Gallery Nomart “Gather - Gift”オープニング・パーティー
2月16日(土)、大阪市内にあるギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて、オープニングイベントに行ってきた。
今回は稲垣元則氏、今村源(はじめ)氏、それに田中朝子氏の3名が作品とアイデアを持ち寄ったイベントだ。
(イベントが始まる前、誰も居ない時に写真を撮らせていただきました。感謝!)
会場内に入った瞬間、「おおおぉぉ~~~っ!!」と童心に還ったような、まるで生まれて初めて遊園地にでも行ったかのような雄叫びを挙げてしまった(笑)。
何となく、今回の企画は作家さんたちの“遊び心”があるように感じた。
オープニングイベントの時間になると大勢の人が集まり、3名の作家さんとオーナーの林聡さんで約1時間のトークが始まった。
“Gift”ということで、作家さんたちは「それぞれ“贈り物”を届け合った」と言われ、稲垣氏はCDを、今村氏は雲の映像が入ったUSBメモリなどを、そして、田中氏はうまい棒や漫画などを(←ナイスセンス!笑)。送られてきた物を自身の作品に使ったりしており、やはり、そこには遊び心があった。
三者三様の世界観なのに、何故だか分からないが不思議と統一感があったのも印象的だ。
時折、笑いを交えながらも“Gather - Gift(集まる - 贈る)”というテーマに対し、深い話が繰り広げられた。
二次会にも参加させていただき、芸術の話だけでなく、他愛もない話もたくさんしては皆笑いあっていた。
(田中朝子さん(左)の写真集『♭(フラット)』と一緒にパシャリ♪)
(ノマルオーナーの林さんも一緒にパシャリ♪笑)
ホント、この空間に居てるだけでヒーリング効果を得られてるんじゃないかというぐらいアットホームな雰囲気に包まれていて、作家さんやノマルのスタッフ、それに僕たちファンも皆、立場も何もそこには存在していなくて、ジョークやツッコミを入れたりと、お互いが“一人の人間”として認め合っているように見えた。
プラスオーラ、ポジティブオーラ全開(笑)。
皆の笑顔を見てるだけで幸せな気持ちになれたから、ここで得たプラスのエネルギーを今度は僕が周りの人たちへ送れるようになりたいと感じた、そんな夜だった。
映画『シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』
今回は、映画の話。……だけど、音楽の話も少しあり。
(この記事だけ読んだ人は分からないだろうから念のため当ブログの説明をしておきますが、普段はかな~~りマニアックな洋楽の話を中心に書いております。たまにこういう関係ない話も織り交ぜているので、そこのところヨロシク 笑)
2月15日(金)、大阪府内にある映画館で『シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』を観賞した。
(この日は1日いろんな出来事があったな……)
シティーハンターは漫画原作もアニメも終わってからファンになった僕だが、今回の映画は声優さんも昔と同じということで楽しみにしていた。
映画が始まった瞬間、冴羽りょうちゃんばりにモッコリ超興奮しちまったぜぃ!!(笑)
映画の舞台は相変わらず新宿で、2019年の現代となっている。
りょうちゃんも牧村香も昔と変わらなかった。
今回、約20年ぶりのアニメ『シティーハンター』が劇場公開されると聞いて本当にビックリした。
漫画で続編にあたる『エンジェルハート』が存在しているので、純粋な『シティーハンター』の続編が作られるなんて思いもしなかったからだ。
僕は“香が死んだ”という設定はショックすぎて『エンジェルハート』を受け入れられなかった1人なので、あっちは全く関係ない話だと思って読んでいた。
(作者の北条司先生も「パラレルワールドとして楽しんでいただけたら」と発言してるし)
実は、僕が初めて買ったCDがこのシティーハンターのエンディングテーマだった『Get Wild』のシングルなのだ。
う~~ん、懐かしい思い出(笑)。
今回の映画でも当時のアニメで流れていた楽曲がたくさん使用されていて、TMネットワークの曲はやっぱ良いと思ったよ。
というか、小室哲哉はやはり天才だな。
『Get Wild』も好きだけど、『Self Control』や『STILL LOVE HER(失われた風景)』の方が好きだったりする。
特に『STILL LOVE HER』を劇中で久々聴いたら、懐かしい思い出が甦ってくるような名曲だと改めて感じたね。
シティーハンターとTMネットワークの楽曲って相性バツグンだな、うむ。
STILL LOVE HER(失われた風景)
https://youtu.be/1pOtmczeHHw
Get Wild
https://youtu.be/Zd2JtQHQ2hg
THE ROLLING STONES / Beast Of Burden
朝早くから驚きのニュースが。
ヤフーニュースを見ていたら、ローリング・ストーンズが95年に行った東京ドーム公演が遂にDVD & Blu-ray化されるではないか!!
しかも、SHM-CD付きも同時発売されるときたもんだ。
来月に東京で行われる“ザ・ローリング・ストーンズ展”(←行きてええぇ……!!泣)開催日である3月15日に同日発売されるとのことだ。
この東京ドーム公演の映像、個人的にはここ30年間のストーンズのどのライヴ映像よりもダントツで一番好きだったりするので、これは買わなきゃいかんな!!
