“AC/DCで腹筋バッキバキ!”の巻
一年ほど前から少しずつ運動を始めてたんだけど、起床後に腕立て伏せと腹筋・背筋をやる程度だった。
『また本格的に身体を鍛えなきゃなぁ』と思っていたので、作年末から筋トレを頑張っているシューゲさんです(笑)。
……つ~~か、相変わらず今も隣室のアシュラマンがバカ笑いしてやがるぜっ!!
(アシュラマンの記事です 笑)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/08/23/225922
ホンットなぁ~~、隣に住んでる悪魔超人の野郎は年末年始もバカ笑いしまくりやがって!夜中もデカい笑い声がよく聴こえてくるし。一体、何がそんなに楽しいんやろ?!
……って、いや違う!
今回の話にアシュラマンは関係ねえっ!!(笑)
今回のテーマは“運動中のBGM”なんだよ!
屁のつっぱりはいらんですよ!!
(まだキン肉マンネタを引っ張ります 笑)
6年ほど前から僕は激太り&激ヤセを何度も繰り返していて、それも1年に一度の割合でなっていた。
去年はそこまで太らずに済んだけど、体重60キロがベストなのが、ほんの1カ月で20キロ増えたり。最終的に90キロ前後にまで太るという、今思い出しても信じられない体験だった。
……てゆ~~か、あまりにも身体に悪すぎる!!
普段履き慣れているジーンズが急に履けなくなり、『これはひょっとしてヤバいかも……!!』と恐る恐る体重計に乗ってみたら“90㎏”と表示されるもんだから、あまりの驚きで後ろにひっくり返った。……なんて経験を何度もしてきたんだな。
そこからスイッチが入り、“痩せるモード”へと突入する。
よくテレビ番組で“ダイエットに成功!”なんて特集があって、皆さん1年とか2年とか時間を掛けてじっくりと確実に痩せているのを観るけど、僕は約3カ月(!)で元の体重に戻していたのである。
僕は長い時間を掛けて痩せるより“一気にやるタイプ”なので、スイッチが入ってからは1日1食、それもサラダを少しとたま~~にリンゴやバナナで栄養を補うだけという、ホント身体には非常に良くない痩せ方をしてきた。
そして、とにかく運動しまくる!!
ランニングはもちろん、ストレッチや筋トレを時間の許す限りやりまくっていた。
外を走るのってただ走るだけじゃ面白くないので、iPodで音楽を聴きながらランニングする。
走りながら色々と聴いていたが、やはりテンションの上がる曲が良くて、一番聴いていたのがAC/DC(エーシー・ディーシー)だ。
とにかく、これ以上にテンションが上がる音楽は無かった。
普段、家に居る時はそこまでAC/DCを聴くことなんて無い僕が、ランニング中は無限ループ状態で流していたのだ。
AC/DCの楽曲はどれもテンションアゲアゲで、なぁ~~~~んにも考えなくていいし(笑)。
いつもは音楽を聴く時って集中して自分なりに色々と感じたり考えながら聴いてるんだけど、ランニング中に聴くAC/DCは細かい理屈なんか抜きで、アドレナリン全開にさせてくれる。
最近はザ・ミュージック(The Music)なんかも運動前に聴いたらものすごくテンションが上がってくるんだけど、やっぱり僕にとっての“アゲアゲバンドNo.1”は今も変わらずAC/DCなんだな。
……って、やっと今夜のブログを書き終えたと思ったら、まああぁぁぁ~~~~~~だ隣で悪魔超人が笑っていやがるぜっ!!(汗)
Thunderstruck
https://youtu.be/v2AC41dglnM
Riff Raff(LIVE)
https://youtu.be/ErXbMB9R5-0
It's Long Way To The Top
https://youtu.be/Yh74RxmODg8
THE SEAHORSES / Minus Blue (1999?)
今回は、ザ・シーホーセズ(THE SEAHORSES)が1999年に発表…………するはずだった幻の2ndアルバム“Minus Blue(マイナス・ブルー)”について書いていこうと思う。
シーホーセズの中心人物はジョン・スクワイア(John Squire)で、80年代の終わりから96年まで活躍したザ・ストーン・ローゼズ(THE STONE ROSES 2011年に再結成)のギタリストとして知られている。
ジョンについては前にも“ジョン・スクワイア愛”をガッツリと書き連ねているし、今でも僕のアイドルの1人だ。
(以前書いたジョン・スクワイアの記事)
https://shoegazer1990.hatenablog.com/entry/2018/09/04/005906
ジョンは96年3月にストーン・ローゼズを脱退し、その直後に結成したのがシーホーセズで、97年に1stアルバム“Do It Yourself”でデビュー。全英1位(注:2位との記録もあり)を獲得し、アメリカでもチャート40位辺りとそこそこヒットしている。
ローゼズ時代は1stから2ndまでの間隔が5年以上もあり、その間にバンドメンバーもモチベーションを維持出来なくなったという過去があったため、シーホーセズではツアー後すぐに2ndアルバムの制作へ着手した。
そして、所属していたゲフィンレコードの99年発売予定のアルバム一覧にもこのシーホーセズの2ndはリストに挙げられており、初頭には発表されると言われていた。
“レコーディングは既に終了している”という情報も流れていたので、いつ発売されても不思議では無かった。……はずなのに、何の前触れも無く、突然バンドは解散した。
この時レコーディングされた楽曲は、ジョンが次に結成したバンド“リラクタンス”に引き継がれたとのことだったが、これまたレコードデビュー前に解散してしまい、完全にお蔵入り。結局、この時の音源はファンの間から“幻のアルバム”と言われるようになってしまう。
僕も楽しみにしていたファンの1人だったので、当時の落胆ぶりはハンパなもんじゃなかった。
ストーン・ローゼズの2ndアルバムを何年も待ち続けていた人達の気持ちが痛いほどよく分かってしまい、ジョンに対して“期待をことごとく裏切る人”という印象しかなくなってしまった。
そんなお蔵入りになったシーホーセズの2ndアルバム『マイナス・ブルー』をようやく聴けるようになったのは3年後、2002年のことだ。
この年にジョン・スクワイアはソロアーティストとしてデビューし、その煽りを受けてブートレッグ(非公式の海賊盤のこと)で発売されたのを知り、飛び付くように買いに行ったのを覚えている。
