SEX PISTOLS(セックス・ピストルズ)
昨年観たパブリック・イメージ・リミテッド(=P.I.L.)のライヴ後から『書こう、書こう』と思いながらも、何度もボツにしてしまったセックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)。
P.I.L.で初めて観たヴォーカルのジョン・ライドンはデビュー当時の面影が全く残っていなくて、まるで別人のようだった。
そんなジョン・ライドンさんがセックス・ピストルズとして世に出てきた時の名前が“ジョニー・ロットン”で、僕としては今でもこの呼び名でのイメージが強い人だったりする。
今回、ピストルズのことを書こうと決めたのは、ちょっとした理由がある。
先日観た.es(ドットエス)のライヴの二次会で、サックス担当の橋本孝之さんが「究極のロックアルバムって何かなと考えた時、セックス・ピストルズの“NEVER MIND THE BOLLOCKS(邦題『勝手にしやがれ‼』)”だと思う」と言われていたからだ。
橋本さんのように前衛音楽をやっている方からNo.1ロックアルバムにこのタイトルが出てきたのは少し意外だったが、そういえば以前に「パンクやニューウェーヴなんかも本当は大好きなんですよ」と言われていたので、なるほどとも思ってしまった。
そして、もう一人、僕の友人であり恩人である“Lさん”もピストルズが唯一残したこのオリジナルスタジオアルバムが「史上最高のロックアルバムだ」と言われており、それは彼が取ったアンケートでも証明されていたのだ。
「この通り、歴史が証明している!」と言っていた。
“セックス・ピストルズの何が偉大だったか?”
たった1枚のアルバムとアティチュード(=態度、姿勢)で、それまであったロックの価値観をブチ壊し、新たに創造してくれたのは、リアルタイムで体験できなかった僕にも伝わってくる。
まだ洋楽なんてろくに知らなかった中学生の頃、ブルーハーツを毎日聴き狂っていた僕が“彼らの元ネタ”という感じで紹介されて知ったセックス・ピストルズ。
名前からして嫌悪感を抱いてしまったが(汗)、とにかく何故だかワクワクしながらCDを再生したのを覚えている。
M1“Holidays In The Sun”の行進する足音から始まったこのアルバム。
冒頭から34秒でジョニー・ロットンが彼独特の巻き舌で
“I don't wanna holiday in the sun~……ニャッ!!”
と発した瞬間、反射的に指が停止ボタンを押したのは忘れられない……(汗)。
『…………これが音楽かよっ……!!』
……と、全身で拒絶反応を起こしてしまったセックス・ピストルズ。
そんな僕が、高校生になって本格的に洋楽を聴くようになり、NHKで放送していたロックヒストリー番組で当時のライヴ映像が流れ出した瞬間にブッ飛んでしまったんだから、もう、時代も何もかも超越している存在だと感じてしまった。
彼らのファッションひとつとっても、今見ても全然古さを感じないし、サウンドは荒々しいけどシンプルなスリーコードのロックンロールナンバーで、政府や王室批判など過激な歌詞なのに、曲調はポップという。
やっぱり、間違いなく“究極のロックアルバム”だ。
完璧なアルバムで、彼らの存在は“あの時代”に絶対必要としていたものだったんだろう。
Anarchy In The UK(LIVE)
https://youtu.be/94DNV6oM8HU
God Save The Queen
https://youtu.be/02D2T3wGCYg
Holidays In The Sun
https://youtu.be/2Ah1JM9mf60
Bodies(LIVE)
https://youtu.be/glgDZN3p1wM
Belsen Was A Gas(LIVE)
https://youtu.be/D2yPZ5OZ4Ik
- アーティスト: SEX PISTOLS
- 出版社/メーカー: UNIVE
- 発売日: 2012/05/29
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- アーティスト: セックス・ピストルズ
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2012/10/31
- メディア: CD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
GALAXIE 500 / On Fire(1989)
先週は体調を崩しがちだったのもあり、部屋に居る時はマーキュリー・レヴをはじめとする“トリップミュージック”ばかり聴いて過ごしていた。
“トリップミュージック”って表現はその時に何となく浮かんできたんだけど、非現実なものだったり、白昼夢的なサウンドを聴いてるうちに、そんな風に感じたからだ。
今回ご紹介するギャラクシー500(GALAXIE 500)の2ndアルバム“On Fire”も先週ずっとループして聴いた1枚で、ちょうど不安定な僕の心情にピッタリ合っていた。
正直言って、僕はこのバンドに関してはあまり詳しくない。
友人Lさんに紹介され、彼がプレゼントしてくれたCD-Rでこのアルバムを聴いてたぐらいだ。
先週、ぐで~~っと横になってる時に久々聴き返してみたらだんだんと好きになってきて、Spotifyで他のアルバムも検索して聴いていった。……が、Lさんが紹介してくれたこの『オン・ファイヤー』がやはり一番お気に入りになり、何度も何度もリピートし、今日も聴いている。
余談だけど、こういうバンドの呼び名って、みんな数字を日本語読みしてるのかな?