……そういや、この頃のヨーロッパ3公演を収録したDVD“Totally Stripped”も買おうと思いながらずっと保留にしたままだった(汗)。
ああ~~、ローリング・ストーンズ展行きてえなぁ……。
猿岩石ばりにヒッチハイクでもして行こうかな、マジで。
というワケで、ヴードゥー・ラウンジ・ヨーロッパツアーの“Beast Of Burden”の映像を貼り付けとこう。
高校生の頃にストーンズを聴いてロックに目覚めて、彼らの歌詞を自分なりに翻訳してたのは忘れられない出来事だ。
……が、この曲の冒頭の歌詞“I'll never be your beast of burden”という意味がよく分からなかったのを思い出した。
「俺はお前の荷物持ちなんかじゃないよ」と女の人には頭が上がらない男って感じの意味だと解釈したのは懐かしい思い出だ。
……う~~む、今日の俺の気分にピッタリの曲やな(笑)。
Beast Of Burden(LIVE1995)
https://youtu.be/JgFi2JPUORA
ヴードゥー・ラウンジ・イン・ジャパン 1995(SHM-CD2枚付) [Blu-ray]
- アーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2019/03/15
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PIXIES(ピクシーズ)
2月に入ってからピクシーズ(PIXIES)を中心に聴いてたんだけど、「書こう、書こう」と思いながらも既に半月が過ぎてしまった……(汗)。こうやってボツになったネタが大量にあるので、今回はちゃんと書ききろう。
僕がピクシーズを知ったのって………………何でだったっけ?!
ううぅ~~~~ん…………忘れた(汗)。
確か、“年代別の名盤100枚”という特集で彼らのアルバム“Doolittle(ドリトル)”が紹介されていたのがキッカケだったような……。ハッキリと思い出せん!
いろんなバンドの音源を初めて聴いた時のことって僕はけっこう覚えてるんだけど、こんなパターンは非常に珍しい(汗)。
『ドリトル』を聴いたのは18歳の頃だったと思うが、当時は80年代以降の音楽に食指が動いたばかりで、音楽に対する自分の許容範囲もまだまだ狭かった。
以前にも書いた通り、僕はストーン・ローゼズのシングル『サリー・シナモン』とブラック・クロウズの2nd『サザン・ハーモニー~』から80~90年代以降の音楽を模索し始めて、それまではと言うと60年代ロックや70年代パンクを中心に聴いていた。
イギリスってどのバンドもほとんどメロディー主体なので親しみやすかったが、アメリカは全く違っていた。
ニルヴァーナやパール・ジャム、それにレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどは当時の僕には受け入れられなくて、ピクシーズもまた然(しか)りだった。
アメリカ人の多くはアイルランド系移民で、元は同じはずなのに、生まれ育った土地や環境でこれほどまで印象が変わるもんなんだな……。
10代の頃はほとんどUKロックばかりを聴いていた僕だったが、20代に突入すると聴く音楽の幅を広げたくてもう一度アメリカンオルタナティブロックに挑戦し、その中のひとつにピクシーズも含まれていたのだ。
そうやって久々にガッツリと向き合って聴いたピクシーズ。これが何とも言えない不思議な魅力に満ち溢れていて、初めて聴いてから随分と時間が経った後、大好きになったバンドだ。
ピクシーズのメンバーは写真の通りブサメン&ブスという大変珍しいバンドで(苦笑)、普通ならロックってヴィジュアルも大事なはずなのに、彼らはそれすら逆手に取って自分たちのキャラクターを全面に押し出しているようだった(笑)。
ただ、それも結局のところは“楽曲が素晴らしい”から。この一言に尽きる。これで全て成立するのだ。
彼らの作る音楽は変な曲もたくさんあるけれど、いきなり美メロに変わったりする瞬間があったりして、それが他のバンドには無かった魅力なんじゃないかと思っている。
曲によってはノー・ウェーヴ的なものすごく激しいも演奏もあったりして、彼らの懐の深さを感じさせてくれる。
ちゃんと評価されてるバンドやミュージシャンって、やっぱりそれだけの理由があるんだし、“分からず終い”で終わると悔しい気持ちもあるので(笑)、このピクシーズのように最初は分からなくても、時間が経ってから聴き直すようにしなきゃいかんな……と思うのである。
Here Comes Your Man
https://youtu.be/tPgf_btTFlc
Monkey Gone To Heaven
https://youtu.be/EHC9HE7vazI
Debaser
https://youtu.be/PVyS9JwtFoQ
Vamos(LIVE)
https://youtu.be/r22y0n4MvaQ
- アーティスト: Pixies
- 出版社/メーカー: Elektra / Wea
- 発売日: 1990/10/25
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Wave of Mutilation: Best of Pixies
- アーティスト: Pixies
- 出版社/メーカー: 4ad / Ada
- 発売日: 2007/05/21
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22-20s / 22-20s(2004)
さっき、ふと22-20s(トゥエンティー・ツー・トゥエンティーズ)のことを思い出したので、久しぶりに聴いている。
このバンドは21世紀に登場した“新世代ブルースロックバンド”で、そんな音楽をやってる連中なんて今の世の中には腐るほど居てるが、22-20sの1stアルバムは超お勧めの1枚だ。
22-20sのメンバーは60年代のブルースロック……とりわけエリック・クラプトン率いるバンド“クリーム”から影響を受けたと言われていて、音を聴いてもクリームやジミ・ヘンドリックスなどの影がチラつくので、“あの時代”の音楽が好きな人ならとりあえず聴いていただけたらと思う。
クリームが好きな人には悪いが、個人的にはこの22-20sの方が楽曲も演奏力も遥かに凄いんじゃないかと感じている。
……というのも、彼らが“過去の遺産”を自分たちなりに消化して、持てる力を最大限にまで昇華させた、渾身の一作だと言えるからだ。
このアルバムが放つ“熱量”は凄まじく、M1“Devil In Me”から、曲名通りまさに“悪魔が乗り移った”ような、地獄の業火に焼けただれたような鬼気迫るグルーヴで押し寄せてくる演奏は圧倒的すぎる。
グチャグチャでドロドロの、黒く渦巻くブルース。
大袈裟な表現だけど、このアルバムには“悪魔が乗り移っている”という表現がピッタリくるのかもしれない。