ブートレッグということは、もちろんタワーレコードなどの正規CD店でこのアルバムが並ぶことは無く、非正規品を取り扱っているお店で購入するしか無かったのだ。
(2ndのジャケットになる予定だった?アートワーク)
こうして数年越しにやっと聴けたシーホーセズの2ndアルバム『マイナス・ブルー』。
ストーン・ローゼズの2nd“Second Coming”から続いていたジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジを彷彿とさせるギター弾きまくりスタイルはそのままだ。
全体的に60~70年代のバンド(レッド・ツェッペリン、ザ・フー、ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイドなど)の曲調に近い音が散りばめられているため、目新しさは全く無い。
シーホーセズの1stで唯一の公式アルバム『ドゥ・イット・ユアセルフ』も70年代のグラムロック全盛期に活躍したトニー・ヴィスコンティをプロデューサーに迎えていたし、ジョン自身が懐古趣味で、どちらかというと“新しい音楽より、古い音楽が好き”という趣向が反映され、それはこの『マイナス・ブルー』でも変わらなかった。
だけど、それでも僕はこのアルバムが好きでよく聴いていた。
シーホーセズ自体、ここ何年もの間ほとんどまともに聴かなくなったが、当時は大好きでホントよく聴いた。
ストーン・ローゼズの1st期しか認めないファンも多くて、「ギター弾きまくりのジョンは嫌い」と言ってる人もいるが、僕はどっちも好きだ。
90年代のイギリスってオアシスみたいな音が主流で、シーホーセズもそれっぽい音を出す“王道UKロック”のひとつだったけど、それでも楽曲は良かったし、ジョン・スクワイアのメロディーセンスやギターフレーズって僕の感性にピッタリ合っていたんだと思う。
この『マイナス・ブルー』は1stのやたら明るい音作りとは正反対で、とにかく暗くへヴィーなサウンドが印象的なアルバムだ。ローゼズの『セカンド・カミング』に近い暗さがあるので、『セカンド~』が好きな人なら必ず気に入るはずだ。
……というか、個人的にはたった1枚だけ世に出たアルバム『ドゥ・イット・ユアセルフ』よりも、お蔵入りになってしまった『マイナス・ブルー』の方が断然好きだったりする。
“歴史的名盤”なんて大それた類いのアルバムでは決して無いが、未発表のまま終えてしまったのは勿体無かった作品でもある。……と、僕は今でも思っている。
Dolphin
https://youtu.be/fubBZrsZhBI
700 Horses
https://youtu.be/D4mWiVIzEJM
Tombraid
https://youtu.be/CiAgIUZdR3o
SUGAR(シュガー)
今回は、シュガー(SUGAR)というバンドをご紹介。
『なんちゅ~~単純なバンド名や!』と思ってしまうが、RIDEとかLUSHとか、それにGUITARなんてバンド名もあるし、とにかくこういうシンプル過ぎるバンド名ってネットでも検索しにくくてヒジョ~~に困る!!
昨日、天王寺のルーヴル美術館展へ行った時に、『今の気分に合う音楽は何かな~』と考え、真っ先に浮かんできたのがシュガーの1stアルバム“Copper Blue”で、メロディアスな楽曲群は晴れた空の下で聴くのにピッタリだった。
(1st“Copper Blue”)
このバンドの中心人物であるボブ・モールドはシュガー結成前にハスカー・ドゥ(HUSKER DU)というパンクバンドをやっていたんだけど、僕が知ったのはシュガーからだったので、今でも“ボブ・モールド=シュガー”という印象が強い。
シュガーでは耳馴染みの良い良質なポップソングが散りばめられている。
音楽性も僕の好きなシューゲイザーっぽいサウンドだし、今でも時々聴きたくなる。
シューゲイザーをやってる連中って、ロックンロールやパンクをはじめ本当にいろんな音楽を吸収してる人達が多いんじゃないかと思う。
「ロックは70年代末までにアイデアが全て出尽くされた」なんてよく言われるけれど、シューゲイザーというジャンルを知った時は『これって、新しい音楽じゃないの?!』と感じたほど衝撃を受けたし、これほど曖昧な音楽ジャンルも無いような気がする。
話がズレたけど、このシュガーはデビューアルバムだけでなく、2ndもシングルのB面曲を集めたアルバムも、どれも名曲揃いなので超お勧め。
冒頭に書いた「晴れた空の下で聴きたくなる」というのも、実際に聴いてみたら分かるはずだ。
If I Can't Change Your Mind
https://youtu.be/aHnFIaLp_ys
Believe What You're Saying
https://youtu.be/7yH6-r0Rgf0
Changes
https://youtu.be/h3Lo91Z0h3Q
- アーティスト: Sugar
- 出版社/メーカー: Edsel Records UK
- 発売日: 2012/06/05
- メディア: CD
- クリック: 2回
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【番外編】“ルーヴル美術館展へ行ってきた”の巻
2019年1月14日(月)、連休最終日は大阪市立美術館で現在公開中の“ルーヴル美術館展”へ行ってきた。
ルーヴル美術館展は今日が最終日だったので、何とか間に合って良かったぜぃっ……。
最終日ということもあり、バカ混み(苦笑)。
昔は人混みって好きじゃなかったんだけど(というか、今もあまり好きではない)、美術館でこれだけ賑わっているのは初めての体験だったので新鮮だったな。
古代ギリシャ時代やルネサンス時代の彫刻や油絵などが100点以上も展示されていて、テレビや本でしか知らなかった作品を間近で見ることができて圧倒されたな……。
しかし、展示されている作品を見ていて、特定の人物だけが何百年も何千年もの時を超えて今も語り継がれているというのが何よりも印象的だった。それは、先日観た映画『マイ・ジェネレーション』でも感じたことだ。
このイベントでこんな感想を抱いたヤツは、多分俺ぐらいやろうな(笑)。
ところで、この大阪市立美術館までの道程が昔と比べて見違えるほど綺麗になっていたのにはビックリさせられた。
天気も良かったし、ん~~~~……気持ちイイ!!