紹介してくれたLさんは「ギャラクシーごひゃく」と言われていたけど、海外バンドを日本語読みするのが何だか気持ち悪いので、僕は「ギャラクシー・ファイヴ・ハンドレッド」と呼ぶようにしている。
……ま、どっちでもいいか(笑)。
紹介してもらった当時は「音数も少なくて、物静かなサウンドだなぁ……」ぐらいの印象しか残らなかったんだけど、ぐったりと横になりながら聴いてたら、ス~~ッと身体の芯まで染み込んでくるようで、これがとても心地好かった。
やっぱり、音楽って聴く人それぞれの生まれ育った環境や生まれもった性格だけでなく、その時の精神状態や、積み重ねてきた人生経験なんかにも物凄く左右されるもんなんだなぁ、なんてことを『オン・ファイヤー』を聴きながら感じた。
聴いてると、何だか懐かしさを感じさせてくれる。
疲れた心と身体に染みる音。
うん、癒されるね。
Blue Thunder
https://youtu.be/lc3kxjy2GNk
Strange
https://youtu.be/CO29Pz2Hw5w
Is'nt It A Pity
https://youtu.be/kGuT5IT2bBg
Strange(LIVE)
https://youtu.be/mkgfrOt_Gj0
.es(ドットエス) “Gather - Gift” Closing LIVE(2019.03.16)
ギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて開催していた展覧会“Gather - Gift”。
最終日にあたる2019年3月16日(土)に行われたクロージングライヴ。
ノマル専属アーティスト“.es(ドットエス)”がラストを締め括った。
ドットエスは橋本孝之(サックス、ハーモニカ、ギターetc.)とsara(ピアノ、カホンetc.)の二人組で、“コンテンポラリー・ミュージック・ユニット”と紹介されている。
“コンテンポラリー”は、“今日的な”や“現代の”という意味になる。
ドットエスの演奏は何度も観ているが、これが僕にはどうにもずっと引っ掛かっていて、謎だった。
そんな“謎の二人組(?)”や前衛芸術家たちの作品に刺激を受けている僕にとって、ノマルという場所は、いつの間にか“創造の源”のような場所となっていた。
定刻の19時半。
スタッフから短い解説が終わり、ライヴが始まった。
いきなりジミ・ヘンドリックスばりのフィードバックノイズが会場全体に轟きだした。
スケールを弾くわけでも無く、かといってコードを掻き鳴らすわけでも無い。
目を“カッ!”と見開くようなギターを炸裂させたかと思えば、すぐさまアンプの電源をオフにする。
ギブソンの生音が時計を刻むように“カチッ、カチッ……”とかすかに聴こえてくる。
そして、再び雷鳴のようなエレクトリックノイズ。
ピアノの鍵盤だけでなく、調律弦を爪弾くというsaraさん独自の音が、隙間を縫い合わせていく。
時には、鍵盤の裏側を打楽器にして指先で叩く。
そこには、五線譜では描かれることの無い、ただの“ノイズ”が存在していた。
橋本氏はギターからサックスにチェンジし、最後はハーモニカへと繋げていく。
どの楽器を使っても“橋本節”は変わらない。
saraさんはピアノの鍵盤を荒々しく叩く。
中盤から後半にかけては、まるでニューヨークパンクの雄であるテレヴィジョンのトム・ヴァーレイン並みの“痙攣ギター”ならぬ“痙攣ピアノ”とでも言えばいいのか、音楽というものを根底から破壊していくようだった。
真っ白な会場内を縦横無尽に駆け巡る音の塊から、ほんの一瞬だけ感じられる、メロディーの“漏れ”。
“ジミヘンばりのフィードバックノイズ”、“トム・ヴァーレイン並みの痙攣ピアノ”なんて、自分が今まで聴いてきた音楽知識から掘り起こされたように感じたが、結局のところは“.esの音”で、それは他の何者でも無い。
何のルールも無い、何の縛りも無い、彼ら二人だけが鳴り響かせられる音。
ただ、それだけだ。
……ライヴ終了後。
ドットエスのお二人と、今回の展覧会に作品を展示された三作家(稲垣元則、田中朝子、今村源)、それにノマルオーナーである林聡氏のトークイベントが行われ、今回のテーマ“漏れ”についてそれぞれが感じたままに話された。
そして、ちょっとしたサプライズがあった。
オーナーの林さんから、この夜集まったお客を代表して、僕に今回の展覧会の感想を指名してくれたのだ!
……いや、何となく当てられそうな予感がしたんですけど(汗)。
この時は本当に不思議だったんだけど、なんか、テレパシーのようなものを感じてしまって、『俺が言わなきゃ!』という気持ちが林さんやノマルに通じてしまったのかもしれない。
最初は『何も無い……』と呆気にとられたこの真っ白い空間が、何度も足を運ぶことによって、自分の創造力を刺激された話を素直にぶつけてみた。
ドットエスの演奏も『よく分からない』から始まって『でも、何かがある』と感じて、今に至っている。
それでも、正直なところ、今でも“よく分からない”ままだったりする。
今回、展示された田中朝子さんの“たくさんの角砂糖を正方形にしたもの”も、最初見た時は信じられない思いだった。
稲垣元則氏の木々の写真や映像も、ただそこに存在しているものを映し出していた。
今村源氏の“空洞の回転する部屋”も、何だか分からない。
だけど、今回展示された三作家の作品はバラバラなはずなのに、不思議と統一感があるのも印象的だった。
各作品やこの日の演奏には“漏れ”があって、その隙間を観た人それぞれの創造力で埋めていき、完成させる。
今回の展覧会初日、初めて入った時の、あのワクワク感を僕は忘れない。
冒頭に書いたドットエスの“コンテンポラリー・ミュージック”については、今回も謎のままだった。
ただ、展示されている作家の作品を観て、ドットエスをはじめとするミュージシャンたちのライヴをたくさん観てきて感じるものがある。
ここに居ると、今が2019年なのかどうかも分からなくなることがあって、1950年代にでもタイムスリップしたかのような錯覚に陥る時がある。