ひょっとしたら、100年近く前のアメリカで鳴らされていた“音楽の父”ロバート・ジョンソンの演奏を聴いた人達もこんな感覚に陥ってたんじゃないかな、なんて本気で考えてしまうことがあるほどだ。
激しいブルースロックだけでなく、牧歌的なカントリー調の楽曲も文句無しに素晴らしい。
間違いなく、名盤。
ただ、バンドはデビューしてから3年間ずっとツアー生活に明け暮れたせいで疲弊し、あっさり解散してしまった。
その後、何年か経ってから再結成しニューアルバムも発表してるが、2nd以降は未聴なのでまた聴いていこうと思っている。
あっさりと解散されたら、どうしても熱が冷めてしまうからなぁ……。
今もやってるなら、一度はライヴを観てみたいな。
あと、この年の日本公演を収録したアルバム“Live In Japan”も発売されていて、これもめちゃくちゃ凄いので、「ブルースロックとは何ぞや?!」と思った方は一度聴いてみてほしい。そこには、超絶かっこいい、血管がブチ切れんばかりの演奏が収められているからだ。
「最近の音楽なんて聴く気にもならん」と口癖のように言ってるオールドロック好きな方はもちろん、「ブルースってどんなの?」と思われている方にも必聴のバンドだ。
Devil In Me
https://youtu.be/qoo7dfqewpg
22 Days
https://youtu.be/KFXhD5Y_Q90
Friends
https://youtu.be/n46F99Pun-w
Devil In Me(LIVE)
https://youtu.be/ChLoLD62tpY
- アーティスト: 22-20s,マーティン・トリンブル
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/08/25
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BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB / Specter At The Feast(2013)
先日、友人のBさんから「BRMCが5月に来日しますよ」との連絡が入ってきた。
最近の来日アーティスト情報に疎くなっていたので、ちょうど良いタイミングで教えて頂き大変感謝している。
……というワケで、今回はBRMCことブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ(BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB、以下BRMC)が2013年に発表したアルバム“Specter At The Feast”について書いていこう。
BRMCは2001年にアメリカでデビューした“ロックンロール・リヴァイヴァル・バンド”のひとつだった。
音楽性はジーザス&メリー・チェインを更にダークにしたような音作りで、ノリの良いロックンロールもメロウなスローナンバーも自分達流のサウンドで今も鳴らし続けている。
余談だけど、何年か前のロッキング・オン誌にBRMCのメンバーが“影響を受けたアルバム”としてストーン・ローゼズの1stを挙げており、驚嘆したのを覚えている。
「他の連中はニルヴァーナやガンズ&ローゼズなんかを聴いてたけど、俺には合わなくて。そんな時にレコード屋で見つけた“海の向こうの音”に惹かれたんだ」
なんて語っていたのを読んだ時、このバンドの“USバンドが演奏する、UKっぽさ”の謎が解けたような気がした。
BRMCのライヴ映像を観た時はかなり強烈なインパクトを受け、『いつか、生で観てみたい!』と思っていた。今度の来日を教えてくれたBさんも生で観たことがあり「お勧めします」と言ってくれてたので、今から本当に待ち遠しい。
今回ブログを書くにあたりBRMCのアルバムを一通り聴き返してみたら、このアルバムが一番“深み”を感じた。
自分なりに今までいろんなミュージシャンのアルバムを聴いてきて感じるのは、一発で気に入るものよりも、ある程度の時間が経ってから好きになるアルバムの方が“深み”を感じられると思っている。もちろん、一聴しただけで好きになり、そこから深みにハマる音楽もたくさんあるので、一概には言えないけどね。
この『スペクター~』に関しては、僕は後者だった。
最初聴いた時はそんなに印象に残らなかった。……が、これが時間を置いてから聴くと『こんなに素晴らしいアルバムだったのか!!』と気付かされた1枚で、捨て曲がひとつも無い、BRMCの最高傑作だと僕は思っている。
正直、全曲の音源を貼り付けたいほど最高だ。
だけど、先ほど説明した通り、ある程度の時間を掛けて聴かなければこのアルバムの良さが分からない人も多いんじゃないかとも思っている。僕がそうだったようにね。
BRMCというバンドの特徴である、アルバム全体に漂う“ダークな雰囲気”は相変わらずで、この暗さというか重さはUSバンド特有のものなんだろう。
全体的にダーク……なんだけど、闇の向こうに光が差し込んでくるような暖かみのあるサウンドは、苦しみながらも前進し続けるバンドの“力強い意思”が感じられる。
5月の来日公演も、楽しみだ。
Let The Day Begin
https://youtu.be/mmtQwtcaqLM
Returning
https://youtu.be/IrT8_QGQycQ
Lullaby(LIVE)
https://youtu.be/fe7u77BDhm8
Teenage Disease(LIVE)
https://youtu.be/-GQvXri5dg8
Sometimes The Light(LIVE)
https://youtu.be/3S9N7iF2Wy4
- アーティスト: ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ
- 出版社/メーカー: ホステス
- 発売日: 2013/11/27
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Specter at the Feast: Deluxe Packaging
- アーティスト: Black Rebel Motorcycle Club
- 出版社/メーカー: Imports
- 発売日: 2013/11/19
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【番外編】“『題名のない音楽会』に物申す!”の巻
今回は音楽の話なのに、ホントど~~~~~~でもいい話。
今朝、チョ~~~~久しぶりに『題名のない音楽会』を観たのである。
以前は毎週日曜日の朝9時に放送していたのに、いつの間にか大阪では土曜日の朝6時に変更してるし!
こんな早くに誰が観るんや?!
良い番組なのに勿体無いわ。
(てゆーなら毎週観ろよ、俺!!)
つ~~か、この番組に対していつも思うことがある。
「早よ題名つけたれや!!」
と(笑)。
もう、何十年やってんの?!
まだ題名無いんかい?
(いや、そういう意味ぢゃねえっ!!)