大阪市立美術館に来たのも何年ぶりや?!というぐらい久しぶりで、もう少しマメに来ようと思ったよ。
3連休はジムで身体を鍛えたり、人に会ったり、映画を観て美術館へ行ってと、有意義な3日間だった。
映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』
2019年1月12日(土)、60年代のロンドンを描いたドキュメンタリー映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』を観てきた。
60年代のイギリスといえば音楽、アート、ファッションなどが一気に開花し“スウィンギング・ロンドン”と呼ばれるポップカルチャーで世界の中心になっていた。
そんな“激動の時代”を駆け抜けた人達が当時を振り返って語るという作品、これは観なきゃいかんでしょ!
映画はいきなりキンクスの曲2連発で始まり、タイトルにもなったザ・フーの『マイ・ジェネレーション』で幕を開ける。
50年代までとは違い、“労働者階級”と呼ばれる人達が60年代に入って生活に少しだけ余裕ができ、ファッションなどのお洒落にも投資するようになっていく過程を、解説と映像を交えて分かりやすく伝えてくれる。
今でも根強く残る階級制度の話は、僕がロックを知った高校生の頃はいまいち実感が無かったけど、現代の日本はこれに近いものがあると感じてしまう。
(モデルのツィギーさんが超オシャレ!)
(ミック・ジャガーの当時の恋人、マリアンヌ・フェイスフル。この頃は天使顔だった……泣)
ファッションではミニスカートやワンピース、それに男性の長髪はここから始まり、常に時代の最先端を行って、それと同時に古い世代の人達からは嫌悪感に満ちた目で見られていたのも興味深かった。
……つ~~か、ミニスカートとワンピースは偉大な発明だあぁ~~っ!!(笑)
日本とイギリスって遠く離れているけれど、どちらも同じ小さな島国で、昔から僕は共通するものがあるような気がしている。
海外へ行くと本当に人生観が変わるし、日本の良さにも改めて気付けるから、いつかまた行きたいと思っている。
イギリスに行けばもっと肌で文化を感じられて、今まで聴いていた音楽も“聴き方”も変わるだろうしね。
映画を観ていて、『やっぱり行かねば!!』と思ってしまった。
……余談だが、現在こんな映画が上映されているようだ。
ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー……。
チョ~~観たい!!(笑)
平成のオカルトネタをまとめて、しかも映画館でスプーン曲げを実演できるとは!
『スプーン曲げたからどーーーーーなのよ?!』と昔から思ってたんだけど、そんな細かいことは気にしない!!(笑)
しかし、オーケン(大槻ケンヂ)やユリ・ゲラーが出るなら、矢追純一(UFOネタで有名な人です)も出さなきゃいかんでしょ!!
それだけが不満なのである(笑)。
THE WHO / My Generation(LIVE)
https://youtu.be/qjN5uHRIcjM
ROLLING STONES / Satisfaction(LIVE)
https://youtu.be/NEjkftp7J7I
KINKS / You Really Got Me(LIVE)
https://youtu.be/Eq_KQYVPadQ
Beatles / Tomorrow Never Knows
https://youtu.be/7UjvdZm-Tu8
epic45 / england fallen over(2005)
epic45(エピック・フォーティー・ファイヴ)が何者なのか。
そんなこと僕は何も知らないんだけど、一目見たら印象に残るジャケットアートに負けない“遠い記憶の彼方に連れてってくれる音楽”がそこにはある。
写真の巨大な煙突は、火力発電所だ。
小さい頃に家族で出掛けた時、車の窓から見えるガスタンクを眺めるのが僕は大好きだった。
だからなのか、この写真にも本能的に惹かれたんだと思う。
まだ世の中のことなんて何ひとつ知らなかったのに、ガスタンクが見えなくなるまでずっと目で追い続けていた日のことを、このアルバムジャケットを見た時に思い出した。
ジャケットに載っている火力発電、ガスタンク、風力発電などに僕は“アート”を感じてしまうんよね。
なんか、こういうのを見たら『人間ってスゴイなぁ……』と、今でも思ってしまう。
そして、“自然ってスゴイなぁ”と感じる。
今、身の回りにある物や建造物などは“全て、誰かの手で作られたもの”だ。
何年か前に、ふとそんなことを思い、それからはいろんな物に対して“命”を感じるようになっていった。
自分が今住んでる部屋も、床のフローリングに使用されている木材から命を感じて、こうやって形にするのに職人さんが命を削ってくれている。
テレビやコンポ、着てる洋服、毛布、食べ物や飲み物、それに本やCDなど、全てに命を感じている。
“こうやって僕は、たくさんの物や人に支えられて生きているんだな”と思い、毎日を生きている。
このepic45はアートワークに描かれた風景を、そのまま音にしたような、そんなアルバムだ。
毎日が慌ただしく過ぎ去っていく日常とは真逆の、二度と戻ってこない“懐かしい瞬間”を感じることができる。
このアルバムを聴いてると、全てが輝いて見えた“あの頃”を思い出させてくれる。
england fallen over
https://youtu.be/DdLQl1xFh4E
swerving to avoid falling leaves
https://youtu.be/Q08-7sHXS-8
the year ahead
https://youtu.be/FhFC1_uKptI
- アーティスト: epic45
- 出版社/メーカー: Thomason sounds
- 発売日: 2008/08/11
- メディア: CD
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DEERHUNTER / Turn It Up Faggot(2005)