ここが日本でなくて、ヨーロッパのどこかの国やニューヨークにでも居てるような感覚に襲われることもある。
“コンテンポラリー” = “今日的な”、“現代の”とはかけ離れているかもしれないけれど、彼らは“今、この瞬間にしか生み出せないもの”を創造しているように感じた。
MERCURY REV(マーキュリー・レヴ)
アメリカを代表するサイケデリックバンド、マーキュリー・レヴ(MERCURY REV)。
初めてこのバンドの名前を知ったのは中古レコード屋でアルバムを見つけた時だったと記憶しているが、実際に聴いたのはそれから何年も経ってからだった。
バンド名がカッコイイのって印象に残るからね、ずっと心の隅に引っ掛かっていたんだろう。
僕がマーキュリー・レヴを初めて聴いたのは4thアルバム“Deserter's Songs”で、それも何となしに買ったのを覚えている。
後で知ったけど、このアルバムと次作の5th“All Is Dream”がバンドの代表作と言われているらしい。
もちろん、この2枚は僕も気に入ってるし、ドリームポップな音作りと世界観は大好きなので、『マーキュリー・レヴって、こんなドリーミーなバンドなんだな~』という印象だった。
……しかし、このバンドの初期は別のボーカリストが在籍していて、デビュー当時はかなり“ヤバイ音”を出していたのを後で知ることになる。
デビューから2ndアルバムまでヴォーカルを担当していたデヴィッド・ベイカーの狂人的な歌い方と、トチ狂ったようで、実は細部にまでアレンジを練り尽くした音楽性は、大衆ウケはしないが一部の熱心な音楽ファンを虜にするだけの魅力を兼ね備えていた。
(上から1st“Yerself Is Steam”、2nd“Boces”)
2ndアルバムの後にデヴィッド・ベイカーは脱退、代わりにギターを務めていたジョナサン・ドナヒューがヴォーカルを担当することになる。
ジョナサンの歌い方が甘い天使のような囁き声だったからだろう、徐々にバンドの音もジョナサンの声に呼応するかのように変革していったように感じた。
そして、“ポップで聴きやすい音楽”になったおかげで、一部のマニアにしかウケなかったこのバンドは大成功を収めるようになった。
マーキュリー・レヴの歴史を知った時、以前書いたピンク・フロイドにも通じるものがあると僕は感じた。
ピンク・フロイドもデビュー当時はシド・バレットというボーカリストがいてマニアックな音楽をやっていたが、彼が抜けてからモンスターバンドへと成長していったし。
ただ、マーキュリー・レヴの初期アルバムを聴いてると、確実にいろんなバンドへ影響を与えたのも分かる。
特に、初期のザ・ヴァーヴなんかは思いっきり影響を受けてるはずだと確信している。
マーキュリー・レヴは今でも素晴らしい音楽を作り続けている人達だけど、もしもパラレルワールドなんてのが存在するなら、デヴィッド・ベイカーが在籍したままのバンドの姿というのも見てみたい気がする。
この路線が好きな人って絶対いてるはずだし、こういう音楽をライヴで聴いたらたまらんだろうしね(笑)。
「あまりに音がデカすぎる!!」という理由でライヴを中断されたこともあったと言われているし、そんなステージを生で観られた人達が羨ましい……。
一度で良いから、こんなにヤバくて、カッコイイ音を全身で浴びてみたい。
当時の音を聴いてるだけでも、そう思わせてくれる魅力に溢れている。
Something For Joey
https://youtu.be/8h2VvMgwIF4
Sweet Oddysee Of A Cancer Cell T' Th' Center Of Yer Heart(LIVE)
https://youtu.be/a7enLH81t9Y
Very Sleepy Rivers(LIVE)
https://youtu.be/UL6xI9pRqAk
- アーティスト: Mercury Rev
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1993/06/01
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: MERCURY REV
- 出版社/メーカー: JUNGLE/MINT
- 発売日: 2016/08/17
- メディア: CD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
お疲れ気味です……。
5日ぶりのブログです。
中4日も空いたのっていつ以来や?!
う~~ん、前回で200回に到達して失速したのか……?
いやいや、そんなことはありません。
日曜日から疲れ気味で、部屋に居る時はずっと横になってます。
やりたいことはいくらでもあるんだけどねぇ……。
こういう時は無理せずに、ゆっくり身体を休ませとこうと思いますよ。
横になりながらも音楽はちゃっかり聴いてるのでネタは色々あるんですが、また大量にボツにしてしまいそう……(汗)。
調子が戻れば明日にでもまた普通に音楽記事をアップしようと考えているので、全世界80億人の【まったり日記】読者の皆さん、楽しみにしていて下さい!
(注:2019年3月の時点で世界人口は80億人もいません 笑)
今日は火曜日か……。
この三日間はひたすらサイケデリックばっか聴いてたので、次回はそれについて書こうと思います。
また超お勧めのヤバイやつなので、お楽しみに(笑)。
今夜の1曲はレッド・ハウス・ペインターズを聴いて、しっとりと夜をお過ごし下さい。
更新できてない時でも当ブログをチェックしてくれている皆さんに感謝!
それでは、また次回お会いしましょう♪
RED HOUSE PAINTERS / Cruiser
https://youtu.be/OgZdeLQXHyo
“ブログ200回目はTHE INNOSENCE MISSION”の巻
今回で当ブログも200回目となりました!