……というか、なぜ今回観たのかというと、これですよ、コレ!
↓
http://amass.jp/116564/
ジャズギタリストの渡辺香津美、ロックバンド“すかんち”のROLLY、それにクラシックギタリストの村治佳織という3人の共演。
これは観なきゃいかんでしょ!!
というワケで、この異色の共演を観て、3人のギタリストを知った時の話を書こう。
渡辺香津美を知ったのは、昔通ってたギター教室の先生がジャズギタリストで、渡辺香津美のファンだったからだ。
衛星放送でやってた渡辺香津美のライヴ映像を録画して先生にプレゼントしたら喜んでくれて、お礼にメシをご馳走してくれたりしたのは良い思い出です。
ちなみに、この先生はギターが超絶上手かったが、それ以上に、とんでもなくエロかった(笑)。
亀仙人のじっちゃんみたいな人やったな(爆)。
お次は、ROLLYことローリー寺西。
昔、すかんちの再結成ライヴでROLLYを初めて生で観たんだけど、この人、すっとぼけてるようで歌もギターもめちゃ上手かったのが忘れられない。
楽曲はクイーンやT.レックスなんかのオマージュ(←パクリとも言う?!)だけど、魅せ方が本当に上手い人だと思ったね。
村治佳織は、確かCD店のクラシックコーナーでたまたま彼女のアルバムジャケットに惹かれて買ったのがキッカケだったと記憶している。
特に、3枚目『シンフォニア』と4枚目『パストラル』のジャケット写真の村治さんは印象的で、まあ、綺麗な顔に釣られたんだな(笑)。
当時の僕はロックやブルースばかり聴いてたので、クラシックなんてほとんど聴いていなかった。
ルックスに釣られて聴いたといっても、理由はどうであれ、興味を持つキッカケになれたのは良かったと思っている。
実際、僕は村治佳織さんを通してクラシックを聴くようになったし。
この3人の共演はほのぼのとしていて、もっと観たかったのが正直な感想だな。
それぞれの特徴を生かしたギターテクを駆使して『ムーンリバー』をセッションしてたのも面白かったし、是非ともまたやってほしい!!
……それより、冒頭に書いた番組タイトルの話。
『シューゲさんと佐村河内守のまったり音楽会』でいいんじゃね?
つ~~か、それでいこうや♪(笑)
佐村河内もなぁ~~。
彼の何が一番ダメだったのかと俺なりに考えてたんだけど、やっぱアレやね。
守りに入ってたからアカンかったんやね、きっと。
ディフェンシブに行きすぎたんだよ、多分。
やっぱね、アグレッシブにもっと攻めなきゃね。
オフェンシブに、オフェンシブに。
“佐村河内攻(さむらごうち・せめる)”に改名しようや(笑)。
あと、せっかくだからガッキーも共演してもらおう。
ガッキーといっても、新垣結衣じゃないよ。
新垣隆(にいがき・たかし)だよ、うん♪(笑)
また彼にゴーストライターをやってもらおう。
番組のエンディングにはニイガッキーをセンターにして“恋ダンス”を3人で仲良く踊って終わる。
これ、完璧じゃね?!
(んなワケねえっちゅ~~~~の!!笑)
すかんち / 恋するマリールー(LIVE)
https://youtu.be/C0kz5pYZS5U
MY VITRIOL / Finelines(2001)
マイ・ヴィトリオール(MY VITRIOL)が2001年に発表したデビューアルバム“Finelines”。
このアルバムは発売された当時に購入して聴いてたが、何で購入したのか、今となっては理由すら忘れてしまっている(汗)。多分、MTVで彼らのPVがよく流れていたので、その時に印象に残ったんだろう。
フロントマンを務めるハーフのソム・ワードナー(ボーカル&ギター)の見た目も印象的だった。
当時のクロスビート誌に「ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』を4年間聴きまくったよ」なんて書かれていたのが引っ掛かったのはよく覚えている。
……と、こんなこと書いてはいるけど、僕は当時このアルバムはよく聴いてたが、途中で飽きて売ってしまったのだ(汗)。
で、何年も経ってからまた聴きたくなり、買い直したという。
こういうことがよくある(苦笑)。
「飽きて売ったのに、何でまた聴きたくなったか?」と思われるかもしれないが、昔はニルヴァーナの『ネヴァーマインド』が好きな作品でも無かったのもあり、それも大きかったんだと思う。
正直なところ、『何であのアルバムがこんなに評価されてるんだろう?!』と思ってたほどだったが、後にヴァインズにどハマりして、ボーカルのクレイグ・ニコルズも「『ネヴァーマインド』を聴きまくった」と発言していたから、さすがに無視できなくなってしまった。
だいぶ経ってから『ネヴァーマインド』の良さが分かった僕は、そこからグランジと呼ばれる90年代アメリカンオルタナティブロックを聴いていった。
そして、ニルヴァーナから影響を受けたバンドも聴くようになっていく。
そうなると、マイ・ヴィトリオールを再び聴き返すことになるのは必然だったというわけだ。
もうホント、何年ぶりか分からないぐらい久しぶりに聴いたマイ・ヴィトリオールの『ファインラインズ』。
このアルバムを聴き返した頃の僕は体調を崩していて、唯一やれることといえば“音楽を聴くこと”だけだった。
だけど、そんな時期だったからこそ、逆に良かったのかもしれない。
その頃の僕は、音楽の世界に完全にトリップしていたからだ。
ただ、それは“どんな音楽でも”というわけではもちろん無く、“非常に優れた音楽のみ”に限定されていた。
その中の1枚に、この『ファインラインズ』も存在している。
布団に横になりながら、ヘッドフォンをして大音量で久々に聴いた『ファインラインズ』。
インスト曲の“Alpha Waves”から始まり、“Always: Your Way”へと繋がっていく瞬間、“キラキラした、虹色の水平線”が瞼(まぶた)の向こう側に見えたのだ。
昔聴いた以来だったが、このアルバムが持つ疾走感は相変わらずで、だけど、当時より何千倍も輝いていた。
あまりに激しくて、美しくて、駆け抜けていく情動。
まさか、一度売ったアルバムにこれほどまで感動するなんて驚きだし、売ってしまったのをものすごく後悔した。
バンドは数年の活動の後に自然消滅したけれど、2007年に急遽再結成。
その後はまた長い沈黙に入り、数年前からまた活動を始め、2017年の暮れにはついに待望の2ndアルバムも発表している。
この2ndについてもいずれ書こうと思う。
今現在もイギリスを中心にツアーをやってるし、こうやって今も活動しているってのがホント驚きだ。
いつか、彼らのライヴを観られる日が来るのを切に願う。
Always: Your Way
https://youtu.be/sTL9F7vKL6w
Losing Touch
https://youtu.be/RYlA7Q-UBUQ
Always: Your Way(LIVE)
https://youtu.be/-atQvJLChyQ
- アーティスト: My Vitriol
- 出版社/メーカー: Infectious
- 発売日: 2002/07/25
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- アーティスト: マイ・ヴィトリオール
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- 発売日: 2001/03/28
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メロンコリーそして終わりのない食い倒れの街(笑)
2月に入ってから、まだ一回しかブログ書いてない!(汗)
いや~、もう3週間にもなるだろうか。ずっと頭痛が続いているのである。
『“痛い”と思うと余計に痛く感じるやろうから、気にせんとこう』と思うようにしてるんだが、どんどん痛くなってくるからホント困る……!!