今回は4AD(フォー・エー・ディー)レーベルを代表するバンド、ディアハンター(DEERHUNTER)の1stアルバム“Turn It Up Faggot”について。
(1st“Turn It Up Faggot”)
4ADレーベルといえばコクトー・ツインズやラッシュ(LUSH)、ペイル・セインツ、デッド・カン・ダンスなど、大好きなバンドがたくさん所属していた“伝説のインディーレーベル”だ。
今月21日に心斎橋BIG CATで4ADレーベルのライヴイベントの開催が決定していて、ディアハンターも出演することになっている。
2年ほど前にも大阪に来ていたのだが、その頃は諸事情により行けなかったため、ようやく彼らを生で観られると思うとワクワクする。
ディアハンターは僕の大好物な“サイケデリック”を主体とした音楽をやっているバンドだ。
今回紹介する1stは4ADと契約する以前に発表された作品で、この頃はまたバンドの音楽性が全然違っていたりする。
ちょっと……というか、ディアハンターはずっと“ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの現代版”とでも言うような捻くれたポップミュージックを展開しているが、アルバムを発表するにつれポップ色が段々強まってきている。
最近のポップで聴きやすいディアハンターも僕は好きなのだが、とりわけ初期は“ヤバい雰囲気”が充満していた。
かなりのブッ飛び具合で、そうとうイカれていた初期の音源は捻くれ者の僕の感性にピッタリと合致してしまったのである(笑)。
初期の音源に関しては、以前紹介したコンピレーションアルバム“NO NEW YORK”に収録されているバンド勢のような“ノー・ウェーヴ”と呼ばれる音楽ジャンルに入ると僕は思っている。
切れ味鋭いギターサウンドはニューヨークパンクを代表するバンド、テレヴィジョンにも通じるところがあり、それでいて彼らより何倍も超攻撃的だ。
バンドが人気を得るためには“ポップさ”が絶対に必要だろうし、そのおかげで僕もディアハンターの存在を知ることができた。
彼ら自身も今の音楽性は好きでやってると思うし、今までのアルバムを聴いてると自然な流れで変化していってるので、だからこそ僕はこのバンドが好きなんだろう。
ただ、欲を言えば“この頃”のヤバい彼らも一度観てみたかったなぁ……というのが本音だったりするのだ。
N.Animals
https://youtu.be/47JhODmQoCo
Adorno
https://youtu.be/2DhAiHQlFGw
Death Drag
https://youtu.be/C0SSGncT4pw
UNKNOWN MORTAL ORCHESTRA / Sex & Food(2018)
あ~~、三が日がもう終わる!!
正月はず~~~~っと読書していたシューゲさんです。
読み始めたら、止められない、止まらない。
久々に“読書モード”に突入してしまったのである(笑)。
今夜もこれから読み続けそう……(汗)。
そんなワケで、読書中のBGMとして聴いている中の1枚がこのアンノウン・モータル・オーケストラ(UNKNOWN MORTAL ORCHESTRA)のアルバム“Sex & Food”だ。
昨年聴いたCDの中でも特にお気に入りだった1枚で、自然と何度もリピートしていた。
この人達のことは全く知らなかったけど、ネットを見てたら“年間ベストアルバム”の1枚に挙げてる方が多かったので、今かなり人気のあるバンドなのかな。
こういうバンドって皆さんどうやって知るんだろ?やっぱ、ネットを通して評判が拡がっていくのかなぁ。
アルバムのアートワークからして宇宙っぽい。宇宙服なのか、フェンシングのコスチュームなのか分からないけど。
そして、音楽性は“何でもアリ”な感じで、全体的にスペイシーな雰囲気がある。
“宇宙ロック”な感じ。
ちょっとプリンスみたいな“何でもアリ感”がお気に入りだったりする。
こういう音楽ってヒーリングミュージックっぽい柔らかさがあるから、部屋でくつろいでる時に聴いてると落ち着くね。
寝転がって聴いてもよし、読書中のBGMとして流すもよし、そして、ボリュームを上げてガッツリ聴くのもよし。
良質な音楽なのに、気楽に聴ける。
う~~む、素晴らしい。
American Guilt
https://youtu.be/4-JlcmCxIXU
The Internet Of Love (That Way)
https://youtu.be/RUv05j-h5_w
BEACH HOUSE / 7(2018)
今回はビーチ・ハウス(BEACH HOUSE)の最新作“7(セブン)”について。
ビーチ・ハウスといえば4th“Bloom”しかまともに聴いたことがなく、あのアルバムも当初はそんなに好きでもなかった。
ただ、何となく洒落たアートワークに惹かれて購入し、数年後に聴き返した時に初めて良さに気付いたので、僕の中でビーチ・ハウスというバンドは『ブルーム』での印象しか無かった程度だ。
そんな僕が昨年出た『7』を聴いた時も、やっぱり“何とな~~く聴いてる程度”だった。
こういうドリーミーなサウンドって昔から大好きだし、彼らがやっている音楽ってジャンルで言うと“ドリームポップ/シューゲイザー”の部類に入るから、そりゃ~僕も気に入るだろ!
……なんて思うところだけど、このテの音楽って21世紀に入ってから爆発的に増えたのもあるためか、実際に聴いても期待している以上の衝撃や感動を得られないバンドもぶっちゃけ多かった気がする。
今世紀に入ってから活躍しているドリームポップ/シューゲイザーで本当に良いバンドもたくさんいてるのも知っている。
ただ、個人的には80年代のジーザス&メリーチェインやコクトー・ツインズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、それに90年代にデビューしたライドやラッシュ、スロウダイヴなどの所謂(いわゆる)オリジナル・シューゲイザーの方が単純に“ハートに響いてきた”のが正直な感想だ。
これに関しては個人的にも色々と思ってることはあるんだけど、またの機会に書こうと思う。
話が逸れてしまったけど、今作品を日を改め、もう一度聴き返してみて、どう感じたか?
……う~~ん、ドリームポップ!!