よ~~続いてるわ、ホンマに(笑)。
またチョ~~ダラダラと思い付くままに今回は書いていくので、興味無い方は毎度のごとくスルー!(笑)
去年の夏頃から1週間に4~5記事はアップしてたのかな?多い時は20日間ぐらい連続で毎日アップしてたもんな~。
こうやってブログを書いてて思うけど、毎日続けるのってホント大変だね(汗)。
好きでやってるけど、『ああ~~、今日は書くのダリぃなぁ……』なんて思うこともしばしば。
たまに休む日もあるけど、そういう時はゆっくり身体を休めたり、友達と会ったり、時間の許す限り本を読みまくったりしております。
最近も、夜中4時半ぐらいまでずっと本を読み続けることが多くて、部屋の電気がついたまま眠ってたり。
日中も眠くなることがあるんだけど、なんかねぇ……こういうのってスイッチ入るとしばらく続くんですよ。
今は「やれるだけやってみよう」、という感じです。
ブログの話だと、まあ、アレだね。
最近はアクセス数がかな~~り減ってきておりますです、ハイ(泣)。
毎日更新してると“読む側”も必ず“飽き”がくるのも分かるしね、これは避けられないんだと思う。
3月3日だったかな、初めて1日のアクセス数が200件を超えて『やったーーっ!!』と思ってたんだけど、そこからは1日50件ぐらいに減ってしまった(汗)。
今で約1年4ヶ月ブログ運営して色々と分かったことがあって、“60年代や70年代のレジェンドバンドを今更オレが書いてもほとんど読まれない”という……(泣)。
ストーンズネタとか書いても【注目記事トップ5】に全然入らんし(泣)。
それに、最近で言うとメレディス・モンクとか、ああいうのを取り上げても一般の音楽ファンには完全にスルーされてしまう。
グレイトフル・デッドとメレディス・モンクを2日続けて書いて、自分でも『アクセス数、激減するやろなぁ……』と思ってたら、見事に予想的中してるし!(汗)
しかし、それでも俺は我が道を貫くのだ!!(笑)
先月もリンゴ・デススターとアシッド・マザーズ・テンプルを観に行ったけど、ぶっちゃけて言うとチャーチズやティーンエイジ・ファンクラブを観てブログ書いた方が一般のロックファンにはウケが良いやろな、というのも分かってるんだけどねぇ……。
ま、結局は自分の観たい方を選んだわけだし、後悔はしてない。ライヴも最高だったしね。
何てったって、自分のブログなんだから、自分の思うがままに書くべきだろう。
正直言ってチャーチズは観たかったけど、なんと今年のサマソニで早々に再来日すると知り、今度こそは観ようと思っている。
大阪ではレッチリが金曜日って、観るの厳しいかな(汗)。
チャーチズとウィーザー目当てでサマソニ行こうかな~と考えております。
それと、僕は自分のブログを人に教える時も、推しが足りないんだろうな。
初対面の人にブログのことを教えることもあるけど、「もし良かったら見てやって下さい」程度にしか言わないし。
ずかずかと言ってくる人もいるけど、俺はああいうのが嫌だし。
『読みたい人だけ読んでくれたら良いや』と思ってるし、楽しんで読んでくれるのが一番だからね。
……とは言いつつも、やはりアクセス数はモチベーションになっていたりするので、ホンマ自分でもややこしい奴っちゃなぁ~~、と思ったりするのである(笑)。
このブログの存在を知ってる人もまだまだ少ないだろうし、先ずは知ってもらうことなんだろうね。
それも、これからの課題だな。
こうやってブログを続けていて、今のところコレで副収入を得ているわけではないです。
……が、ブログをやっていて良かったな~と思うことは本当に多々ある。
プロのミュージシャンや作家さんとも知り合えたし、僕がブログを書くことで、彼らに貢献できてるという自負もある。
今までは全くの別世界の人達だと思っていたアーティストの方々とも繋がるようになれたし、僕自身も胸を張って彼らと接することもできている。
良い刺激を与えてくれる人達のことを、僕は本当にリスペクトしている。
ただ、その一方で『俺も負けてねえぜっ!!』なんて心の中で思っていたりする(笑)。
それも、このブログを続けているおかげで自信が付いたから、やっぱりライフワークとしてこれからも続けていくべきだね、うん。
そして、何よりも毎回楽しみにしてくれているそこのアナタ!!(笑)
アクセス数が1つでも増えているのを見るたびに『ああ、俺のブログを読んでくれてる人がいるんだ!』と、これが最高に嬉しいのですよ。
ネットを通じてブログ外でコメントをくれる人達もたまにいて、寝耳にウォーターな展開でルー大柴に代わって本当に感謝しています!
(だからルー大柴は関係ねえっつ~~の!笑)
……というワケで、ホンマに思いのまま書き綴ったけど(汗)、皆さん、これからも宜しくお願い致します。
今夜はイノセンス・ミッション(The Innosence Mission)のカバー曲を聴きながらお休み下さい。
布団に入って聴いたら癒されますよ、うん♪
Over The Rainbow
https://youtu.be/x_0inYOAxAo
What A Wonderful World
https://youtu.be/w62QtRPf64M
Prelude In A
https://youtu.be/AyWeAH6bcY4
SOS
PRODIGY / THE FAT OF THE LAND(1997)
そういや、プロディジー(PRODIGY)の『グレイテスト・ヒッツ1990 - 2005』に付属していたライヴDVD観てなかったな。近々観ようっと。
……なんて思っていた矢先に入ってきたキース・フリント死亡のニュース。
突然過ぎて、なんだか信じられん……。
自殺と報道されているが、こういうニュースを聞くたびに、誰もが羨むほどの成功を手に入れた人の心の闇というか、誰にも理解されず苦悩していたのかな……なんてことを、いつも考えてしまう。
プロディジーを僕が知ったのは1,000万枚以上のセールスを記録したと言われるアルバム“THE FAT OF THE LAND”だったけど、ライヴ映像から入った僕は、彼らのパフォーマンスに嫌悪感を抱いたのは忘れられない。
それも、特にキース・フリントの“両サイドモヒカン”(?)とでもいうヘアースタイルと、ライヴ中に牛のようにヨダレを垂らしまくっている姿に辟易してしまったからだ。
セックス・ピストルズのジョニー・ロットンを太らせたような風貌はインパクト大だったが、とにかく彼らに対して拒絶反応しか起こらなかったのを覚えている。
“Breathe”や“Firestarter”のミュージックビデオもよく流れていたので観てはいたが、やはり、どうにも好きになれなかった。
プロディジーを好きになったのはそれから随分経ってからのことで、テクノやミクスチャーという音楽に興味を持ち始めた頃だった。
『そういや、プロディジーってアルバムを通して聴いたこと無かったな』と、自分の中にある“プロディジー潔癖症”ともいえる先入観を一度取っ払い、出来る限り真っ白な状態で彼らの音楽と向き合うように心掛けた。