このまま燃え尽きてしまうんかのぅ……。
書きたいネタはいっぱいあるので、またボチボチ更新していきます。
やっぱり、書かなきゃいかんね。
……ということで、今回はウォーミングアップがてら書いていこう。
今日の夕方、日も暮れかかった頃、とある街へ行ってきた。
少し前に、当ブログで書いた街だ。
近くへ行ったもんだから、ついでに寄ったというわけ。
なんかもう、懐かしすぎて…………というか、当時の僕と今の自分があまりに違いすぎて、『本当にあんなことあったのかなぁ?!』なんて考えてしまうこともあるほどだ。
当時とほとんど変わらない街並みを歩いて、まるでタイムスリップでもしたかのようだった。
そこは商店街で、なんだか懐かしくて、唐揚げやら何やら調子こいて食べ歩きしてしまった(笑)。
こういうことってあまりしないんやけどね、懐かしすぎたせいかな。
最後に、食べ納めでたこ焼き屋へ行くとスマッシング・パンプキンズ(Smashing Pumpkins)がBGMで流れていて、ビリー・コーガンのダミ声が店内から響いてきた。
アルバム“MELLON COLLIE~(メロンコリーそして終わりのない悲しみ)”を流していて、『あれっ?!こんなに良かったんや!』と、店員さんとスマパンの話をした(笑)。
まとまりの無い文章で申し訳ないですが、今はこれが精一杯。
ちょっとずつまたブログ更新していこ。
Cupid De Locke
https://youtu.be/taXoz91wfZk
Galapogos
https://youtu.be/axBEK9cjLWE
.es(ドットエス) Live at Gallery Nomart“Living in Light”(2019.2.2)
2019年2月2日(土)、大阪市内にあるギャラリーノマル(Gallery Nomart)にて開催されていた東影智裕(ヒガシカゲ・トモヒロ)氏の作品を集めた“Living in Light”最終日に行ってきた。
(.esのsaraさんと橋本孝之さん)
東影氏の作品展示も今夜で終わり。そして、最終日はノマル専属アーティストの .es(ドットエス)のライヴがある。
オーナーである林聡さんの挨拶から
「今夜のライヴは“Walking in Light”、“Singing in Light”、そしてイベントのタイトルになっている“Living in Light”の3部構成となっているので、お楽しみ下さい」
と解説があり、今夜も一筋縄ではいかなそうなワクワク感を煽ってくれた。
手短の解説が終わり、会場の電気が消された。
真っ暗な中、会場内の中央にある長テーブルのみ照明が当てられる。
そして、アコースティックギターを抱えた橋本孝之さんが登場。
“Walking in Light”
眼帯をしているように見え『目を怪我されたのかな?』と思ったが、よく見るとこれも東影氏の作品だった。
ひたすら妖しいカッティングをループしながら長テーブルの周りを静かに徘徊し始める。
暗闇の中、いつの間にかsaraさんが登場し、ピアニカを弾きながら、彼女もまた長テーブルの周りを歩き始めた。
長テーブルを挟んで対峙している二人の姿は、まるで西部劇のワンシーンのようで、だけど中世ヨーロッパ風の衣装に身を包んでいるという、摩訶不思議な異空間へと僕ら聴衆を連れていく。
橋本さんのアコースティックギターが「ガチッ!ガチッ!」と硬質な音を響かせる。後で知ったが、ピックの代わりに5円玉を使って弾いていたとのこと。クイーンのブライアン・メイも6ペンスコインでギターを弾き、彼独特の音を鳴らしていたのを思い出した。
saraさんはピアノ、橋本さんはハーモニカと楽器をチェンジ。
“Singing in Light”
いつものsaraさんと違い、ここで演奏されたピアノは“鍵盤の音だけ”で表現されていた。
知らない人は「そんなの当たり前だろうが」と思われるかもしれないが、実際に観た人には彼女の演奏が“普通じゃない”のが分かるはずだ。
ただ、この夜のピアノはクラシックのような、彼女の原点を思い起こさせる真っ直ぐな演奏で、ひたすら美しい旋律を奏でる。
それでも、よく見ると掌で時折“バンッ!!バンッ!!”と激しく鍵盤を叩いている。やはり“普通のようで、普通じゃない演奏”だ。
橋本さんのハーモニカも呼応するかのように“歌う”。
この瞬間は美メロ好きの僕にはたまらない一時で、ドットエスのお二人がこういう音をずっと奏でているのを観たのも初めてだったので、非常に貴重な体験だった……。
最後は、このイベントのタイトルにもなっている“Living in Light”。
メトロノームの「カチッ、カチッ……」というリズムを頼りに、橋本さんが長テーブルに置かれているサックスを手に取り、saraさんはカホンを叩き始める。
ここまできた時には、その瞬間を“感じること”しか出来なかった。
どんな演奏をしていたのか覚えてなく、ただただ圧倒された。
たまに、高い天井をぶち破る勢いまで激しくなっていたのだけが、記憶に残っている。
(左からsaraさん、林さん、東影さん、橋本さん)
ドットエスの演奏は毎回違うし、作家とのコラボや季節でも印象が全く変わるが、今回の3部構成という展開は特に斬新だった。
今更ながら、このギャラリーノマルという会場は「何にでも化けられるな」と感じた。
会場内が真っ白な空間のため、アーティストの世界を120%以上引き出してくれる。
そして、ドットエスも“形の無い演奏をしている”、と僕は感じている。
形の無い空間で、形の無い演奏。
そこでは、あくまでもアーティストの作品が主役となっていて、彼らも会場も“作品の一部”となっているようだった。
RIDE / SMILE(1991)
ああ~~、もう1月が終わる……!!