というのはもう分かってたことだが(苦笑)、コクトー・ツインズやエンヤの流れを引き継いでる浮世離れしたドリーミーさに満ち溢れている。
それでいて、よりポップ。
思わず『ブルーム』を、時間を空けてから聴き直して感じた時のことを思い出してしまった。
『何でこのアルバムの良さが分からんかったんやろ?!』と今回も思ってしまったのだ(汗)。
このバンドが生み出す、とろけるような酩酊感って一度ハマればどんどんハマっていく中毒性があるけれど、これも聴いた時の精神状態や環境も大きく関係しているのかもしれない。
まあ、こういう音楽って“音に集中できる環境”に居ないと良さに気付けないのかも。
ドリームポップという、文字通り“夢見心地になれるサウンド”だから、リラックスしたい時に聴けるBGMとしても合うだろう。
だけど、先ずは“良さが分かるまで、しっかり聴き込むことが大切だ”と思わされてしまった。
最近はあれやこれやと聴きたい音楽が多過ぎて、1枚1枚をおざなりに聴いてしまうことが増えたので、ここらでまた昔のように“音楽と対話する”ぐらいの気持ちで聴かなきゃいかんなと反省したよ……(汗)。
今回の『7』を聴いて、そんなことを考えさせられてしまった。
Pay No Mind
https://youtu.be/3U887ZKOv7U
Woo
https://youtu.be/9800fOlCmLg
Girl Of The Year
https://youtu.be/9NBQwVlKoaQ
“僕の恩人”の巻
当ブログをご覧になられている皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も【シューゲさんのまったり音楽日記】にどうぞお付き合いいただけたらと思います。
……な~~んて、堅っ苦しい挨拶しちゃったぜいっ!
ワイルドだろう~~?!
って、スギちゃんじゃねえし!!(笑)
いや~~、新年早々、意味不明な幕開けだぜぃっ!
こんな感じで今年もブログ書いていきます!(笑)
2019年、一発目のブログということで、今回は“僕の恩人”の話を書こうと思う。
“Lさん”とは音楽繋がりで何年か前にネットで知り合って、僕よりもだいぶ年上の方なんだけど、僕が興味を持ち、電話するようになった。
ほとんど毎晩のように電話しては、音楽の話だけでなく、人生観の話など、やたらとウマが合った。
そして、二人ともよく喋る!(笑)
同じノリでジョークも言い合っていたので、急速に仲良くなっていった。
Lさんは自分で会社を経営しており、本当に偶然なんだけど、僕が生まれて初めてそういう人とガッツリ繋がったというのかな。
彼の考え方というのは今までの僕の考え方とは全く違っていて、『これが成功者の考え方なのか!!』と衝撃を覚えてしまったほどだ。
正直言って、僕なんかがまともに話すなんて恐れ多かったが、そんなことは気にせずLさんは気さくに接してくれ、僕の話も親身になって聞いてくれたのだ。
その頃の僕は人生のドン底に落ちていたので、彼の発する“成功者の哲学”というのかな、優しい言葉だけじゃなく、時には厳しい言葉も突き付けられたりもした。
ある晩、僕が昔の嫌な出来事を思い出してグジグジ言っていると、突然彼が「何をそんな終わったことをいつまでもグジグジ言っとんねん!!もう終わったことやろ!!」と言い出し、それから大説教会に突入していったのだ(汗)。
ひたすらボロクソに言われ続けたので、『そこまで言うか?!』と思ったが、Lさんの言っている内容があまりに正論過ぎて反論できない。
それに、Lさんはめちゃくちゃに言いながらも、その言葉にはちゃんと愛があって言ってるのが伝わってきたから、ものすごくショックで言い返したい気持ちをグッとこらえて聞き入るしかなかった。
ずっと言われ続け、ものすごく腹が立った。
だけど、それは彼に対してではなく、“今まで上手くいかなかったことを、全て周りのせいにしてきた自分自身に対して”だ。
この時に、生まれて初めて分かったことがある。
それは、“自分が上手くいかなかったことは、全ては自分のせいだ”ということ。
生まれた環境や幼少期の体験など、自分の力ではどうにもならないこともある。
だけど、それも“18歳を過ぎたら、後は全部が自己責任なんだ”という事実をこの時に初めて理解した。
意味も無く偉そうに説教してくるヤツってのは今までに何人もいてたけど、そんな連中とLさんは完全に違っていたのが分かった。
最後に、彼はこう言った。
「ジブンはいける!!いけるって!!!!」
『お前なら絶対に這い上がれる!!』という意味で強く言ってくれたその言葉は、上っ面で言ってないのが伝わってきた。
Lさんとは二度お会いしたが、今は連絡を取っていない。
それは、“何が何でも這い上がって、胸を張ってもう一度逢いたいから”だ。
何が何でも這い上がって、ちゃんと彼に感謝の気持ちを伝える。
そう決めている。
人との出逢いって本当に大切で、“出逢う人たちで人生が大きく左右される”とつくづく感じる。
それは、今回書いた“Ⅼさん”だけではない。
今の僕は、本当に良い人たちに支えられている。
ホント、恵まれすぎじゃないか、と思うほどだ。
だけど、良い人たちだけでなく、嫌味や悪態をついてきた人たちもたくさんいたけど、今振り返ると、そんな人たちからも学んだことがたくさんあったと気が付いた。
Ⅼさんとお会いした時、彼からのプレゼントでビートルズのキーホルダーを頂き、それはネックレスにして肌身離さず身に着けている。
これを見る度、『俺も負けんからな!絶対に這い上がってやる!!』と自分に言い聞かせている。
2019年もたくさんの経験を積んでいくだろうけれど、腐らずに一瞬一瞬を大切に生きていくよ。
……そんなワケで、新年一発目の曲!
スポティファイで日中聴いていたライド(RIDE)から。
再結成後に発売されたアルバム“Weather Diaries”のリミックス音源がこれまた良いので貼り付けときます。
……って、YouTubeに音源が全部無い!!(汗)
まあ、細かいことは気にしない(笑)。
それでは皆さん、また明日♪
Cari
https://youtu.be/X2Oi5OX4ql8
All I Want(Oren Ambarchi Mix)
https://youtu.be/s4_k-KQ520g
皆さん、良いお年を!