そしたら、
『このアルバムめちゃめちゃカッコイイやん!!』
と、それまでの評価がガラリと一変したのだ。
僕の一番お気に入りは、ラストを飾るM10“Fuel My Fire”で、ここに来るまでの道程でテンションを上げまくり、最後にドカンと一発ブチかます。
この展開がたまらなかった。
バンドはこのアルバムを絶頂期に、その後少しずつ話題にならなくなっていったかもしれないけれど、後のアルバムも聴いてみたら、やっぱり単純に“カッコイイ”と思う。
90年代後半という時代にピッタリ合った『ファット・オブ・ザ・ランド』の後も自分たちのスタイルを崩さずに続けていたその姿には、彼らにロックを感じる。
Fuel My Fire
https://youtu.be/teLtKlKTn5g
Breathe
https://youtu.be/rmHDhAohJlQ
Firestarter
https://youtu.be/wmin5WkOuPw
- アーティスト: Prodigy
- 出版社/メーカー: Xl
- 発売日: 2009/11/02
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- アーティスト: プロディジー
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 1997/06/30
- メディア: CD
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
Meredith Monk / DOLMEN MUSIC(1981)
「誰だコレ?知らねーーな」とスルーする前に、とりあえず読んでほしい(汗)。
当ブログの読者は海外のロック好きがほとんどだと思うが、今回は現代音楽のメレディス・モンク(Meredith Monk)が発表した“DOLMEN MUSIC”(1981年)について、僕なりの感想を書いていく。
……というのも、このアルバムを知ったのはつい最近のことで、しかもメレディス・モンクという人すら名前もろくに知らなかった。
現在、大阪市内にあるギャラリーノマル(Gallery Nomart)で開催中の展覧会“Gather - Gift”に参加されている作家の稲垣元則氏が紹介していたアルバムで、先日再びノマルへ行った時、ジャケットのアートワークに惹かれたのがキッカケだった。
直ぐにSpotifyで再生し(ホント、便利だな)、展示されている作品群を前に聴いてみると、これが僕の大好きなコクトー・ツインズ(Cocteau Twins)に通じるものがあったのだ。
というか、この人の歌唱法はコクトー・ツインズのヴォーカル、エリザベス・フレイザーにソックリで、しばらくその場に立ち尽くしてしまった……。
このアルバム『ドルメン・ミュージック』が発表されたのは1981年。
そして、コクトー・ツインズがデビューしたのが1982年。
僕は当時のことなんてリアルタイムで知らないので何とも言えないが、音楽誌でエリザベス・フレイザーとメレディス・モンクの歌唱法について書かれた記事というのはネットでも見たことが無い。
コクトー・ツインズはスージー&ザ・バンシーズなどひとつ上のパンクバンド達から影響を受けたとされているが、多分……いや、きっとメレディス・モンクの『ドルメン・ミュージック』を聴いてたはずだと確信した。
エリザベス・フレイザーの、あの変則的なヴォーカルスタイルがどうやって生み出されたのかずっと気になってたし、必ず元ネタというか、強く影響を受けた歌い手がいるはずなんじゃないかと思っていたので、このアルバムを聴いて“線”が繋がったように感じた。
海外のアーティストって一番影響を受けた人については語りたがらないようで、それってマジックの“種明かし”をしてしまうことと同じようなものだから言いたがらないんだろう。
……と、ここまで書いて全く予想が外れてたらどうしようかと思うが(汗)、まあ、そうやって想像するのも楽しいし、べつに良いじゃないか!ということで(笑)。
ただ、これは当たってるんじゃないかな。
それは、音源を聴けば分かると思う。
そして、このアルバムが間接的に後のロックミュージックに与えた影響というのも僕は感じたし、今でいうシガレッツ・アフター・セックスなどのミニマル音楽へと受け継がれていってると感じたのだ。
Fear And Loathing In Gotham - Gotham Lullaby
https://youtu.be/XydwPP04K7c
Education Of The Girlchild - Travelling
https://youtu.be/t1qGpLSCsjA
GRATEFUL DEAD / ANTHEM OF THE SUN(1968)
サイケデリックロックの代表格であるグレイトフル・デッド(GRATEFUL DEAD)を知ったのは高校生の頃で、当時、NHKで放送していたイギリスはBBC制作のロックヒストリー番組でのことだ。
全10回の放送で、毎回テーマに沿った内容をガッツリと一時間やっていたその番組のひとつに“サイケデリック特集”が組まれていたのだ。
そこで紹介されていた60年代ヒッピームーヴメントは、高校生の僕にはとてもショッキングだった。
ブラウン管の向こうに見える“フラワーチルドレン”と呼ばれる人達は、“愛と平和”を謳(うた)い、誰も彼もが出会った瞬間にハグし、熱いキスをしては抱きしめ合う。
ジェファーソン・エアプレインやジャニス・ジョプリン率いるビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーをはじめとするサンフランシスコ出身のバンドの演奏に合わせ、女は軽やかに舞い、男は激しく身体を上下に揺さぶる。
映画などのフィクションでも無く、こんな現実離れした出来事がずっと昔のアメリカに、実際にあったというのが信じられなかった。
深夜、テレビを通して僕の目の前に現れた“サイケデリック”という世界。
そこは、絵の具が垂れてくるような、水滴がゆっくりと落ちてくるような映像と、身体の芯まで陶酔させてくれる音が一体となっていた。
“幻覚”や“幻聴”をイメージさせるサイケデリックワールドに、当時の僕は魅了されてしまった。
イギリスでは初期ピンク・フロイドが紹介されたりと、いくつものサイケデリックバンドが出てきたが、音と映像が一番シンクロしていたのがグレイトフル・デッドだった。
彼らの2ndアルバム“ANTHEM OF THE SUN(太陽の賛歌)”をBGMに、LSDをやっている人達の青く歪んだ世界は、アルコールの何十倍も何百倍も強烈にブッ飛んでいた。
組曲形式で流れるこのアルバムは、今も僕を現実逃避させてくれる。
この『太陽の賛歌』を聴けば、いつでもブッ飛んで、いつでもサイケデリックの世界に迷い込むことができる。
New Potato Caboose
https://youtu.be/6t0vFlM7tig