てゆーか、何だか早くないか?!
こうやってジジイになっていくのかのぅ……。
……って、そんなこと言っちゃいかん!!
この1ヶ月も、紆余曲折ありながらも前進してたから良いじゃないか!!
何だかんだいって、充実した毎日を送れていたよ。
これも周りで支えてくれてる人達のおかげだね、ホント。
この場を借りて、感謝!!
……というワケで、今回は久々にシューゲイザーのアルバム紹介。
まあ、またライド(RIDE)でして、やっぱり僕にとって一番特別なバンドなんだろうな。
この“SMILE”と名付けられたアルバムは、デビュー直後に発表した2枚のEPをひとつにまとめた編集盤だ。
僕はライドというバンド自体をだいぶ後になってから聴いたので…………というか、そもそも彼らが90年代に活動してた頃はロックなんてまだ聴いてなかったガキンチョだったし。
ライドはおろか、“シューゲイザー”と呼ばれる音楽ジャンルを知ってる人なんて当時は周りに一人も居なかった。
そんな時代に聴いたライド。
僕にとって、彼らの1stアルバム“NOWHERE”はそれまで聴いてきた音楽だけでなく、それまで生きてきた自分の全ての“価値観”を根底から覆してくれた超名盤だ。
たった1枚のアルバムを聴いただけで“物の見方”が変わるなんて、本当に自分でも信じられない出来事だった……。
実は、偉大な1stアルバムよりも少し前に、僕はこの『スマイル』という編集盤を聴いていた。
しかし、『スマイル』を聴いた時点では、正直言ってシューゲイザーというものがイマイチよく分からなかった。
どっちかというとマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのアルバム“LOVELESS”の方が『こういう音楽もあるんだな……』ぐらいには理解できた。
(その頃の僕には、『ラヴレス』の偉大さが全く分からなかったが)
マイブラの『ラヴレス』とライドの『ノーホエア』。
この2枚のアルバムが決定打となって“シューゲイザー”と呼ばれる音楽にのめり込んでいき、『スマイル』に収録されている楽曲群も好きで何度もリピートしまくっていた。
今だからこの初期の音源も思いっきりシューゲイザーという音楽ジャンルなのが分かるし、再結成してからの彼らがライヴで毎回のように演奏している代表曲“Chelsea Girl”、“Drive Blind”、それに“Like A Daydream”の3曲が収録されているんだから、編集盤で終わらせるのが勿体ないぐらいだ。
そんな僕がこのアルバムで一番気に入ってるのが、4曲目に収録されている“Close My Eyes”。
今朝、移動中にSpotifyでこの『スマイル』を久々聴いて、『クローズ・マイ・アイズ』が流れた瞬間、初めてこの曲を聴いた時のことを思い出してしまった。
……というか、意識が完全にフラッシュバックしてしまい、歩きながら“音の洪水”に身体が溶け込んでいくような錯覚に陥ってしまったのだ。
10代も終わりに差し掛かった頃、狭い部屋の中で聴いたこの曲の思い出が一気に甦ってきて、夢見心地になっていた僕がそこに居るかのようだった。
こうやって今でも感動を与えてくれて、ずっと僕を支え続けてくれてる音楽って本当に素晴らしいね。
明日から2月か……。
『スマイル』のおかげで、笑顔で新しい1ヶ月を迎えられそうだ!
Chelsea Girl
https://youtu.be/VukI-fMrNkM
Close My Eyes
https://youtu.be/sJ58MOnQTm8
Like A Daydream
https://youtu.be/8zzo25t_eC8
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Guns N' Roses / USE YOUR ILLUSION Ⅱ(1991)
またガンズだよ。
前回に引き続き、今回もまたガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)だよ。
今回は“USE YOUR ILLUSION Ⅱ”だよ。
ひとつのバンドの音源を聴き始めたら止まらなくなることが多いが、今回もガンズを聴きまくってるのである。
……てゆーか、前回のブログで『ユーズ・ユア・イリュージョン』の2枚に計30曲、各アルバムに15曲ずつ収録なんて書いてしまったが、間違ってやがったぜぃ……!!
