重要よ!



それに、何といってもストーン・ローゼズの曲は今でもずっと聴けるんよね。ここが最大の違いなんじゃないかな。


結局、ローゼズとシャーラタンズ以外の“マッドチェスター”は全部処分したんだけど、何年も経ってからマンデーズだけはまた聴きたくなり、アルバムを買い直して今も所有している。
(注:今はハピマンも好きです!)





……と、ハピマンについて書いてるのにボロクソだと今気付いたが(汗)、冒頭に紹介した『24アワー・パーティ・ピープル』で彼らの物語も語られていたので、それについて少しだけ触れておこう。

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ボーカルのショーン・ライダーとダンサーのベズがビルの屋上に行き、飛んでる鳩の群れに石を投げて落としまくっており、作品中では作り物の鳩だったが、これは実話だとのこと。

アーバスの中ではドラッグをキメまくったりと、まあ典型的なロックンロールライフと言ったらそれまでだけど、とりあえず感じたのは『クソ野郎共やな……!!』という感想しか思い浮かばなかった。
(やっぱり全く誉めてないのである 苦笑)



それでも、こんなチンピラ連中でも、本気になれば自分たちの力で道を切り拓けるもんだから、そこは素直に見習うべきところだよ。
(やっと誉めた!笑)


『24アワー・パーティ・ピープル』で、ハシエンダの人達やハッピー・マンデーズをはじめとするバンドを観ているうちに、“パンクの精神は形を変えて、ずっと受け継がれているんだな”と感じたのだ。









Kinky Afro
https://youtu.be/O8maBsuhHr4


Step On
https://youtu.be/2CQLAhNlbfQ


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Pills 'N' Thrills & Bellyaches

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24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

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  • 発売日: 2003/09/05
  • メディア: DVD

冬の名曲 Part1

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毎年、冬になるとどこもかしこもクリスマスソングが流れていて、マライア・キャリーだったり、ワム!(Wham!)だったり、山下達郎などが流れているけど、僕にとってのクリスマスソングといえばローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES)の“Winter”だ。


ストーンズといえば“ロックンロールバンド”というダーティーなイメージを作り上げた人達で、代表曲のほとんどはライヴで盛り上がるものばかりなので、それしか聴いたことが無い人も多いだろう。

……が、世界的に人気のあるバンドやミュージシャンって有名な曲ばかりでなく、“隠れた名曲”がたくさん存在しているおかげでコアなファンがいるんじゃないかな、と僕は思っている。


ストーンズにもそんな“隠れた名曲”が山ほどあって、1973年発表のアルバム“GOATS HEAD SOUP(邦題『山羊の頭のスープ』)”に収録されているのが『ウィンター』だ。

このアルバムにはストーンズ最大のヒットバラードである“Angie(悲しみのアンジー)”が収録されていて、世間では“『アンジー』が入っているアルバム”ぐらいの認識しかされていないが、個人的には『アンジー』よりも断然『ウィンター』の方が好きだったりする。

こういう所がひねくれ精神の持ち主なんだろうな(笑)。



ストーンズ黄金期を支えたギタリスト、ミック・テイラーの流麗なギターソロと壮大なストリングス、それにミック・ジャガーの哀愁漂う歌声が“冷たい冬”を想起させてくれる。



僕にとっての“冬の定番ソング”はこの『ウィンター』だ。







THE ROLLING STONES / Winter
https://youtu.be/cpUuU07_iMc


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Liquid Sound Company(リキッド・サウンド・カンパニー)

1960年代中期に誕生したサイケデリックミュージック。

LSDなどのドラッグを使用した際に見られる幻覚や幻聴からインスピレーションを得て生まれたその音楽ジャンルは、後に出てくる全ての音楽に多大な影響を与えただけでなく、ファッションやアートにも今や“サイケデリック”というのは当たり前になっている。

僕が本格的に海外のロックを聴き始めたのは60年代のローリング・ストーンズをはじめとするバンド勢で、色々と掘り下げていくうちにグレイトフル・デッドやジェファーソン・エアプレインといったサイケデリックロックバンドに辿り着いたのは必然だった。

催眠術的とでも言えばいいのか、その音楽性はありきたりのロックンロールとは一味も二味も違っていて、アツく熱狂させてはくれるが、異種異様な世界観に溢れていた。




何年か前、ふと『究極の音楽って存在するのか?』と疑問に思い、所有していた歴史的名盤と呼ばれるアルバムを筆頭にYouTubeなどで片っ端からいろんな音楽を聴いていた時期がある。

そこで感じたのは、自分にはサイケデリックミュージックというジャンルは究極の音楽のひとつだ、ということ。

前述のグレイトフル・デッドをはじめ、ビートルズローリング・ストーンズ、バーズ、ジミ・ヘンドリックスなど、どのバンドもこぞってサイケデリックサウンドを取り入れ、それは現代にも受け継がれている。




そんな中で見つけたのが、リキッド・サウンド・カンパニー(LIQUID SOUND COMPANY)というバンドだ。


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このアルバム“Inside The Acid Temple”の音源を聴いてみると、思い描いていた“サイケデリック”という世界そのものだった。

60年代のバンド勢と同じくブルースが土台となっているが、グレイトフル・デッドの世界観を更に先に進め、“ドラッグ無しでトリップできる音楽”だと思っている。


リキッド・サウンド・カンパニーのことを調べてみると、彼らは90年代から活動していて何度もメンバーチェンジを繰り返してはいるが、バンドとして今もずっと続けているようだ。

発表したアルバムも3枚のみで、あとは数枚のEPだけ。しかも、そのどれもが高騰して手に入らなくなっているか、完全に廃盤になっているかという状態だ。

生産した枚数も極端に少なく再発しない。そして、僕みたいな連中がこういう音に魅了されるので、余計に手に入れられなくなってしまう。



そうやって諦めていたら、彼らの現時点での最新アルバム“Acid Music For Acid People”が再発していたので、今日やっと手に入れることができた。

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アルバムのアートワークも含めてのサイケデリックワールドだと思っているし、僕は古いタイプの人間だからね、こういうジャケットは手元に置いときたくなってしまう。



他のアルバムも再発してくれないかなぁ……。








Acid Music For Acid People
https://youtu.be/L-R_9giSvYE


Inside The Acid Temple (Full Album)
https://youtu.be/b3YS7PzHHH0


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