- アーティスト: Grateful Dead
- 出版社/メーカー: Rhino
- 発売日: 2018/07/13
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
THE STONE ROSES(1989)
80~90年代のイギリスを代表するバンド、ザ・ストーン・ローゼズ(The Stone Roses)。
当ブログ内でもストーン・ローゼズの話は度々出ているし、ギタリストのジョン・スクワイアについても以前ガッツリ書かせて頂いたが、バンドに焦点を当てて書いたことが無いので、今回やっと登場だ。
(以前書いたJohn Squireの記事)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/09/04/005906?_ga=2.94949212.1947094162.1523076954-1379661237.1511483358
……ということで、今回は彼らのデビューアルバムである“The Stone Roses”について、僕の思い出を書き綴っていく。
(89年当時の邦題は『石と薔薇』です)
18歳の頃、当時通っていたレコード店の店長に「80年代以降のお勧めのバンドって何かありますか?」と質問し、「あるよ。ストーン・ローゼズ」と即答で言われたバンド名だ。
それまでもストーン・ローゼズという名前はCDショップで見かけて知っていたが、ガンズ・アンド・ローゼズとローリング・ストーンズのパクリバンドなのかと単純な発想で勝手に嫌悪感を示してしまっていたので、まさかこのバンドを紹介されるとは思ってもいなかったのである(汗)。
シングル“Sally Sinnamon(サリー・シナモン)”を狭い店内で聴いた僕は、見たことも無い外国のレンガ造りの古い町並みが脳裏に浮かびあがったのを今でも覚えている。
『サリー・シナモン』を気に入り、直ぐに彼らが残した2枚のアルバムも購入した。
(2ndアルバム“Second Coming”についてはまたいつか書こうと思う)
僕は物心ついた頃にサイモン&ガーファンクルを聴いて育ったのもあり、この1stアルバムには同じような“匂い”がしたのを覚えている。
(多分、『スカボロー・フェア』のメロディーを拝借したM7“Elizabeth My Dear”が収録されているのもあるからだろう)
あと、ここで紹介している曲順は89年発売ヴァージョンなので、再発時に追加された2曲(“Elephant Stone”と“Fools Gold”)は無し、ということで。
M1“I Wanna Be Adored”の歌詞を見た瞬間から「憧れられたい、崇拝されたい」と大胆過ぎて、まるで聴き手を催眠術にでもかけるような幕開けだ。
M2“She Bangs The Drums”では「未来はこの僕のもの。きみはもう時代遅れさ」という、古いものを捨て去り、先へと前進していく宣言が続くのは刺激的だった。
楽曲もギタリストのジョン・スクワイアが手掛けたアートワークをそのまま音にしたかのようで、炭酸飲料を飲んだ時のように“シュワ~~ッ!”と身体中に染み込んできたのを覚えているし、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の甘酸っぱい“香り”も漂ってくるような、そんなサウンドに包まれていた。
このアルバムは全曲大好きなんだけど、特にお気に入りなのがM3“Waterfall”で、シンプルなアルペジオのギターなのに、何故かずっと聴き続けたくなる万華鏡のようなグルーヴがたまらない。
『ウォーターフォール』は“滝”という意味で、キラキラと輝く滝が流れているようだった。
これとM4“Don't Stop”の流れも最高で、“2つで1つの曲”だと僕は思っている。もちろん、単体でも超名曲なんだけどね。
このアルバムはレコードで言うとA面に当たる流れが特に大好きで、M5“Bye Bye Badman”までの流れはそれこそ何度も何度も、もう何回聴いたか分からないぐらい聴きまくった。
B面に当たる後半のM8“Made Of Stone”では、肌寒い冬の、冷たい風が吹き荒(すさ)ぶ。
M10“This Is The One”は一番好きな美メロ曲のひとつだ。
(余談ですが、当時の邦題は『これだ!』でした 笑)
そして、ラストM11“I Am The Resurrection(僕の復活)”では「僕は復活、僕は生命そのもの」と最後の最後まで大胆な宣言をしたまま、大団円を迎える。
完璧な流れだ。
このアルバムは89年のイギリスを映し出した“鏡”みたいな作品なんだと感じる。
89年当時のイギリス、それもマンチェスターという工業都市の、薄暗い雲に覆われた町並みや人々の生活が記録されているような、そんなアルバムだ。
そして、そこから、退屈な日常から抜け出そうとしている四人の若者たちの記録でもある。
日本に住んでいる僕達でも、遠く離れた異国の人々を想像させてくれるロックミュージックだ。
使っている言葉は違っても、良いメロディーや魂(ソウル)ってのは、国境を越えて心の琴線に触れてくるものなんだ、と今でもローゼズの連中は僕に教えてくれる。
この作品を聴く度、そんな気がする。
She Bangs The Drums
https://youtu.be/wD6Pq0bSMPo
Waterfall
https://youtu.be/7NrLBlw9WZE
Bye Bye Badman
https://youtu.be/4ELIXlBV6kw
Made Of Stone
https://youtu.be/K9rNxab2pRM
Waterfall ~ Don't Stop(LIVE2013)
https://youtu.be/BDZ56IIYnZI
ザ・ストーン・ローゼズ-20th アニヴァーサリー レガシー・エディション
- アーティスト: ザ・ストーン・ローゼズ
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
- 発売日: 2009/10/21
- メディア: CD
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
【番外編】“2019年は『AKIRA』の年!”の巻
今日で2月も終わりか……早いのぅ~~。
どうも、皆さん。
最近になってまた新しいことを色々とやり始めているシューゲさんです。
さっきまでジムに行って筋トレしてました。
このままの勢いで、1日も早くクリスティアーノ・ロナウドばりの腹筋を手に入れよう♪
(クリロナは1日6,000回の腹筋をやってるっつ~~の!笑)
先週の話。
Eさんと電話してたら、漫画『AKIRA(アキラ)』の話になったので、そのことについて書いていこうと思う。
『AKIRA』といえば、アレですよ、アレ!
2020年の東京オリンピックをズバリ的中させた漫画なんですよ!