ああ~~、1年の最後にガッツリ記事を書こうと思ってたのに、もう時間が無い……(汗)。
大掃除しましたよ、大掃除!
とは言っても、狭い部屋なので直ぐ終わるんだけどね。やり始めたら細かな所までやっちゃったよ。
つ~~か、CDラックの整理がまだ出来てない!!
ぐわあぁ~~~~っ!!!
……って、2018年の最後のブログがこんなんで良いのか、俺?!
今年は本当にたくさんの人に出逢えて、たくさん刺激をもらいました!
マジでこの1年で25年分ぐらいの経験をしましたよ。
当ブログを読んでくれている皆さんに感謝!!
2019年はもっと成長できると信じている。
……あっ!それと、とうとうSpotify(スポティファイ)始めましたよ。
スポティファイプレミアムってヤツ。
ホンマ、凄いです!
これで月額980円!!
……って、“ジャパネットたかた”か!!(笑)
なんてことを書いてる間にも2018年が終わる!(汗)
何だか、スポティファイ使って昨日からまたザ・ミュージック(THE MUSIC)の2nd“Welcome To The North”を聴き始めたら止まらなくなっちまったぜぃ。
これ聴いてテンション上げながら2019年に突入だ!!
それでは皆さん、また来年お会いしましょう♪(笑)
Breakin'
https://youtu.be/NQviV9aPDvs
Freedom Fighters
https://youtu.be/woKUFyqIAE0
Welcome To The North
https://youtu.be/fDR6gFHl2qI
- アーティスト: The Music
- 出版社/メーカー: Virgin
- 発売日: 2008/06/30
- メディア: CD
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映画『IT(イット)』
年末年始はホラー映画でも観ようと思い、スティーヴン・キング原作『IT(イット)』を借りてきた。
(「覗いちゃや~~よ♪」)
…………こっ……怖えぇっ!!
この映画、今観てるから普通に楽しめるけど、きっと小学生の頃に観ていたらトラウマになってただろうな(汗)。
借りてから気付いたけど、今では珍しいDVD両面再生になっていて、収録時間が187分もある作品だった。
『長げえな……!!』と思ったが、観始めるとこれが面白くて、3時間もあるのに夢中になってしまう。
スティーヴン・キング原作で映像化された作品は数多いが、間違いなくこれは傑作の部類に入る。
ジャック・ニコルソンが主演した『シャイニング』も好きなんだけど、あの作品のホラー的演出を引き継いでるだけでなく、ぶっちゃけこっちの方が“恐怖を魅せる演出”も上手いと思う。
ただ、『シャイニング』が無ければ『IT』もこれだけ恐怖を煽る演出を考えつかなかっただろうな、とも感じた。
『シャイニング』はスタンリー・キューブリック監督が得意とする“ほとんど視覚的な表現だけで、観る側に想像させる演出”と、ジャック・ニコルソンの怪演が強烈なインパクトを与えていた作品だった。
だけど、原作とはかけ離れた内容でスティーヴン・キングと大モメしたという曰く付きの映画だから、他の映像化されたキング作品とはまた別モノだと僕は考えている。
調べてみると、今回借りた『IT』は90年にアメリカで2回に分けてテレビ放送された“テレビ映画”とのことで、それは観ている途中でCMに入るようなカット割りがされていたので何となく気がついた。
(「ドナルドじゃないよ!」)
……いや、だからアンタ怖えぇって!!(汗)
この作品はタイトルだけ昔から知ってたけど、観たのは今回が初めてで、それも昨日TSUTAYAに行ってボーッとDVDの棚を眺めていた時に見つけたから、ホント偶然だった。
まあ、僕は“世の中の出来事は、全てが必然”だと思っている人間なので、今回この『IT』を発見し観ようと決めたのも、今の自分が“こういう刺激を求めていた”からなんだと思っている。
ペニーワイズさんが俺を呼んでたんだな、きっと。
(「ど~も~!ペニーワイズで~~っす♪」)
いや、だからマヂで怖えぇっちゅ~~の!!(笑)
雨の中、道路脇の溝から覗き込んでいたペニーワイズさん。
『アンタ、ずっとここにおったんかいっ!!』と、思わず心の中でツッコんでしまったのである(笑)。
大人になった主人公たちの現在と、少年時代の回想シーンが行ったり来たりで“伏線張りまくり”の内容は、ただのホラーで終わらずに、かなりミステリー感覚でも楽しめる。
それに、少年時代のシーンがこれまたキング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』のようで、“いじめっ子”対“いじめられっ子”という構図も似通っており、青春冒険モノとしても楽しめる作品となっている。
……う~~む、天才やな!!(←今更かいっ!!笑)
これも自身の実体験からきてるのかなと思ったけど、キングの著書『書くことについて』を以前読んだ時に、そんなことは書かれていなかったように記憶してるので、やっぱ想像力が果てしなくある人なんだろうな。
後で『書くことについて』を読み返そ。
あと、この『IT』は最近になってリメイク作品も公開されてたんやね。
リメイクってなぁ……ハズレが多い印象があるからなぁ、先に旧ヴァージョンを観て良かったよ。
年末年始にちょっとした刺激がほしいと思う方は『IT』(90年版)をお勧めするので、観ても損は無いかもよ♪
(「ご家族で観てね♪」)
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IT〈下〉
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Blood Red Shoes(ブラッド・レッド・シューズ)
2ヶ月ほど前の深夜、僕の元へ1通のメッセージが届いた。
読んでみると、ブラッド・レッド・シューズ(Blood Red Shoes)の熱心な日本のファンの方からで、こうやって音楽ブログをやっていると思わぬ“出逢い”があるから面白い。
お返事で「いつかブログに書こうと思っているので、その時はお知らせしますね」と約束していた。
……そんなワケで、今回ご紹介するのはイギリスで2008年にデビューした男女デュオバンド、ブラッド・レッド・シューズ(Blood Red Shoes、以下BRS)だ。
音楽誌の広告欄に載っていたこの1枚の写真に目が止まった時のことは、今でもよく覚えている。