『1』は全16曲収録、そして『2』は全14曲やった。もう、記憶からブッ飛んでたわ。
気を取り直して『ユーズ~2』のお話(笑)。
91年に2枚同時発売された『ユーズ・ユア・イリュージョン』というアルバム。
アメリカでは当たり前のようにチャートの1,2位を独占したが、1位になったのはこの『2』の方だった。
それは何故か?
理由は、ある曲が映画の主題歌に使用されたから。
その曲は、M12“You Could Be Mine”。
映画『ターミネーター2』の主題歌だ。
もう、宣伝効果もバッチリで、映画の超ロングランヒットと同時に曲も大ヒット。
……というか、今回のブログを書くためにYouTubeで『ターミネーター2ヴァージョン』の映像を初めて観たよ。
ラストでシュワちゃんとガンズのメンバーが共演してる映像は貴重やな。
この曲のドラムの音を聴いて思ったけど、やっぱマット・ソーラムって良いドラマーだな。
僕はドラムの細かい技術ってよく分からんが、それでもデビュー時のドラマー、スティーヴン・アドラーがクビになってしまったのも仕方がないと感じてしまった。
このアルバムも『1』でのポール・マッカートニーのカバーに続いて、ボブ・ディランの“Knockin' On Heaven's Door”のカバーが収録されている。エリック・クラプトンをはじめ、この曲をカバーしてるミュージシャンはたくさんいてるが、ガンズのこれもホント素晴らしい出来。「ガンズのオリジナル曲」と言っても不思議じゃないアレンジ力だね。
こうやって今回ガッツリとこの2枚を聴き返して感じたのは、『もし、俺がメンバーやったら各アルバムに10曲ずつの、3枚に分けて発売してるやろな~』ということ。
いや、「がめつい」ってワケではありません(笑)。
あまりにボリュームがありすぎるので、3枚に分けて1ヶ月ずつぐらい時期をずらして発売してたら、もっとリスナーにちゃんと聴いてもらえた盤のような気がするのだ。グリーン・デイがやってたみたいにね。
というか本当の話、昔聴いてた頃よりも、今聴いた方が断然良い。
アクセル・ローズのボーカルにスラッシュのギターソロと、この二人の存在が目立つバンドだけど、ダフ・マッケイガンのメロディーを弾くベースラインも実は大好きだったりする。
アルバム発表直後に脱退したイジーのリズムギターも最高にロックンロールしてるし、スラッシュとの“絡み”は今聴いてもたまらないね。
「メタルやハードロックは嫌い」という人も多いだろうけど、頭ん中を空っぽにして聴いてみてほしいよ。
間違いなく、よく作り込まれた名盤だ。
ホント、久しぶりにガンズ聴きまくったわ。
1st“APPETITE FOR DESTRUCTION”についても勢いで書きたくなるけど、一旦保留にしておこう。
ブログに書きたいバンドやアルバムはいくらでもあるんだけど、「これを書きたい!!」と気持ちをそこまで“持っていく”のがなかなか難しい。まあ、それも含めて楽しんでるんだけどね。
あ~~、『ターミネーター2』の主題歌聴いてテンション上げて、俺もシュワちゃんみたいな身体になろっと!(笑)
You Could Be Mine(ターミネーター2ヴァージョン)
https://youtu.be/0EmnIGk0xQs
Yesterdays
https://youtu.be/NDOPlpH6NZM
Knockin' On Heaven's Door(LIVE1992)
https://youtu.be/vyw7rK24F20
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Guns N' Roses / USE YOUR ILLUSION Ⅰ(1991)
ガンズだよ。
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)だよ。
“LAメタル”の代表格だよ。
つまり、今回はシューゲイザーでも何でも無いのである。
てゆーか、べつにシューゲイザーしか聴かん……わけでは無いのである(笑)。
メタルやハードロックって普段はあまり聴かないけど、ガンズはやはり名曲が多いね。
……というワケで、今回はガンズ&ローゼズ(以下、ガンズ)が91年に発表したアルバム“USE YOUR ILLUSION Ⅰ(ユーズ・ユア・イリュージョン1)”について書いていこう。
ガンズの代表作といえば87年のデビューアルバム“APPETITE FOR DESTRUCTION”で間違いないけど、その4年後、2枚同時に発表されたアルバムも僕は大好きだったりする。
それが『ユーズ・ユア・イリュージョン1』と『(同)2』で、2枚で計30曲も収録されている大作だ。
一気に30曲もの新曲が解放されたのは、バンドの溢れるエネルギーを惜しみ無く出し切っているかのようだ。
詰め込めるだけ詰め込んでいる感じなので「散漫だ」と言う人もいて、確かにそうだと思う。
……が、それでも名曲が粒揃いで、そんな中でも僕のイチオシはM9“Double Talkin' Jive”だ。
この曲はレッド・ツェッペリンの流れを汲む“ギター弾きまくり曲”で、歌なんてほとんど無し。
ボーカルのアクセル・ローズがぶつぶつと少しだけ呟いた後、スラッシュのギターソロに突入していく。
しかし、このスタジオ盤はギターソロに入った瞬間にフェイドアウトしていくので、カッコいいソロが聴こえたと思ったら「ハイ、もう終わり!」というか「閉店ガラガラ~~!!」と言われるようなエンディングを迎える“超名曲になりそこねた、隠れ名曲”だと僕は思っている(泣)。
“閉店ガラガラソング”とでも呼ぼう(笑)。
この曲、ライヴだと後半のギターソロが延々と続くので、貼り付けてある映像を一度聴いてみてほしいです。マジで超絶カッコイイです。
他にも、ポール・マッカートニーのカバーで映画『007 死ぬのは奴らだ』の主題歌“Live And Let Die”はオリジナルに負けないほどの出来だし、この曲を含めガンズってカバーのセンスもホント良い。
壮大な名バラード“November Rain”は85年頃から既に出来てた楽曲で1stアルバム制作時にもレコーディングされたが、もうこれ以上無いというほど徹底的にアレンジを練って完成させている。
そして、アルバムのラストを飾るのは10分以上もある大曲“Coma”。“昏睡状態”という意味深な曲で終わらせるのもガンズ(=アクセル・ローズ)の当時の心境が伝わってくるようで、“散漫なアルバム”と言われながらも、何だかんだいって上手くまとめていると思う。
その他にも隠れた名曲がたくさんあるし、意外と僕の中ではデビューアルバムと同じぐらい好きなのかもしれない。