連載開始が1982年…………ノストラダムスより、よっぽど凄い!!(笑)
オリンピックの組織委員会スタッフがAKIRAファンなんじゃねえの?!と勘ぐったほど驚きだった。
しかし、そんな話ではなく、盛り上がったのはこの作品に登場した“おばさん”こと“チヨコ”の話。
このチヨコさんはめちゃくちゃ強くて、銃を所持してる相手すらその瞬発力で、一瞬で懐に飛び込めるスピードの持ち主だったりする。
しかも、腕っぷしも強い!!
更に、銃器も使いこなせるという、正に最強キャラ!!
俺もチヨコを見習って身体を鍛えなきゃな~~と思う。
……って、このチヨコさん、映画では登場してないんよね。
そりゃ~~出てきたら最強過ぎて話にならんだろう(笑)。
つ~~か、『AKIRA』は世界中で人気のある作品で、フツーは主人公の金田くんや彼の所有しているバイク、それに鉄雄についてファンは語り合うだろうけれど、チヨコについて熱く語ってるのって俺だけのような気がする……!!
なんてことを電話でひたすら語っていたのである(笑)。
この映画をはじめ、『ブレードランナー』とか80年代に作られた近未来SF作品の世界観って大好きだな~。
なんか、80年代臭さを残しつつも、一方ではめちゃ未来的な雰囲気が漂っているというギャップが好きだったりする。
明日からはまた音楽話に戻ろ(笑)。
金田のテーマ
https://youtu.be/hpDvtIt6Lsc
夜の暴走シーン
https://youtu.be/8NeZFsW3HgI
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: Blu-ray
- 購入: 8人 クリック: 845回
- この商品を含むブログ (50件) を見る
AKIRA 〈DTS sound edition〉 [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 71回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
【番外編】“新しいイヤホン”の巻
今回は、近況を2つほどだらだら書いていこ。
最近またイライラが酷い!
あまりに下らないことでイライラしてる。
……と自分でも分かっているんだけど、一度怒り出したら止まらない!
社会なんて納得いかないことだらけだと分かっているし、細かいことにいちいちムカついてたらキリが無いと思ってるんだけど、それでも一旦スイッチが入るとダメだなぁ……(汗)。
……な~~んてことで今週はずっと過ごしてたんだけど、そんな時に頼りになるのがやはり友達の存在やね。
たくさんの人達に支えられていると実感している中で、特に今の自分に一番力になってくれている人が、僕には3人いる。
Kさん、Eさん、Fさんの3名は、僕が落ち込んでいる時やイライラしている時に愚痴を聞いてくれたり、対処法を一緒に考えてくれたり、最後は前向きになれるまで言い合える人達で、本当に感謝している。
その人達のおかげで何とか心のバランスを保てているんじゃないかな、と最近思っている。
昨日はKさんが心配してくれ、今日もEさんが会いに来てくれてたくさん話し合い、最後にはスッキリと昇華できた。
この場を借りて、改めて感謝!!
スッキリした途端、『俺は何でこんなアホなことでイライラしてたんやろ?!』と、何だかバカらしくなってきた。
ホント、イライラしてたら人生損するから、ストレスの元を出来る限り作らないように努力しなきゃ、と考えてしまう今日この頃なのである(笑)。
……ということで、もうひとつの話。
昨日、スマホに付属していたイヤホンが壊れた。
寿命だったんだろう。右耳側が聴こえなくなったので、新しいイヤホンに買い換えることにした。
今まで使っていたイヤホン、ありがとう!
とりあえず、100均で新しいのを購入した。
……んがっ!
コレがちょいと僕の耳には合わんかったので(汗)、さっきまた新しいのを買いに行ってきたのである。
試聴コーナーがあったので聴き比べしていたら、ホント、イヤホンってピンからキリまであるな~~。
一番高い12,880円のイヤホンはダントツで良い音を出していた。
……って、そりゃそんなに高いのにショボい音なワケがねぇ!!
さすがに予算オーバーなので、他のを何度も何度も聴き比べて決めたのが、オーディオテクニカのハイレゾ音源対応イヤホンだ。
これで筋トレ中もまた音楽が聴ける!!
新しいイヤホン、大事にしよ。
……というワケで、今日の1曲。
バーナード・バトラーの“The Sea”。
シングル“Stay”のB面曲で、ピアノとアコースティックギターをバックにバーナードが歌い上げる、しっとり系の隠れた超名曲。
この曲を聴いて眠りに就こう。
ホント、イライラしたらあかんよ、俺!