『何だ、この美男美女は……?!』
しかも、男の方は美少年にも関わらず“鼻血ブー”ではないか?!(笑)
この時の写真に惹かれて、彼らの1stアルバム“BOX OF SECRETS”を購入したのは言うまでもない(笑)。
(1st“BOX OF SECRETS”)
ソニック・ユースやニルヴァーナなどから影響を受けたと言われるBRS。
ひたすら疾走感溢れる楽曲の中、血管がブチ切れんばかりの勢いでシャウトしドラムを叩きまくるスティーヴン・アンセル(ボーカル&ドラム)と、ローラ・メアリー・カーター(ボーカル&ギター)の美しくも荒く歌いきるツインボーカルに、当時の僕は『おおっ!久々に良いバンドが“来た”!!』なんて感じたものだ。
ただ、2ndアルバム以降はスローな楽曲が増えたのもあるせいか、1stにあった“勢い”が無くなり、予想していたほど世間では話題にならなかったのが残念だった。
僕自身も彼らには「このままの勢いで突っ走ってくれ!!」なんて期待していたので、2nd以降を聴いた当時は肩透かしを喰らったような気分になったのが正直な感想だ。
だけど、それでも新譜が出る度に買い続け、彼らの音楽に触れていたのだから、やっぱりずっと好きだったんだろう。
4thアルバムが出た時のこと。
こうやって地道に活動を続けている彼らの音を聴いているうちに、もがきながらも止まらずに、少しずつだけど前進しているBRSの二人を『これからも応援していきたい』と思ったし、冒頭に書いたファンの方とやり取りした後に全アルバムを聴き返してみると、彼らが疾走感だけに拘らず“音の深み”を追求していってるのに気付かされた。
そんな彼らも、来年1月には約5年ぶりのアルバムを発表するとのこと。
僕もBRSを聴き続けたファンの1人として、彼らの行く末を見守っていきたい。
そして、是非とも来日してほしい!
生でローラ・メアリー・カーターさんを拝むまでは死んでも死にきれん!!(笑)
ツンデレ美女というのは反則だよ、キミィ!(笑)
ローラさんの写真ばかり載せてしまったけど(汗)、スティーヴンも反則級の男前なので、全男性はローラさん目当てに、全女性はスティーヴン目当てにライヴへ行くべし!!
ただカッコ良くて綺麗なだけじゃなく、美しい容姿からは想像もつかない“荒くて深みのある演奏”が観られる日を、僕もファンの1人として楽しみにしている。
Say Something, Say Anything
https://youtu.be/jma0Rjdcmgc
It's Getting Boring By The Sea(LIVE)
https://youtu.be/B0CA0rPxvk0
Light It Up
https://youtu.be/sob1cUVd-vE
Je Me Perds(LIVE)
https://youtu.be/1prNvIJ8SAQ
- アーティスト: Blood Red Shoes
- 出版社/メーカー: V2 / Co-op / Hostess
- 発売日: 2008/04/15
- メディア: CD
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PRIMAL SCREAM / Give Out But Don't Give Up(The Original Memphis Recordings) (2018)
どうも、皆さん。
昨夜のブログを書き終えた後、ミネラルのチケットを買いにコンビニへ行くと、暗闇の中からイニエスタみたいなオジサンが突進してきたので思わずうろたえてしまったシューゲさんです(笑)。
まあね、イニエスタは現在ヴィッセル神戸に所属しているし、大阪市内に出没しても何ら不思議は無いからね。
前方から迫ってきた時、妙にファンタジスタな動きしてたから一瞬ホンマにイニエスタかと思っちゃったぐらい似てたよ。髪型も似てたし(笑)。
……って、今回の記事にイニエスタもヴィッセル神戸も楽天も三木谷社長も全て関係ねえっ!!
(しつこくてスンマセン!汗)
今回は、プライマル・スクリーム(Primal Scream)が94年に発表した4thアルバム“Give Out But Don't Give Up”のオリジナルヴァージョン、その名も“Give Out But Don't Give Up (The Original Memphis Recordings)”です。
……って、タイトルくそ長げぇっ!!
94年に発表されたアルバムのオリジナルヴァージョンということで、その前年(93年)にアメリカで録音されたけど、ボツにしちゃったもの。その音源をまとめたものが今年に入り、やっと日の目を見ることができたのが本作品だ。
以前にも書いたけど、プライマル・スクリームって昔は苦手だった。
理由は、“何でも出来る、器用すぎる人達”だからだ。
91年に発表した“アシッドハウス”と呼ばれるダンスミュージックのアルバム“SCREAMADELICA”をはじめ、アルバムを発表する毎にエレクトロニカだったりロックンロールだったりと全く違う音楽性に行ったり来たりしているのも『フラフラしていて一貫性が無い』なんて当時は思ってたし。
それに、プライマルのアルバムってどれも“しつこい”イメージがあったからだ。
(実際、どのアルバムもかな~~~~りしつこいです 笑)
プライマル・スクリームは古典的でストレートなロックンロールアルバムも何枚か発表していて、その中の1枚がこの『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ』で、シングルカットされた“Rocks”のPVを観た時、「なんやコレ?!ストーンズそっくりやんけ!!」とホンマにツッコんでしまったほどだ。
(注:プライマルファンの皆さん、怒らずに最後まで読んで下さい 汗)
90年代にデビューした“古い時代のブルースやロックンロールを継承するバンド”で真っ先に思い出すのがブラック・クロウズなんだけど、彼らはちゃんとルーツに根差した音楽をやっていたから、ハードロックやサイケデリックに走っても、どれも“ブラック・クロウズの音”になってたのが分かるから好きだった。
それに対して、プライマル・スクリームはダンスミュージックをやれば本格的なダンスミュージックになり、エレクトロニカ路線へ突っ走ったら超本格的なエレクトロニカ(+パンク)になったり、そしてロックンロールをやればローリング・ストーンズばりの本格的なロックを演奏している。
これって、何だか“芯が無い”と感じたんよね。