Double Talkin' Jive(LIVE1992)
https://youtu.be/8rfmnWjS2gM
November Rain
https://youtu.be/8SbUC-UaAxE
Live And Let Die
https://youtu.be/6D9vAItORgE
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Daryl Hall & John Oates(ダリル・ホール&ジョン・オーツ)
今さっきまでずっと部屋の掃除をしていて、『今日のお掃除BGMはどうしよっかな』ということで、ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)ですよ。
洋楽に興味を持ち始めた高校生の頃、ちょうど衛星放送でアメリカの『サタデー・ナイト・ライブ』の総集編が放送されていたのを観て知ったダリル・ホール&ジョン・オーツ。
“ブルー・アイド・ソウル”と呼ばれる白人版R&Bやソウルミュージックの代表格で、特にお気に入りなのが番組で観た80年代ポップな“You Make My Dreams”。……なのに、僕が購入したベスト盤には入ってなくて、かなりショックだった(泣)。
それでも、やっぱり名曲をたくさん生み出してる人達だと改めて感じたね。
ポップでアダルトな雰囲気の楽曲群は、日曜日の夜にとてもよく合っていて、掃除時間もちょっとしたリラックスタイムになったよ。
……てゆーか、CDラックの整理をしたいのに、どこから手を付けていいのか分からん!(汗)
今日はもうギブアップ(笑)。
You Make My Dreams
https://youtu.be/EErSKhC0CZs
Kiss On My List
https://youtu.be/AYUdldNzLNA
- アーティスト: Daryl Hall & John Oates
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- 発売日: 2005/05/17
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JOHN MAYER TRIO / TRY!(2005)
もう何年も前、アメリカのローリング・ストーン誌で“現代の三大ギタリスト”という特集が組まれ、デレク・トラックス、元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ、それに今回紹介するジョン・メイヤー(John Mayer)の3人が挙げられていた。
“三大ギタリスト”という名前の由来は1960年代で、その頃はエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの“元ヤードバーズ”という1つのバンドに所属していた3人から来ている。
“三大ギタリスト”=“世界のギタリストTOP3”と思われるかもしれないが、決してそういうワケでは無くて、他にも優れたギタリストがたくさんいる中で、メディアが勝手に作り上げたものだと僕は思っている。
そして、“現代の三大ギタリスト”と呼ばれる人達に対しても同じように感じていて、メディアが話題作りのためにやってるところが少なからずあるだろう。
紹介されている3名のギタリストはもちろん僕も大好きだし、素晴らしいミュージシャンなのは間違いない。
そんな中でも、特に“凄い”と個人的に感じるのがジョン・メイヤーで、彼が2005年に結成した、その名もズバリ“ジョン・メイヤー・トリオ(JOHN MAYER TRIO)”での演奏には驚愕したのを覚えている。
この頃の僕はブルースを中心にドップリ浸っていて、デレク&ザ・ドミノス、オールマン・ブラザーズ・バンド、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドなどの60~70年代のブルージーなギターサウンドを好んで聴いていた時期だった。
このジョン・メイヤー・トリオは当時の衛星放送でライヴ映像が流れていたのを偶然観て知ったんだけど、それまでジョン・メイヤーなんて名前ぐらいしか知らなかったので、何となく『アメリカの一般大衆ウケする“無難な人”なのかな』なんて偏見があった。
……が、ところがどっこい(笑)、この人の演奏はバリテクで、ギターはブギウギしてるし小刻みなカッティングもソロも“飛び跳ねる感じ”がとても心地好い。
しかも、一向に休まずギターを縦横無尽に弾きまくってるのに、歌も渋く味があって、めちゃ上手いという。
どっちかひとつだけでも物凄い才能なのに、ソングライティング能力にも長けている。
彼を支えるトリオ編成は、ザ・フーのジョン・エントウィッスル(←最高のベーシスト!)亡き後にバンドのサポートメンバーになったピノ・パラディーノ、それにキース・リチャーズのソロ作品など大御所ミュージシャンとの共演を重ねてきたドラマーのスティーヴ・ジョーダン。
ギター、ベース、ドラムという3つの楽器のみで全ての曲を演奏し、高度な技術で繰り広げられるジャムセッションには圧倒されてしまった。
やってることは70年前後のブルースロックと同じで、何ひとつ新しいことなんてやってない。
それでも、こういう音楽をやってる人達ってこれから先も絶対に居なくならないだろうし、欲してるリスナーもいてるはずだ。
今だとコンピューターを駆使して“足りない音”を追加できて、よりスタジオ音源に近い演奏ができたりとライヴの可能性が広がっているように感じるし、僕も『結果的に良くなるなら何やっても良い』と考える人間なので、そういうのは大賛成だ。
ただ、“生身の人間がぶつかり合い、予定調和に無い演奏”がライヴの醍醐味であるのも知ってるので、このジョン・メイヤー・トリオのようなバンドは、いつの時代でも聴衆を熱狂させてくれる力があると思っている。
Good Love Is On The Way(LIVE)
https://youtu.be/XlhxG9O54n8
Gravity(LIVE)
https://youtu.be/r1f6QZdw3fc
Try(LIVE)
https://youtu.be/OfVedKbAqOA
Try: John Mayer Trio Live in Concert
- アーティスト: John Mayer
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- 発売日: 2005/11/22
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