Bernard Butler / The Sea
https://youtu.be/YGLvoc5qwjQ
Yoshimi Arts “佐藤未希『この顔をみたことがあるか』”
2019年2月24日(日)、大阪市内にあるアートギャラリー“Yoshimi Arts(ヨシミアーツ)”にて、佐藤未希『この顔をみたことがあるか』へ行ってきた。
たまたまネットを見てヨシミアーツを知り、開催中だった佐藤未希さんという方のこの作品に惹かれ、イベント最終日にギリギリ間に合ったというわけだ。
ビル内にあるギャラリーへ。
(ブログに掲載する許可を得ています)
ギャラリー内へ入った瞬間、今まで見たことが無い作品たちに心を奪われてしまった。
透明感があり、幾重にも重なる目や唇、鼻……。
1枚1枚の絵に哀しみや恐怖を感じたり、また、生命を感じたり。
正気も、狂気も、神秘も、全てが一体となっているようだった。
作品のひとつひとつをよく見ると、キャンバスの横側にまで描かれている。
作品展の『この顔をみたことがあるか』は、これ以上無いタイトルだと感じた。
今までに見たことが無い顔たち。
だけど、毎日生きている中で目にしている顔たちにも見える。
個人的な感想だけど、この方の作品には僕の大好きな4ADレーベルの音楽に通ずるものがあり、とりわけコクトー・ツインズの世界観を想起させてくれた。
ネットで偶然知り、好奇心の赴くままに行って大正解だった。
ギャラリーノマルに続き、また新しい、大きな刺激を受けた。
調べてみれば、今回のように面白そうなイベントをやっている所がたくさんあるようなので、またいろんな所へ足を運んでいきたい。
SWERVEDRIVER(スワーヴドライヴァー)
今回は、90年代シューゲイザーバンドのひとつであるスワーヴドライヴァー(SWERVEDRIVER)について。
最近、毎日聴いてるのでここらで書いておこう。
前回のブログでシューゲイザーの思い出話を少しさせて頂き、その当時にもちろんスワーヴドライヴァーの1stアルバムも聴いていた。
(1st“raise”)
……が、このバンドに限っては、僕はそこまで熱心に聴かなかった。
ジャケットのアートワークも印象的で、何か特別なもののように感じたのに、だ。
このアルバムも例に漏れず一度売り払い、だいぶ経ってから買い直した作品なんだけど、それでもなかなか良さが分からなかった。
アルバムだけでなく、歌も楽曲自体も僕の知っている“シューゲイザー”というジャンルとはまた違っているように感じ、どちらかというと“グランジ”と呼ばれる90年代のアメリカンオルタナティブロックの匂いに近い感覚だった。
好きな曲もあったけど、全体的な印象としてはアメリカっぽいような、イギリスっぽいような……どっちつかずのようにも感じて、僕にとっては中途半端な位置付けにあったんだと思う。
何でスワーヴドライヴァーが他のシューゲバンドみたいにハマらなかったのかを自分なりに考えてみると、やたらと“男臭さ”を感じたのもあったんだろう。
シューゲイザーって本当に曖昧な音楽ジャンルで、人によっては「このバンドはシューゲじゃないだろ!」「いや、そうだろ!」と口論になることもよくあったりする(苦笑)。
そういう時、僕は「まあ、自分が思う通りでええやんか」と思って気にしないようにはしているが、ロックリスナーって自分も含めホント頑固な人が多いので(汗)、本気でケンカになったりすることもあるから面倒くせぇのだ(笑)。
(そう言う俺も面倒くせぇ!笑)
話が脱線してしまったが、そんな“男臭い音”を出しているスワーヴドライヴァーを、なぜ今になってガッツリ聴いてるのか?
それは、何年か前に友人からこのバンドの2nd~4thアルバムを焼いてプレゼントしてもらい、最近また聴き返すようになったからだ。
1stアルバムは以前に買い直してはいたが、2nd以降は未聴だったので、初めて聴く“新たなスワーヴドライヴァーの音”は今でもかなり新鮮で、しかも、僕としては2ndアルバム以降の方が音楽的にも好みだった。
(上から2nd、3rd、4thアルバム)
2ndは1stの頃みたいな面影を残しつつも、楽曲は“男臭さ”が後退し、より聴き易くなっているように感じる。しかも、クオリティーが高い。
3rd、4thになると自慢のディストーションサウンドは影を潜め、もう完全にシューゲイザーっぽさも無くなってはいるが、それでも音楽的な広がりや深みは増していて、この2枚も間違いなく“隠れた名盤”に入る。
特に、4th“99th Dream”は当時全盛を極めていたオアシスとティーンエイジ・ファンクラブのポップさもありつつ、アダルトな雰囲気をも醸し出している最高の1枚だ。
(しかも、ジャケがまた最高!)
バンドは“99th Dream”を発表した後に解散したが、2008年に再結成し、つい先日にも通算6枚目のアルバムを発表するなど、今も元気に活動している。
「シューゲイザーかどうか?」……そんな野暮なことで口論になるなんて、ハッキリ言って僕にはどうでもいいことだ。
ただ、そこには“最高にカッコイイ音楽”が鳴り響いている。
それで良いじゃないか。
Duel
https://youtu.be/b0DTBOQOdf4
99th Dream
https://youtu.be/v_JverhHmjc
Rave Down
https://youtu.be/ro4Pc6snJMI
映画『ノーザン・ソウル』
怒涛の連続ブログ、第2弾!
(……って、アシッド・マザーズの河端さんのパクリです 笑)
2019年2月17日(日)、シネマート心斎橋にて公開中の映画『ノーザン・ソウル』を観賞してきた。
(ネタバレは極力しないのでご安心を!)
舞台は1974年のイギリス。
誰も知らない、ヒットチャートにも上がらないような“隠れたソウルミュージック”を見つけ、ターンテーブルに乗せ観客を熱狂させるDJの話。
冴えない学生の主人公だった青年ジョンが、DJをやっているマットと出逢うところから物語はスタートする。
彼に影響を受けてオシャレに目覚め、体を鍛え、ダンスを覚えて自信がついていく過程がとても魅力的で、『あぁ……やっぱ、人との出逢いって大事だよなぁ』とものすごく共感してしまった。
ホント、今の自分を形成しているのって、周りの人たちを見れば分かるからね。優しい人の周りには、優しい人たちがいてるし。俺もネチネチしたらあかんな~~……と、最近ものすごく反省中なのである。
(ち~~ん 汗)
映画のタイトルにもなっているノーザン・ソウルという名前を僕が初めて知ったのは、ザ・ヴァーヴの2nd“A Northan Soul”がキッカケだったけど、今回の映画を観てようやくどういうものかが分かった。
それにしても、“DJが誰も知らないレコードを見つける”……ただそれだけなのに、これだけ人間ドラマが描かれていることに脱帽してしまった。
この映画は2014年にイギリスで公開され、5年後にようやく日本でもこうして劇場公開された作品だ。
そこには、映画を制作したスタッフのみならず、日本公開を実現させてくれた映画関係者の“熱量”も僕には感じられた。
映画ファンはもちろん、UKロック好きやソウルミュージック好きにもお勧めできる。
自分とは関係の無い他愛もない話のようで、実は、そこには多くの人たちの“ドラマ”を感じさせてくれる、そんな作品だ。
『ノーザン・ソウル』予告編
https://youtu.be/I69kg6sVdCI
Billy Butler / Right Track
https://youtu.be/1-2ODywKOIg