実際、ブラック・クロウズのボーカル、クリス・ロビンソンがプライマルのことを「何だかウソっぽいよな」と発言していて、これには僕も同感だった。
僕自身が不器用な性格もあるからか、器用に何でも出来る人って苦手意識があったんだと思う。
そんな僕がプライマル・スクリームの魅力に気付いたのは彼らのライヴを生で観てからで、その時に初めて『何でもやれる人達だけど、そのどれもが物凄いクオリティーなんだ!!』とようやく理解できたんだから、先入観無しにもっとちゃんと聴いとくべきだったと後悔したよ。
そういうワケで、今作品のオリジナルヴァージョンを聴いた正直な感想。
……う~~む、ザ・ローリング・ストーンズ!!(笑)
ストーンズ黄金期と呼ばれる68~73年頃にヒジョ~~によく似ている。
特に72年作“Exile On Main Street(メインストリートのならず者)”の雰囲気にそっくり。
……が、やはりコレが物凄くクオリティーが高いのだ。
94年に発表されたヴァージョンとはビートやアレンジが違ったりしていて、個人的にはお蔵入りになってしまった今作の方がお気に入りだったりする。
「ストーンズに似ている」と言っても、70年代のミック・ジャガーの歌い方から影響を受けているとはいえ、ちゃんとボビー・ギレスピーの声で歌っているのが分かるし。
ギターに関してもキース・リチャーズ&ミック・テイラーの“黄金のグルーヴ”を継承してはいるが、プライマルのギタリスト、アンドリュー・イネスの技量があるからこそ、これだけのことがやれるんだろうし。ホント、凄いわ。
ゴスペル調の楽曲あり、レイドバックしたサザンロックあり、そして、“Rocks”と“Jailbird”は最高のロックンロール・ナンバーだ。
それと、このアルバムは2枚組で、ディスク2には当時のセッション音源が残されており、これもお蔵入りにしたのが勿体なさすぎるほど素晴らしい出来映えだったりする。
僕もストーンズやオールマン・ブラザーズ・バンドをはじめとする60年代後半~70年代前半のブルースロックが大好きだけど、このプライマルのアルバムはレジェンドバンド達の名盤とも全く引けをとらないよ。
今回、お蔵入りされたこのアルバムと94年に発表された『ギヴ・アウト~』を改めて聴いてると、クリス・ロビンソンと過去の自分に言ってやりたくなる。
「確かにプライマル・スクリームはいろんなことをやってるけど、このレコードは最高のロックンロールアルバムだから、とりあえず頭を真っ白にして聴いてみ!!」ってね。
Rocks
https://youtu.be/Z3ZCZjhjguA
Big Jet Plane
https://youtu.be/4Sed4hfhxkM
Jailbird
https://youtu.be/nOAeg-Xrl7k
Rocks(LIVE)
https://youtu.be/jSUmLtWrI3g
ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ -オリジナル・メンフィス・レコーディングス-(特典なし)
- アーティスト: プライマル・スクリーム
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2018/10/10
- メディア: CD
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MINERAL / End Serenading(1998)
少し前から、18歳の男の子と話している時に「それって、めちゃエモいですね!」と何度も言われるので、『“エモい”とは何ぞや?!』と思い聞いてみると“情熱的な”とか、そういう意味っぽい。まあ、語源が“emotional(エモーショナル)”から来ているのは分かるので、そのまんまだった(笑)。
調べてみると、“エモい”という造語自体が音楽誌で使われたのが始まりらしく、90年代のアメリカに起源を持つ音楽ジャンルに端を発するようだ。
そんな“エモ”という音楽、僕がこのジャンルに興味をもったのはほんの1年ほど前からで、まだまだ知らないことだらけだ。
エモで商業的に成功したバンドのひとつにザ・ゲット・アップ・キッズがいるけど、ずっと昔に彼らのアルバムを聴いてもピンとこなかったのもあり、当時は『エモってこんなもんなのか……』ぐらいの印象しか残らなかった。
(今はゲット・アップ・キッズけっこう好きです)
エモに惹かれなかった僕だが、ある人から「本当の“エモ”を知りたかったら、このバンドを聴いてみ」と言われ、教えてもらったのが“MINERAL(ミネラル)”の2ndアルバム“End Serenading”だった。
前述したゲット・アップ・キッズなどは疾走感溢れる青春ギターポップだったけれど、このミネラルはヒョロヒョロな演奏で、歌も頼りないし、ギターもペラペラ。
だけど、何故か惹かれるものがあった。
頼りない、弱っちいかすれた歌だけど、喉の奥から絞り出すようなか細い声からは“emotion(エモーション=感情、情緒、感動、情動)”が感じられたし、自然と何度も聴きたくなる魅力があった。
今までにもブログ内で書いたけど、ブルースやシューゲイザーなんかも最初は『よく分からない』という印象から始まって、でも何故か惹かれて、何度も何度もリピートしているうちに止まらなくなってったから、ミネラルを聴いた時も今思い返せば久々に“それ”がやって来た感覚だったのかもしれない。
CDを購入してから何度も聴いているこのアルバム。
ミネラルは90年代に解散していたが、その後もエモシーンに影響を与え続け、2014年には再結成し日本ツアーも行ったそうだ。
『うわぁ~~、観たかったなぁ……』と思っていたら、来年3月に再び日本へ来るのが決定したので、これは観なきゃいかんでしょ!!
そういうワケで、次の来日公演に行ってきます!
“エモシーンの伝説的バンド”と言われるミネラル。
生でヒョロヒョロの演奏と歌声を聴いて、彼らの“エモい”音楽に浸ってこよう。
Palisade
https://youtu.be/rCML5qTwLaY
A Letter
https://youtu.be/v1v8I71hMkA
&Serenading
https://youtu.be/KYKb34Ij2_A
- アーティスト: Mineral
- 出版社/メーカー: Crank! a Record Co.
- 発売日: 1999/11/01
- メディア: CD
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